機体データ
型式番号 | MSN-02 |
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所属 | ジオン公国軍 |
開発 | ジオン公国軍ア・バオア・クー工廠 |
生産形態 | 試作機 |
全高 | 40.0m |
頭頂高 | 35.8m |
本体重量 | 317.2t |
出力 | 9,400kW |
推力 | 不明 |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
固定武装 | 5連装メガ粒子砲×2、メガ粒子砲×3 |
携行武装 | 大型サーベル(『プラモ狂四郎』など) |
概要
型式番号MSN-02。
ジオング本来の完成プラン。腕部装甲が完全な物となり、脚部が装着された。
ジオングと違い地上での運用が可能となっているが、ジオングではスラスターだった部位が脚部となっている為、機動力は未完成時と比べて低下しているとされる(ただし、脚部自体にスラスターが内蔵されている為、スラスター総数は差し引き6増えており、重量増加と合わせてどの程度の低下かは現在の資料では不明である)。
『MSV』における設定では、武装はジオングと同一。ただし、後述する板野一郎氏の「落書き」では大型のサーベルを携行しており、漫画『プラモ狂四郎』などこれが踏襲された作品もある。ゲームでは格闘攻撃としてキックが取り入れられている事も。
活躍
漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』ではジオングの3号機がこの仕様に換装されており、シャア・アズナブルが搭乗する。
その際にシャアとジオングの整備士リオ・マリーニが再会するエピソードが語られており、シャアの「以前無かった”飾り”が付いたそうだな」という発言に対し、リオは「当時「飾り」と揶揄されていた脚部が装着された事でバランスが良くなり機動性が向上した」と語り「まんざら飾りでは無かった」と当時の発言を訂正している。その後基地の物資不足を理由に解体されている。
『ギレンの野望』の一作『ジオンの系譜』では、if展開であるジオン軍勝利EDのアニメムービーの冒頭に登場。
その巨大な脚で連邦の象徴たるRX-78-2ガンダムを踏み潰し破壊するという衝撃的なシーンが描かれ、ジオン軍の完全勝利を端的に示したものとなっている。
デザイン
ジオングは元々脚部はデザインされておらず、プラモデルの1/144のジオングに1/100のドムの足を取り付ける改造アイデアが流行した事があり、この例がデザインの元になったようである。
もっとも、パーフェクトガンダムの初稿となった、板野一郎氏の手によるTVシリーズ終盤の合間の「落書き」において、ともに描かれており、ラフレベルでは放映中、遅くとも1980年代初頭には非公式とはいえ画稿が存在していた。低年齢層への人気の拡大によって放映後に商品熱が盛り上がった際、低年齢向けのジオング組立塩ビ人形も「足つき」としてそのころに正規版権で発売されているので、放映後少しのタイミングで画稿そのものが黙認されていたことになる。
『プラモ狂四郎』に「足付きジオング」として登場してパーフェクトガンダムと並ぶ人気機体となり、後に商品化された。
なお、「パーフェクトジオング」という名称は元々『プラモ狂四郎』で製作者のサッキー竹田が狂四郎のパーフェクトガンダムに対抗して名乗ったものであり、設定上の正式名称は足が付いても「ジオング」である。
そのため、一部のゲームではパーフェクトジオングではなく、一般的に知られるジオングが未完成だったことに対して「ジオング(完成機)」と表記されることがある。
ゲーム
『ガンダムアサルトサヴァイブ』など一部のゲームでは本来ジオングが出るところで何かしらのフラグを立てている(直前に別のエリアに出撃しているジオングを移動前に撃墜するなど)とこのパーフェクトジオングが代わりに登場するという設定がある。
一例としては、PS2ソフト「ガンダム一年戦争」においては、難易度ハード時にア・バオア・クーでのシャアの乗機がジオングからパーフェクトジオングに変わる。
本作では足についての例の問答も
整備士「80%!?冗談じゃありません。現状で100%完成してます。 」
シャア「脚も付いている!」
整備士「ええ、パーフェクトです。」
という様に変化する。
また、多数の作品が登場する『Gジェネレーション』シリーズや、『ガンダムEXVS』シリーズ、他いくつかのガンダムゲームにも登場する。普通に開発してプレイヤーが使用できるものだったり、ボス専用としてプレイヤーに立ちはだかったりと様々。特に『EXVS』シリーズではものすごい速度と勢いで飛び蹴りを放ってくる。ダメージも非常に高く、足が飾りではないことをプレイヤーに身をもって教えてくれる。
バリエーション
ジオング
型式番号MSN-03。
模型企画『MSV』に文字設定のみ登場。
パーフェクトジオングに続いて計画されたジオングの発展型。
従来の有線式サイコミュに代わってエルメスのものに準じた無線サイコミュシステムを採用するとともに、頭部、胸部、腰部、両腕部、両脚部がそれぞれ分離し、ビーム砲を用いたオールレンジ攻撃を行うという構想だった。その仕様上、ビーム砲も増設予定だったと見られる。
計画名「トルムプフ・イクス」と呼ばれていたとも言われるが、仕様書提出の段階で終戦を迎えたため、実機の製造には至っていない。その後、型式番号「MSN-03」はヤクト・ドーガに再付与されている。
なお、同種の機能を持つジオングの派生機としては、グレート・ジオングとジョングがある。
パーフェクトジオングMk-Ⅱ
『プラモ狂四郎』に登場するガンプラ。
模型秘伝帳編の最終決戦「関ヶ原ウォーズ」の際に、サッキー竹田が狂四郎との決着のため用意したオリジナルMS。外見と装備はかつて狂四郎と相対したパーフェクトジオングを踏襲しているが、サイズが通常のMSと同じである点が異なる。専用のロングスピアを装備する。
あくまでも仮想現実の戦場であるため、内部のニクロム線を熱してボディーを膨張させて巨大化したり全く別のMSに入れ替わったりと作品世界ならではのギミックが満載である。また、バックパックはそれ自体が独立したMAとなっており、本体が巨大化した状態でのみ合体する。
気になるのは、ジオングが最初から9mだったらという議論がないことだが……。
パーフェクト・ジオング(サンダーボルトVer)
型式番号MSN-02。
漫画『機動戦士ガンダム サンダーボルト』第三部より登場。区別用なのかパーフェクトとジオングの間に中黒が入る。
連邦軍がア・バオア・クーに乗り込んだ際に押収したジオングを元に、連邦系の技術を加えて南洋同盟の宿敵アナハイム・エレクトロニクスが改修したものとなっている。
胸部に地球連邦軍のエンブレムが付いているが、見た目がアレなので戦闘中にラジオでジャズを流していなければ同士討ちのリスクが孕んでいる。この他に小型のエンブレムが縦並びで3つ付いており、上からサイド4・ムーア同胞団、トラスト部隊、スパルタンの順となっている。余談だが、これをもって一部読者からは『レンポング』或いは『イオング』(イオの乗機という意味で)と呼ばれることも。
下半身には脚部に代わって巨大なブースターとプロペラントタンクの複合ユニット3基、サブアーム、武器庫として機能するロングスカートなどが組み込まれている。
また、コックピットも全天周囲モニターつきの複座型に改められており、パイロットはイオ・フレミングとリリー・シェリーナが務めた。
南洋同盟の核兵器に替わる最強の抑止力とルナツーにて保管されていた機動兵器の猛威に唯一対抗できる戦力である。
こちらもニュータイプ専用機だが、非ニュータイプが操縦する際にニュータイプをサブパイロットとして搭乗させるべくコクピットが複座式になった他、モニターも全天周囲型となっている。
サイコミュ兵器使用時の負荷が大きく、ニュータイプがオールレンジ攻撃後に大量の鼻血を出すハプニングに見舞われた。同世代のMAブラウ・ブロにも同様の傾向が見られる。
プロペラントタンクを失いながらもソーラ・レイ照射を耐え切った後、イオとリリーが本機のブラックボックスを見ると、戦争の狂気の産物が仕込まれていた事が発覚する。
また、同時にダリルがブラウ・ブロ内部で同じ者を見つけたのであった。即ち、パーフェクト・ジオングとブラウ・ブロは(狂気的な意味で)双子のような存在ともいえる。
その者は名前が無かったが、イオからカリストーと命名された。イオ同様、衛星の名が由来である。
脚がないメリット
一方、脚がないメリットも確かに存在した。
ひとつはヘタクソがガンプラを作ると脚は腕より壊しやすいことなのだが(特に股間の関節はポリキャップ導入まで最も先に破損する部位だった。荒い扱いをすると今でも壊れやすいことには変わりない)、とにかくジオングが欲しい人は本家を買おうがBB戦士を買おうが、気分的に変わらないことが大きかった。
ボールもガンタンクも、ディティールを追求しなければ旧キットとBB戦士で十分だったに違いない。
Gジェネの再販時、武者ナタクと合体させようとした人はそういないと思う…。
立体物
MGにて1/100が発売されている。下手なPGよりもデカいサイズとなっており、定価もPGに迫る11,000円。MGの中でも最大級だが、後にもっとデカいものも登場している。ちなみに、『プラモ狂四郎』で装備するサーベルも付属している。
SDでは、元祖SDガンダムにてラインナップ。スプリングギミックによって脚部をスカート内に収納し、通常のジオングの姿を取ることもできる。
また、BB戦士ではNo.16とNo.234で通常のジオングがラインナップされているが、どちらにも脚部パーツが同梱されており、任意で装着してパーフェクトジオングを再現することができる。
SDガンダムフルカラーシリーズにラインナップ。※現在、入手困難