曖昧さ回避
概要
リガ・ミリティアがガンダムのコアブロックシステムを発展させてVガンダムを開発したのと同様に、ザンスカール帝国のニュータイプ部隊「ゴールデンエッグス」が、「かつてのジオンこそ最もニュータイプ戦略に長じていたのではないか」と言う、歴史の見直しに基づき開発した。
他のゴールデンエッグス所属機と同様、金色を基調としたカラーリングを持ち、頭部にはゾロ等に代表されるザンスカール系特有の「猫目」型センサーを持つ。
ジオングのコンセプトを宇宙世紀153年の技術で再現・発展させるコンセプトで開発されており、その外観はジオングに似るが、ジオングとは違い全身を頭部・胸部・腰部・左右腕部の合計5つのパーツに分離させ、オールレンジ攻撃を行う事が可能。このオールレンジ攻撃端末は、有線コントロール方式を採っていたジオングとは違い、無線コントロール方式を採用している。武装もジオングと同様に頭部メガ粒子砲、両腕の5連装メガ粒子砲、両腰部メガ粒子砲という構成だが、両腕のものは親指以外を4連装ビームサーベルとしても使用できる。
実戦に於いては「心で嘘をつく」ニュータイプ能力を持った少年兵スケイル・サープリスが搭乗した。彼は自身の能力を利用した幻惑・攪乱戦術でウッソを苦しめ、味方ごと攻撃するという非道な手段でVガンダムの撃墜に成功する。
再戦時には「分離したパーツの幻影を無数に発生させる」という更に強大な能力を披露したが、ウッソに協力したグレイ・ストーク卿がガンプのハイメガキャノンを発射したことにより、発射光が生み出した影で本体を見破られてしまう。その結果、ウッソのVダッシュガンダムとゴールデンエッグスから離反したカムイ・ギアンの駆る青いV2ガンダムに肉薄され、更にカムイも「心で嘘をつく」能力に覚醒したことで幻影のVガンダムを攻撃してしまい、その隙に反撃を受けて撃墜された。
また、同時期に月面でゴールデンエッグス指揮官キゾ中将によって「不要」と判断された士官がリガ・ミリティア、サーカス、クロスボーン・バンガード、ザンスカール軍による四つ巴の状況で、自身らの有用性を示す為、本機に搭乗して戦闘に参加するが、サーカスのジャック・フライデイが「サイコミュの波を読む」能力を有していたが為、彼の乗るデスフィズによって一方的に破壊されている。
関連項目
機動戦士Vガンダム 機動戦士クロスボーンガンダムゴースト 長谷川裕一ガンダムMS&MA ビックリドッキリメカ
ジャバコ:同じくザンスカール製MS。ジョングがジオングのコンセプトを元に作られたのに対してこちらはグフのコンセプトを元に作られたとも言われている。
キングジョーII:まさか特撮でもオープンゲットするロボットが出て来るとは思いも寄らなかった。
オープンゲット:身体を分離して攻撃を回避する点は強ち間違っていない。