概要
レウナ・イナージュの父親エドル・イナーシュが開発した、コロニー国家戦争時の兵器、軍事技術、戦術関連データが保管されたデーターバンク。本来、コロニー国家戦争終結時に締結された銀の杯条約によって兵器などのデータは全て消去されたが連邦政府内部にはエドルを始めこの条約に反対する一部の者達も存在しており、エドルらによってEXA-DBに全て保管された。
このデータベースがあればミリタリーバランスを大きく変動させ、そしてその気になれば宇宙をも支配できるとされる「呪われし秘宝」である。
「追憶のシド」では、何者かによるハッキングを受けた形跡があり、データの一部が既に外部に流出していた。
TV版第35話では、ハッキングの犯人がヴェイガンの指導者・フェザール・イゼルカントだという事が判明した。イゼルカントはAG80年代頃に地球圏を偵察していた際に偶然発見したサブユニットから一部のデータを盗み取り、それらをベースにヴェイガンの技術陣が手を加えて強力なテクノロジーを開発、それらによってヴェイガンは軍事技術の一切を廃止した地球圏を凌駕する強大な軍事力を手に入れたのである。
またこのEXA-DBには別の端末もあるらしい。
ガンダムAGEが参戦したスーパーロボット大戦BXでは「近い将来予定されていた地球以外の惑星への移民の際に、宇宙規模の戦争拡大ひいては過去の愚行の再発を防ぐ為、『銀の盃条約』が結ばれ、軍事目的の生産禁止と各国の軍解体に加え、それまでの兵器や軍事技術は破棄され、それをデータベース化したもの」ということになっており、これの影響でアナハイム・エレクトロニクスやGAILを除いて軍需企業は軒並み倒産。技術の封印によって肝心の宇宙移民が遅れてしまい、これに反発した一部の人間やモビルスーツ鍛冶の家系がひそかに技術を保存していた。
また「もう一つのラプラスの箱」の異名を持ち、EXA-DBのコピーの一部分にアクセスできる端末がラプラスの箱の中に収められていることが発覚。インダストリアル7での決戦にてバナージ・リンクスやミネバ・ラオ・ザビらによって箱が開示されたことでその機能はなくなりエンディングにて捜索の末EXA-DB本体が発見された。
関連タグ
シド(MS)(EXA-DBを護衛する無人巨大MS。)