概要
地球連邦とヴェイガンの終戦後、AGEシステムとEXA-DBに残っていたデータを使って開発された環境保全システム。
EVERyday magnetic-field-dependent SElf-defense System(日常的な磁場発生による自己防衛システム)の略。
強力な磁場を発生させるための装置(磁気嵐気象台)を火星の各地に設置し、これに対応する磁場展開装置を内蔵した「マーズフェザー」と呼ばれる無人モビルスーツ部隊を衛星軌道上に多数常駐させ、必要に応じて巨大な磁場を形成させることでヴェイガンの民を苦しめていた風土病マーズレイの原因である火星での磁気嵐の発生を抑制するというシステムである。このシステムにはヴェイガンMSに搭載されていた『電磁装甲』の技術が応用されており、それを搭載した複数の機体により地球規模の膨大な磁界を発生・形成させている。
MSならではの機動性を活かした迅速な移動により、磁気嵐抑制はほぼ100%の確率をマークした。
なおマーズフェザーは戦後に残っていたガフランとバクトを流用している。
ヴェイガンへの憎しみを乗り越えたフリット・アスノはこれを開発することでマーズレイの無効化に尽力。完成を前にフリットはこの世を去ったが、システム完成から37年後のA.G201年についにマーズレイの無害化に成功。
同年、最後のマーズレイ患者の死亡を以ってマーズレイを撲滅したのだった。