概要
シド側からのフィードバックによってパイロットであるゼラ・ギンスも暴走してしまい連邦・ヴェイガンを問わず無差別攻撃を行う存在と成り果てた。
さらにはセカンドムーン及びラ・グラミスの結合部を攻撃することでコロニーの破壊を試みたが、フリット・アスノの説得によって共闘路線をとった連邦・ヴェイガン両軍によってこの企ては阻止され、ヴェイガンギア自体もガンダムAGE-FXによってシドもろとも破壊されたが、パイロットのゼラはキオによって救出され、生還した。
シド元来の能力である小型端末「シド・スレイヴ」の生産・コントロール能力を有しており、それを用いた強力なオールレンジ攻撃やナノマシンによる自己修復が可能な他、空間エネルギーを物質化しての機体の巨大化を可能としている。
また、二機のモビルスーツが強制接合している事から無尽蔵とも言えるエネルギーを有する。
小説版では、シド・スレイヴによるオールレンジ攻撃を遺憾なく発揮するだけでなくワームホールを展開して太陽系のあらゆる場所にシド・スレイヴを送り込むという圧倒的な能力を見せつけた。
劇中では3DCGで描かれているが、一部のシーン(FXバースト発動状態のガンダムAGE-FXと対峙するシーン他)では普通の作画で描かれていた。
外部客演での本機
機動戦士ガンダムAGE ユニバースアクセル/コズミックドライブ
アニメと同様にラスボスとして登場。ミッションにおいてはヴェイガンギア、シドとの連戦になる。
ヴェイガンギア、シドと同様にエネミーオンリー機体の為、クロスプレイミッションでプレイヤーが使用する事は出来ない。
ガンダムVS.シリーズ
マキシブーストから参戦し、ボス機体として登場。パイロットは原作通りゼラ・ギンス。出現はまさかの1-C。
ゼダス(デシル・ガレット)やゼイドラ(ゼハート・ガレット)と言ったライバル勢を差し置いて、ヴェイガン所属の機体(キャラクター)ではVS.シリーズで一番乗りを果たした(後にゼイドラも2014年10月に、ゼダスはファルシアのアシストとして2016年8月に参戦する)。
HPは1600と、ボス機体では比較的普通の量である(参考までにザクレロは1000、サイコガンダムMk-Ⅱは2000)。
ヒートブレードとシドの大型アームによる格闘攻撃、デルタゲイザーとフェザービームの射撃攻撃、フェザーミサイルによる弾幕等、厄介な攻撃が多い。さらに機動性も高く、高跳びやバレルロールによる回避行動をとってくるため、こちらの射撃が当たらないことも。
これまでのボス機体同様、体力が残り少なくなると常時覚醒するのだが、このヴェイガンギア・シドのみ覚醒する瞬間にシドの自己修復能力を使って体力を500回復してくるという能力を持つ鬼畜仕様となっており、最強のボス機体との呼び声も。また、アプサラスⅡやクィン・マンサ同様に覚醒技を持ち、覚醒技はデルタゲイザーとフェザービームを一斉射するというもの。
なお、能力や性能はTV版に準拠している為、小説版に登場したシド・スレイヴやワームホール発生能力等は使用しない。
近づけばヒートブレ-ドの餌食にされるので格闘は厳禁(この機体に限った話ではないが、殆どのボス機体は常時スーパーアーマーがかかってるため格闘を受けてもよろけない)。幸いにもヒットストップ(多段ヒット攻撃を受けるとほんの少しだけ硬直する)があるので、攻撃を避けながら射撃戦に徹していれば勝てるので焦らないように。
倒すとシドがヴェイガンギアから分離するモーションを見せる(倒し方によってはシドごとバラバラになって撃破されるモーションも)。
VS.シリーズの例に漏れず掛け合いも実装しており、フリットやアセム、キオには勿論、味方であるゼハートにも掛け合いがある。
他にも、ゼラと同じく作られた人間(コーディネーターや強化人間)に対する台詞もあり、さらにはEXA繋がりなのかガンダムEXAのレオス・アロイにも掛け合い台詞がある。
EXVS2では、エクストリームガンダム等のボス機体が次々とリストラされていく中、続投している。火力は相変わらず高いが、MBと比べて武装性能やルーチンが低下している。続編のEXVS2XBではゼラの立ち絵とカットインが新規イラストになった。
ガンダムビルドファイターズトライ
第16話に「ヴェイガンギアK」という黄金色の機体が登場。リーダーのカリマ・ケイ曰く「ガンプラ学園を倒すための機体」として制作した。G-ポータントと一対一で戦闘になるものの得意の大火力をすべて躱された挙句、惨敗を喫することとなった。
これもAGE同様、3DCGで描かれている(AGE本編で使われた3Dモデルの流用と思われる)。
ガンダムAGEは放送権の兼ね合いから、長らく同シリーズへの機体登場の機会を逃しており(あくまで2期および劇場版のみが影響を受けていた「機動戦士ガンダム00」とも事情が異なる)、このヴェイガンギアKが初の登場となった。ちなみにAGE本編ではモビルアーマーの概念が存在しない為本機も作中ではモビルスーツ扱いだが、ビルドファイターズトライでは大型サイズのため、ルール上ではモビルアーマーとして扱われている。
これにより、事前に放送権を得ていた「Gのレコンギスタ」を含む全作品の機体が、同シリーズへの登場が可能となったことになる。しかしながら、版権的には厳しい状況であったことには変わりなく、本編登場については関係者各位の了解と協力を得たことにより実現したものの、OPの登場は版権的に厳しいという事で見送られたことが小川正和プロデューサーにより語られている。
結果としては惨敗に終わったが、上記の通り出演すら困難であったため、寧ろ出れただけでも良かったという意見も多い
ちなみに本機以外にレグナントやザムザザーも候補として上がっていたことが放送終了後に出されたコメントにて発覚している
ガンダムビルドメタバース
第2話にてレイドボスとして登場し、多数のヴェイガン製モビルスーツを従えリオとヒロトを苦しめた
スーパーロボット大戦BX
スーパーロボット大戦シリーズ初参戦。AGE及びナデシコの最終シナリオとなる第41話「君の中の英雄」で登場。
一言でいえば本作屈指の強ボスである。ラスボスより強いという声も。
とにかく「当たらない、通らない、通っても蓄積できない」。
100000弱のHPにHP回復L3、パイロットであるゼラは高レベルのXラウンダーとプレッシャーと底力、更にガードと見切りまで習得している(最強のXラウンダーの面目躍如である)。
回復イベントが4回ほど存在(うち2回は全回復)するので、下手をすると300000ほど削るハメになる。
通常兵器ならまだしも、MAP兵器「ビームライフル」(敵味方識別有効)を持つ為迂闊に固まれない。
しかも地形効果+20%のラ・グラミスに居座り、傍には高い指揮レベル持ちのザナルドと草壁がいるので補正も馬鹿にならない。
その上木連キャラのフラグを成立させるためには白鳥九十九含む4人を守らなければいけない為生半可な強化状態では詰まる事も必須である。