曖昧さ回避
機体データ
機体番号 | SVMS-01 |
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頭頂高 | 17.9m |
本体重量 | 67.1t |
所属 | ユニオン→地球連邦軍、カタロン |
パイロット | グラハム・エーカー、ユニオン兵→地球連邦軍兵、カタロン兵 |
「グラハム・エーカー!君の存在に心奪われた男だ!」
概要
ユニオンの次世代型可変MS「Solresived Viliable(ソルレシーブド・ヴィリアブル)」シリーズの第1弾として開発されたユニオンリアルドの後継機。2307年時点で、同国最新鋭の量産機でもある。設計主任はレイフ・エイフマン教授。
主電源はGNドライヴ機普及以前の機体ゆえにバッテリー。駆動方式はモーター方式。飛行型MSらしく大気圏内での推進方式は電流で着火したプラズマを使用したジェットエンジンである。基本骨格はカーボンフレームで構成されており、炭素分子結合体内にジェットエンジン用の主燃料である水素を分子レベルで浸透させている。このため、燃料スペースおよび供給用のパイプラインを撤去することが可能となり、機体の大幅な軽量化及び安全性の向上に成功している。
また、リアルドと違い換装作業無しでの変形が可能だが、仕様上は空中変形には対応していない(下手するとGで機体を傷めたり失速して墜落するリスクがある)。ただし、パイロットの技量次第では可能であり、この変形を伴う空戦機動は最初に空中変形を披露したグラハム・エーカー中尉の名前を取って「グラハム・スペシャル(あるいはグラハム・マニューバ)」と命名されている。
最新鋭の機種故、配備は十分ではなく、ユニオンではMSWADを始めとした精鋭部隊への配備が優先されている。そのためフラッグのパイロットはフラッグファイターと呼ばれている。
『2nd』では擬似太陽炉搭載機の登場で本格配備前に生産が打ち切られたことで、連邦正規軍、カタロンを問わず希少な機体となっている。
なお、ファーストシーズンで主に活躍した機体は大気圏内用の装備であるため、宇宙で運用する際は使えないジェットエンジンは撤去される。そのためオービットパッケージを装備し、宇宙型として投入される(これはAEUのイナクトや旧式機のリアルド、ヘリオンも同様)。
武装
リニアライフル
電磁力で弾丸を高速射出する口径120mmの主兵装。電圧を調節することで破壊力の大きい単発モードと、高速戦闘に対応した速射モードを選択することが出来る。フラッグ用のものは機体同様、貴重な扱いを受けているらしく、劇中で本兵装をエクシアに破壊された際にグラハムは「始末書ものだ…」と言及している。
ソニックブレイド(プラズマソード)
超高硬度カーボン製のアサルトナイフ。刃を高周波振動させ切断力を増大させる。また、刀身からプラズマを発生させ剣状に収束するプラズマソードを装備する機体もある。このプラズマの収束機構は、ビームサーベル開発の過程で生み出された技術を転用したものである。
ディフェンスロッド
左腕の防御装備。回転するローターに適切な傾斜角で敵弾を着弾させ跳弾させる。また、着弾の瞬間にはプラズマフィールドが展開される。空戦機の観点から、重量負担の大きい通常のシールドを装備出来ない機体のために用意された。
20mm機銃
腹部ドラムフレーム左側に内蔵された機銃。ミサイル迎撃や威嚇射撃、対人戦闘など幅広い用途を持つ。
ミサイル
フラッグのミサイルは、脚部内装式と主翼、副翼下に設置される懸架式の2種が存在する。
バリエーション
ユニオンフラッグオービットパッケージ
背部フライトユニットをロケットエンジンに換装した宇宙型。
ユニオンフラッグカスタムオーバーフラッグ
対ガンダム戦を考慮して改良された機体。及び改良をフィードバックされた対ガンダムの部隊専用機。
GNフラッグ
上記のユニオンフラッグカスタムに擬似太陽炉を搭載した機体。
マスラオスサノオ(機動戦士ガンダム00)
オーバーフラッグを母体とした機体とその改修・発展型。
ブレイヴ
上記の二機を原型に開発された次期主力量産機の候補。
関連動画
立体物
HG001/144シリーズにラインナップ。
劇中同様のギミックが再現されているが、各部に(特に関節やフレームなど)ABS樹脂が採用されているため、塗装時は注意する必要がある。
小話
生みの親の福地氏は、フラッグの画稿を発表した時に『このMSは模型にした時に、スタンド無しで立つことは可能ですか?』と質問を受けた時に『できますよ。この質問が来ると思って、モックアップを持ってきました』と自身が製作したモックアップで証明したという逸話がある。