ハインドリー・シュトルム
はいんどりーしゅとるむ
グラスレー社が製作した実戦用モビルスーツ。中・長距離戦を主眼とした武装構成が採用されている。
外見は灰色掛かった紫のカラーリングでハインドリーよりむしろその発展前であるハイングラに酷似しており、本体の差異は頭頂部センサーからブレードアンテナがオミットされ後部視認カメラに変更、胸部の切れ込みなどの装飾が廃され遊びのないデザインとなり、武装もビームライフルがロングバレル化しバックパック左側がサーベルラックからキャノン砲となり左腕シールドはビームバルカンが廃されやや小型化。
ハイングラで得られたデータを基に純粋に発展させたのがこの実戦配備仕様のハインドリー・シュトルムで、これを学園や民生用に装甲や内装を調整した廉価版がハインドリーとなっている。
ビームライフルは後述のように、短時間のみであるが薙ぎ払うように照射する事も可能なモデルとなっている。
地球で起こった暴動を鎮圧するため、ディランザ・ソルとザウォート・ヘヴィと共に出動。
ドミニコス隊でも前身機のハイングラから更新される形で運用され、プラント・クエタに襲撃を仕掛けた所属不明機を迎撃するために出撃したが、ドミニコス隊を相手取るのは分が悪いと判断した相手は接敵前に撤退を選んだ。
クエタ襲撃から二週間後、アンノウンがアーシアンの反動勢力「フォルドの夜明け」と判明するや否や本機を運用するベネリットグループの兵が地球へ派遣された。
日本方面に派遣された地球駐留部隊もザウォート・ヘヴィと同時に運用しており、拠点から撤退するフォルドの夜明けの戦力を迎撃。彼らに打撃を与えるものの抵抗に遭い、僚機であるザウォート共々2機撃墜されている。
北アフリカのベネリットグループの治安活動の反発としての反スペーシアンデモ鎮圧にも駆り出され、特定復興計画地区の一つ「クイン・ハーバー」ではデモ隊が保有していた「戦力」の武装型モビルクラフトに対してビームを照射して殲滅させた。
インキュベーション・パーティーにグラスレーの商品として展示されていたのは橙色に塗装された非武装の当機とされる。
ハインドリー・シュトルム用のビームライフルは本来ミカエリス用であったと海老川が発言している。
その後、ミカエリスの右腕がビームブレイサーに変更されたため本機に流用された。
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