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ディランザ・ソル

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でぃらんざそる

ディランザ・ソルとは、アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場するディランザの派生機体である。

スペック

形式番号MD-0031UL
全高18.4m
重量94.9t
パイロット
固定兵装
  • ビームバルカン×2
  • HCミサイルランチャー
携行兵装
  • ビームバヨネッタ付ビームライフル×1
    • ビームバヨネッタ×1
-
  • ビームトーチ×1
  • シールド×2
オプション兵装
  • 手持ち式ガスランチャー(仮称)

武装(一般機からの変更点を含む)

固定兵装

HCミサイルランチャー

背面のオプション装備。装填するクラスターミサイルには16発の自動追尾式子弾が内蔵されており、ミサイル射出後に子弾を展開散布する。

頭部ユニット

軍用レーダーシステムを追加した本機専用の頭部。

携行兵装

ビームバヨネッタ付ビームライフル

ジェターク社共通規格の携行火器にオプションモジュールを装備した実戦仕様。ロングバレルによる射程・精度の向上、バレル下部からビーム刃を形成するビームバヨネッタが使用可能。

ビームトーチ

ディランザ共通の近接装備。スペック制限が加えられてない分、形成されるビーム刃の出力は非常に高い。

シールド

肩部に接続する防御兵装。通常のディランザよりも対弾・対爆性を高めた重厚な作りになっている。

オプション兵装

手持ち式ガスランチャー(仮称)

対人用のガスを散布する兵装。主に暴徒鎮圧に使用される。

解説

ブレードアンテナが廃され実用向けの装いとなった、ジェターク社の実戦用モビルスーツ。背部には自動追尾型クラスターミサイルを発射するHCミサイルランチャーを装備。主兵装のビームライフルも近接戦用のビームバヨネッタ付のロングバレルを装着している。また、劇中では手持ちのガス弾投射ランチャーを使用する描写もある。

他の御三家の実戦用MSと比べると機体の差異が少ないが、これはグラスレー社ハインドリーが装甲の、ペイル社ザウォートが武装とそれぞれハードの面で決闘用に制約をかけているのに対し、ジェターク社はOSに出力を本来の70%に抑えるリミッターをかけるというソフトの面でのアプローチに重きを置いているため。

決闘用のディランザは解除コードを入力するだけでディランザ・ソルに近い性能を発揮できるため、有事の際の即応性に優れるという特長を有している。

劇中の活躍

地球で起こった労働者の抗議デモに対してザウォート・ヘヴィハインドリー・シュトルムと共に武力鎮圧にあたった。指揮官機かつ重装甲を生かしたた運用がされているのか、陣形の突端部を担うかのような形で先頭に立っている。コスト面の問題などで配備数や稼働機が少ないのか定かではないが、同話に登場した他機種よりも少ない1機のみが登場。

インキュベーション・パーティの会場には茶褐色の非武装の当機とみられる機体がジェターク社の商品として展示されていた。

プラント・クエタ攻撃の際は、フォルドの夜明けMSに手こずっているのを見て、業を煮やしたヴィム・ジェタークがCEOの立場にいるにも拘わらず、軽率にも本機に搭乗し出撃。息子のグエル・ジェタークがデスルターに乗っている事を知らずにグエルの乗るデスルターと交戦するが、スレッタの下へ向かおうとするグエルの反撃を受けて致命傷を負い、爆散した。

その後、これがきっかけでグエルのトラウマの象徴として心象に現れる事もあった。

ベネリットグループが行ったフォルドの夜明けに対する治安活動に反発したアーシアンの暴動報道では重量級ゆえ重装甲でありながら対地ランチャーを持った歩兵に撃破されるという醜態を晒してしまう。

煙こそ上げてはいるがそれ以前の描写で(学園用)ディランザ含めた御三家のモビルスーツの堅牢性が描かれており、ビルにもたれかかって倒れ込みながらもカメラが消灯するなどの様子は確認されていないが、この一撃で戦闘不能になったのか単にバランスを崩されただけなのかは不明。

別の報道でも歩兵に攻撃されているが、こちらは肩部のシールドで防御している。

とはいえ、報道時点のベネリットグループ、特にジェターク社はアーシアンにすら倒産の危機も嘯かれるほどに弱体化しており、このような自社製品の醜態をさらけ出す事態や不都合な情報をもみ消す事も叶わない状況なのは間違いないであろう。

クイン・ハーバーでは抗議活動の代表者と交渉に向かうミオリネらの車列を護衛。高速道路上をホバーで並走してみせた。その後発生した武力衝突ののち、炎上する街の中、号泣する少年の前に聳え立つ本機という非常に印象的なカットが写っている。

クワイエット・ゼロを巡る攻防では、システム掌握後にフロント管理社とともに御三家としては唯一の増援として出撃し宇宙議会連合艦隊艦載機の発進に呼応する形で対応に当たったが、艦隊に戦闘の意思がなかったため交戦していない。

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