マーシィドッグ
まーしぃどっぐ
型式番号:ATM-09WR
クメン編にキリコ・キュービィーの乗機として登場するAT。
密林地帯での取り回しを重視して、ショートバレルタイプのヘビィマシンガンを装備している。
ゴウトによりATH-06WP(ダイビングビートル)が配備されるまではアッセンブルEX-10で主力として使用されていた。
キリコがアッセンブルEX-10に配属された時点では既に同部隊のATは最新型であるダイビングビートルに代わっており、キリコにもゴウトからダイビングタートル提供の誘いが有ったが、『乗り慣れているから』という理由でキリコは旧式となっていた本機の調達を頼んだ。
そのおかげで視聴者はキリコ機がどれなのか一目で分かる様に成ったのだ。
背部エアボンベを増設しているがあくまで脚部ハイドロジェットの推進用で、潜水機能は持っておらず、腰アーマー部に装着されたエアバージ(フロート)によって上半身部を水上に浮かべて渡河を行う。
上半身には気密性が無く容易に浸水する為、宇宙での運用同様にパイロットを守るのは耐圧服頼みである。
ただ「浸水=即、行動不能」という訳では無いようで、劇中キリコが水没した本機を自力で引き揚げているらしき描写がある。
そもそも形式番号の「WR」は「ウォーター・レジスト/耐水(部分防水)」と言う意味であり、完全防水ならスタンディングタートルやダイビングビートル同様に「WP:ウォータープルーフ」と成る。
- ATM-09WPHMCマーシィドッグHMC
グライディングホイールをキャタピラに変更して湿地帯における機動力を向上させた高機動バージョン。形式番号が「WP」に変更されているが潜水能力が有るかは不明。
- ATM-09WPSTCマーシィドッグSTC
マーシィドッグの重装甲バージョン。重量増加によって湿地に足を取られない様につま先部分に可動式のパーツを増設し接地面積を増やしている。
名前に反して渡河能力などは無く、どちらかと言えばストロングバックスのバリエーションと言うべきかもしれない。
- スワンプドッグ
CASE;IRVINEにて主人公アービンが戦時中に使用していたモデル。形式番号などは不明だが「現地軍が使用していたATM-09系湿地戦用バリエーションモデル」である。
ハイドロジェット用のエアタンクは腰に装着されてフロートを兼ねており、ダイビングビートルやスタンディングタートルが装備している様なスワンピークランク(本機の物はスキーと呼称されている)を持つ。また背面に酸素ボンベを配している為、マーシィドッグと違い潜水も可能と推測される。