概要
『新機動戦記ガンダムW』のTV版とEWの間を描いた物語。
『新機動戦記ガンダムWエンドレスワルツ最強プレイングブック』に掲載された漫画作品であり、コミックとジオラマを合わせたサイドストーリー。作者は小野 進・いりえまさよ。
『機動戦士ガンダムW DUAL STORY G-UNIT』とは異なる外伝作で、所謂『ガンダムW版のMSV』とも言え、ストーリーはG-UNITに比べるとかなりハードな内容となっているが、認知度に関してはかなり低い。
いわゆる「正史」には含まれていないが、公式のアフターコロニー世界の作品である『新機動戦記ガンダムW FrozenTeardrop』にて本作に登場した一部設定が逆輸入されている為、完全に無かった物とされてはいない模様。
本作が掲載されたプレイングブックはガンプラ初心者に向けたハウツー本な側面があり、本作に登場するモビルスーツもその殆どが既存のガンダムWシリーズのガンプラからのミキシングと改造で完成するようになっており、ストーリー自体も『ガンプラは設定通りに作らなきゃいけない訳ではなく、自分で作ったガンプラに自分だけの設定を付け加えて遊ぶのも楽しみ方の一つ』という部分を全面に推したものとなっている。
現在、ストーリーが掲載されている書籍は絶版な上に入手困難となっているが、コアなファンの中にはそれなりの人気があり、リメイクを望む声も少なくないとされている。
あらすじ
アフターコロニー195年のオペレーション・メテオから始まった一連の戦乱が終結した後のアフターコロニー196年1月某日、地球圏統一国家による世界最大の平和式典が開催されているその頃、ティエルは兄の戦友トライノイと幼馴染のクルンと共にX-18722コロニーに潜入し、そこに秘匿されていた量産型ガンダムを奪取する。
目的はただ一つ、戦時中に行方不明になった元OZ兵士である兄カールを捜す事であった。
しかしロームフェラ財団は隠蔽目的の為に3人に対して追手を差し向けた・・・
登場人物
登場メカ
- ウイングガンダムセラフィム…ウイングガンダムゼロの量産機。リンク先を参照。
- ガンダムデリンジャーアームズ…ガンダムヘビーアームズ改の量産機。リンク先を参照。
- ティエンロンガンダム…アルトロンガンダムの量産機。リンク先を参照。
- ガンダムデスサイズギルティ…ガンダムデスサイズヘルの量産機。リンク先を参照。
- ガンダムサンドレオン…ガンダムサンドロック改の量産機。リンク先を参照。
- キャプリコーン…TV版で登場したトラゴスと同じく山羊座の意味を冠するMD。
- ガンダムデスサイズギルティカスタム…ハイドラガンダムのパーツで強化したデスサイズギルティ。
- ガンダムサンドレオンカスタム…ガンダムアスクレプオスのパーツで強化したサンドレオン。
- ガンダムルシフェル…セラフィムの兄弟機。リンク先を参照。
戦士の墓
ラグランジュポイントを彷徨うMSなどの大量の兵器の残骸が集まって出来た小惑星。
試作MSや失敗作兵器なども眠っているらしくその中にはG-UNITのパーツまでも捨てられている(大方捨てたのはコイツだろう)。だが公式には発表されていない。
カール・ノンブルーはこの辺りで行方不明になったらしい。
関連タグ
DUAL_STORY_G-UNIT…こちらもガンダムWの外伝作品。