概要
正式名称は『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』である。
『新機動戦記ガンダムW』は続編の『EndlessWaltz』が制作されている。EWではカトキハジメによってガンダムタイプのMSのデザインが全てリファインされた事により、直接の続編ではなくEWオリジナルの世界観へと設定が再構築されている。そのEWの世界でTV版のストーリーを描いた作品が本作の『敗者たちの栄光』となる。
物語序盤に登場する機体は、かつて『アーリータイプ』と呼ばれたEWで登場したガンダムの改修・乗換前の5機のガンダムを中心に進んでいく。また一部物語はTVともEWとも違う展開があり(ドーリアン、アレックス達の死因、ラストシューティングをドライツバーク・ドッペルトで破壊等)、敗者たちの栄光オリジナル展開も描かれている。
さらに、敗者たちの栄光ではオリジナル追加武装(メッサーツバーク装備、ホーネット装備等)が登場し、追加武装は『MG(マスターグレード)』で商品化され、2023年現在も展開が続いている。
登場人物
- ヒイロ・ユイ(CV:緑川光)
- デュオ・マックスウェル(CV:関俊彦)
- トロワ・バートン(CV:中原茂)
- カトル・ラバーバ・ウィナー(CV:折笠愛)
- 張五飛(CV:石野竜三)
- リリーナ・ピースクラフト(CV:矢島晶子)
- ゼクス・マーキス / ミリアルド・ピースクラフト(CV:子安武人)
- トレーズ・クシュリナーダ(CV:置鮎龍太郎)
- ルクレツィア・ノイン(CV:横山智佐)
- ドロシー・カタロニア(CV:松井菜桜子)
- レディ・アン(CV:紗ゆり)
- サリィ・ポォ(CV:冬馬由美)
- キャスリン・ブルーム(CV:鈴木砂織)
- ヒルデ・シュバイカー(CV:荒木香恵)
- 龍妹蘭
登場メカニック
プロトゼロの設計データからヒイロが「メッサーツバーク」を開発し、ドライツバークバスターを使用する。しかし本来のガンダニュウム合金で開発しなかったために1発限りで自壊してしまう欠陥品である。それでも絶大な破壊力がありOZの大部隊を一撃で殲滅し大気圏外まで到達するほどであった。
バックパックの両サイドにセットされ、通常時、展開時、収納時の3形態を可能としたウイング装備。「ルーセット」とは「オオコウモリ」を意味する。
武器コンテナ、追加ミサイルポッド、無限軌道の3つのユニットが追加された装備。「イーゲル」とは「ハリネズミ」を意味する。
さらにローターやジェットエンジンが追加された空中戦ユニット「ダムゼルフライ装備」も存在する。「ダムゼルフライ」とは「イトトンボ」を意味する。
増加装甲、バックパック、シールドブースターの3つのユニットが追加された装備。「アーマディロ」とは「アルマジロ」を意味する。
青龍刀に似た形状の実体剣が追加された装備。「タウヤー」は「牙」を意味する。
6基のメッサーツバークが追加された装備。
「メッサー」「ツバーク」は「短剣」「小人」を意味する。
2基のバスターシールドとツインビームシザースが追加された装備。「ホーネット」とは「スズメバチ」を意味する。
TV版と同様にビームキャノンとウイングが追加された装備。「フーティエ」とは「蝶」を意味する。
本機だけ目立った追加装備はない。
EWには登場しなかった高出力のビームライフルを携帯する。
両腕に翼状の電磁フィールド発生装置「シュトゥルム・ウント・ドラング」が追加された装備がある。