トレーズ・クシュリナーダ「聞きたいかね?昨日までの時点では99,822人だ」
機体解説
基本情報
型式番号 | OZ-00MS2 |
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頭頂高 | 17.4m |
重量 | 8.8t |
装甲材質 | チタニュウム合金(小説版では『ガンダニュウム合金』) |
パイロット | トレーズ・クシュリナーダ |
物語終盤、オリジナルの余剰パーツを利用して造られたトレーズ・クシュリナーダ用のトールギス。
ゼクス搭乗機との変更点は、白と青とのカラーリングと甲冑を思わせる頭部デザイン、フェイス部分がよりガンダムに近くなったことである。全体のスペックも若干の底上げをしており、オリジナルよりも扱いづらい機体となってしまっているが、トレーズの操縦センスも相まって、十分以上の性能を見せつけている。
武装はオリジナル同様で、トレーズはこの機体に乗ってホワイトファングとの決戦に臨んでいる。
漫画版でトレーズは漆黒の機体に染め上げた本機『ブラックトールギス』に搭乗している。
なぜ『黒』というエレガントらしからぬ配色になったのかというと、トールギスⅡの決定版配色が間に合わなかったためにどんな色にもとれるように黒に近い色にしたという(そのため雑誌掲載版にあったブラックトールギスという名称は単行本版にはない)。
武装
ドーバーガン
右肩のアタッチメントに装備された携行火器。オリジナルのドーバーガンを解析・改良したもの。リーオーのものをトールギス用にアップグレードしたものであり、出力に物を言わせて片腕で連射・発砲する事ができる仕様となった。実体弾とビーム弾の選択式であり、その威力は一発で複数のMSを吹き飛ばし、ガンダニュウム合金製のガンダムに対しても効果を示すほどある。
初登場時には、ドーバーガンをまるで剣のように突き立てて仁王立ちしていた。まさにエレガントな佇まい。
シールドの裏に2本装備している。
ただし物語序盤のオリジナルのトールギスVSヘビーアームズ戦からもオリジナルの出力ではガンダニュウム合金を斬れないため、対ガンダム用にオリジナルより出力は大幅に上げているものだと思われる。
シールド
同じ円状のシールドだが、ゼクス機にあったエンブレムはない。
若干ながら耐弾性が向上している。左肩のアタッチメントもしくは左腕に装備可能。
ヒートサーベル
「敗者たちの栄光」のみに登場。対ガンダム用の武器として開発された大型の実体剣で、エピオンのヒートロッド技術を応用している。使用時には刀身が赤熱化し、ガンダニュウム合金をも貫くことが可能。
関連動画
劇中での活躍
劇中での登場は46~48話。
ホワイトファングとの最終決戦の際に、世界国家軍の司令官機として前線へと赴く。
最初はゼクス・マーキス(ミリアルド・ピースクラフト)のガンダムエピオンとの一対一の決闘を申し込んだが、ゼクスはそれを拒否、発射されようとしていたリーブラの主砲にそのまま突撃しようとしたが、突如現れたレディ・アンの乗るウイングガンダムに突き飛ばされる形で射線上から逃れた。
その後はトレーズの高い技量によりモビルドールをいくつも撃墜する。
戦闘の最中、序盤で生身の決闘であっさり打ち負かした彼のライバルでもある張五飛のアルトロンガンダムとの再決闘を行うが、トールギスよりも格上の性能のガンダムの改修型が相手にもかかわらず(五飛がドラゴンハングを使わないというハンデもあったとはいえ)単純な鍔迫り合いでは攻撃をいとも簡単に回避し後ろから蹴りをお見舞いするなど互角の戦いを見せる。
そんな激闘の末ビームトライデントによって腹部を貫かれ、トレーズと共に散った。五飛からは「こ、今度は勝ち逃げか…」と言われたが、わざと貫かれたのかどうかは明らかにされておらず現在でも議論の種となる(小説版では「勝負を仕掛けた結果敗北した」とされ、こちらではわざと敗北したのではないことが明確となっている)。
外部出演
スーパーロボット大戦シリーズ
トレーズの搭乗する機体ということもあり自軍に参加することはほとんど無く、敵もしくは味方NPCユニットとして登場する。(ただしDでは味方機体として登場)。
ちなみに第2次スーパーロボット大戦Z再世篇では、トドメ演出として前期OPを再現したトレーズのエレガントカットインが存在する。
ガンダムVSガンダムシリーズ
いままで非参戦機体のなかでも参戦を望む声はかなり高かったもののなかなか参戦できずにいたが、マキシブーストでついに参戦。コストは2500。
先に参戦したトールギスⅢと違い、通常のブーストダッシュができるという特徴がある。サブ射撃でレバーを入れた方向にスーパーバーニアをふかしてドーバーガンを撃つ。
格闘も良好、特にBD格の連続斬り抜けはカット耐性も拘束時間も長いうえ、壁際でもこぼさないというエレガントさ。
特殊格闘を使うと一定時間の間、挙動がスーパーバーニアに変化。短時間ながら全機体屈指の機動力を発揮し、更には格闘性能も強化されるので、このときに如何に切り込んでいけるかどうかが重要となっている。
ただし武装のリロード速度が悪く考えもなしに使うと弾切れになりやすいのが難点。攻撃も直線的なものが多いので、この弱点を知る相手はきっちり回避して無駄弾を撃たせジリ貧に追い込んでくる。
覚醒技は技・・・というよりも原作ワンシーンの再現。
自機の左側からレディ搭乗ウイングが出現しこちらを突き飛ばす。その直後真上から宇宙戦艦リーブラの主砲が照射される。
コンボに組み込むのもありだが、突き飛ばされている間は無敵。これを活かして、格闘で突っ込んでくる敵機を巻き込むという手も使える。
この高すぎる機動力によってドーバーガンが強力な押し付け武装へと変貌を遂げ、特格によって逃げるも攻めるのも出来るのである。そのため、DLCとして家庭版FBで参戦した際、あのバンシィを上回る評価を得ている。(とはいえ、流石に後のアップデート及びON移行時に大幅弱体化修正を受けてしまったが)
総じて、動きに丁寧さと大胆さが求められる機体なので慌てずエレガントに、試合のペースを握っていこう。
立体物
トールギスの項目を参照。
色替えモデルの宿命かプレミアムバンダイ限定が多い。
ヒートサーベルはEW拡張パーツセットにて立体化された。
METAL ROBOT魂もトールギスに先駆けて立体化している。