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機体解説

基本情報

型式番号OZ-10VMSX
全長18.2m(接近戦モード時:16.7m)
重量12.8t
装甲材質G-METAL(ガンダニュウム合金)+チタニウム合金
出力7,935kW
総推力127,940kg

OZプライズが回収したG-UNT「ジェミナス02」を強化改造した姿。

当初はロッシェが搭乗したものの、機体を使いこなせないと判断したドクター・ペルゲによりシルヴァ・クラウンをパイロットとしている。

ガンダムジェミナスが換装によって作戦に応じた適応性を変えていくのに対して、こちらはモードチェンジによって作戦に対応するコンセプトとなっている。ジェミナスを素体にしたことで基本性能が高い。また、この状態でも大気圏内外を問わない活動が可能で、宇宙空間・地上・空中・水中を問わない適応性を有し、とりわけ水中戦を得意とする。

シルヴァ(オデル)が資源衛星をコロニー「MO-V」へ衝突させる(と見せかけてガンダムグリープを届けつつ、シルヴァ自身もOZプライズを脱出しMO-Vに帰還するための)作戦「オペレーション・パンドラ」の際に、ハイドラガンダムとの戦闘で破損。

戦闘後、MO-Vへ回収された。

接近戦モード

肩部に収納されているクローユニット「パイソンクロー」やバックパックパーツを変形させることでモードチェンジした形態。特に、このパイソンクローは多機能で、近接格闘攻撃は勿論、内蔵されたビームバルカンのラピッドショットによって相手を牽制できる。

また、通常形態時にも肩部のみクローに変形させて格闘攻撃を行う事ができる。

最終決戦仕様

MO-Vでの補修の際に頭部が元のジェミナスになり、アクセラレートライフル、G-UNITシールドを装備している。

最終決戦にてPXシステム・オーバードライブの影響で機体が破損、その後はGユニット最終型の頭部(ジェミナス型)・胸部・腕部として組み込まれた。

コミックジャパン版

G-UNITは2つの漫画版が同時連載されており、コミックジャパンでは独自のカラーリングが施されていた。

ハイドラガンダムと同じだが、この連載初期の頃にハイドラガンダムの設定はもちろん存在していない。

ハイドラガンダムのカラーリングに流用された、とも解釈できるが真相は不明。

外部出演

ガンダムEXA

本作で『∀ガンダム』の世界にて、ときた洸一氏著書の漫画版『∀ガンダム』の終盤が再現されている。ミリシャ側に付いたコレン・ナンダーが搭乗機を選別していた際に本機を見つけるが、誤作動でガンダムタイプに変形した事でコレンは驚愕し、ガンダムと分かってからは乗るのを拒絶、TV版と同じく赤いカプルに乗る。

脚部が原典のG-UNITと同様の形状で、変形機構も生きているが、『∀ガンダム』の設定を鑑みるにボルジャーノンのように原典とは性能が変わっている可能性も高い。

バリエーション

ガンダムバーンレプオス

型式番号:OZ-10VMSX-2

ガンダムアスクレプオスの強化発展型として開発されたG-UNT。

スターダストナイツを裏切りヴァルダーのもとで特佐になったクラーツが操る。

本機はG-UNTの開発者であるドクター・ペルゲによって新造されており、基礎設計はジェミナスだがジェミナス02とは別の機体となっている。

コレンのアスクレプオス

ときた洸一氏による漫画版『∀ガンダム』の終盤で登場。ミリシャ側に付いたコレン・ナンダーが搭乗していた。

本人のツイート(外部リンク)によればガンダムアスクレプオスの登場はときた氏の「遊び」であり、シナリオ上ではTV版と同じくカプルに乗る予定だったらしい(TV版の赤いカプルを見て驚いたとのことなので、ここでいうカプルは恐らく通常のカプルである)。

また脚部の形状も異なっており、ときた氏の脳内設定では変形機構もないとのことなので、厳密にはガンダムアスクレプオスとは別の機体であり(ときた氏曰く「MSアスクレプオス」)、コレンもガンダムとは認識していない。

ガンダムサンドレオンカスタム

漫画『新機動戦記ガンダムW ~ティエルの衝動~』で登場したガンダムサンドレオンの改修機。

アスクレプオスの試験用パーツ(手足)を流用しており、ラピッドショットでサンドレオンの弱点を補っている。

立体物

1/144シリーズにラインナップ。劇中で使用した武器が同梱し、接近戦モードへの変形が可能。

2021年にガンプラ『HG 1/144 ガンダムアスクレプオス』が発売。リニューアルが行われており、

デザイナーの阿久津潤一氏によって既存デザインとは異なる大きなデザインアレンジがなされた。

接近戦モード時はよりズゴックに近い丸みを帯びたフォルムとなり、脚部の変形が追加。

新たに短銃身のビームライフル二挺が追加装備された(非使用時はバックパックに懸架される)。

余談

接近戦モードの形状はズゴックそっくりであり、作者であるときた洸一氏の4コマ「がんばれ!ドモンくん」でネタにされていた。それが理由かは不明だが、漫画版『∀ガンダム』でコレンの搭乗機としてアスクレプオスを出す際に、編集担当はズゴックを希望している(つまり、コレン専用ズゴックが存在した可能性もあった)。

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