データ
形式番号 | XM-10(F97-E) |
頭頂高 | 15.8m |
装甲材質 | ガンダリウム合金ハイセラミック複合材 |
製造 | サナリィ |
概要
クロスボーン・ガンダムを地球圏での運用に合わせ、木星圏で運用するための特殊な装備・機能を省略した、簡易生産型クロスボーン・ガンダム。開発元の想定した、真の意味での「F97」となるはずだった機体。
簡易生産型といっても、地球圏で運用する限りに置いては原型機と同等の性能を発揮し、ジェネレーター出力、装甲材質や豊富な武装はクロスボーン・ガンダムと同等で、極めて優秀な機体であるといえる。
また、換装用のコアファイターを含め、オプションも多く用意されていた。
当初、サナリィはクロスボーン・ガンダムの運用データを元にこの機体を開発し、制式量産機として地球連邦軍に売り込むつもりであったが、彼らの予想に反して木星帝国との戦いが地球圏にまで移行した上に、宇宙海賊クロスボーン・バンガードが地球連邦軍と衝突した事で、クロスボーン・ガンダムが宇宙海賊のフラグシップ機として知られた事でプランは頓挫。
サナリィが海賊と裏でつるんでいた証拠となるこの機体の存在が明るみに出る事を恐れた為、本格的な量産には至らず、試作で製造された少数がクロスボーン・バンガードへ押し付ける形で運用されるに留まった。その関係か、用意されていた多くのオプションは、そのほとんどが使用されていない。
木星帝国との最終決戦においては、その高い性能で活躍し戦争終結に貢献した。
戦後も海賊が運用しており平時においては作業用MSに偽装されている。稼働維持のための予備パーツも回してもらっていたが、木星帝国の残党がサナリィ第2月面開発研究所を襲来した際に全機が撃破されてしまう。しかしながら予備パーツはブラックロー側に遺されていたため、X-1の修理に使用された。
フリントを販売できなかったサナリィは起死回生の為にF99ことレコードブレイカーを開発した。
武装
- 頭部バルカン×2
- 胸部バルカン×2
- ビーム・サーベル(ビーム・ガン)×2
- ブランドマーカー(ビーム・シールド)×2
- ビームザンバー
これらはクロスボーン・ガンダムと同じである。
- 120mmマシンガン
縦に立てて配置しているドラムロール型の弾倉を持ったマシンガン。
- 改良型ザンバスター
ビーム・サンバーと砲身部分に分離できるビームライフル。砲身部分がバスターガンになるのかは不明。
バリエーション
レコードブレイカー
「鋼鉄の七人」に登場。
フリントの売り込みに失敗したサナリィが起死回生を狙って開発した実験機。型式番号F99。
完全新規のコアファイター以外はフリントのパーツを75%ほど共用しているとのこと。そのため武装類はフリントに準じる。
従来は艦船サイズだったミノフスキー・ドライブをモビルスーツサイズにまで小型化し、超高速機動を誇る。
詳細はレコードブレイカーを参照。