「コーチも、バスターマシンもあなたのものよ」
概要
CV:川村万梨阿
月育ちで「宇宙戦闘の天才」と呼ばれているソ連出身のエースパイロット(1991年のソビエト連邦の崩壊に合わせ、現在設定は「ロシア人」に変更されている)。
勝ち気でプライドも非常に高く、自身が「エース」であることに拘り、同じく優れた操縦技量を持ったアマノ・カズミを一方的にライバル視し、逆に操縦技量に特に優れているわけでもなかったタカヤ・ノリコを見下し、共に肩を並べて戦う相手としては相応しくないとして否定していた。
しかし、共に戦う中でノリコの努力と才能を認めていき、最終的には良き戦友となっている。
感情の起伏が激しく、ノリコ達と顔を初めて合わせるなり鋭いまなざしでカズミと張り合う一方、戦闘から離れたプライベートな時間では陽気で気さくな物腰になったりと、二重人格のような変わりようを見せている。
銀河中心殴り込み艦隊ではノリコとペアを組んでいたが、カズミが合流した後はガンバスターの席を譲ってシズラーブラックで出撃をした。
最後の作戦を遂行しに向かうガンバスターを追いかけて最後の別れを惜しみ合い、
去っていく2人を見送りながら「帰ってきたらお帰りなさいと言ってあげる」と誓った。
その誓いは1万2000年という膨大な時の流れを経て果たされることになる。
銀河中心殴り込み部隊の地球帰還後、銀河連邦の初代大統領となる。
続編の『トップをねらえ!ネクストジェネレーション』にも登場する。
余談だが、作中メンバーで最もバストサイズが大きく、カズミやノリコに嫉妬されたこともある。
ちなみに壊滅的に音痴。
(ノリコ、カズミも同様に音痴らしい。ただしカズミに関してはOVA第三話の冒頭でコーチとのデュエットを披露しており、普通に歌えている、というかむしろ上手い)。
名前は精神分析の創始者ジークムント・フロイトとその弟子でオカルト心理学の大家カール・グスタフ・ユングから。
余談
「努力に裏打ちされた天才」、「勝気で感情の起伏が激しい」、「天才ゆえの高いプライド」
性格やキャラクター性は、同じ製作会社の『新世紀エヴァンゲリオン』の惣流・アスカ・ラングレーとの共通点が多い(ちなみにユングの中の人はアスカの母親役を演じていたりする)。
違うのは他者の努力や才能、成長をきちんと評価し、自分が他人に追い抜かれたことが分かっても、それを「負け」とは考えずに事実として受け入れ、そのことによって自分が無価値になったわけではないと考えられる柔軟さと寛容性を持ち、他者との真っ当な関係を築けた点。
もっともアスカの方は生い立ちやその性格を形成するに至った過程に問題があり過ぎるので、単純には比較できないが…。