「複製した私の意思をAIで制御し、意のままに動く人形…」
『ドレッド・零式』
「その名も、"ドレットルーパー"だ」
概要
『仮面ライダーガッチャード』に登場する仮面ライダードレッドの量産型ライダー。
グリオンが金剛ラボラトリーを襲撃した際に鶴原鍵一の研究であるアイザックを悪用、自身の人格をAIとして搭載させ、錬金術でデバイスをドレッドライバーへ変換、そのまま仮面ライダードレッドを錬成したのがこのライダーである。
変身時にはユーザーがドライバーの変身操作を行い空中へ置くとドライバーから機械で構成されたような人骨が生成、続いてドレットルーパーの姿が錬成されるプロセスとなっている。
そのため、量産型ライダーとしては珍しくオリジナルと外見が完全に同一。また、ドレッドの欠点である変身者への負荷はそもそも変身者を介在させないという形で回避されている。
システムの都合上、ドレッドの全フォームへ変化できる。
公式サイト曰く、どの世界線であってもグリオンの「ドレッドの自律型としての運用」という計画は殆ど変わっていないとのこと。
形態
零式
第43話で初登場するドレットルーパー。
壱式、弐式、参式
『ザ・フューチャー・デイブレイク』に登場するドレットルーパー。後述の軍式の軍勢を率いる指揮個体として配備されている。
軍式
『ザ・フューチャー・デイブレイク』で新たに登場する仮面ライダードレッドの量産タイプ。
詳細はドレットルーパー軍式の項目を参照。
スペック
零式
人間の自我がないとはいえ仮面ライダーの力を使っているだけあり、生身の人間程度ならばほぼ一方的にあしらえる格闘能力を持つ。ただ、劇中ではドレッドの固有能力であるレプリケミーのドレイン技や「ドレッドブレイキング」などの必殺技は特に使用していない。
壱式、弐式、参式
劇場版に登場した隊長機の個体はそれぞれ壱式以降のフォームとされたためか本編のドレットルーパーよりも戦闘能力そのものは高く、無数にいる配下の軍式と共に仮面ライダーヴァルバラドや仮面ライダーレジェンド、錬金アカデミーの面々と対決することになる。
劇中での活躍
零式
高い戦闘能力を見せつけたものの、これまで数々の戦いで錬金術師として成長を遂げ、レインボーガッチャードからエクスガッチャリバーとカメドーンのケミーカードを託された錆丸の渾身の「エクストラストラッシュ」によって斬り裂かれ敗北した。
壱式、弐式、参式
無数にいる配下の軍式と共に仮面ライダーヴァルバラドや仮面ライダーレジェンド、錬金アカデミーの面々と対決したが、壱式は突如現れた仮面ライダーガヴに敗北し、弐式はズキュン蓮華の能力によって魅了・命令されて配下の軍式を薙ぎ倒した挙げ句、自分自身を倒して自害、参式は仮面ライダーレジェンドが召喚したレジェンドライダーの連続攻撃により敗北してした。
軍式
ドレットルーパー軍式を参照。
余談
名前の由来は「ドレッド」+「トルーパー(trooper)」。「ドレッ“ド”ルーパー」ではなく「ドレッ“ト”ルーパー」である。
名前にトルーパーが付く量産型ライダーとしては4人目であり、他にはライオトルーパー、黒影トルーパー、デモンズトルーパーがいる。
映画では、ドレッドのスーツが1着しか無いためカット割りや合成で各フォームが同時に出現しているように見せている。
宇宙船Vol.185(2024年夏号)では、ドレットルーパーを含めたガッチャード最終盤、および『ザ・フューチャー・デイブレイク』の情報が公開されたが、こちらでは終始「ドレッ“ド”ルーパー」と誤記されている。直前で名前が変更されたか、伝達ミスなどがあったのだろうか?