リアス・グレモリー
りあすぐれもりー
「紅髪の滅殺姫(ルイン・プリンセス)」の異名を持つ上級悪魔で、冥界の現魔王の一人、サーゼクス・ルシファーの実妹でもある。
駒王学園3年生で、オカルト研究部部長。公爵の爵位を持つグレモリー家の次期当主であり、イッセー(兵藤一誠)の命の恩人で悪魔にした張本人でもある。
「真」シリーズとなった現在は大学に進学し、部長の座も後進に譲っている。
特筆すべきはグレモリー家全体にも言えるがその寛容さと愛情の深さである。
眷属全てに優しくまた時に厳しく導いていく様は母性を感じるレベルではあるが、ライザー・フェニックスの一件からイッセーに対するものは等しく注がれているどころかド直球な恋愛感情のそれである。
それさえ除けば厳格ながらも寛大で心優しく部下を導く様はまさしく理想的な上司の雛形である。
ただ、実家のグレモリー家では、兄のサーゼクスとは対照的にかなり甘やかされて育った様で、結構我儘な面を見せる事も少なくない。
また、普段は冷静であるが、存外感情的になり易い上に嫉妬深く、負けず嫌いで意地っ張りな面も見せる等、同年代の親友である姫島朱乃やソーナ・シトリーに比べて意外に年齢よりも子供っぽさを見せてしまう事が少なくない。
名門悪魔の家系出身かつ現魔王の一人の実妹に加え若くして上級悪魔に選ばれた事もあってか、序盤は悪魔として相応のプライドの高さを垣間見せる事があり、自身よりも明らかに格上の存在である堕天使のコカビエルが駒王町を襲撃してきた際は、意地を張ってサーゼクスに助けを請うどころか連絡すらしなかった(朱乃がリアスに黙って連絡した)結果、眷属達や協力者の中から危うく犠牲者を出し兼ねない事態を招いた事も。
対人関係
下僕(眷属)におけるめぐりあわせの運が非常に強く、初期メンバーだけでも堕天使幹部の娘・教会の非合法実験の生き残り・希少な妖怪の子供・強力な神器を持ったハーフの吸血鬼に、追加メンバーに二天龍の赤き龍を宿した存在・歩く病院な元聖女・元教会の聖剣使い・元戦乙女の残念な美人さんなど、カードゲームなら間違いなくスーパーレアかウルトラレアがつくであろう希少な人物で構成され、しかも全員リアス及びグレモリー家関係者に救われたという共通点を持つ。
これらのヒキの強さはどうしても天運に左右されるものであり、ライザー・フェニックスやアザゼルなどのわかるものは非常に高評価。アザゼルに至っては「それこそが持ち味だから無理して個人戦闘能力を鍛える必要はない」とすらリアス当人に告げているほどのポテンシャルである。また、その影響か交渉に関しても優れており、アザゼル杯では最強の人間と最強の邪龍を戦力に加えるという真似をおこない、スカウトという面での評価がさらに認められている。
なお実際の待遇においても保健やら福利厚生やらが整っており、某残念な美人さんの反応を見るに(命の危険もあるだろうが、それを差し引いても)物凄いホワイト企業な対応なのだろう。少なくとも、アースガルズのヴァルキリーよりは待遇がいいとその残念な美人は発言している。
反面その引きの強さが災いして、戦闘能力方面では眷属に比べて総合力か限定条件下の突破力で劣り、敵がそのメンツをもってしても苦戦必須の実力と設定であるため、相対的にアンチから無能扱いされることも。とはいえ自身も異名を授かるほどの戦闘能力を持っており、若手悪魔では強力な部類である。
16巻で初披露された必殺技「消滅の魔星」は、完成までに時間がかかる、動きが遅いといった欠点はあるが、しぶとい生命力を持つ邪龍グレンデルの頭部半分を残して、他の体を消滅させるほどの凄まじい威力を持つ。動きが遅いという難点についても、吸引力が高いため問題にならない。
しかし19巻では、先代デュランダル使いのヴァスコ・ストラーダ(御年87歳!)に一刀両断にされてしまった。
しかし負けじと己の強化に励んでおり、イッセーやギャスパーとの連携で己の戦闘能力そのものを向上させる方向へとシフト。ことギャスパーとの連携では、全盛期の八割ほどの力を発動させたフェンリルを相手にして引けを取らないほどの戦闘能力を発揮することとなり、アザゼル杯本選で疑似龍神化のイッセー相手に渡り合うという、女性として異例の成果を上げている。また、すでに単独での戦闘能力も、負傷しているとはいえ現役の最上級悪魔を打倒できるほど高まっており充分優れていることに留意されたし。
ちなみに某残念な美人さん曰く保健料やら福利厚生やらが「所属していた職場」より整っており好条件との事。
この契約風景を見ていた乳龍帝は『保険のお姉さん』、イケメン王子は『本気で買収してる』と汗を流すほど
また、重度の日本マニアという一面も併せ持っており、物語の主な舞台となる駒王学院も彼女が造り上げ、支配下に置いている他、修学旅行の京都で我を忘れる程に入れ込んでいたり、将来イッセーとの結婚式を上げるときは京都で行うことを強く希望など、典型的なコーカソイド的日本愛が見て取れる。グレモリー家の当主となった後も、人間界と冥界を行き来しながら生活したいと思っている模様。
家族
父:グレモリー卿(本名:ジオティクス・グレモリー)。爵位は公爵。
母:ヴェネラナ・グレモリー。大公バアル家の出身。
兄:サーゼクス・ルシファー。現・四大魔王「ルシファー」
義姉(兄の妻):グレイフィア・ルキフグス。サーゼクスの「女王」兼メイド。
甥(兄の息子):ミリキャス・グレモリー。リアスの次の継承者。
母方のいとこ:サイラオーグ・バアル。「若手四王(ルーキーズ・フォー)」の一人。
上記の通り兵藤一誠の好意とその気持ちの一直線さに惚れ込んでいる。
その愛情の深さは他の眷属とは違い、キスや告白、互いの家族を合わせる、Jカップのバストを始めとする、その性的魅力の塊である豊満な肉体を駆使した抱きつき、あててんのよ、誘惑、全裸で添い寝
更には全裸であててんのよ、胸を触らせるetcの行為に及んでおり、ド直球どころか逆セクハラのレベルに達している愛情表現をしている。
さらに、小説第3巻においてはオカ研一行が兵藤家に集まり、イッセーの母が見せたアルバムのイッセーの幼少時代の写真を見て「小さいイッセーハァハァ」的な場面すらある。
イッセーに対する依存レベルは手遅れ
そんなこんなしているうちに小説第10巻でその愛情がやっと実る。
愛情が深過ぎるのも脱帽ものだが、トラウマ(レイナーレによるもの)とはいえ、その性的な誘惑に屈せず合体しなかった兵藤一誠の精神力も脱帽ものである(ちなみに合体したいという願望はかなり強い)。
ただ、その前に自分のことを部長ではなく名前で呼んでくれとイッセーに言ってなかったことが回り道する羽目になった原因なんじゃないかと思われ(ry
乳龍帝とスイッチ姫の件といい、何だかんだでお似合いの二人である。
駒王学園の高等部を卒業した時点でイッセーと婚約。その後イッセーが次々と婚約者を増やしても「正妻」の立場は揺らぐことはない。ただし、京都の妖怪の長である八坂までもがイッセーに好意を抱いており、正妻としての自信にかかわるギャグ展開が勃発してきた。
セクハラ紛いの愛情表現から、ガードが緩いと思われてしまうこともあるが、
人前で衣服を溶かされ全裸にされかけた時は必死で秘部を死守しつつ恥ずかしがったり、
望まれない結婚を強要されかけた際には「私は好きな人と結婚する」と断固拒否するなど、
性への潔癖感や、結婚への真面目な姿勢といったものは持っており、痴女くさいところはあるが痴女ではない。
はっきり言って、リアスは二天龍の天敵である。
ドラゴンはこの世界において最強の生物であり、その中でも二天龍は最強クラスであり、その力は神や魔王すらも上回る。
そんな二天龍は長らく精神が崩壊しかけの状態にあった。その原因はだいたいリアスの乳である。
ドライグは『おっぱいこわい』になっており、『大変!ドライグが息してないの!』状態になっており、アルビオンも『乳』と言うワードを聞いただけでリアスを思い出し、苦しみの中で錯乱するようになったことで、宿主の強すぎるイケメンが本気でアルビオンの精神状態を心配するようになった。
また、龍神さまからも『ドライグ、乳をつかさどるドラゴンになる?』とか言われてしまうレベルである。
これが、皮肉にもある意味ドライグとアルビオンの和解を進めることになり、お互いに語り合うことで現在の二匹はかなり精神の安定を取り戻しつつある。
加入順:朱乃→小猫→木場→ギャスパー(ここまでが本編開始前)→一誠→アーシア→ゼノヴィア→ロスヴァイセ
※後にイッセーは上級悪魔に昇格してアーシア、ゼノヴィア、ロスヴァイセをトレードして自分の眷属としたため、「真」シリーズとなった現状は再び本編開始前のメンバーに戻っている。もちろん、イッセーたちを含めて広義での「グレモリー眷属」という枠組みは変わっていない。
正直あんまり扱いは良くない。というのも原作で一誠が死んだのも彼女がしっかり土地を管理して堕天使の侵入を見逃していたのが原因だとか、貴族の義務と言えるライザーとの結婚を否定しておきながらグレモリー家の権力は有効活用するとか、コカビエル襲来時に意地を張って兄に援軍要請をしようとしないなど細かいが割と重要な粗が目立つからである。
とはいえ堕天使による一誠の殺害そのものは「危険な神器使いを暴走する前に処分する」という日本の異能組織を含めた各勢力が黙認している行動で、ライザーとの結婚の否定も大学卒業までに別の結婚相手を見つけられなかったらという話になっておきながら両家が勝手に取り下げて結婚をごり押ししており、コカビエル襲来時も教会側から不干渉を要求され、そも教会側も深刻さを理解できていなかった上にソーナも報告はしていないと、彼女だけがあしざまに罵られるほどの失態といいがたいのが実情。
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