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センシティブな作品

解説

ヒロインの一人。駒王学園の2年生。アニメでは2期からの登場。小説19巻でグリゼルダ・クァルタと養子縁組の義姉妹となりクァルタ姓を名乗り、戸籍上の氏名がゼノヴィア・クァルタとなる。

それまでは名字はなく、作者も「最初は考えてなかった」「発表の機会がなかった」「ゼノヴィアはゼノヴィア」と言っていた。

プロフィール

身長166cm
体重56kg
スリーサイズB87㎝ / W58㎝ / H88㎝
誕生日2月14日
種族人間→転生悪魔
ランク騎士
CV種田梨沙

人物

種族は元々人間であり元は敬虔なクリスチャンであったが、信仰対象があんなことになってしまったという事実に失望したり、その他何やかんやあって破れかぶれで転生悪魔となる。

初登場時は敬虔な信徒ゆえに、紫藤イリナと共に悪魔に転生したアーシア・アルジェントを、事情を知らなかったとはいえ自分達の過剰なまでの思い込みで一方的に「落ちた元聖女」などと好き勝手に言いたい放題バカにした挙句、「自分たちに斬られるがいい。神の名の下で断罪されろ」と自殺を助長する発言をするなど、傍から見て周囲の顰蹙を買いかねない「イヤなヤツ」だった。

(自殺の幇助はクリスチャンとしては問題ありとの意見もあるが、死んだほうがましな状況と判断したものと思われる。事実自殺ができないため介錯を行うために創られた短剣などは実在する)

容姿

男性的な口調と緑のメッシュが入った青髪が特徴的な、男前美人とでも言うべきキャラクターであり、相方のイリナに次ぐオカ研屈指のネタキャラとして名を馳せる。

自慢の剛腕で聖剣デュランダルを振るい戦場を荒らし回る様はまさしくワイルドでパワフルな彼女の性格を体現するが如し有様である。

なお、爆乳キャラが多数存在する本作品では目立ちにくいものの、彼女も衣類の前をはちきれんばかりに押し上げる、推定Gカップのパワフルなバストの持ち主である。

真実

そしてこんな記述を見た方の多くは、彼女の階級を戦車だと思うことだろう。だが実のところはこれでいてゆうちゃんと同じ騎士であったりする

騎士という階級が敏捷性と小手先戦術に特化した階級であることは言うまでもないが、彼女の戦い方はどちらかと言うと戦車より装甲車に等しいのだと加筆者は思う。

そんなもんだから騎士の先輩格であるゆうちゃんからは「もっと器用になりんしゃい!」と毎度指摘されているらしいが変わる気配などありはしないのは火を見るよりも明らかである。

その脳筋は、14巻で珍しく小手先の技術を使ってみた結果、敵からも『こんなん脳筋ちゃんちゃうもん!』とか言われてしまうレベル

そのためテクニックも頑張るかといわれたが、のちに先達から「考えるな、感じろ(意訳)」と発破をかけられたことで超パワータイプな必殺技に目覚める。

ゆうちゃんがんばれ

生まれてこの方教会で聖職者として暮らしていた所為か、このテのキャラの典型とばかりに一般常識が浅いため色々騒動を引き起こしたりする。その最たる例が修学旅行での一シーンで、かの有名な銀閣寺が銀色でない事にショックを受け落胆、逆に金閣寺では大喜びしていた程。

行動パターンとして、状況が不足しているときは率先して考えるのが、足りていると考えなくなるらしい。そのためか転生後は「己の望むこと」を突き詰め、自由気ままな生活を送っている(え?何?「それってこの作品に出てたら大体そうだろ」って?……君みたいな勘のいいガキは嫌いだよ)。そのためにだんだん「おバカキャラ」と化していく。また、転生にともない魔女と罵ったアーシアに謝罪している。その後は同じく謝罪したイリナと共に、教会三人娘としてトリオで行動することが多い。

特に強いのは繁殖願望であり、より強い子を残すべく日夜努力に励んでいる(しかしその努力の方向性が歪みまくってるのは言うまでもない)。被害にあうのは主にイッセー

原作19巻で生徒会長選挙に立候補して当選し、オカルト研究会を脱退する。

生徒会長としての方向性は先代とはまったく異なる……というか暴走の一言。アザゼルが面白がって助長するため、早くも近隣の不良の巣窟と大立ち回りをするなど、色んな意味で目立つ武闘派集団と化している。

戦闘スタイル、使用武器

神の祝福を受けた数少ない聖剣の純粋な適合者であり、聖剣デュランダルが彼女の武器。だが、デュランダルの強力すぎるパワーゆえに彼女自身がうまく扱うことができず、初登場時は破壊の聖剣『エクスカリバー・デストラクション』を用いて戦っていた。

オカルト研究部が戦いに挑む際には切り込み隊長を務めることも多く、持ち前のパワーで敵を粉砕する。

敵に真正面からパワーで挑みかかる彼女の戦い方とデュランダルの破壊力は非常に相性がよく、デュランダルのオーラを開放し、巨大な光の柱となった状態で相手陣営に叩き付ける、という大技もやってのけた。そこ、ライザーソードとか言わない

レベルを上げて物理で殴ればいいが基本思考の彼女はただでさえ脳筋が多い眷属中でも屈指のパワーを持つ反面、テクニカルタイプな相手にはめっぽう弱く、特にカウンター技を持つ相手は天敵である。

そのために、やられるときはあっさりやられてしまう場面も多い。原作10巻(アニメ4期)ではサイラオーグ・バアルの圧倒的膂力の前に失神KO。11巻では曹操の超絶技巧に剣を砕かれて相手の槍で致命傷を負い、アーシアの超回復のおかげでどうにか一命をとりとめたこともあった。

実はデュランダルの扱いに関しては同じ『騎士』の駒の木場のほうがうまかったりする。

・・・が、デュランダル使用者歴代最強候補曰く、デュランダルは本来力こそパワーのノリで使用されるべき聖剣とのこと。事実デュランダルは本作に出てくる伝説級武装の中でも数少ない、威力がものすごいだけの聖剣(=特殊能力の類がない)というシンプルイズベストな武装で、ゼノヴィアが未熟だから劣って見えるだけで、やはり彼女の方が適性は高い。木場自身このことは認めており、使用したゼノヴィアよりうまいといわれた時は「そうは思わない」と返している。

それに木場は「斬れ過ぎる」ということで使わなかった。

また、後にデュランダルはエクスカリバーの破片で作った鞘を付けることによってオーラを制御しつつ、二本の聖剣の相乗効果で破壊力を伸ばしたエクス・デュランダルへとパワーアップした。

エクスカリバーの一部を分離させて二刀流として使えるほか、エクスカリバーの7つの能力も健在であるため威力だけでなく非常に多彩な戦い方ができるようになった。・・・が、パワー思考で戦ってきた彼女には扱いきることがやはり難しいらしく、ミリキャスに自分の弱点を指摘されたのちはエクス・デュランダルの力を自分のものにできるよう修行に励んでいる。

のちに先達と戦闘することになった際「完成している武器同士を組み合わせるのは首をかしげる」といわれるものであり、彼の目論見により真剣勝負をすることになった際、ゼノヴィアは二つの聖剣を一体化させずに左右の手で持って使用するという極地に到達する。そのため今後のエクス・デュランダルの登場はないと思われる。

必殺技はエクス・デュランダル時においては最大チャージの聖なるオーラを叩き込む「デュランダル砲」。二刀流に開眼してからは相乗効果の十字斬撃を叩き込む「クロス・クライシス」を使用する。

アザゼル杯においてはイッセーとの合体技による強化形態を会得。さらに和平が進んだことで調べられるようになったか所から発見されたエクスカリバーの鞘を手にしたことで、兵藤一誠眷属においては屈指の耐久力を会得する。・・・騎士というより戦車のようなイメージの戦闘能力になっているが気にしてはいけない。

戦闘時のコスチュームはカトリック時代の黒いボンデージ服を着用する(メインイラスト参考)。

イッセーが独自のチーム「燚誠の赤龍帝」チームを作った際は、新しい戦闘服がデザインされている。

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