で、どんなやつなの
元「禍の団(カオスブリケード)」の特殊部隊、別名「白龍皇眷属」とも言われるヴァーリチームのリーダー。旧魔王ルシファーの息子・リリンことリゼヴィム・リヴァン・ルシファーの孫でハーフ悪魔。イッセーこと兵藤一誠のライバルで、現「白龍皇」。神滅具「白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)」の現在の所有者で、アルビオンを宿す。
圧倒的なチート能力について
彼を語るうえで欠かせないのはやはりそのバケモノじみたチート能力であろう。
人間と旧魔王一族との間に生まれたことで高い魔力と偶然「白龍皇の光翼」を宿すことができたという生い立ちから、アザゼル先生に「過去現在未来において最強の白龍皇」と言わしめるほどの力を持つ。しかし、その有り余る才能を持つが故親に捨てられ、アザゼルに育てられた過去を持つ。
21巻の記述によると、母親からは愛されていたようで、現在再婚して新しい過程を築いた母とその一家について、この世で最も大切に思っており、直に会ったことの無い異父弟異父妹に関しても深い愛情をよせている。
圧倒的なその才を作中でも遺憾なく発揮しまくっており、初出でリアスですら倒せなかった堕天使の戦争狂コカビエルを一方的にフルボッコにしたり、イッセーが使えなかった『覇龍(ジャガーノート・ドライブ)』をも使えるばかりか、やがて自身の才能だけで更にパワーアップさせた『白銀の極覇龍(エンピレオ・ジャガーノート・オーバードライブ)』をも編み出すなど、極めて強力な実力を持つ。
リゼヴィムとの戦いで一誠が龍神の力に目覚めたのに対して、ヴァーリは邪龍アジ・ダハーカとの戦いの中で魔王化という力に目覚めるに至り、初代ルシファーの息子で有る祖父のリゼヴィムよりよほどルシファーらしいという評価をアザゼルから得ている。
性格
一言でいうと戦闘狂。
とにかく強い奴と戦うことが好きで、そのためだけにテロ組織『禍の団(カオス・ブリゲード)』に入ったほど。その上当時は平和主義者のアザゼルのしたで退屈していたのか、対存在としてあまりに格下だったイッセーを強化する名目で、イッセーの両親殺害をほのめかして挑発するなど、手段を選ばないときはかなり選ばない。しかし、他に話し相手のいなかった禍の団のトップオーフィスの話し相手になってやったり、『おっぱいドラゴン』の影響で心に深刻なダメージを負っていた相方のアルビオンを心配するなど、仲間想いで優しい面もある。テロ活動も仕事以外では滅多に行わなかった。
もう一ついうのならエロくない。
二天龍の担い手の中では色欲方面が薄く、せいぜいが「強いて言うなら臀部に女性的魅力を感じる」程度。歴代二天龍が最終的にド変態に覚醒している現状において、イッセーとは別の意味で異端の極みである。黒歌に言い寄られてもすげなく断っている様子。……というより、戦闘能力強化の一環としてイッセーをエロビデオ鑑賞に誘い、「どう楽しめばいいのか」とか真顔で聞くあたり、むしろ性的に未成熟な節がある。
更にいうとなぜかラーメン大好き。
常に強者を求めて世界を仲間たちと飛んで回っているが、基本的に強者に出会わない限りは暇なため、様々なラーメンを食べ歩きしている。また、料理を担当できるものが不在の場合はカップラーメンを食べることも多い。ラーメンへのこだわりはただごとではない領域に達しつつあり、アザゼル曰く「やつにラーメンの話は振るな、最終的にレシピを語りだす」そうである。
後にオーフィスを兵藤一誠の所に送ったことで禍の団から追放される。しかし、北欧の主神オーディンの養子となったことで、今まで行ってきたテロ行為の罪を軽減される。