ヴァーリチーム
ひまじんのつどい
ライトノベル作品「ハイスクールD×D」に出てくる集団の一つ。
白龍皇ヴァーリ・ルシファーがテロ組織である禍の団に鞍替えした際、意気投合したメンバーが集まった独立チーム。
身もふたもないことを言えば我が道を行く自由人の集いであり、某作品流に言うのなら間違いなく混沌。大半のメンバーがやんごとなき血筋の出身なのだが、初期メンバーはほぼ全員が責任とか立場とかしきたりとかに関心が薄い。テロ組織とはいえかなり大規模である禍の団でも、小規模派閥でありながら主導権を握っている派閥に対して強気な要求をするなど縛られることなく自由にふるまっていた様子。それらもあって内側に敵も多いからか、オーフィスに組織が見切りをつけた際、かばう体制をとったこともあり切り捨てられる。
その件についても特に気にせず自由気ままに活動をしていたが、ヴァーリの怨敵でもあるリゼヴィム・リヴァン・ルシファーが、寄よにもよってヴァーリの目標でもある打倒グレートレッドを手段として活動開始。その件もあってアザゼルの提案もあり、対クリフォトを目的とする複合チーム「D×D」に編入。それらもあって禍の団としての罪状を軽減される。
のちに国際レーティングゲーム大会であるアザゼル杯が開催された時も、戦闘狂が多いことから勇んで参加。連戦連勝の末本戦へと駒を進めることとなる。
初期メンバー
ヴァーリ・ルシファー
事実上のリーダー。
ハーフとはいえ魔王初代ルシファーのひ孫であり、紆余曲折あって神の子を見張る者に属していた。特に白龍皇とルシファーのひ孫であることは当人にとっても誇りであり、「魔王の血を誇るのなら生き方も誇り高くあるべき」というほど。
だが組織の平和主義的方針に退屈を感じ、禍の団の初活動といえる駒王会談襲撃に多大に貢献。その後は旧魔王派に盟主についてほしいという要請も「責任を負いたくない」と蹴っており、一つの独立チームのスタンスを崩さなかった。
アーサー・ペンドラゴン(ハイスクールD×D)
メンバーの一人。聖王剣コールブランドを継承するペンドラゴン家の宗家後継ぎ。すさまじい剣の才覚も保有する。
ただ当人はある事情もあってだが家を出奔し英雄派に流れており、その際家宝でもあるコールブランドを持ち出している。最も不遇な出身が多い英雄派とはそりが合っていなかったらしく、サブリーダーのジークからは得に嫌われていた模様。
黒歌
メンバーの一人。SSランクのはぐれ悪魔でもともとは猫又の中でもかなり上位に位置する種族出身。
主の引きがいろんな意味で悪すぎたこともあり、殺害して出奔。チームメンバーでは家柄や血筋に伝説がない珍しいメンバー。