で、どんなやつなの
北斗なんたらに登場する世紀末覇者と、アキバ電波系の猫型宇宙人を足して2で割ったような外見をした人間だが、実際には常人の域を超えた人外の力を持つ、ある意味作中最強のキャラクターである。
ガチムチ兄貴以上のムキムキとした筋肉に加えて、魔女っ子に憧れる乙女心を持った、男の娘ならぬ「漢の娘」である。ネコミミ+ゴスロリ衣装を愛用しており、語尾には某有名ネコミミキャラクターの名口癖である「にょ」を付ける。
イッセーの常連客の森沢さんに引き続く2人目の依頼者として、魔法少女になる方法やらと依頼していた。当然、イッセーは困惑していたが、自身のお気に入りのアニメを見せてその完成度の高いストーリー性からイッセーを泣かせた。
自身はこの時点で悪魔稼業で契約しなかったが、身心になって語り合ってくれたイッセーを気に入って悪魔家業のアンケート高評価を出し、その後も悪魔家業でイッセーを呼び出して一緒にアニメを見ており、イッセーからも半ば友達として接している。
なお、イッセーに美少女が集まることを羨み、自分たちにも紹介しろとせがんできた松田・元浜にイッセーはミルたんを紹介しハメられて、ミルたんおよび数多の同好の士と共に魔法少女の話で持ちきりとなってしまった。
小説6巻ではイッセーに会いに来たヴァーリ・ルシファーと美猴に遭遇するが、ただイッセーに挨拶しただけで通り過ぎて行った。しかし、イッセー、ヴァーリ、美猴は近づかれるまで気配に気付かず、ヴァーリは「仙術か?」と驚きを隠せなかった。
心が乙女ならぬ漢女なだけに繊細で思い込みが激しい一面があり、風邪をひいたイッセーの元へ赴いた際には「自分の所為で風邪を引いた」と思い込んでいた。このとき、ナース姿で見舞いに訪れており、そこにいたゼノヴィアは「信じられないほどのプレッシャーを感じる。さぞ名のある戦士と見た」、紫藤イリナは「幾多もの戦地を渡り歩いたナースって感じよ」と評された。同じ女装男子のギャスパー・ヴラディもミルたんの姿を見て怯え「死にたくないです死にたくないです」と喚くばかりであった。
セラフォルー・レヴィアタンがグレモリー、シトリー両眷族を巻き込んで参加した「魔法少女ミルキー」の実写映画版のオーディションにも参加するが、途中でセラフォルーの命を狙う「禍の団」ニルレムの魔女たちに襲撃される。セラフォルーは戦闘に巻き込まないよう、一般人に眠りの魔法をかけたが、ミルたん自身には無効化であり、それどころかむしろ、おもちゃのスティックで魔法を打ち消したり、ドラム缶を投げつけるなどして応戦した。敗北した魔女たちからは「新手の冥界生物か?」と驚愕して戦闘にピリオドを打った後、イッセーたちに気付かれずに姿を消す。
これらのことから、作品全体で非常に謎の多いキャラクターである。
真になってからはイッセーの縁もあり、魔法使い組織に参加。念願かなって空を飛ぶ魔法を得たそうだが、イッセーからは魔法(物理)だと思われている。
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ハイスクールD×D 兵藤一誠 森沢 セラフォルー・レヴィアタン
余談
なお、イッセーとのファーストコンタクトは彼が悪魔として契約の依頼を受けたことで、依頼内容な魔法使いになりたいというものだったのだが―
―イッセーが反射で「異世界に行ってください」と答えた際、これまた即答で「(異世界に)いったけどダメだった」という旨の返答をしている。
この段階は原作の第一巻。まだ当初の予定が「アザゼルをラスボスとする三大勢力戦争再開」だった時期であり、乳神や異世界E×Eの設定が出ている可能性は低い。
だが原作はすでに異世界から来訪者が暗躍を始めている段階で、ミルたんもまた魔法使いの見習いとなっている状態。
果たして彼(女?)は、異世界が絡んでいくだろう本編にどうかかわっていくのだろうか……?