人を殺すという行為を冒涜するな…鍛錬を積め 馬鹿者が
CV:小倉ミツハル
公式サイトでの解説
指揮系統を司る若頭でありながら、元傭兵出身の超武闘派。神城組の構成員は名波の指導により武力を研鑽している。
概要
横浜の極道組織「神城組」の若頭。
アサシン上がりの極道である。
プロフィール
身長 | 179cm |
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誕生日 | 12月19日 |
星座 | 射手座 |
血液型 | AB型 |
人物
容姿
茶色のスーツにオレンジ色のメッシュがかかった髪型が特徴な中年の男性。
服装は15年前からほとんど変化しておらず、7年ほど前からは追加で金色の首飾りも着用するようになった。
性格
天羽組の組長である天羽桂司にも舐めた態度を取ったことから一見無礼な性格にも見えるが、これらの行動は全て「横浜は一つであるべき」という考えから東京に依存がちな家入組のことをよく思っていないことが理由であり、本来の性格は舎弟の長門碧や広瀬大聖を飲みに誘うなど気さくで親切、更には自分に電話をしてきた部下の体を思いやることもあった。
実際、長門の意向で狙われているのを知ってて見回りを許し、その訃報を知った際は涙ながらに責任を感じていた。
強面で冷静沈着な振る舞いから、厳格な人物のように見えるが、面倒見が良く、若い衆に慕われている事がうかがえ、香月紫苑が島田美月の偽名で事務員として潜入した際には食事に誘い労う、差し入れを渡すなど、一般人には紳士的である事もうかがえる。
舎弟らを飲みに誘うのも、彼らと親睦を深める為と、彼らが何を考えているのか知る為であり、恐らくシマの見回りも兼ねていると思われるが、オフの時でも一切気を抜かない責任感と用心深さを兼ね備えた人物と言える。
また、敵とみなした人間には容赦なく手を下す武闘派極道としての冷徹な一面も持ち併せる。
戦闘力
若頭でありながら現場に立ち続ける現役の武闘派であり、統率力にも長けた人物である。
部下達(もっと言えば他の極道組織の武闘派の面々)と比べても比較的高齢だが、喧嘩慣れしている半グレならば全く挙動を悟らせない早撃ちで瞬殺するばかりか、香月や小峠華太の不意討ちにも完璧に対応する等、戦闘能力は高い。
殺し屋と極道に加え公式サイトによると傭兵も経験してるらしく、経験値なら作中トップクラスである可能性が高い。
また、恐らくは長門の才能を開花させた張本人であると思われ、広い洞察視野は戦闘でも遺憾なく発揮され、相手の攻撃をいなしながらカウンターを取る事も得意とする。
また、体術も加齢による衰えを殆ど感じさせない。
この事から、長門の上位互換と言える戦闘技術と精神力を兼ね備えている可能性がある。
知力
管理職としてのキャリアと視野の広さに加え、暗殺者時代に培った勘も本物で、香月でなければ、潜入捜査で名波を出し抜くのは極めて困難だったと思われる。
しかし、そんな香月の潜入に対しても、何気ないやり取りから(香月が男である事や天羽組に所属している事を見抜くまでは叶わなかったものの、)天羽組が差し向けた刺客である事を見抜いて見せる観察力と洞察力を発揮している。
ちなみに女装時の香月が敵幹部と交戦するのは浅倉潤以来である。
しかし、当時とは状況が決定的に異なり、浅倉は不意打ちで香月に命を狙われたのに対し、推理だけで潜入に気付いたのは名波が初である。
また、尋問の手練手管と圧力も本物であり、逆に不意を突かれた香月は何も対応出来ないままだったため、小峠が乱入しなければ、殺された可能性は極めて高かった。
過去
15年前 ~神城組vs東京極道~
閏間地区をめぐる大抗争にて、後に組長となる神城義信とともに最前線で東京極道と戦った。
しかし、この抗争で以前から世話になっていた佐々木という兄貴分を失ってしまう。
7年前 ~神城組vs警察~
警察との抗争でも最前線で戦っていた模様。2024年5月22日付の動画より、少なくともこの時点では警察の特殊部隊相手に善戦できるだけの戦闘力を誇っていたことが窺える。
活躍
初登場。
横浜で行われた会合にて天羽の前に現れ、突っかかった長門碧と天羽の護衛である矢部光晴が一触即発になりかけたところで諫め、矛を収めさせた。
「先日はわざわざ横浜遠征…ご苦労さんでした」
- 2024年4月20日の動画(小峠華太)
長門や広瀬と共にビアホールで飲みに興じていたところ、部下の下田から家入組が本格的に天羽組と手を組み、「横浜の利権を東京に売る」と捉える連絡を聞いて、激しい怒りの表情を見せ本格的に乗り出そうと動き始める。
帰り道に半グレ2名に襲撃されるも、無傷で返り討ちにした。
「金に目が眩み仲間を裏切りハマの一部を東京に売る…そんなことは神城組の名波が死んでも許さねえ」
- 2024年4月29日の動画(小峠華太)
家入組が天羽組に護衛を頼んだことや横浜極道の全体会合への不参加を決めたことについて激しい怒りを見せた。しかし、最後にもう一度家入組の考えを確かめてから対応を決めようと考えた。
「だがなそれでも同じハマの人間だ…最後にもう一度だけ家入組に問いたい…」
- 2024年5月6日の動画(小峠華太)
少しだけ登場。
家入組の現状を説明する際に登場した。
「横浜は1つだろう」
- 2024年5月15日の動画(小峠華太)
動画の終盤に登場。
長門が家入や柴原洋司、宇佐美純平を殺害したことを追認し、長門に天羽組に狙われる可能性があるから1人では動かないように命令した。
「長門…お前は天羽組に狙われる可能性がある。1人では絶対に動くな」
- 2024年5月22日の動画(小峠華太)
天羽組との話し合いが決裂したことを受け神城義信に招集された。神城の横浜への思いや家入組への怒りを肯定した。
「15年前の戦争は地獄でしたが、それがあるから今があると思っています」
- 2024年6月8日の動画(小峠華太)
神城に天羽組の構成員が5人、閏間地区に入ったことを報告し、閏間地区に神城組やその下部組織の構成員を使って監視の網を張ることを進言した。
「では、閏間地区に監視の網を張ります」
- 2024年6月22日の動画(小峠華太→広瀬大聖→小峠華太)
広瀬と安芸直治を呼び出し、家入組の外堀を埋めるため巻田組を攻撃するように指示を出した。
「ここを取れば家入組周辺は完全に埋まる」
- 2024年7月26日の動画(小峠華太→長門碧→小峠華太)
長門と安芸と打ち合わせをし、天羽組の標的が長門であるのを改めて確認し長門にガラを躱すように指示した。しかし、長門は自身の都合で見回りを辞める訳にはいかないとして拒否したため、見回りをするときは必ず護衛をつけるように厳命した。
その後、長門の過去編にも登場。
長門に戦闘技術を教えていた。
「フン…そう言うとは思った。ただ一人で動くのは許さん。必ず護衛をつけろ」
- 2024年8月30日の動画(小峠華太)
長門の死を知り、その遺体を見た際は、見回りを許したせいで死んでしまったと責任を感じながら号泣した。
「俺が見回りを許したからだ ごめんな…ごめん…」
- 2024年9月7日の動画(小峠華太)
天羽組との戦争の具体的な方針を示し、閏間地区から追い出すように指示した。
その後、長門の葬儀に参列、他の面々と同じく悲嘆に暮れていた。葬儀後は地元政治家の吉田と共に野球場のVIPルームにいたが、吉田の性悪な性格に嫌悪感を向けていた。
「長門、ゆっくり休んでくれ」
- 2024年9月20日の動画(小峠華太)
事務員として潜入する香月の面接を担当した。いくつかの不審な点をあげ香月を問い詰めるが、最終的に香月の採用を決めた。その6日後、香月を木田と共に食事に誘った際には香月を労い、慮るなどの紳士的な一面を見せた。
「しかし島田さん、ウチで仕事していて周りの人は怖がらないかい?」
- 2024年9月25日の動画(小峠華太→市合麟太郎→小峠華太)
市合の過去編に登場。
市合を守るため横浜警察と戦った。そのため、市合からは神城共々命の恩人として感謝されている。
「よかったなぁ、市合。信念は国家権力をもぶち抜くんだよ」
- 2024年11月6日の動画(小峠華太)
神城に天羽組の動きから内通者がいる可能性が極めて高いと報告し、外部の配達員や事務員に事情聴取をして内通者を調べる動きに出た。無論、潜入中の香月も呼び出し尋問するが、凱娃の末端構成員が配達員の振りをして盗聴器を届けたのを安芸が仕留めたことで疑いを解き疑ったことを謝った。少なくともこの時点では……。
「市合がこう言っています。奴らは完璧なタイミングで現れた。間違いなく情報が漏れている…と」
- 2024年11月23日の動画(小峠華太)
神城と対天羽組のための次なる策を思案していた。会議は神城が市合を筆頭に襲撃を仕掛けていくことで決定づけ、情報漏洩には細心の注意を払うように指示された。また動画の終盤では、協力を申し出ていた隼瀬組が凱娃を潰すまで応援は待ってほしいことを神城に伝えた。
「隼瀬組が凱娃を潰すまで応援は少し待ってほしいと」
アサシン上がりの若頭 本領発揮
- 2024年12月4日の動画(小峠華太)
神城と天羽組や敵対する武闘派マフィアとの対策を講じる中、先日に市合と広瀬が極秘裏で侵入しようとした時にドンピシャのタイミングで奇襲された事から、神城組に所属している構成員から関係者まで目から穴が空くほどに疑いの目を向ける。
ある日、舎弟の神田達や潜入中の香月を飲みに誘った。最初や中盤辺りまでは純粋に宴席を楽しんでいたものの、神田が好きなイルミネーションを質問した時……。
(島田美月に扮する香月)「そうですね こっちだと赤煉瓦ですね」
何気ない質問に対する答えに対し、強烈な疑念を抱いた。
それからは何事もないように振舞って別れてからしばらくして……。
「島田さん 聞き忘れた事がありました」
足音や気配もなく、香月に近付いた。面接を担当した役割と先の飲み会で聞いた話の中から僅かな違和感を辿り、香月が天羽組のスパイである確信を感じ取っていた。
潜入していた香月の反撃をもって、天羽組の刺客である事をはっきりと断ずるのだった。
香月の抵抗も、圧倒的な戦闘能力や経験を活かして無力化し、香月を拷問にかけて情報を吐かせようとしたものの、前もって待機していた小峠によって邪魔されてしまう。
そして、小峠との戦いに発展する。
神城組 アサシン上がりの武闘派若頭 VS. 天羽組 凡人達の星 凄絶な死闘
- 2024年12月14日の動画(小峠華太)
小峠との戦いに発展する。
極道になってから様々な抗争や強敵を経て強くなったはずの小峠に対し、評論家のように評議を下しながら一方的に圧倒するも……。
「環境が違えばより優秀な戦闘者になっていたかもな」
と言う、他意こそないものの、小峠が尊敬してきた命を懸けて戦い抜いた兄貴分達達の教えを否定し切るようなモノであり、その琴線に触れてしまう。
そして、戦闘は苛烈化していく。