オマエ 男前だけど古風
CV:小倉ミツハル
公式サイトでの解説
牡丹色のタクティカルナイフを操る武闘派。
空間把握能力が極めて高く、超人的なほどの回避力を持つ。また、関節技と骨の理解も非常に深い。
自らを男前と語っており無類のスポーツ観戦好き。
初対面の相手に対して名前を当てようとする。
概要
横浜の極道組織「神城組」の武闘派構成員。
「逆技の長門」とも呼ばれている。
同じ構成員である広瀬大聖と安芸直治から敬語で話されていることから、彼らよりも年齢や立場は上である模様。ちなみに安芸は広瀬に対しても敬語を話しているが、百田吾郎とは互いにタメ口であることから、少なくとも「長門>広瀬>安芸=百田」という序列関係があると考えられる。一方、長門が市合麟太郎と直接会話をしている場面はなく、長門と市合の上下関係は不明であったが、2024年8月30日付の動画で長門の遺体を目の当たりにした市合が「なんだよ…若すぎるぞ…」などと言いながら長門を呼び捨てにしていたことから、組内での序列は長門の方が下であったと推測され、さらに2024年10月5日付の動画では市合が長門を「可愛い後輩」と評していたことから、長門は市合よりも後輩であることが確定した。
人物
容姿
紫色の服装と金髪を右に流したような髪型と、右耳にはルビーのイヤリングを付けている美青年。
性格
「男前」が口癖であり、好戦的でありながら週に3回もトリートメントに通うほど美意識の高い性格をしている。バグ大運営陣曰く「自分を男前と思っているし、実際に男前」とのこと。
また平等を好むらしい。
こうした人格形成は、幼少期の壮絶な経験と、その時に出会った恩人の佐伯の言葉が根底にあると言える。
詳しい意図は不明だが、初対面の相手に対して名前を当てようとする癖も持っている模様。
圧倒的な余裕故か、余所者や初対面の人間にはあからさまに無礼な態度を取るが、非常に舎弟思いで義理堅くもあり、身内を攻撃した者には一切の情け容赦がない。
一貫してビジネスライクでもあり、天羽組から命を狙われている事から、カシラの名波和親からガラを躱すように勧められるが、(護衛を付けて行動する進言を受け入れこそするものの、)「どんな時でもシマを守るのが任侠者」と断っていた。
また、弟分の宇佐美純平の敵討ちに燃える飯豊朔太郎を追い込むも、戦火が広がる事を危惧して留めを刺す事を躊躇っている。
この事から、宇佐美を殺害した事や家入組への度重なる高圧的な振る舞いも私情ではなく、飽くまで組の為に動いていたと言える。
趣味嗜好
スポーツ全般のマニアである。それも筋金入りであり、時間に余力があれば、現地に赴いてスポーツ観戦する事や仕事をそっちのけでライブ観戦する事も珍しくない。本人曰く、「スポーツは俺みたいな男前でも平等だから好き」との事。
お酒についてはワインを好んでいる。それもビアホールに来たにもかかわらず、ワインを優先して飲んでいただけでなく、次に名波と飲みに行く際はワインを所望するほどである。
戦闘力
元アサシンの名波によって鍛えられた武闘派なだけに戦闘力はとても高く、その中でも回避能力とディフェンス力は異次元のレベルを誇っており、特に相手の攻撃を見切る能力は神城組でもトップクラス。
傷一つない美顔が何よりの証拠。
その根拠も、相手の身体を一点ずつではなく全体をぼんやりと見るように凝視する事で驚異的な回避能力を実現させている。
タクティカルナイフを得物としており、その剣捌きは達人クラスである。
また逆技(関節技の一種)も得手としており、金鳳智のように頸椎を一瞬で捻り、敵の急所を正確に踏み抜く等、僅かな挙動で相手の人体を破壊する術に精通している。
空間把握能力も非常に高く、周りにある小物を武器として活用することも出来、従来の鉄を薄く研いだ礫も暗器として活用しており、搦め手の一つとしている。また、拳銃による早撃ちも得意にしており、戦闘における明確な弱点がほとんど見当たらない。
「裏社会最悪の厄災」と恐れられ市合麟太郎にすら本音は怖いと言わしめたあの伊集院茂夫を前にしても、いつもの平常心を崩さないほどに胆力も据わっている。
過去
- 2024年7月26日の動画(長門碧)
6歳で両親は借金から逃れるために蒸発してしまい、里親に引き取られる。しかし、その里親は支援金欲しさに引き取っただけであり、碌な食事や生活環境に恵まれない過酷な生活を強いられる日々を送っていた。そんな中、後の恩人である佐伯組の佐伯と出会い、ボサボサになっていた髪を整えてもらい、「真の男ってのは身も心も男前だ」と強く説かれ、それが自身の考えに大きな影響を及ぼした。同時に佐伯に劣悪な環境を救い出され、成長した長門は神城組の門を叩く。
名波の指導もあって戦闘能力は早い段階で開花し、当時横浜を酷く荒らしていた殺人鬼の大槻三郎の始末を任され、これを完遂した。
「神城組のシマ荒らしたら、まともな死に方できねえんだよ」
活躍
初登場。
横浜で行われた会合にて天羽桂司の前に現れ、突っかかった際に天羽の護衛である矢部光晴と一触即発になりかけたところ、上司にして若頭である名波和親に諭された事で矛を収めさせた。
「名波のカシラ、この人らが領分を理解しない東京極道ですか」
- 2024年4月6日の動画(小峠華太)
家入組組長の家入雅和と護衛の柴原洋司の前に広瀬と共に現れ、家入組長に近づく。柴原に押しよけられそうになったが、まるで空を切るかのようにそれを躱し、家入に忠告をして去っていった。
然し、この長門の過度な挑発行為は柴原に余計なプレッシャーを与え、それが後の悲劇の遠因となる。
「今日は帰るけどさ あんまり神城組を舐めないでよ...俺みたいな男前は怒ったら怖いからね」
ゲストとして登場。伊集院を前にしても一切臆しない態度で話し、伊集院のターゲットを除く半グレを殲滅させた。
「アンタも名乗ってよ てか藤原でしょ?藤原顔だし」
伊集院「なんだそれは 伊集院だ」
「そこの坊やは吉田っぽい 違う?」
流川「る 流川だ!」
「吉田顔なのに?」
「どうも、神城組の男前です。一方お前らダサダサね」
神城組の代表として安芸と共に解説役を務める。
「町の人にとっちゃ平和が大事だろ?そんなの見過ごせねえよ」
- 2024年4月20日の動画(小峠華太)
家入組の横浜よりも東京極道と仲良くするスタンスについて、他の構成員と談議する。
その夜、名波や広瀬と飲みに行く。その際に舎弟からかかってきた電話の内容から、家入組が天羽組に本格的に舵を切ったことを悟り、しびれを切らした。
「東京極道が仕切る都市開発の建設案件…そのシノギが奴らに回ってきたからだ」
「地元が同じ俺らを蔑ろにして東京に尻尾振る精神がわかりません」
- 2024年4月29日の動画(小峠華太)
家入組に最後の通告を行うため、神城組の幹部で手分けして家入の動向を探る。この時、仕事そっちのけでメジャーリーグのライブ観戦をしており、舎弟によって半ば強引に駆り出された。
柴原や宇佐美と行動していた家入を見つけた際には舎弟3人と共に詰め寄るが、柴原が正常な判断力を失っている違和感に気付く。柴原が繰り出した不意打ちの銃弾を自身は躱すも、後ろにいた自らの舎弟である下田に命中してしまう。説得は不可能であると判断し、一瞬で空気を変えてタクティカルナイフを抜刀。柴原の背骨を断ち切って殺害する。
一気に場が臨戦状態に陥る中、さらに冷静さを失った宇佐美が不本意にも別の舎弟である山井の頭を撃ち抜いて殺害してしまう。それを見た長門はブチ切れ、宇佐美と家入に向かい合う。
これがすべての悲劇のはじまりだった。
舎弟の神田直道「長門の兄貴!家入が来ましたぁ!」
「今ドジャースの試合見てる」
舎弟の下田「結果はハイライトでお願いします!」
「言ったよねえ...ハマを裏切るなら怒るよって」
「柴原!動くんじゃねえええ!」
「天羽のクソガキぃ...テメェも死にてえんだな」
- 2024年5月6日の動画(小峠華太)
銃撃された舎弟の下田にまだ息があることを確認し、別の舎弟の神田に下田を闇医者に運ぶよう指令する。
家入の必死の説得を遮りながらも目の前に近づき、それを迎撃しようとした家入に完璧なカウンターを与える。
それを見た宇佐美に銃弾を飛ばされるも、それを躱し一旦物陰に隠れる。しかし、舎弟を殺された怒りで宇佐美の弁明など一切届かず、すぐに本格的な戦闘に持ち込む。
宇佐美との戦力差は明白であり、瞬く間に血まみれにする。家入の「自分の命はいいから宇佐美(天羽組)に手を出すな。天羽組に手を出せば取り返しが付かなくなる」という説得も聞かず家入を切り裂いて殺害。その後、なんとか生き残ろうと足掻いていた宇佐美の突撃を躱し、腹をナイフで突き上げて殺害した。
こうして自身は無傷のまま、敵対組織の3人をあの世に送ったのだった。
「死にたくねえか、そりゃあそうだよな 山井もなぁ死にたくなかったんだよ…テメェが殺したんだ」
「死ぬべき裏切りもんが死んだ、それだけの話だよね」
- 2024年5月15日の動画(小峠華太)
神代組の事務所に戻り、山井の死や宇佐美や家入らを殺害したことを報告。天羽組の報復を警戒した名波から単独行動の厳禁を命じられた。甘んじて受け入れたものの、誰が襲って来ても返り討ちにするスタンスでいる辺り、やり合う意思は見せている模様。
そして、家入組の舎弟である大矢の証言もあり、天城戦争における殺すべき最優先ターゲットとして、本格的に天羽組に狙われる事となった。
「承知しました。まあ、誰か襲ってきたとしても返り討ちにするだけですが」
- 2024年5月22日の動画(小峠華太)
天羽組との話し合いが決裂したことを受け神城義信に招集された。神城から天羽組に大義があるか聞かれ、そもそも家入組と神城組間の問題だったところに首を突っ込んできたのだからないと答えた。
「いえ、これはそもそもウチと家入組の問題です。そこに首を突っ込んで奴らはウチの人間を弾きました」
- 2024年6月8日の動画(小峠華太)
神城の天羽組と戦争に突入するが腹は括れるかという発言に対して、既に腹を括っていると答えた。
「親父、俺はもう腹は括ってますよ」
- 2024年7月12日の動画(小峠華太)
真田遼亮が率いる凱娃に潜入した飯豊朔太郎と青山琉己による調査により、幼少期に世話になっていた佐伯が一人で組んでいる佐伯組に現在も度々顔を出していることが判明する。
そして、ついに飯豊と激突することが予告された。
「天羽組、横浜を荒らすならみんな殺すから」
- 2024年7月26日の動画(小峠華太→長門碧→小峠華太)
神城組からは広瀬に続いて2人目のメインナレーションに抜擢された。同時に長門を演じる小倉氏がメインナレーションを務めたのもこの話が初めてである。
名波の進言で護衛2名を付けて、恩人である佐伯が営む理髪店へと顔を出す。この時長居をするつもりはなかったが、天羽組の飯豊と青山に張り込まれている事に気付いた佐伯のお陰で不意打ちを防ぎ、逆に自身が不意打ちをかけようとする。手榴弾を投げ付け、天羽組の増援を警戒して逃走するも、飯豊が車を走らせながら銃撃すると言う想像以上の執念の前に護衛2名は気絶した上に逃走に失敗してしまう。
そして、宇佐美の敵討ちに燃える飯豊との死闘が始まる。
「俺は別にいいんだけどさぁ…お前、弱そうな上にもう血まみれだぜ」
※しかしこの回が佐拍との今生の別れになるとは長門自身は知る由もなかった。
神城組 美麗なる天才戦闘者 VS. 天羽組 怒りに震える若きホープ 凄まじき実力
- 2024年8月3日の動画(小峠華太)
飯豊との死闘が公開された。
飯豊の凄まじい執念に裏打ちされた戦闘能力と奇策を前に肝を冷やす場面は何度かあり、胸を斬り裂かれたものの、最終的には驚異的な見切りや逆技を遺憾なく活かした戦術で倒す。しかし、手負いながら追い付いてきた青山との戦闘に発展してしまう。
「俺の牙城を崩すことなんて誰にもできないんだ」
「天羽組、若いのに優秀だった。コイツのトドメを刺せば…」
神城組 美麗なる天才戦闘者 VS. 天羽組 リアルスーパーマン 広がる戦火
- 2024年8月16日の動画(小峠華太)
柔の長門と剛の青山の一騎打ちとなり、前半は身の軽さとスピード、関節技で彼の左指2本をへし折る事リードするが、青山の執念とパワーにより長門の精密機械の如き立ち回りに狂いが生じ始めてしまう。同時に青山の受けさえ通じない剛剣を前に、無意識のうちに精神力も摩耗していった。
それでも凄まじい見切りによるカウンターの斬撃を青山に数度浴びせ、右肘を破壊して見せるが、へし折った瞬間、青山は肩だけの筋肉で長門を捕らえ持ち上げて見せた。
青山による強引極まりない肉弾戦によって、コンクリートの道路に叩き付けられてしまう。
追撃を躱すも、頭部に重大なダメージを負ってしまう。青山はこの時狩猟刀を手放しているが、彼の武器は肉体そのものと断じて警戒を高める。
青山は凄まじい突進を見せるのに対し、長門はパンチかキックに山を張って迎え撃つ。
しかし、青山が選んだのは肩を折り畳んでのショルダータックルであり、カウンターによる斬撃で致命傷を狙う算段が崩れてしまった。
それでも、青山のタックルを辛うじて躱すが……。
青山「肘が折れててもよぉ スーパーラリアットならできんだわぁああああ!」
青山は自身が躱した方向を読み切り、折れた右肘を伸ばし、強烈極まりないラリアットをその首にブチ当てた。
青山渾身のラリアットを食らってしまい地面に後頭部から叩きつけられた。さすがの長門も2回も後頭部を強打した結果、頭蓋骨(後頭骨)は砕け目から血を流し虫の息となる。
最期は「神城組は怒り狂うぜ」と戦争の激化を予言した後、起き上がった飯豊の手で宇佐美のドスにより引導を渡された。
なお止めを刺す際の飯豊の言葉は、かつて宇佐美を殺した長門自身の言葉とほぼ同じである上に、長門の最後のセリフも家入の最後のセリフのオマージュになっている。
そして神城組最強格の武闘派である長門碧は、もっと神城組の仲間と過ごしたかった願いと、死を受け入れる思いを抱きながら、その命を散らした。
「俺もこの道で生きてんだ…命乞いはしねえ…ただ…ゴフ…神城組は怒り狂うぜ…」
「もうちょっと神城の奴らとバカしてたかったけど…まあ男前ってのは…早く死ぬもんだから…ね…」
- 2024年8月30日の動画(小峠華太)
目覚めた護衛の舎弟の1人が、車を脱出し、長門を探す。
そこには、既に事切れた長門が倒れていた。
舎弟は奇跡を信じて長門に心臓マッサージをし続けるが、とうとう息を吹き返す事はなかった。
そして、舎弟によって本部の名波に通報が入った事により、長門の遺体が回収され、無言の帰還を果たした。
長門の死は組長の神城を始め、到底受け入れられるものではなく、長門の充実した人生を物語るように、仲間達の号哭が響き渡った。
ガラを躱すように進言した名波は、悪い予感が的中した事に、泣きながら謝り続けた。
神城は悲しみの余り、「暴走」に近い報復を決意し、長門を討った青山と飯豊、命令を下した天羽への暗殺命令を全組員に命じる。
これは長門が死に際に予言した通りだが、その中でも最悪のシナリオと言えるものだった…。
「男前が勝つ…」
- 2024年9月7日の動画(小峠華太)
神城組によって葬儀が営まれた。戦争中ということで小規模なものではあったが、神城や名波を始め参列した面々は涙を流しながら見送った。
余談
戦争の遠因と激化の可能性
天城戦争の直接の原因は柴原が長門の舎弟の下田を銃撃したことであるため、柴原だけが原因で長門は悪くないという極端な意見が散見されるが、それは正しいものとは言えず長門側にも十分な落ち度があったといえる。
それは、家入側への圧力の掛け方が明らかに行き過ぎていたことだ。長門は、何度かアポも取らずに家入の行き先で待ち伏せをして武闘派組員と舎弟数名で圧をかけて警告するという手法を取っていた。その際に、長門は柴原を避けて家入に零距離(長門が家入を殺そうと思えば柴原を無視していつでも殺せるということ)で圧をかけたことがあり、それを柴原が想起したことで彼の暴発を呼び起こしたという側面がかなり強い。長門は戦闘の意思はないことを伝えていたが、自分達に敵対的な相手(しかも一人は、自分より実力がかなり上)の言葉を無批判に信じるのは無理があるのだ。もしそのような高圧的なアプローチではなく、正式に家入組に会合を申し入れどちらかの敷地にもう一方の組長や若頭と武闘派の数名が出向き、そこで天羽組の立ち会いの元で会合を行えばこの戦争や舎弟、引いては自身の死は起こらなかった可能性がある。
相手の行き先を先回りして武闘派や部下数名が突如現れるという手法は、天羽組や京極組の敵対組織が戦争時に幹部や武闘派の奇襲の際に専ら取っていた戦術であり、単に最後通告が目的ならば、態々そのような挑発的なアプローチを取るのは悪手と言わざるを得ない。
また、青山&飯豊が長門を討ち取った事で、天羽組は当初の目的である宇佐美と家入そして柴原の仇を取る事には成功した。しかし長門を殺された神城組がこのまま黙って手を引くわけがなく、長門の最期の言葉もあり、小峠はこの戦争が更に激化していく事に危機感を抱いている。又、神城組は真田遼亮が率いる藤沢市に拠点を置く半グレ組織「凱娃」とも依然として戦争状態である事、さらに同じ神奈川県には鎌倉市を本拠地とする武闘派極道組織である「隼瀬組」も存在しており、凱娃と隼瀬組の動向次第ではこの戦争は更に混迷を極めるであろう。
闇落ちの可能性
8月30日の動画で神城が天羽の暗殺命令を下しているが、これは「純粋な敵討ち」であるが、結果として東京を侵攻する「大義名分」が出来たと言っても良い。
これまで仁義というポリシーを守っていた神城組がそれを捨ててしまった場合、道を外してくる可能性が高い。
つまり、最も悲劇的な意味で神城組が悪に堕ちる可能性が出てしまった。
関連項目
仙石薫、相良颯誠 - 京極組の武闘派極道。前者は長門と同じイケメン自慢のナルシスト。後者は仙石の兄貴分で長門とは飯豊に殺害された点やクリーム色の髪に赤眼という見た目がよく似ている。一方、長門は舎弟への思いやりが非常に強いのに対し、仙石と相良は思いやりこそあるものの、舎弟への当たりが強い。
白石玲士、岸本隆太郎 - 天王寺組の武闘派極道。前者は長門や仙石と同じイケメン自慢のナルシスト。後者は白石の後輩で長門や相良と同じく飯豊に討たれた点が同じ。
秋元詩郎 - 羅威刃の副将。長門と同様にイケメン自慢で床屋に通うナルシスト。又、長門は舎弟に心臓マッサージされても時間経過為、蘇生が出来なかったのに対して、秋元は京羅戦争終盤に久我虎徹との死闘に敗れて危篤状態となるも、駆け付けた東雲竜政心臓マッサージをされて蘇生(※東雲の筋力によるもの)。勿論久我はこの事を知らず、2ヶ月後の獅子王組の内部抗争時に良識派のリーダー眉済俊之から秋元の生存を知った時は度肝を抜かれていた。
我妻京也 - 戒炎のトップ。長門と同様に幼少期に天涯孤独となる点が同じ。こちらは物心つく前に父親はおらず、母親は彼がまだ2歳の時に薬物中毒で死亡している。一方、長門の恩人の佐伯は生存しているが、我妻は恋人の千尋を外道の手によって失いモンスター化した為、ある意味長門のIF的な存在。なお死因は守若冬史郎に京極組の怒りが込められた拳で立て続けに殴られた事による後頭骨の粉砕骨折によるもので、長門とほぼ同じだった(ただし長門は飯豊に止めを刺されているが)。
麻生成凪、ミスト(慎吾) - 前者は戒炎のNo.2。元は仙台の岡口組の極道。後者はエルペタスのアサシン。長門と同じく異次元レベルのディフェンス能力を高さを持つが、それぞれ里親・義父・孤児院職員のせいで壮絶な幼少期を送っている。またディフェンス能力の高さが本人の集中力に作用されているため、それを乱されると途端に脆さを晒してしまう点も共通している。なお麻生は最後に(自らの今までの行いを無視した)命乞いをして激怒した六車に胴体を両断されて死亡しているが、ミストはチアノーゼを起こして酸素補給のために呼吸をした瞬間にバースの鉄拵えの鞘による一撃を後頭部に食らって倒されたものの、バース自身も止めを刺す余力がなかった為に生存している。
金鳳智、流川隆雄 - 前者は株式会社モーリー所属のアサシンにして「金鳳石鹸」の店主。後者は拷問ソムリエ伊集院茂夫の助手。両者とも関節技を駆使する点が共通している。
一条康明、戸狩玄弥 - 前者は京極組の極道で仙石の兄貴分で相良の同期。金髪である事、天羽組の舎弟殺しが天羽組との戦争開始の号砲になった点が同じ。長門の場合は、青山との死闘で致命傷を負い、更に飯豊によってトドメを刺されて死亡したのに対して、一条は存命。天京戦争後、一条はずっと天羽組に謝罪を申し込んでいるが天羽組構成員たちの心情は厳しく未だに面会を謝絶されている。後者は天王寺組の極道。長門と同じく青山と激戦した。羽王戦争中盤に、天羽・青山・飯豊の盾となった阿久津敏朗を殺害し、戦争終盤には単独で天羽の命を狙った為、一条と同じく天羽組構成員からの心情は厳しい(※戸狩自身も自覚している) 。戦争が終結してから約半年後、責任を感じていた戸狩は直接の謝罪は出来ないまでも、誠意として天羽組に夏のお中元として高級マンゴー10個セットと、天羽組への手紙を送り、天羽は許す事は出来なくても任侠者としての誠意は受け取る事にした。
室屋柊斗 - 天王寺組の武闘派極道。戸狩の弟分で岸本の兄貴分。トップへの忠誠心が強い組内きっての武闘派である点やワインが好みである点が共通している。一方、長門は舎弟への思いやりが非常に強いのに対し、室屋は舎弟への当たりが強すぎる要素が相違点である。