公式サイトでの解説
レディを何よりも大切にするナイスガイ。
戦闘スイッチが入ると体に火が点こうが関係なく相手を殺戮し続ける…狂気を持ち合わせる。
視野が非常に広く、状況判断はピカイチ。
山鎌を得物として敵を切り裂く。
羽王戦争中に室屋を急襲し、致命傷を負わせる。その後、一命を取り留めた室屋の襲撃に遭い体に巻きつけた爆弾に巻き込まれ死亡。
概要
「美女を苦しめる醜男はこの世で最も不要な物体なので……1人あたり足を3本カットします。あ、下ネタです」
「カーブト、復帰戦にしては、相手強くね?」
「可愛くない女なんて存在しねえ。ただどうすれば可愛く見せられるか、わかってねぇ女がいるだけだ」
天羽組所属の武闘派狂人極道。異名は「山鎌の南雲」。外道カタギの店で暴れたことで器物損壊罪で逮捕され、1年半ほど刑務所に収監されていたが、京極組との天京戦争で北岡隆太と冨樫宗司が死亡した後になって刑期満了で釈放された(ちなみに、器物損壊罪の法定刑は3年以下の懲役またはは罰金30万円以下もしくは科料となっている)。
なお本編ではシマ荒らしの半グレに制裁を加えている現場を警官に見られてしまい、懲役2年の実刑を受けて服役していたという設定に変更されている。
主な業務はシマ内の女性に甚大な被害を与えたシマ荒らしへのカチコミ。
年齢は共に30代後半と思われる和中蒼一郎を兄貴呼びしている事や小林幸真を呼び捨てしている事から、和中より後輩であるのは確かで小林とは同期もしくは先輩である可能性がある。2023年11月20日付の動画で小林が「南雲の兄貴」と呼んだことから小林の先輩に当たることが判明した。
誕生日は終戦記念日(ちなみに本家のtwitterで誕生日が明かされたキャラの中で獅子座生まれは彼一人だけだったが、本家の動画で後から京極組から海瀬将悟・花沢伊織の2名が追加され、後から同じ天羽組から永瀬光一と青山琉己が獅子座生まれであることも明かされた)。
人物
容姿
銀髪で色黒の肌をした、金色の目の優男であり、公式チャンネルにおいても「ナイスガイ」と称される程の甘いルックスを持つ。スーツの色は黒系統で纏めており、金のネックレスとイヤリングで着飾っている。
公式Twitterにて先行公開されたビジュアルを見た視聴者からは「想像していたよりもカッコいい」と評価されている。身長180センチ。
性格
天羽組内の武闘派狂人兄貴の例に漏れず苛烈な一面を持ち、敵対者の足や首を何の躊躇いもなく山鎌で斬り落として命を奪う。
その一方で、平時では女好きでお調子者な性格が目立ち、親っさんとの会話でもさり気なく下ネタを挟む場面も有った。半グレ曰く「ポエマーヤクザ」。他にも、「天羽組随一のフェミニスト」や「奇跡の独身」と自称するナルシストな一面や、カチコミでの活躍を小峠華太に盛るように言いつける等、見栄っ張りな一面を持つ。そして、時に「モテる男は相手の土俵で勝つ」という持論から得意分野ではない拳銃での勝負を仕掛け、銃弾が腹部に直撃し掛けるという失敗をやらかした事も有った。他の狂人兄貴達に比べれば喜怒哀楽が激しく情緒不安定で感情を剝き出しにしたりと心なしかコメディリリーフのような役割も担っていた。
しかし、女性に対しての想いは本物であり、無実の女性を傷つけた相手に対しては怒りを露わにしてカチコミに赴いている。他にも、シマとしている空龍街でトラブルが起きた際は(主に女性関係が中心でこそあるが)かなり積極的に解決に動いて平和を守ろうとする姿勢もまた確かである。更に極道としての性根は真面目な方であり、小峠に対して「色男になった」と評した他、刑務所で服役していたため組を挙げた抗争に参加できなかった事を詫びた。同じく小峠と関係深い速撃ちの八隅や舎弟の青山と同じく舎弟に対する扱いも基本的に親切かつフレンドリーであり、パワハラも見受けられなかった。また小林と同じく初登場で早速小峠を下の名前である「カブト」と呼んでいるなど、小峠に対する態度は親切かつ気さくそのもの。小峠以外の舎弟に対しても気さくに接しており、登場して初めてカチコミに行った飯豊朔太郎にも「筋が良い」と素直に認めている。
同じ鎌使いであった「鎌の坂元」とは一見仲が良い様に見えていたが、互いの気質もあってか実は非常に仲が悪く、互いに流血沙汰の喧嘩を行っていた事もあった。それでも小峠の口から坂元が死んだと伝えられた時は何処か寂しそうな感じだった。
とはいえ、女性の詐欺師に年50回騙されていても全くめげないあたり、女性に対して異様に甘いを通り越して女性そのものが決定的な弱点である。(南雲と対照的に男女平等主義者の)紅林二郎や伊武隼人と因縁ある美火暗とか(女性に免疫はないが外道女には厳しい)三門一郎太に制裁された美杏花のような悪女連中からすればいいカモであるのと同時に見た目が悪くない女性が相手ならば敵対組織の罠にあっさりハマって不利になるばかりか戦わずに負けを認めてしまう可能性もあり得ない話ではないと見られていたほど。もっとも、女性の詐欺師に年50回も騙されているという前述の発言は、外道の男に騙されて利用されていた女性をなぐさめるために語った方便である可能性が高く、どこまで本当かは不明である。しかし、2023年3月1日の回でとうとう本当に美人局の女に騙されてしまった。オマケに、騙されたと知っても粛清したのはその女性とグルだった男の方で、女の方はあっさり許してしまっており、やはり例え犯罪を犯した相手であろうと女性の場合は甘いようである。とはいえ、目の前で相方の男が酷い目にあったのを見たせいもあるのかもしれないが騙した女の方も南雲の甘言で改心している(因みに、直前まで男を制裁する南雲に対して恐怖で引き攣った顔をしていたが、この時は壁ドンされながら許された為か顔を赤らめていたので、もしかしたら本当に惚れ直していた…のかもしれない)この辺りは、同じ回で痴漢冤罪を吹っかけた女を容赦なくぶん殴った野田一とは対照的である。
悪く言えば女にだらしないジゴロで、良く言えば騎士道精神に溢れる人物と言える。
更には組を絶縁された仁義外れと同じく熱心なドルオタである。もちろん過激派ファンなどではなく、マナーを遵守する真っ当なファンであり寧ろ過激派ファンはアイドルを苦しめるため嫌っている。普段の小洒落た姿からは想像ができないクソダサTシャツ姿でイベントに参加したこともあった。
戦闘
能力
山鎌の扱いに長けており、並みの半グレ相手で有れば一瞬で足を刈り取って戦闘不能に追い込んでしまう。そして、集団戦且つ煙幕の掛かった環境下であろうと、銃弾の雨を掻い潜る程の反射神経や気配察知能力を持つ他、足元を見て敵の居場所を察知し、山鎌と拳銃の合わせ技で瞬時に敵の命を刈り取る。キレると3本目の脚ということで陰茎を切断しようとする。
但し、拳銃そのものは得意分野ではない為か、劇中で河内組の凄腕ガンマンとの銃による一騎打ちを行った際には、発砲する間も無く銃弾を避け切れずに腹を掠めてしまっていた。
しかし南雲の真骨頂は狡猾な頭脳と視野の広さであり、 一瞬にして戦況や置いてある物資・資材等の位置を把握した上で逆転の糸口を見つけ、本当の目的を悟らせないための布石を味方にも分からない一手を打って格上の相手を倒したり、不利な状況を覆した事すらある。戦い以外でもその知性を情報収集や駆け引きにも遺憾なく発揮している。
他にも刃物を素手で受け止めてやり返す精神力や重傷を受けても執念で戦い抜くタフネスも相当なレベルである。
使用した武器、道具
- 山鎌
「オッシャアアア! 俺の勝ち!」
南雲のメインウェポン。人体を容易く切断する威力を誇り、これで敵対者の脚を雑草めいて刈り取るのを得意としている。
「クソがあああああ!」
本来はオシャレ用の道具として使っている。しかし南雲は非常に頭が切れるためガスの臭いを誤魔化す芸当も可能。
- 拳銃(チャカ)
「キモいアホがぁ、モテる男は相手の土俵で勝つんだよ」
天羽組の標準装備。
「2人纏めて消毒決定! 焼き方はウェルダンで!」
山鎌と並んで十八番とする武器の一つ。キレると敵のヤサにばらまく。
かつては坂元同様に仁義外れな狂人である火炎瓶の南田に仕込みをやらされていたが、今度はその仕込みを飯豊にやらせる模様(小峠はペーペーの頃にやらされたらしい)。南雲が用意したものは油にバターと砂糖を混ぜており、なかなか火が消えないどころか、水をかけたら燃え広がって二次被害を生み、人間はもちろん大型の爬虫類を余裕で丸焼きにしてしまう火力を持っている。
- 愛用しているバイク
普段から乗っているビッグスクーターで彼の相棒的存在。移動だけでなく、ウィリーした状態で敵に突っ込ますと言う攻撃技にも応用できる。
関係者
天羽組
天羽組に所属する武闘派の中堅極道であり、言わずと知れた「華の天羽組」の主人公。尊敬と信頼の良好な上下関係を築いている。
刑期を終えて出所した南雲とカチコミに行くも、そこで河内組に所属する伝説のガンマンと遭遇した模様。
吸火闘へのカチコミに同行した舎弟の1人。南雲の無双ぶりを目の当たりにして自身の未熟さを噛み締めていたが、南雲からは『筋がいい』とそれなりに評価されていた(尤も、直後に理不尽な命令を下していたが…)
同期の構成員。前述したように、裏社会では「狂気の鎌兄弟」の異名で知られていたが、当人たちは不仲であり、殺す気満々のタイマンを度々行っていた模様。我欲の為に舎弟を平然と手にかける短気かつ粗暴な性格で、後輩から全く慕われていなかった坂元と、お調子者ではあるものの、人情派で後輩に優しい南雲とでは、馬が合わないのも道理か。
なお、坂元は河内組のモブ構成員に殺害されてストーリーから退場している。 南雲は小峠に言われてこの事実を知ったため坂元殺害はこの2年以内に行われたものであると発覚。
先輩構成員。若手の頃名前の南繋がりで、南雲は南田にこき使われていたとの事。大量の火炎瓶をひたすら作り続けさせられた時期があり、その時に火炎瓶の製造法と使い方を教え込まれた。舎弟には横暴な態度ばかり取っていた南田には珍しく肩に手を回しながら笑顔で教えている様子を見るに、南田は南雲の事を気に入っていた様ではあるが、南雲は終始無表情だった所を見ると、南雲は南田をあまり慕ってはいなかった様である(徹夜でやらされて意識が朦朧としていた可能性もあるが)。
「弱気を助け強気を挫く」ために身体を張ると言う任侠道を教えられ、「世話になったどころではない」ほど気に掛けられたのもあって、非常に尊敬している。南雲と同じく羽王戦争で戦死。
舎弟にしてはメンタルが強い男。その様を南雲は「モテるタイプの気合い」「昔の小峠」と褒めた。
- 七緒、幸子
前者は天羽組が支援していたアイドル事務所の推しアイドル、後者は天羽組のシマにある散髪店で南雲の髪をよく切っていた店員。どちらも南雲のお気に入りの女の子で、彼女達が被害に遭った事件ではいつも以上に怒りを露わにしてカチコミを行い、最後は被害に遭った2人を想って涙を流している。
京極組
性別を超えた極道と認識しているものの、親しみを込めて下の名前で呼んでいる。
河内組
天羽組と対立している老舗の極道組織。現在の獅子王組。
不仲だったとはいえ「狂気の鎌兄弟」の片割れである坂元を殺されているほか、南雲自身も河内組所属の伝説のガンマンと遭遇している。
伊集院茂夫
遺族の怒りや涙を汲み取る拷問ソムリエ。2023年1月16日の動画にて共演した。伊集院のことをムッシュと呼んでおり、戦闘力や狂気を評価されていた。
何気に死んで物語から退場した狂人兄貴達と関係が深い。
活躍
京極組との抗争、通称「天京戦争」は天羽組の勝利で幕を閉じたものの、抗争による財政の消耗と人材損失で天羽組の受けた損耗は予想以上に激しく、早急な組織の立て直しが進められていた。そんな中、 蟲毒という河内組傘下半グレが空龍街から夜の店のキャストを強奪するために寮の受水槽にヒ素を混ぜるというバイオテロを強行。相当数のキャストが重症になる大事件の解決のために小峠と共に蟲毒のアジトへのカチコミに参加。まず蟲毒を殲滅し河内組から送られてきた強力なガンマンと対決することとなる。
南雲はこのガンマンと早撃ち勝負をしようとするが普通に負けて逃走。投げた香水で匂いを誤魔化した上でガスホースを切断した後長話でガンマンの攻撃を止めてガス爆発までの時間が稼ぐ。想定通りガス爆発を引き起こし大ダメージを負ったガンマンを斬首した。
戦闘力と状況把握力、敵を見事に出し抜く狡猾さに小峠は南雲の強さを再確認した。
「なあ、カブト……罪もない女に毒を盛るクソ共を俺は人間と認めねえ。例えお釈迦様や閻魔様が許しても、この南雲だけは許さねえ。全員地獄に送るわ」
「女を泣かす奴は豚だ。全員の豚足を刈る」
「どんなに上手に隠れても、汚ねえアンヨが見えてんよ♪」
「テメエらの足、全部刈ってやらああ!」
天羽組管轄のクラブで馬鹿やらかした半グレ連中を制裁し、その半グレ連中に慰みものにされかかっていた女性に意味不明な、最早自虐ネタとも取れる慰めの言葉をかけていた。
「お前らか…… 全世界の宝、見目麗しいレディを蔑ろにする害悪共は……」
「ねえ、足2本切断するか、真ん中の足を切ってオネエになるか、選んで?」
(騙されたと嘆く女性に対し)「お嬢さん、泣かないで。俺は年間50回は女に騙され、金だけ取られている。下には下が居る…… 俺を見て、勇気出すんだ」
- 2022年7月13日の動画(小峠華太)
アイドルの個人情報を引き抜き強姦目的の過激派ファンに売り捌いていた半グレ「吸火闘」の最悪の所業が原因で、推しのアイドル「七緒」がファン恐怖症になった末引退した事件にブチギレ、小峠と飯豊を引き連れ火炎瓶を大量に持ち込みカチコミを決行。雑魚を火災で殲滅してアイドルの情報を引き抜いた橋下とボスの西岡に蹴りをぶちかまし、怒りのままに両者の脚をカットして残りの火炎瓶全てを2人に使いウェルダンで焼き殺し最後は敵アジトを火の海にすると言う、イカレっぷりなら他の狂人兄貴達と同等以上に苛烈な方法で始末した。その直後、七緒を想いながら号泣し、その情緒不安定っぷりを小峠から内心ツッコまれていた。
今回でどこぞの裏切り者に火炎瓶の仕込みを強要されたことが発覚し、それを今度は飯豊にやらせることとなった他、飯豊の筋の良さを認めていた。
「火炎瓶だよコノヤロー…… 汚物共は焼却減菌ラリパッパだろうが」
「燃えたくない人は燃やしまぁーす! 燃えたい人は、望みを叶えまぁーす!」
「監禁! 滅菌! この世からバイバイキーン!」
「罪の無い女の子を泣かせた金で飯が食えるテメエらを、俺は人間とは認めねえ…… 今すぐ死のう。それがいい。まずは豚足4本刈りまーす!」
「2人纏めて消毒決定! 焼き方はウェルダンで!」
「ケジメは付けたよ、七緒ちゃん…… ヒヒヒヒィヒィィィン! しゅきだったよォォォォッ!」
- 2022年9月9日の動画(小峠華太)
いきなり天羽の自宅にカチコミを仕掛けてきた下衆2名が舎弟の小田と木村他2名をマシンガンで射殺。天羽を送迎していた南雲は脇腹に1発貰うも天羽ごと逃走、今度は手榴弾を投げつけられるが手榴弾爆発まで3秒のラグを南雲に与えるという凡ミスをした下衆に手榴弾を投げ返し手を怪我させる。天羽を避難させたあと井川遥みたいな美女がいると叫び注意をひこうとするが通じず再びマシンガンを乱射される。躱し切った南雲はウィリーしたバイクを投げつけ決定的なスキを作り接近、茶髪の下衆のドスごと腕を掴み脚を切り飛ばした。残るメッシュの下衆はブチギレて集中力が高まっている小峠の遠距離狙撃で心臓を弾かれて呆気なく死んだ。刃物を受けた左手は小峠によって治療された。
- 2022年10月16日の動画(小峠華太)
守り代回収時にクララというキャバクラに日本を舐めた東南アジア系半グレ「ベトチペ」がカチコミを仕掛けてくる。舎弟の宇佐美と矢崎は抵抗するが数が多すぎる(20人)上に宇佐美は天王寺組の韮澤の理不尽な拷問の末大怪我をしていた状態だったため宇佐美は怪我が悪化し矢崎は頭を割られるという大惨事が発生。報復のために小峠と共にカチコミをすることになる。そんな2人の元に病院から抜け出して参戦を希望した宇佐美を連れていくことに。
ベトチペのヤサに南雲は普通の鎌を持って小峠と宇佐美を連れてカチコミ、案の定鎌と銃で一方的な殲滅をやってのけるが途中で軍用機関銃を持った構成員が登場し銃乱射を回避、ビビる小峠と宇佐美に雑な乱射だからすぐに弾が切れると指南。案の定弾切れを起こした敵を始末した。
その後宇佐美は敵のボスに立ち向かおうとするが怪我が悪化してビビってしまい小峠から活を入れられて気合いを入れ直して敵のボスに突っ込むも怪我で動きが鈍って頭を刺されそうになったところ小峠が敵のドスを腕ごと吹っ飛ばしそのスキに宇佐美がトドメを刺した。この宇佐美のメンタルの強さを見た南雲は昔の小峠のようだと評した。
「相手はベトナム人か…… ちょうどアオザイの美人の画像を集めてたところだ……」
(小峠「南雲の兄貴、ちゃんとしてくださいませ」)
「うん」
(宇佐美が同行を志願したのに対して)「いいじゃねえか、まるで昔の誰かさんを見てるみてえだ。モテる気合いだ」
「宇佐美、一つ教えてやる…… 女性が着ている美しいドレスはな、脱がされるために着てるんだ」
「女性が着るもっとも美しい服は愛する男の腕なんだよ……」
「外道は自分のモツを首に巻けよおおお! 似合うから!」
(機関銃を乱射した「ベチトベ」の構成員に対して)「お前、銃刀法違反だあ! 罰としてお腹を裂いてやる!」
(ベチトベ構成員「いや、鎌はあああ!?」)
(病室で談笑している宇佐美と矢崎を小峠と眺めながら)「宇佐美ってなんか昔のお前みたいな奴だなぁ……」
(小峠「いえいえ、俺なんかより全然優秀ですよ、アイツは」)
「モテる男のティラミスパフェ」という商品紹介の隣に本名が書いていた。
- 2022年12月17日の動画(状況整理)
飯豊と共に動画に参加。更に投擲の香鈴にベタ惚れで案の定騙された。
また、この回では京極組の心と呼び声が高いオネエ系極道の高砂明夫と旧知の仲である可能性が高く、下の名前である「明夫」と呼んでいることが判明した。本人曰く、「女には親しみを込めて下の名前で呼ぶ」とのことで、高砂は見事に惚れていた。また中の人繋がりネタなのか出会い頭に睨まれた経験があるのか伊集院茂夫のことを、小峠達同様「伊集院の旦那」と呼んでおり、また伊集院のことを「あの人はモテるだろうな」と評していた(どちらにしろ、”伊集院の旦那”と呼ぶ当たり一度は対面しているのだろう)。
- 2022年12月23日の動画(飯豊朔太郎)
工藤の葬儀に参列する。そして、大粒の涙を零しながら天王寺組を斃す事を改めて決意するのだった。
「兄貴・・・天王寺組は俺が破壊してやりますから」
なんと伊集院と遭遇したらしい。伊集院が相当急いでいるようなのか南雲の恋バナの誘いは振り切られた。
- 2023年1月16日の動画(伊集院茂夫)
天羽組のシマで担当美容師の幸子という女性が水前寺智光という猟奇殺人鬼に刺され鰐に食い殺されるという事件にブチギレ、共犯である植田の経営する鰐園にカチコミを決行。別件で水前寺と植田を殺そうとする伊集院や流川隆雄と共闘し鰐園に侵入。スピーカーのように証拠を出せと喚く水前寺に「証拠は要らない」というヤクザの論理と懇意にしていた女性を殺められた怒りでブチギレ、逆ギレした水前寺がけしかけた鰐2匹を1匹は火炎瓶で焼殺しもう1匹は銃殺した。そして水前寺の懐に一気に潜り凄まじいアッパーをかまして気絶させる。伊集院が拷問ソムリエである事を知っており、自分でやるより彼に任せる方が地獄の苦しみを与えられると判断し迷うことなく身柄を譲った。その際水前寺の末路を想像しながら嗤いつつ、殺された幸子を想って泣く言う情緒不安定な表情を見せた。水前寺はその後伊集院の手によって、蟲屋の利平が飼っている空腹の閻魔蟋蟀にインテリ気取りの倫理も常識もない脳を食い尽くされ死亡した。
伊集院と鉢合わせた際は彼が拷問ソムリエである事を知っており、スイッチが入った時の狂気と集中力に一目置かれた。
「如何にも、初めましてムッシュー。拷問ソムリエの伊集院さん」
「俺の髪の毛を切っていた可愛い幸子ちゃんをやりやがった…… しかもそこはウチのシマです。可愛くて華奢で、本当にいい子だった。伊集院さん、付いて行かせてもらうぜ」
「ヤクザに証拠なんざ必要ねえんだよ!! 女の子を殺めたテメェは地獄に落とす!! それだけだ!!!」
「伊集院さん。こいつ、あんたに譲るよ」
(伊集院「いいのか? 知人の仇だろう?」)
「俺が殺るより、アンタに預けた方がエゲツない死に方するだろうからな……ヒィヒヒィヒィン!! 幸子ちゃぁん!!!」
- 2023年3月1日の動画(小峠華太)
美人局をしてきた女に騙されてラブホテルに入ったが乱暴されたと騙り外の男と激突することになるがその辺の性犯罪者ごときが南雲と戦えるわけがなく瞬く間に顔面を切り裂く。更に男にハサミを渡してすぐ髪を燃やして焼け死ぬ前に髪を全て切らせた。男がハゲになった後女に(壁ドンしながら)美人局ではなく男を癒す仕事(おそらくキャバ嬢辺りか)に就くように勧めた後女に騙されたことで号泣した。
なお、この回では野田も南雲と同じく女に騙されて痴漢冤罪を吹っかけられていたが、こちらは野田に顔面をぶん殴られ、実行犯の男ともども制裁されている。野田も基本的にカタギの女性には律儀な一面が多いが、流石に犯罪の片棒を担ぐのであれば容赦はしないようであり、この辺りは南雲と対照的である。
天羽組総出の花見の最中、花より団子と言わんばかりにナンパに勤しんでいた。しかしながら、口説いた女性から「名言引用してカッコつけるところがキモい」と敢え無くフラれた。
「お嬢さん達、初恋と最後の恋の違いはご存じですか?」
(女性A「何それ? 気になる!」)
「初恋は、『これが最後の恋』だと思う。最後の恋は、『これこそが初恋』だと感じるんですよ」
「さあ、最後の恋をする為、ボクと飲みましょう」
(女性B「何かヤダ」 女性A「名言言おうとする感じがキモかったです」)
「ヒヒヒヒィィィン!! 2万払うからァッハッハッハァン!!」
(飯豊「成功してもただのギャラ飲みじゃないですか……」)
天羽組のナイスガイ VS 天王寺組 非情な天才
天羽組の若頭である阿久津敏朗は親交ある組織との会合のため、南雲と新人構成員である鶴巻が車で同行する。抗争中のため裏道を通っているところにホームレスが飛び出してきた。しかし、ホームレスの目がおかしい事に気付いた南雲は警戒態勢に入るが、鶴巻は迂闊に窓を開けてしまう。そこに待っていたのは、天王寺組戸狩派No3の室屋柊斗と構成員である大仁田だった。鶴巻は一瞬で弾丸を数発受けた事で即死、南雲も左肩を撃たれてしまう。車を使い物にならなくされた上に火炎瓶まで投げられ窮地に立たされるが、南雲は銃弾が通る程度まで窓を開けそこから正確な射撃で大仁田を戦闘不能にする。逃走しようとする阿久津と南雲だが、室谷は一瞬にして回り込み、南雲との戦闘に発展する。逃げようとする阿久津を撃とうと大仁田が力を振り絞るが、南雲は察知して始末する。しかし、それは室谷に隙を与える事になり、南雲は斬られてしまい、阿久津も撃たれそうになってしまう。すると南雲は自ら盾になって阿久津を守り、根性を振り絞って迎撃する。しかし、室屋の強さに加え戦闘前から撃たれているのもあって南雲が不利であり、とうとう膝を付いてしまう。南雲は油断を誘うため、這うように距離を取って室谷に足元にあるモノを投げつけた後に消火器を放り出す。南雲は消火器に拳銃で撃ち抜く事で白煙を起こして煙幕代わりにする事で逃走に成功した(煙に紛れて銃撃する選択もあったが、南雲の銃は弾切れだった)。
南雲は逃げる途中で小峠や速水泰輝と合流し闇医者に運ばれながら、室屋へのリベンジを強く誓うのだった。
リベンジ 宿命の2人の第二ラウンド
天羽組に衝撃の報せが届く。
天王寺組の室屋の襲撃で大怪我を負った南雲が病院から抜け出したと言うものだった。
大慌てで南雲を探す小峠達だが、当の本人は室屋を屠る計画を練り上げ動いていた。南雲は室屋の住所を特定するため、まずはSNSで(『連続痴漢魔』として)目撃情報を募り、天羽組御用達の情報屋である伍代から天王寺組の戸狩派が目立つ事からホテル住まいはしておらず新規の賃貸契約で名前と住所が漏れる事を恐れていると踏んで、先日乗っ取った北大路組の構成員の住まいをそれぞれ根城にしている事を割り出した。後に綾波町を拠点にしている不動産業者を北大路組の構成員の住所を聞こうとする。最初は渋られるも、その社員は天羽組系列の金融会社で借金をしており、負債を無くす事と引き換えに北大路組の構成員の住所を手にする事に成功する。南雲はSNSで募った目撃情報と目星を付けた構成員の住所に屯するホームレスにお金と引き換えに協力を取り付けた事で、室屋の住所を特定する事に成功する。それでも、抗争中は室屋も厳戒態勢にあると踏んだ南雲は戸狩派が傘下に収める半グレ1名に室谷の趣味嗜好を調査するように脅し、ワインが好きである事を掴んだ事で遂に懐まで入る事に成功する。
そして室屋が扉を開けた瞬間、南雲は銃弾2発を浴びせる事に成功する。扉のチェーンを切って侵入する事に成功し、戦闘に発展する。南雲は部屋の明かりを奪いながら進み室屋はドスで応戦する。室屋は不意打ちでもらった銃撃、南雲は先の戦闘で受けた傷のせいで互いに精彩を欠いたままだったが、南雲は弱みを握った不動産業者から部屋の構造と電球の位置まで教えてもらい、抗争中はカーテンが閉まっている事から暗闇の戦いにできると踏んでいた。そこで南雲は斬り合いで一瞬押し勝ち室屋を後退させる事で部屋を真っ暗にして見せた。暗闇の中、動揺する室屋を他所に南雲は予め暗視ゴーグルを用意していた。音も無く南雲は接近して室屋の片足を切り落とし、意地で抵抗されたものの、完全に制圧した状況だった。
そして勝ったのはリベンジに燃える南雲であり、室屋もその強さと知性を褒め称えながらその命を散らした。
南雲は小峠の助けを借りて一命を取り留めて見せた。そして、戸狩派との本格的な死闘はここから幕を開けるのだった。
だがこの後に起こるまさかの事態を、南雲含め天羽組は知る由もなかった。
- 2023年4月29日の動画(小峠華太)
天羽がふと見つけた女の子である吉田美代子を保護した後に、普段からキャバ嬢達に金を落としている事で独自のネットワークを築いている事から、彼女の母親探しをしていた青山の頼みを飲んで協力をした。後に美代子の母親の職場を探し出し、天羽組に共有した。
先の室屋とのリベンジマッチをやり遂げた後、絶対安静と言われたにもかかわらずそれを無視して動き更に負傷したのもあってか、数カ月間の入院と元に戻るかわからないレベルの状態である事から、戦線
復帰が絶望的になった。
- 2023年6月10日の動画(小峠華太)
戸狩派トップと副将の戸狩と渋谷に急襲され、天羽らを逃がすために殿を務め命を散らした阿久津の葬儀に参列した。命に係わる重傷だったが、阿久津の顔を見ないままでいるのは不義理として松葉杖を付きながら出向いた。
そして阿久津の葬儀を終え、厳戒態勢の中で組に戻る天羽らと無理を押して天羽組若頭の阿久津の葬儀に参列した南雲を病院に送り届ける事に同行する小峠。しかし、彼らは気づかなかった。一人の信じられない人物に狙われていると・・・
??「会いたかったで...」
「南雲梗平ぇえええええっ! 会いたかったでぇえええ!」
絶望の第三ラウンド、無理をし過ぎた漢の最期
- 2023年6月17日の動画(小峠華太)
気が付けば、車椅子に乗って小峠と南雲を尾行している男がいた。
それは、南雲が執念の末に屠ったはずの戸狩派の武闘派・室屋だった。
南雲にやられた時点で最早致命傷で死を待つはずだった室屋だったが、銃声を聞いた近隣住民の女性の通報で救急隊が来た事や最新技術の治療、何より南雲への復讐心で死の淵から復活したのだった。何とかして命を拾った室屋だったが、右足は切断されたままであり下半身と左腕が全く動かせず、辛うじて動く右腕も激しい震えが残ると言う、武闘派極道としては最早再起不能なダメージを残していた。
見舞いに来た戸狩に不退転の決意を固め、南雲を道連れにしようと試みる室屋は葬儀を終えた南雲の後を付けた。車椅子で病院の敷地内にいるのもあって、南雲はギリギリまで気付けないまま接近を許してしまい、室屋は信じられない事を行おうとする。
カタギが大勢いる病院でダイナマイトによる爆発を起こすと言う凶行だった。
一早く違和感やその人物が斃したはずの室屋と勘付き即座に止めにかかった南雲は、誘爆の可能性を考え加勢しようとする小峠を制止。南雲は室屋が右腕以外動かないほどの障害が残っている事や起爆装置がある事を察知し、すかさず右腕を斬り落とすが・・・
室屋が仕込んでいた起爆スイッチは彼の右胸にあり、ギリギリ残っている腕が起爆スイッチに届いてしまった。
室屋「腕一本、足一本斬ったくらいがなんじゃあ! 俺を舐めんなよ南雲ぉおおおお!」
「う…お…マジかよ… (この距離ダメだ… どうしようもねえ)」
直後に室屋は爆発四散、南雲は先の戦闘の重傷に加えて爆傷と、もう助からない傷を負って倒れていた。
風前の灯火となった南雲は室屋の執念が想像を超えていた事を認める中で、準備期間で行われた天羽組の花見大会で楽しかった日々が走馬灯のように駆け巡り、死にゆく事を小峠に詫び天羽組の仲間に囲まれながら生きた日々を嬉しく思い、「お前は強く生きろ‥‥よ‥」と言い遺し、その命を散らした。
動画公開後には「南雲の兄貴」のワードがTwitter上でトレンド入りしており、キャラクターファンのツイートにも「辛すぎる」や「悲しい」と追悼を表すモノで溢れていた。
2023年6月18日は南雲が初登場して1周年になるはずなのだが、その日を迎える前日に死亡退場するのは、余りにも皮肉だった。あいにくとその日は日曜日で、ヒューマンバグ大学ではなく、バグアカデミアの投稿日なのが絡んでいるものと思われる。このため土曜日に投稿を前倒しして、事実上の南雲梗平登場1周年記念回として投稿したものと思われる。
また、この回に登場したカタギの女性が通報した結果、室屋は生存してしまい、女性を大事にする南雲が、結果的にその女性によって死の運命を確定させてしまったのは皮肉だった。ある意味では、最後の最後まで女運がなかったとも言えなくはないが……。
ちなみに、前述のチャンネルで上がった翌日の動画では純度100%の悪女が出たが、またそれは別の話...。
声優
天羽組においては新人の速水と飯豊を担当している伊藤タカユキ氏が担当している。伊藤氏は南雲に特別な思い入れがあり、キャスティングされた時は心で叫びガッツポーズをしたのを覚えているほど嬉しかったとのことで、南雲の高い戦闘力でイケメンな容姿、一方で女性にはめっぽう弱く不器用というイケメンの3枚目キャラクターが伊藤氏の感性に刺さり、演じ手だけでなく南雲のリスナーという二つの視点から南雲を見てきており、南雲の死に「もっと活躍しているとところを見たかった。もっとカッコいいところが見たかった。もっと女子にフラれるところが見たかった。もっと演じたかった。もう演じられないのが寂しいです。」と悲痛な思いを述べ、最後に「南雲梗平はカッコいい男でした。ありがとう!」と感謝をコメントした。
伊藤氏が武闘派狂人極道を担当するのは野島翔に次いで二度目。狂人兄貴は初であった。また後に登場した天羽組の青山琉己も担当している。
関連タグ
鎌 頭脳派 イケメン ラテン系 騎士道精神 武人肌 理想の上司 自己犠牲 昼行灯 残念なイケメン どうしてああなった
殺し屋ジェイク - 色黒の狂人という点で共通している。ただし彼は外国人であるため、南雲とは国籍が異なる。
永瀬光一 - 色黒の狂人で同じく天羽組所属、尚且つ火炎に関係した武器に長けているという点で共通している。
野田一・米倉敏文 - 天羽組に所属している武闘派狂人極道かつ頭脳派という点で共通している。ただし、米倉は南雲が復帰する前に死亡している。
須永陽咲也 - 天羽組に所属している武闘派狂人極道。両者ともに色男という共通点があるが、最初期の須永は女を拷問にかけていた仁義外れともとれる組員であったため、視聴者からは須永と南雲の中は悪いのではという推測がある。とは言え、最近の須永は女性を殺す外道に対して怒りを露わにしているなど、南雲程ではないがカタギの女性には律儀な態度を見せるようになってはいる。
仙石薫 - 京極組の武闘派狂人極道。同じ武闘派、極道とは思えないルックスの良さを誇るナルシスト、銀髪、武力だけでなく狡猾な頭脳戦もこなすなど、共通がやたら多い。また、お知らせで本名がバレた事も共通。ただし仙石は滅多にパワハラをしない南雲と異なり舎弟へ容赦なくパワハラをする。
海瀬将悟 - 京極組の武闘派狂人極道。同じ武闘派であり、形は違えど南雲は1周年の前日に死ぬ、海瀬は誕生日の前日に死ぬという皮肉な死に方を迎えてしまった点が共通している。
三門一郎太 - 三門シリーズの主人公でナツメ金融の社長。女性に免疫がなく特に巨乳の女性を見ると目がハートになるが、外道女には容赦はない。