概要
ヒューマンバグ大学にて金貸し業を営みナツメ金融社長の三門一郎太がメインとなるストーリー。
払えない金から逃れようとする債務者を取り立てながら、阿漕な方法で搾取された被害者を救済していく勧善懲悪な話を展開していく。
モチーフやベースとなるのは闇金ウシジマくんと思われる。
登場人物
死亡者は†のマークで示す。
ナツメ金融
CV:畑耕平
主人公。外道だろうが飛んだ債務者だろうが確実に取り立てる元殺し屋。仲間の女によく唆されるのが玉に瑕だが、戦闘能力は非常に高く、洞察力も鋭い。
CV:末次由布子
ナツメ金融の受付嬢。巨乳でセクシーな色気を放つ美女だが、金を嗅ぎ分ける能力が非常に高く、肝も据わっている。諜報力は低いが持ち前の根性で情報を刈り取る芯の強さを持つ。
座右の銘は「金の切れ目が縁の切れ目」
CV:伊藤タカユキ
三門のビジネスパートナー。黒髪にグレーのメッシュをかけた長髪をポニーテールに纏めた容姿をしている。言動は軽薄だが、ビジネススキルは中々高く、喧嘩も相当強い。警察の特殊部隊に所属するほどの実力者で横浜の神城組の市合麟太郎はかつての同僚だった。
座右の銘は「自分を天才と思い込めば天才になれる」
- 夏目
ナツメ金融の前社長。現在は社長を三門に任せ会長職となっている。三門に金融と人生のイロハを教えた大恩人。
協力者
- 美人占い師
CV:末次由布子
裏社会の情報通。
CV:mayo
雲雀町のクラブシンガーにして、裏社会の情報屋。金髪ギャルの陽キャに見えるが、情報屋としての技量は本物。
三門の味方(ゲストキャラ)
愛天雄
CV:伊藤タカユキ
『紅鬼伝説_元ヤン紅林二郎』の主人公。現在は壱世学園高等学校で社会科教師を務める。
三門と共演した当時は愛天雄のメンバーとして登場。
外道芸能事務所の被害を受けた依頼者の願いで羽柴と共にカチコミをしかけた。構成員を始末する中、ターゲットが被った三門を敵と勘違いして交戦する。終始劣勢だったが、凄まじいパワーとタフネスを認められた。最終的には部南の仲裁で中断し、三門の債権交渉が終わった後に外道事務所の社長とマネージャーを羽柴と共に制裁した。
CV:ヤシロこーいち
愛天雄のツートップの片割れのハードパンチャー。紅林と共に依頼者の願いでカチコミをしかけた。構成員を始末していき、最終的には部南の仲裁で中断し、三門の債権交渉が終わった後に外道事務所の社長とマネージャーを紅林と共に制裁した。
三門が債務者の外道社長に2264,4802,2574円の金額を請求した際は、「払えるの孫正義くらいだろ!」と突っ込んだ。
獅子王組
花宝町にシマを持つ極道組織で現在は京極組と「京獅子連合」を結成している。旧河内組。現組長は眉済俊之。
cv:未公開
獅子王組の武闘派極道。シマでヤクをばら撒いた山野井組にケジメを付けるために乗り込んだところで三門と鉢合わせる。山野井組の構成員と勘違いして鉄棒を振り回すも、三門のいなしと説得で話がまとまった事で身を引いた。
CV:岩田陸
『獅子王組シリーズ 阿蒜の地獄日記』の主人公兼語り部であり、伊武の舎弟。三門に臓器を全摘出された山野井を引き取った。ちなみに岩田氏が三門シリーズに出演したのはこの回のみである。
株式会社モーリー
旧CODE-EL毛利グループのリーダーだった毛利公平が社長を務める会社。現在はエルペタスと抗争中で後述の鵺兄とも共闘している。
CV:ベルべる☆
『元殺し屋のメロンパン屋_瓜生龍臣』の主人公。「うりゅうのメロンパン」の店主兼パン職人。以前、三門が瓜生シリーズに登場した時に邂逅している。三門にエルペタス戦争への参戦を要請するために毛利と共にナツメ金融を訪問した。
モーリーの社長。瓜生と共にナツメ金融に訪問した時にカメオ出演している。
市井の人々
伊集院茂夫の恩人。若き日の伊集院同様、ドヤ街に流れ込んだ中西氏に声を掛けていた。
CV:ヤシロこーいち
姉妹チャンネルのバグアカデミアの主人公の一人で人呼んでアンデッドマン。バグ大に凱旋出張した回で三門や桃子と共演。偶然にも三門たちと同じたい焼きを買いに来ただけ…のはずがたまたま事件に巻き込まれ死にかけた。
CV:末次由布子
佐竹の彼女。天野氏が佐竹を見舞っている場面で出演している。
善良な債務者(ゲストキャラ)
CV:末次由布子
初回に登場した人妻で、心臓病にかかった息子の治療の為にナツメ金融に金を借りに来た。非常にセクシーな体つきである為に三門がイチコロになる程。
- 増井
CV:伊藤タカユキ
足が不自由な債務者で、愛する女性の為に吉川晃司の格好になったり身を粉にして働く心優しい好青年。
- 田中葉月
CV:mayo
現役のグラビアアイドル。世間には公表されていないが乳幼児の子供がいる。
ヤク漬けにして強姦(中には孕まされた女性もいる)、退所しようものなら違約金を初めとした手段で恐喝する悪質極まりない芸能事務所を抜けるためにお金をまず300万円借りたものの、将来まで傷付けられかねない要求をされて三門に打ち明けた。最終的には三門と部南、ターゲットが被った愛天雄の羽柴と紅林によって解決し、枕営業させられた分のお金をもらえる事になった。
- 中西将司
警官殺しの指名手配犯…なのだがこれは全くの冤罪で後述の外道ヤクザ山野井組の構成員佐々岡が仕掛けた闇バイトにハマった被害者。娘の大学進学のための費用として200万を借り、三門に自身の指名手配の懸賞金を渡すことで返済しようとしたが真実に勘づいた三門にことの真相を話した。
- 天野屋
雲雀町に店を構える大人気なたい焼き屋。後述するチェーン店の黒潮たい焼きから8か月以上もの間嫌がらせを受けており店主の娘の沙也加に三門が金を貸したことから事態が発覚し黒潮たい焼きから三門が債権代行で金を毟り取り事態は収束した。
- 山本健二郎
CV:ヤシロこーいち
現役のプロ野球選手。甲子園出場経験はないが、地道な努力とプレーでプロ入りし、一軍入りを果たした。難病指定の母を抱える母子家庭育ち。
ある日、同球団の先輩選手である田中隆弘から彼の父である田中和雄オーナーの手掛ける野球賭博で荒稼ぎするために八百長試合を持ち掛けられる。葛藤の末に歯向かったせいで球団を追い出され、どこにも声がかからず無職になった。母の病気を治すためにナツメ金融を訪れ、当初は無職を理由に断ろうとしたが、事の真相を知った三門らは取り立て相手を悪徳オーナーに変更して乗り込む。後に三門と部南の活躍でオーナーに141億7604万円を請求し、合計63億円回収した所で欲を重ねた末に野球を奪った呪詛を吐き「自分を球団に戻しオーナーから降りれば許してやる」と突き付け承諾させた。
最終的には三門から貰った大金で母の病気を治療し快方へ向かう事になり、所属していた球団に復帰し再スタートを切った。因みにお金は治療費のみを受け取り、残りは野球界に寄付した。
なお球団が横浜にあることからか「華の天羽組」にまさかの再登場を果たす。
以前の件から神城組に守代を払っているために馬鹿がいなくなったと市合に感謝していた。
敵対者
飛んだ債務者たち
CV:ヤシロこーいち、末次由布子など
三門にボコられる対象1。私利私欲で借金を踏み倒そうと逃げ出したり、逆に刺客を使って三門を殺そうとする等、大抵ロクでもない性根の持ち主である。しかし、企みは殆どの場合失敗に終わり、内臓を売らされたり、カニ漁や風俗などの重労働に強制送還される運命にある。
外道な組織
三門にボコられる対象2。悪徳企業を運営し堅気から金を搾り取る悪党たち。債務者に詐欺等で集っていた場合債務者に変わって三門が報復し被害額を取り立てる。
- 西山田†(恐らく)
CV:ヤシロこーいち
幼児の心臓病治療の権威を謳う医師の男性。自身の名前を冠した「西山田病院」の院長を務めており、小児の心臓病の治療にあたっている。しかし、実際は不安に漬け込んで手当を受けさせたり、碌な処置もせずに適当に薬を与える等、患者から金を毟り取る事しか考えていない下衆である。
占い師からのタレコミを受けて取り立てに来た三門に対し、元羅威刃の菊川を差し向けて殺そうとしたが失敗に終わり、最後は内臓を売り飛ばされた挙句、マグロ漁船へと送り飛ばされた。
- 美杏花(ビアンカ) †(トップは恐らく)
結婚詐欺を働く女だらけの半グレ集団。増井氏に結婚詐欺を働いた報復でナツメ金融に制圧され風俗島に強制連行された。本編では構成員の一人である白井貴子の悪行分のみを請求されたが、それでも1億4300万円と一人で完済できる金額でないのは明白だったため、今回は連帯責任で構成員全員から取り立てる方針となった模様。
最終的に(最も腐っていた)トップは内臓を売るか肉体労働が決定し恐らく生還は絶望的、他の構成員は島に売られることになった。
なお、バグ大に登場する女性のみで構成された犯罪組織として、他には美人局や痴漢冤罪をメインに荒稼ぎし愛天雄や河内組(現獅子王組)と因縁ある「美火暗」、天城戦争勃発の一因となった真島組の傘下組織で天羽組に壊滅させられた「知美亜」がある。
- 殿間 †(選択によっては)
身長が2m近くある、筋骨隆々で褐色の大男。以前は愛天雄と投擲の香鈴に壊滅させられた「魂猿」という半グレの一員だった。違法薬物を購入するためにナツメ金融から多額の借金をしていた債務者。しかし、借りるだけ借りておきながら一向に返済する素振りがなかったため、違法薬物でハイになっているところを借金の取り立てに来た三門に襲われ、700万円を強制的に返済させられた。「カニ漁船に乗る」、「臓器を売る」、「海難保険に加入して海に沈む」という恐怖の3択を迫られたが、彼がどれを選んだかは明かされなかった。
なお、以前紅林シリーズで登場した時には羽柴の幼馴染みの美和や瓜生龍臣のメロンパン屋の顧客の里美を壊した張本人として香鈴から強烈な金的を食らわせられたうえに、紅林の強烈なパンチを食らって顔面陥没させられている。
- 外道芸能事務所 †(恐らく)
グラビアアイドルをヤク漬けにして強姦(中には孕まされた女性もいる)、退所しようものなら違約金を初めとした手段で恐喝する芸能系の社会問題を詰め込んだような真っ黒な芸能事務所。ナツメ金融と愛天雄のカチコミにより壊滅し2264,4802,2574円の支払い義務が発生。その返済手段として臓器全摘からの海難事故の刑に処された。
尚、所属アイドルの中から自殺者やレイプ被害者、依頼人のようにヤク漬けになっている者が出ているためか、幾ら救いのない外道であってもコロシはしない紅林と羽柴ですら流石に容認できる範疇を超えてしまったようで、『一発殴れば無関係』と見放している。
- 山野井組†(恐らく)
雲雀町で闇バイトを用いたヤクの運搬を働く外道ヤクザ。中西氏への殺人未遂で慰謝料3000万×半年分の利息で約8億の支払い義務が発生。獅子王組もその動向を追いかける中、三門が債権回収のためにカチコミを仕掛けモブ構成員は処分され今回の事件の主犯である佐々岡と組長の山野井は捕獲された。山野井は臓器全摘からの獅子王組のケジメを受け、佐々岡に至っては臓器全摘からの漁船送りとなった。
- 黒潮たいやき†(恐らく)
巨大たい焼きチェーン店…なのだが雲雀町には天野屋という最強のたい焼き屋がありまるで業績が伸ばせず天野屋を買収しようとしたが失敗。ブチギレた社長の松岡がヤクザを使い8ヶ月以上もの間暴行等で営業妨害した。最終的には殺しを選び天野氏をボウガンで射殺しようとしたがただの客と思われたカタギが誤って飛び出し顬をボウガンで撃たれる事態になり失敗。天野氏の娘の沙也加ちゃんと親交があった三門は天野屋の営業保証と慰謝料として13億5144万円の支払い義務を見出しカチコミを決行。癒着していたヤクザから合計3億、松岡本人からは内蔵全摘で2000万をむしり取ったほか、「限界まで絞る」とのことで、更なる地獄に落ちた可能性も。最後は反社との繋がりがバレて倒産、1年もしないうちにどんな店かは忘れられていた。
刺客
CV:伊藤タカユキ
瓜生シリーズより再登場。
当シリーズでは回想にのみ登場。かつてCODE-ELのトップを務めた銀田栄角を輩出した名家・銀田家に代々仕える殺し屋・鵺一族の長兄にして現統領。栄角の兄・銀田栄山の側近。栄角の元側近で瓜生や香鈴らと共に株式会社モーリーの一員となった智也の兄で実名は俊也。三門が秋月家専属の殺し屋を務めていた時代に、銀田家の人間を始末しに邸宅へと侵入した際に遭遇、戦闘となるも、両者互角の勝負を演じた。
- 菊川 †
CV:ヤシロこーいち
紅林シリーズより再登場。
拝金主義で他人を金蔓としか見ていない冷酷な性格で傭兵時代に培ったナイフと銃捌きを自負する半グレの男。元は巨大半グレ組織・羅威刃に属し城ヶ崎賢志がトップだった時代に幹部だったものの、紅林との殴り合いに敗れ御用となり刑務所送りになったため京羅戦争には関与していない。城ヶ崎の死後に釈放されてからは羅威刃生き残り幹部の東雲竜政や秋元詩郎とも合流せず、台湾に渡った藤崎と同じくフリーとなり、西山田病院院長の西山田と結託し阿漕な金稼ぎに勤しんでいた。森川の依頼を受けて西山田の元に取り立てに現れた三門に対し、西山田の依頼を受け「軽口叩いてんじゃねえ」と刺し殺そうとしたが、腕を掴まれて投げられた挙句、顔面に膝落としを喰らい、首の骨を折られた事で死亡する。
- 敏夫 †?
CV:ヤシロこーいち
カバンや旅行目的でナツメ金融から金を借りた債権者女性の彼氏である極道。苗字は不明。
金融会社を街金風情と見下しており、取り立て屋を殺して借金をチャラにしようとする凶暴な性格。
三門が先述の女性に取り立てを行っていた際に、女性の呼びかけに応じて現れ、ナイフを掲げて三門に特攻する。しかし、逆に三門に腕を掴まれた事でナイフが右胸に刺さってしまい、そのまま失血死したと思われる(因みに女性の方は約5年のピンク業を命じられた)。
その他
- 秋月家×
三門家を勝手に切り捨てた外道貴族。三門家を切り捨てた後に契約した雷一族の万雷により三門の父が殺害されている。その後全滅された
現在の御前お抱えの暗殺組織で株式会社モーリーばかりかモーリーに近い鶴城史之舞・呉兄弟・兄者らとも争っているが三門も瓜生に促され参戦。2023年9月4日の状況整理動画によると秋月家お抱えの殺し屋一族である雷一族出身の雷電が出向している。
余談
2023年8月初頭の佐竹とのコラボ回以降、全く更新されておらず事実上の休止状態になる。「大人の事情」で登場出来なくなったかどうかは不明だがこのままフェードアウトする可能性もあった…。
…が、同年10月21日のエンドロールにおいて三門の再登場が決定し、23日に新作が公開された。しかし、三門シリーズは12月4日の瓜生シリーズとのリレー回を最後に更新されておらず、2024年の年頭挨拶にも三門始めナツメ金融勢はいなかった。
ただし、三門は瓜生シリーズと伊集院シリーズに、部南は瓜生シリーズと小峠シリーズに、桃子は久我シリーズ(可能性あり)に客演したことがある。
現在、三門シリーズは公式から休止や完結の発表こそないものの、最後の投稿から半年近く経過してもまたもや新作が出ない(ただし、市合の回想とはいえ部南はワンシーンだけ登場している)上に物語の元凶であり、実質的なラスボスに近い存在の秋月家も物語から退場した為、実質的に完結したのでは?とも一部では言われている。