私の友人に手を上げた借りはその命で償ってもらう...
武と義侠の誇りをこれ以上貶めぬため 未来ある若者が道を踏み外さぬ為 この私が翠蘭を討ちましょう
公式サイトでの解説
裏中国拳法2大巨頭のうちの一人。
彼の放つ発勁は至高の領域であり、たった一発で相手を無力化できる。
一つの基礎を徹底的に続ける性格で、基礎的な攻撃がもはや必殺技となっている。
一時期 鬼頭丈二や佐竹博文と行動を共にしていたが、宿敵である翠蘭を討つべくCODE-EL戦争に参戦した。
概要
漫画系Youtubeチャンネル『ヒューマンバグ大学』と姉妹チャンネルの『バグアカデミア』にて登場する中国人のキャラクター。
初登場は久我シリーズ。主人公である京極組所属の久我虎徹らの相手となる外道が雇った「大陸最強の殺し屋」として登場。ただし、生業の上で殺しは行うが義のない殺しは絶対にしないという信念を持つ「義の殺し屋」で、久我との対戦も最終的には雇い主の不義理に見限りを付け撤退。また同チャンネルの鬼頭シリーズでは主人公・鬼頭丈二と同じく秘境を愛する冒険家でもある。旅先で偶然再会を果たした盟友・鬼頭と、彼がこのとき連れていたアシスタント・佐竹博文と交流し、以後は彼らの旅団に加わって世界各地の秘境を巡り続けた。
後の瓜生シリーズで、その正体は大陸奥地に伝わる門外不出の拳「裏中国拳法」の使い手にして、同門の兄弟子・宿敵である翠蘭と並び「裏中国拳法二大巨頭」の一人として裏社会でも広く名が知られる実力者でもあることが明かされる。暗殺者組織CODE-EL幹部の毛利公平とは旧知の間柄であり、彼のグループと意見対立した新トップ・銀田栄角を相手に勃発した「EL戦争」においては、銀田の傘下に憎き翠蘭がいることを知り、鬼頭たちとの旅を中断して毛利に加勢。激闘の果てに勝利した。
戦後は傷の治療と使命を完遂した報告のために故郷へ帰省(因みにこの療養中に鬼頭と佐竹は姉妹チャンネル『バグアカデミア』にてそれぞれ新シリーズを開始しており、元も鬼頭の近況説明の中でチョイ役で登場していた)。後に毛利側の勝利でEL戦争が終結した報せを受け、以後は再び世界を旅する旨が語られた。
そして2023年7月2日、鬼頭シリーズへの再登場が明言され再登場したが、今度はエルペタス戦争に関与し同年11月を最後に2024年8月までバグアカデミアには登場していない。
エルペタス戦争では、エルペタスの看板アサシンであるオリオンこと祇園織文と交戦するも敗北し、長期療養を余儀なくされた。その後半年ほど音沙汰のない状態が続いたが、2024年6月に満を持して再登場。祇園との再戦を経て因縁が解消されたことでエルペタス戦争から離脱した。
エルペタス戦争離脱後はバグアカデミアに復帰。鬼頭との旅に同行する傍らでとあるチャイニーズマフィアのボス(名前は龍緋か?)を探しているようだが詳細不明。2024年11月には飛田新治と初対面を果たした。
人物
容姿
作画によって多少の差異はあるが、目周りの彫りの深い精悍な顔立ちの美形で、普段は落ち着いた柔和な表情をしているが、戦闘…特に他者に害する外道や言い表し様のない危険なオーラを持つ者の前では凄まじい怒気の籠もった鋭い眼光をみせる。髪は濃い赤紫色の無造作ヘアで前髪が左右どちらかの目が隠れるほど長く、また各所の毛先に金・青緑・赤などのカラフルなメッシュが入っている。
因みに韓国版ヒューマンバグ大学では口髭を生やしており、より「熟練の猛者」である事を印象付けている。
衣装は如何にも「中国拳法の達人」が着ていそうなチャイナ服で、細かい刺繍の入った黒生地のアオザイ、白いズボンに黒い拳法靴と、全体的にモノクロ調のカラーリングで統一されている。
両手は長い拳術修行を物語るように拳ダコが出来てゴツゴツとしており、また各所に細かい傷が散見される。鬼頭も物語登場以前の交流の頃から薄々気付いていたらしいが、興味本位からまじまじと見せてもらった際には驚きを隠せない様子だった。
性格
秘境が大好きな清純な冒険家であると共に本業が殺し屋という物騒な側面も持ち合わせているが、性格は至って温厚。秘境探訪をしている内に何度も出会った鬼頭と意気投合して、交流を深めるようになった。一流の武人なだけあってメンタル面も強くその場その場で敵に対して的確な行動を取れる。
悪事に手を染めるしか無かった者に対しては加減した攻撃で無力化させるに留めるが、そのような者に悪事を指示した外道は実力差関係無く本気の一撃を浴びせる。そして我欲のために無辜なる人間を殺めた外道に対しては義憤を顕にしている。
中国黒社会では最強の殺し屋として恐れられているが、表向きは旅行好きの金持ちとして通しているらしく、友人の鬼頭も彼が生業で武術を用いている事は把握しているものの、殺し屋である事は知らない模様。
だがあくまで道を踏み外した悪人のみを手にかけ、罪の無い人間には手を出さず弱い者を救う義侠心を持ち合わせており、裏社会から畏怖されていると同時に彼の高潔な精神は無法者達からも一目置かれ「義の拳士」の尊称で呼ばれている。
なお、職業柄12回ほど死にかけた経験のある元でも、一般人であるはずの佐竹が「2000回は死にかけた」こととその内容には流石に驚愕していた(もっとも、12回ほど死にかけた経験があるという話は鬼頭の方を驚愕させていたが)。対人戦なら敵無しの彼も病気は怖いらしく、五大出血熱を網羅し、その他様々な死病を患ってきたという佐竹の(普通なら信じられないような)話を純粋に受け止め、現地での虫刺されが原因で大病を患ったという経験談を聞き、自身も慌てた様子で虫除け剤を体に散布していた。
また、鬼頭との再会のタイミングでロッキーマウンテン・オイスター(牛のキン●マの唐揚げ)を自ら注文して食しており、彼と同様に奇食も好んでいる…かと思えば、やはり人並みに抵抗がある様子で、古代エジプトから発掘された2600年モノのチーズの前ではその凄まじい腐敗臭にギョッとした表情を浮かべ、なんとか理由を付けて自身は遠慮しようとしていた。結局、鬼頭の圧に押されて食することになるが、やはり味や食感もその異臭の通りだったようで、青ざめた焦り顔で持参した漢方薬を口に流し込んでいた。ただ、拳法修行で顎まで鍛えているのか咬合力は強いようで、後の快気祝いの満漢全席で出された、過去に鬼頭が一人旅で苦戦した象の鼻を難なく食している(一応、丸焼きだった以前と違い輪切りで煮込まれているが、それでも「ゴムのように硬い」らしい)。
趣味の秘境ハントに関しては、公式Twitterにて因縁の相手を追い続けて世界を旅する中で秘境を愛するようになった事が明かされた。
能力
常軌を逸した格闘能力の持ち主で、瓜生やバースらCODE-ELに所属している殺し屋たちの間でも伝説級として一目置かれる程。久我虎徹よりも素早く動ける上に犬飼鷹四郎のハンマーじみたパンチ(発勁)や人間を簡単になぎ倒せるキックを放つ等パワーも規格外。紅林二郎同様その攻撃は格闘ではなく交通事故に等しい。ちなみに、一般人ながら興味本位で彼の放てる限り最弱の蹴りを体験した鬼頭は「腹を貫通したと思った」「本気のを食らえば確実に死ねる」とコメントしている。中国拳法の極意である発勁を極めており、その威力たるやフルパワーで放てば人間がまるでダンプカーに激突したかのように水平方向に吹き飛ばされ、手加減して放っても相手を一撃で身動きできない状態にさせる事ができる(薬物中毒で痛みを感じないゾンビ状態の相手でも一撃で無力化できる)。さらに背後から銃で撃たれても躱す事ができる、パンチや刃物による攻撃も素手で薙ぎ払うなど、まさに異次元の強さの持ち主である。さらに言えば打たれ強さも桁違いでありフルスピードの装甲車に跳ねられても無事であるなど同じくタフネスに定評がある海瀬将悟・紅林二郎・冨樫宗司・我妻京也らをも上回る。現時点でシリーズトップクラスの強さを誇る伊集院茂夫と互角にやり合って引き分けたのは、他には和中蒼一郎・瓜生龍臣・(大怪我する前の)世良蓮二郎・新城杏太郎・ダヴィッツがいる。
それゆえ戦闘慣れした天才極道ならともかく、秘境探訪で遭遇するような素人チンピラ程度であれば容易に撃破・制圧できる実力者である。
当然、素の身体能力も凄まじく秘境を冒険する際は鬼頭や佐竹が苦労して進んでいる道をスイスイと進んだり乗り越えるだけでなく、人命救助にも遺憾なく活かされている。
普段着ているチャイナ服の背中辺りには得物である三節棍を仕込んでいる。
作中最強と呼ばれる程の実力者である。
披露したスキル
中国拳法の代名詞とも言える技で内蔵が沸騰もしくは破裂したと食らったターゲットに恐怖される得意技。ジークンドーのワンインチパンチと似ており紅林や伊集院も習得している。
ご存知の通り金玉を破壊するキック。久我虎徹戦でぶっぱなした男性が最も恐れていること。ファウルカップで久我は致命傷を避けた。元以外にも金的を使う中国武術家は存在する。他には海瀬なども使う。
様々なパターンの蹴りを出している。最弱のものでも鬼頭が死ねると思った。
棍を3つ繋げた武器を元が震えば軍隊経験者の頭部をも破壊する。ちなみに京極組の藤宮が使用する九節鞭は亜種。
中国拳法の基礎であるとされる中段突きであり元の技の中では最も強い攻撃とされている。
呼吸を整えチャンスを狙い左手で相手の攻撃を打ち落とし懐に入り鳩尾を撃ち抜き絶大な攻撃を放つ。
元の崩拳は老師や翠蘭から学び一日も鍛錬を欠かさなかったことによりその腕は極限まで研ぎ澄まされ一撃必殺の威力を秘めている。
経歴
中国拳法が非常に盛んな地域で育ち、義の殺しを請け負う暗殺集団(裏中国拳法?)に所属している。なお裏と呼ばれるのは公式ツイッターによると「本当に強い奴は表には出てこない」との事。翠蘭とは同門の幼馴染だったが、翠蘭が伝統を破って集団の一部をビジネス化し義から外れた殺しも始めたため、元が所属する保守派の怒りを買い現在は不俱戴天の敵となっている。
元と翠蘭の村は義の殺しを少量の報酬で受けながら細々と暮らしていた(他の収入源は大根売りである模様)。その中で翠蘭は正当な報酬が得られないことに怒りを覚え何度も殺しのビジネス化を訴えるが村の上層部には断られ続けある日ブチギレた翠蘭は長老を殺害、同じ思想の者達を率いて義の無い殺しも含め高額の暗殺ビジネスをやるようになった。翠蘭の凶行が引き金となり村の結束は崩壊して若者たちが次々と都会に飛び出していき、伝統の担い手を失った村は一気に限界集落化してしまう。秘伝の殺人術がこれ以上外部に流出して悪用される事を憂慮し村は拳士を育てること自体を辞めるべきかと考えていたが元は翠蘭を討つことを条件に待ったをかけ、翠蘭を追って手下を始末しながら世界中を飛び回った(その過程で秘境に魅せられた)。
活躍
活躍一覧
下表に全登場回を時系列でまとめた。このうち特に重要と考えられる登場回は公開日を太字にしたうえで詳細説明を別途記載した。
動画公開日(&動画リンク) | シリーズ | 動画の内容 |
---|---|---|
2022年4月17日 | 久我虎徹 | 「殺し屋の元」としての初登場回。中国マフィア玄醒幇の雇われ用心棒として久我虎徹と交戦した |
2022年8月17日 | 鬼頭丈二 | 「秘境愛好家の元」としての初登場回。牛の睾丸フライを食した後、イエローストーン国立公園を訪問。その後、現地のチンピラと戦闘に発展し、彼らを撃退した |
2022年8月28日 | 鬼頭丈二 | ワイプヒアの滝を訪問。現地を訪れた観光客をターゲットにした強盗団と交戦した際、バグ大史上初の銃弾ノールック回避を披露した |
2022年9月26日 | 鬼頭丈二 | ビキニ環礁を訪問。帰り道、現地を縄張りとする強盗団と交戦し、彼らを撃退した |
2022年10月3日 | 鬼頭丈二 | 魔境・ブリッジウォータートライアングルを訪問。周辺で悪名高い凶悪な呪術師と交戦した |
2022年10月30日 | 鬼頭丈二 | 2600年前の古代のチーズを試食するためにエジプトを訪問。現地に突然現れた特殊部隊出身の強姦魔 ギハード率いる犯罪集団と交戦して勝利した後、目的のチーズを食した |
2022年11月2日 | 佐竹博文、久我虎徹 | マッドハニーの多量摂取で暴走した佐竹が向かった輸入食品店にて、カチコミに来ていた久我虎徹と偶然鉢合わせた |
2022年12月10日 | 伊集院茂夫 | 強盗団「蛇咬」トップの捕縛に来た伊集院茂夫たちだが、鬼頭と一緒にいた元雲嵐が彼らを敵と誤認したことで戦闘に発展してしまう |
2022年12月28日 | 瓜生龍臣・EL戦争編 | 毛利グループトップの毛利公平との縁でEL戦争への参戦を決める。その後、情報収集のため瓜生と共に潜入したCODE-EL本部にて番場裕次郎と交戦、ほぼ一方的な展開で番場に勝利する |
2023年2月25日 | 瓜生龍臣・EL戦争編 | 元雲嵐の詳しい経歴が明かされる。終盤では待ち伏せしていた翠蘭と対峙したシーンで終わり、翌日公開の動画で翠蘭との最終決戦が行われることが予告された |
2023年2月26日 | 瓜生龍臣・EL戦争編 | 翠蘭との最終決戦。壮絶な戦いの末、元雲嵐の辛勝で幕を閉じた |
2023年7月2日 | 鬼頭丈二・総集編 | バグアカデミアにて公開された総集編。秘境愛好家としての登場回5回分が収録されている |
2023年7月4日 | 鬼頭丈二 | バグアカデミア移籍後の初登場回。鬼頭と共に中国にあるとあるタクシー会社を見学した後、鬼頭行きつけの料亭で食事する。しかし、料亭の土地の奪取を目論んでいるマフィアの乱入により空気は一転してしまい… |
2023年8月24日 | 鬼頭丈二 | 鬼頭の誘いでメキシコを訪問。現地のレストランで昆虫入りタコスを食した後、世話になった整備士が麻薬カルテル「ブラッド・サタン」に誘拐された話を聞き、彼らのアジトに乗り込むことに… |
2023年9月24日 | 鬼頭丈二 | 鬼頭の誘いでケニアを訪問。シロアリを挟んだシロアリ入りパウンドケーキを食した後、現地の餓死カルトに潜入。教団の教えに従って飢えに耐えた後、幹部会を襲撃して餓死カルトを壊滅させた |
2023年10月10日 | 鬼頭丈二 | 鬼頭と共に中国にある80年物の "なれずし" を食す。その後、付近のスイカ畑で起きた爆発騒動の犯人のアジトを襲撃し、爆傷を負いながらも犯人を処分した |
2023年10月24日 | 鬼頭丈二 | 鬼頭と共にインドを訪問。ナポレオンフィッシュを食した後、孤児売買ビジネスを行う犯罪集団のアジトを襲撃。構成員の1人によって一時的に視力を奪われてしまうも、鬼頭との連携プレーにより撃破に成功 |
2023年11月9日 | 鬼頭丈二 | 中国にて鬼頭と共に焼いた氷とスオディウを食した後、知人のリー氏と偶然出会い、彼の家に訪問することに。そこでリー氏が被害に遭ったという悪質なクローン犬ビジネスの話を聞き、その元締めを潰しにアジトを襲撃 |
2023年11月18日 | 瓜生龍臣・ME戦争編 | 終盤に登場。中国の政治家がエルペタスの殺し屋によって次々襲われている惨状とそのトップである大丸が日本にいる事を共有し、元自らも戦線に参入する意向を示した |
2023年11月25日 | 瓜生龍臣 | エルペタスの絶対的存在 オリオンによる襲撃を受ける。序盤は優勢かのように思われたが、途中で逆転されてしまい止む無く撤退した。一命は取り留めたものの長期療養となってしまう。 |
2024年6月1日 | 瓜生龍臣 | 半年ぶりに登場。傷が癒えたことで行動を再開、エルペタス打倒のため来日した。 |
2024年7月10日 | 瓜生龍臣→元雲嵐 | 因縁の祇園織文との再戦。最初は殺し合いになるかと思われたが、元の提案で素手の殴り合いに変更される。最終的には祇園が負けを認めたことにより元の判定勝ちという結果に終わった。 |
2024年9月5日 | 鬼頭丈二→赤城永吉 | 犬から作られる漢方薬を売り捌くマフィアのアジト襲撃時に赤城永吉と鉢合わせる。双方が相手をマフィアの一員だと誤認してしまい戦闘に発展するも、本物の構成員たちが現れたことで誤解が解け共闘することに。マフィア自体は壊滅させたが、肝心の探している人物に関する情報は手に入らなかった模様。 |
2024年9月26日 | 鬼頭丈二 | 鬼頭の誘いでハエのサナギ丼を食した後、ある中国マフィアのボスの情報を求めてドーピング必須のセネガル相撲の大会に出場。ドーピングをしていない状態にもかかわらず大会で優勝したが、欲しかった情報は手に入らず空振りに終わった。 |
謎の強敵 元雲嵐vs京極組のエース 久我虎徹
「殺し屋の元」としての初登場回。
この回では中国マフィア玄醒幇の雇われ用心棒として久我虎徹と戦闘になり、当初は彼を圧倒していたかと思われたが、本気を出した久我の頭突きを食らったことで自分の未熟さを悟ったらしく、雇い主の支払いが遅れていることを理由にその場から去っていった。
なお、この回の時点では「殺し屋 元」は単発キャラ、仮に再登場するとしても専ら裏社会シリーズになるだろうと思われていた彼だったが、その後まさかの鬼頭シリーズにて再登場を果たすことになる。
「甘い!甘い!全て手打ちの拳!腰が入っておらん!」
「天賦の才は大したもの。惜しむらくはそれを磨かなかった事だ」
「無頼漢風情の拳を受けると俺もまだまだ修行が足りん。この雇い主は支払いが遅れている、丁度いい頃合だ…小僧、これからも鍛錬を続けるがいい。その天鱗が開花した時に預けた命は返してもらう」
大陸最強の殺し屋…元。痺れ上がる鬼頭丈二
「秘境愛好家の元」としての初登場回。
裏社会関係者である元が(バグ大主人公の中では)裏社会と最も縁遠いであろう鬼頭とまさかの知り合いであったことが発覚。レストランにて鬼頭と偶然再会した後、鬼頭が注文した寄食「牛の睾丸フライ」を動揺することなくぺろりと平らげた。
その後、「旅は道連れ世は情け」との理由で鬼頭たちととともにイエローストーン国立公園を訪れ、その絶景を楽しんでいた。しかし、(お決まりのように)現地のチンピラに絡まれてしまった鬼頭・佐竹の様子を見て彼らのもとに駆け付け、そのままチンピラたちを撃破していった。が、最後の一人にぶつかった勢いで熱水泉へと吹っ飛ばされてしまった佐竹を見て、素早く救助に向かい、間一髪佐竹を助けることに成功した。
その数日後、鬼頭たちと別れるタイミングで鬼頭たちと一緒に秘境巡りをしたいと申し出たところ、鬼頭にその旨を承諾され、(安全面の保険として)鬼頭旅団に加わったのだった。
「何、牛の睾丸など食えるのか?」
「鬼頭さん、私はあなたを心から尊敬している。私をこのチームの一員にしてくれませんか、私は秘境を追求したい」
鬼頭と次の旅の打ち合わせのために来日し、同じく旅の盟友である佐竹の家に足を運んだ。このとき佐竹は、恋人の根岸千恵からもらった「マッドハニー」という輸入品の蜂蜜を食べており、そのあまりの美味しさから元にも是非食べてほしいと持て成しの準備を始めるが、元は即座にその蜂蜜がグラヤノトキシンを含んだ非常に中毒性の高い劇物であることに気付く。慌てて佐竹にこれ以上食べないように注意するが、既にトーストで数枚分のマッドハニーを食していた佐竹はその言葉から間もなく禁断症状に陥り凶暴化。止む無く拳で沈静化しようとするも、佐竹は普段から考えられない身体能力で元の攻撃を躱し、マッドハニーを求めて黒焉街の輸入雑貨店に向かって走り出してしまい、元もその後を追った。
同じ頃、京極組の久我虎徹・佐古大和は、シマである黒焉街にある件のマッドハニーを扱う雑貨店を訪れており、意図的に中毒を蔓延させている経営者の半グレ集団を叩き伏せ、これ以上の被害を防ぐためにハニーを全て回収しようとしていた。その現場に突然佐竹が飛び込み、商品を持って逃げようとする半グレを襲ってハニーを強奪。過去に佐竹を助けたことのある久我も、基本温厚な彼の暴走っぷりに驚きつつ、中毒に気付いて取り押さえようとするもやはり攻撃が当たらず、そのまま佐竹を追走。そして奇しくも、過去に対戦した元と鉢合わせてしまう。
マフィアの用心棒だった元しか知らない久我は「殺し屋が佐竹さんを殺そうとしている」と勘違いして元を攻撃するが、元は説明する余裕もないためそれを難なくいなして佐竹を追い詰める。身体能力にバフはあれど、狂暴化で行動そのものは単純だったのか、今度はジャンプの軌道を読んで蹴りを佐竹に命中させる。しかし、勢いよく蹴り飛ばされた佐竹はそのまま開いたドアを抜けて店外の車道まで投げ出され、更に運悪く通りかかった車に直撃して怪我をして緊急搬送される羽目に。
結局、大怪我を負って入院することになった佐竹だが、気が付く頃には禁断症状も解けており、彼からはもてなすつもりが逆に迷惑をかけてしまったと謝罪されるが、元は気にすることなく、また自前の調合した漢方薬を渡して朋友の回復を祈り、間もなく帰路についた。
この回ではゲストとして海瀬・鬼頭と共に登場。今回の依頼で「蛇咬」という強盗団のトップ二人の捕縛に動いた拷問ソムリエ・伊集院茂夫とその助手・流川隆雄は、一味が前会長として自社を来訪しようとする鬼頭を襲撃する計画を立てていることを掴み、オーガヘッドフーズの駐車場に潜入する。
このとき、元は鬼頭の護衛として同行しており、伊集院の予想通り社内に向かう途中で蛇咬が現れたため交戦。鬼頭から「日本で殺しはダメ」だと注意を受け手加減はしていたようだが、それでも一人で複数人を相手に無双の活躍を見せた。伊集院たちは、その隙にこれから拷問する外道たちを捕縛しようとするも、元は伊集院の持つ強過ぎる死の臭いから鬼頭を狙いに来た殺し屋と誤認し、粗方鎮圧した蛇咬たちから伊集院へと標準を移す。元の攻撃を受けた伊集院は、ここで手を出せば戦闘が収まらなくなると判断し防戦一方で元を説得するも元は聞く耳をもたず、寧ろ自身の全力の連撃を完璧に弾く伊集院の強さに恐ろしさを感じ更に警戒を強めてしまう。一撃一撃が必殺の威力にまで磨き抜かれた元の超人的な拳の連撃の前には、伊集院も腕が湯気を上げるほどのダメージを受け、防戦一方では持ちこたえられず反撃もやむなしと覚悟を決めた。
しかし、間もなく鬼頭が己の観察眼から「伊集院が悪人ではない」と判断し、元に戦闘を中止するよう呼び止める。元はその声に一応止まるも伊集院への疑心は解けず反論するが、最後は鬼頭の言葉を受け入れて拳を降ろした。その後、伊集院たちは目的の外道二人を回収して退散し、後日になって元の正体が裏中国拳法二大巨頭の一人であることを知った模様。
暗殺組織「CODE-EL」内部で勃発したEL戦争において、以前より同じ「義の心を持つ殺し屋」として懇意であった毛利公平との縁で、抗争の発端である組織の新トップ・銀田栄角の傘下に与する翠蘭との決着を付ける目的で毛利派に加勢する。毛利の傘下の殺し屋たちも、これまで裏社会で元雲嵐の名は何度も聞いていたようで、まさかの参入に驚いた様子だった。逆に元のほうも、主人公でもある元組織最強の殺し屋でもある瓜生龍臣のことは以前より耳にしていたらしく、顔合わせの後に早速、敵方の情報を集めるべくEL本部へ潜入しようとした際には瓜生からの申し出を快く受け入れて二人で潜入を敢行、手分けして内部の情報収集に乗り出した。
瓜生が締め上げた敵兵から銀田の不退転の決意を知り戦争が長引くことを痛感する中、元は番場裕次郎という殺し屋と遭遇し交戦。完全に気配を消していた元に気付く読みの強さを見せた番場だが、直接の戦闘ではやはり元の方に分があり、高速のナイフ捌きをあっさりと見切り、火炎噴射を受けても回し受けでかき消し、足元を狙われても靴裏で受け止めるなど一分の隙もない実力を発揮した。追い詰められた番場は黒い布を元に被せて視界を奪い、そのまま布の上から拳銃を乱射して蜂の巣にしようとしたが、五感全てを使って敵を認識している元にとっては視界を奪われた程度では足止めにすらならず、逆に背後を奪い発勁を打ち込んで番場を無力化した。
だが腐っても組織一流の殺し屋である番場は意識までは失わず、最後の悪足掻きで元に向かって塩酸をぶち撒けたがこれもあっさり躱されて、元に地面にめり込む程のパンチで止めを刺され背骨をへし折られて絶命した。番場との戦闘で時間切れになってアジトから撤退した元は、毛利派についていれば翠蘭の方から自分を殺しに来るという情報を得て仲間の元に帰還した。
- 2023年2月25日の動画(瓜生龍臣)
より詳しい過去が発覚(経歴の項目を参照)。
鬼頭から提供された日本の住居が翠蘭一味に炙り出され囮2名を始末するも完璧に気配を消していた翠蘭の蹴りで左目の上にダメージを喰らい片目の視界を奪われる。翠蘭は元の友人ヤンを拷問して元の居場所を吐かせたことを吐露し元を本気で怒らせることとなった。
毛利派 義の拳打vsCODE-EL 闇の足刀 因縁決着
- 2月26日の動画(瓜生龍臣)
鬼頭から自社の未使用店舗を当面のアジトとして借り受けていた元だったが、あるとき帰るとアジト内部に敵兵が潜伏していることを察知。ドア越しに敵の立ち位置を的確に読み迎撃するも、実はその敵兵たちを釣り餌に宿敵・翠蘭も潜伏しており、彼らの気配に集中する隙を突かれ、不意打ちの足刀で左片目付近を裂かれて視界の一部を奪われ、更に立て続けに胸部への強烈な蹴りを見舞ってしまう。早くも2撃を許し甚大なダメージを受けながらも、故郷や流派を裏切り、更には味方すらも利用し卑劣な手段に出た翠蘭に改めて憤りを覚え、そのまま彼との最終決戦に身を投じた。
初手で負った傷に加え、リーチとスピードで勝る足技に長けた翠蘭に対して当初は亀のように身を固め防戦一方となるが、振りの大きい後ろ回し蹴りの一瞬の隙を見切り、地を蹴る震脚に乗せた凄まじい発剄の一打を与えて翠蘭を突き飛ばした。壁にクレーターを作るほどの勢いで激突した翠蘭に対し、今度は逆に拳打で追い詰める元だったが、翠蘭も彼との決着に並々ならぬ執念を燃やし、足技に傾倒しこれまで怠ってきたと思われた手技で反撃。顔面に拳を受けた瞬間に万力のような親指の刺突で元の腹部を刺し、その痛みに怯んだ一瞬を捉えて強烈な蹴りを浴びせた。
重い一撃を再度もらいつつも、その指の鍛錬ぶりをみた元は翠蘭に「何故金のために拳を使うのか」と改めて問いかける。翠蘭は、古き教えに愚鈍に従い人のために使うように説く元の言葉を唾棄し、寒村での見窄らしい生活から脱却したかった旨を語るが、その言葉の裏には、貧しく暮らす村の人々を憂う信念があった。元はどこまでその真意を読み取ったかは不明だが、それでも師父である長老を殺害して村を裏切り、私利私欲のために罪なき人々すらも手にかけた所業は許せるものではなく、義と誇りのためにここで彼を討つことを決意する。翠蘭もまた元をここで仕留めんと構えを取りながら「裏社会に出てもライバルと呼べる存在は元だけだった」と、自身に匹敵する存在として元を認めていたことを明かし、それ故に今後の障壁となり得る彼を今ここで仕留めようと、必殺の策を発動させる。
バックステップで距離を取る翠蘭を追い、再度掌底を打ち込もうとする元だったが、彼が事前にアジトに仕込んでいた銅線に気付き急ブレーキ。再び視線が切れた隙をついた翠蘭からの喉元目掛けての蹴り、さらにはインドの武術・カラリパヤットの蹴りを後頭部に決められてしまう。
意識を刈り取るに充分な強烈な一撃を喰らい朦朧とする元だったが、そのとき脳裏には、幼い頃に翠蘭と共に修行に励んだ日々の記憶が蘇っていた。当時は未だ拳才が実らず愚直に努力し続けるばかりであった元にとって、既に才覚を発揮し、また出遅れる自身にもよく接してくれる翠蘭は、尊敬と信頼を寄せられる兄弟子であり、また目標とする存在でもあった。それ故に、義を捨て欲に走った現在の翠蘭の姿は、流派代々の戒律以上に元自身が許せぬことであることを確信し、既に大傷でボロボロの体を気迫で起こしてみせた。
自信を持って放った渾身の一撃を受けて尚もしつこく起き上がる元に苛立ち、怒気の籠もった蹴りの連撃を繰り出す翠蘭だが、元はその全てを読んで左手のみで払い除け、同時に深い呼気を発して呼吸を整えながら右拳を構える。そして、今度こそトドメを刺さんと繰り出された得意の右前脚蹴りを左腕を犠牲にして撃ち落とす。鉄製ブーツを仕込んだ翠蘭の蹴りは、元の左腕を難なく破壊するが、元は全く動じることなく、そのまま翠蘭の懐に飛び込む。
そして元が放ったのは、かつて師から教わり翠蘭の手解きでようやく体得した「崩拳」であった。中国拳法の基礎でもある中段突きだが、両者の教えを愚直に守り、今日まで一日欠かさず鍛え続けたその威力は、凄まじい破裂音と共に翠嵐の内臓を破壊してみせ、これまで重傷と呼べるほどのダメージを負っていなかった翠蘭を致命傷まで追い込んだ。
死を待つ翠蘭に対し、元は「もし、お前(翠蘭)が真摯に鍛錬を続けていれば、俺など敵ではなかったはずだ」と、天性の才能を持ちながら増長し外道に落ちたことを惜しんだが、翠蘭は自らを「飽きっぽい」と言い表し、天賦の才があった故に見たものを直感で覚えてしまい、その本質を理解するより先に手放すことを選んでしまうことを語った。それは技だけでなく世間に対しても同じで、生まれ育った故郷が何故古い教えに従い続けるのかが理解できず、広い世界を見て、またその中で己の存在を認めさせることを望んだのだという。
己を試すため、業を背負ってまで自由を求めた結果、その重い代償を支払うことになった翠蘭だが、最期には「だがな元…… どういう訳かお前に殺されるなら悔しくはないのだ…… あの村で苦楽を共にしたから…… か…… な……?」と、同郷にして共に腕を磨き合った親友になら殺されても悔いはなかったという本心を吐露し、どこか満足げな表情を浮かべながらその命を散らした。その最期を看取った元もまた、その場で膝をついてボロボロと涙を流し、敬愛する友の死を悲しんだ。間もなく、元は翠蘭の遺体を抱いてアジトを後にし、そのまま故郷の村への帰路についた。
以後はEL戦争の終結までメインストーリーに絡むことはなく、23年3月から姉妹チャンネル『バグアカデミア』で新シリーズを開始した鬼頭の4月11日の動画(赤城永吉初登場回)の冒頭にて久々に近況が明かされた。顔に受けた外傷は消えたものの未だ体の傷は塞がっていないようで、故郷にある自然豊かな湖を背景に、胸部や腹部をさすりながら療養する姿が描写された。その後、EL戦争終結後の瓜生たちを描いた6月12日の動画ではようやく傷が完治したようで、見晴らしの良い崖の上に築いた翠蘭の墓で、戦争が終わった報告を行っていた。そして、村の教えと自身の仁義に近い、悪を討つために改めて世界を旅する事が明かされた。
そして、7月2日投稿のバグアカデミアの動画にて、バグ大の鬼頭シリーズでの元の活躍がイッキ見動画として紹介され、動画内終盤にてバグアカデミアでの本格登場が告知された。(後に、下記の動画が投稿されたからかこの予告は削除されている)
秘境ハンター元、新たなる旅路へ
- 2023年7月4日の動画(バグアカデミア)
この回では、傷の癒えた元の快気祝いをしようと鬼頭が中国を来訪。人混みの中でも分かるほど、以前よりも数倍増したオーラに驚かれるも、久々の再会を互いに喜びあった。その後、鬼頭が別件で来訪を予定していた(鬼頭が出資している)自動運転システムのタクシー会社を見学し、最新のテクノロジーや自国の急速な技術革新に驚きを見せた。その後、「中国に来る度に来店している」という自慢の中華レストランに入店。鬼頭が太鼓判を押す理由は勿論奇食が食べられるからで、冬虫夏草、象の鼻、熊の手(後は元は食べていないが虎のペ●ス)…などの奇抜な食材を用いた満漢全席を堪能(?)した。
そんな中、リャンという男が怒声を上げながら店に現れる。リャンは以前よりこのレストランの土地を奪おうと目論んでいるマフィアで、仲間たちと共に様々な嫌がらせを続けている外道であった。この日はとうとう厨房にまで上がり込み、料理を作っていた店主に暴力を振るい始めた。贔屓の店での騒動、ましてやそれが道理のない地上げであれば、鬼頭も元も黙って見過ごせる筈がなく、店主に馬乗りになって殴りかかろうとするリャンの手を、既のところで元が制止する。しかしリャンは、あろうことか青龍刀を抜いて横薙ぎで牽制、そのまま調理中の大鍋を返したりと暴れ回りはじめた。
ついには店主の娘でウェイトレスのユーシンを誘拐し、車で逃走を図る。即座に追走する元だが自動車のスピードには届かずどんどん距離を離されるも、鬼頭の妙案により昼間に訪れたタクシー会社が全面協力し、街中の自動タクシーがリャンたちの車を取り囲んだ。逃げ道を失ったリャンは車を降り、再び青龍刀で元に対峙。このとき元は、厨房から持ち出してきたフォーク一本でリャンの振り下ろしを抑え、そのまま今度は翠蘭との闘いでも見せた震脚からなる凄まじい掌底でリャンの胸部を突いた。殺さぬよう加減はしたようだが、それでもリャンは背中まで突き抜けそうな程の衝撃を受けて吹き飛ばされ、鬼頭も「肋骨がメチャクチャだろう」と漏らしていた。間もなく駆け付けた警察によりリャンたちは逮捕され、ユーシンも無事に店に戻ることになった。
- 2023年8月24日の動画(バグアカデミア)
鬼頭丈二に誘われてメキシコを訪れる。
ローカルなレストランでタコスを食べることとなり、「鬼頭さんにしてはまともな食事」と思い一瞬安堵したが、具材となる昆虫が選び放題という事実に気づき落胆してしまう。しかも、店主の粋な計らいでタコス具材はヤギの脳と目玉、そしてカメムシとなってしまい、具材の選択権すらも失ってしまったことで余計に気分が落ち込んでしまう。とはいえ、結局このタコスを食べることとなり、ヤギ目玉とカメムシの風味に苦戦しつつも何とか完食することができた。
その後、行きにエンストした自動車の修理を担当した整備士カルロスが麻薬カルテル "ブラッド・サタン" に誘拐されたことを知り、彼を救出するため鬼頭と共にブラッド・サタンのアジトに向かう。アジトに到着した直後、マシンガンを撃たせることなく武装した敵を難なく制圧し、カルロスを救出することに成功したかに思えたが、アジトを出たと同時に別のメンバーが運転する装甲車による襲撃を受けてしまう。鬼頭とカルロスをぶん投げることで安全圏に非難させたものの、自身は装甲車によって思いっきり跳ね飛ばされてしまった。
…はずなのだが、本人は何事もなかったかのようにピンピンしており、今度は元が装甲車に向かって全力で突っ込み、凄まじい跳躍によって装甲車のフロントに飛び移る。フロントの様子を見て「ただの強化ガラスか…」という迷言を残した直後、ガラスを突き破る強烈な崩拳によって運転手を撃破した。
- 2023年11月25日の動画(元雲嵐)
エルペタスの絶対的存在と言われるオリオンこと祇園織文との戦いと凄絶な戦いを繰り広げた。序盤は優勢だったが、祇園のタックルをモロに食らって甚大なダメージを受けたため、止む無く撤退した。最終的に祇園に敗北し重傷を負ったが、当の祇園も入院する羽目になった。
同時に瓜生シリーズにおいては瓜生や鶴城、銀田栄角や兄者に続いて5人目のメインナレーションに大抜擢された。
義の拳法使い...遂に再始動
- 2024年6月1日の動画(瓜生龍臣)
動画の終盤に約半年ぶりに登場。オリオンとの闘いで負った重傷は完治しており、オリオンにリベンジを果たすため日本に上陸した。
義の拳法使いVSエルペタス最強の男…リベンジマッチ
オリオンにリベンジを果たすため、再び両雄が激突する
余談
元はバグ大とバグアカデミアでかなり戦闘描写に差があり、そのバグアカデミアでの描写はもはや出る作品を間違えてるレベルでバグ大の他の戦闘者と比較しても余りにもチートじみている(装甲車に轢かれても無事、車を素手でひっくり返す、矢をキャッチして受け止める、覇気で象が逃げ出す、合金の盾をパンチでへし折る、気配を消すわけでもなく単純なスピードのみで鵺兄のように背後をとるなど)。
その一方でバグ大では強さが控え目に描写されていている。しかし、祇園にパワー負けしてボコボコにやられたり、会ったことが無いはずの紅林のことを語ったり、日本に来た目的(エルペタスの上層部暗殺)を忘れて国に帰るなどとなにかと不遇かつツッコミどころが多いキャラとなっている他、最近では出番そのものが減少傾向にある。
このため一部の視聴者からは「バグアカ元は流石に伊集院や瓜生でも厳しそう」、「バグ大出禁キャラ」、「バグ大とバグアカの元はもはや別人」、「これでオリオンにパワー負けしたのは流石に意味が分からない」などとも言われている。強さ比べをする時においてもバグ大とバグアカではっきりと分けるべきだとする声もある。
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その他の似ている人物
鷺忌:和中蒼一郎を苦戦させたCODE-ELの殺し屋。ヒューマンバグ大学に登場する中華系の殺し屋という点が共通している。両者とも中国拳法を使うものの、体術のみで戦うスタイルの元と異なり鷺忌は隠しの甲冑や暗器なども援用するスタイルである。
呉兄弟:紅林シリーズ・伊集院シリーズ・瓜生シリーズに登場した「死神羅漢」所属の中華系の殺し屋。義を重んじるタイプの殺し屋という点が共通している。戦闘スタイルが異なるので一概に比較はできないが、総合的な実力は元に匹敵する模様。
小林幸真:こちらも佐竹博文と友好関係にあり、EL戦争で毛利派に加担した点が共通している。
赤城永吉:バグアカデミア移籍後の鬼頭の新シリーズから登場した鬼頭のボディーガード的存在の一人。室町時代より続く暗殺者一族の末裔で、暗器を駆使した戦闘術を扱う青年。鬼頭は彼の実力を「元に負けずとも劣らぬ」と高く評価している。