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有馬文太

ありまぶんたことありす

有馬文太とは、漫画系Youtubeチャンネル『バグアカデミア』の登場人物・アリスの本名。
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とっても強いヒト…… こぉんなところで日本人に会うなんて、思ってないじゃんねぇ

概要編集

2023年から『バグアカデミア(旧・漆黒のジェイル)』にて展開する新シリーズ

奇食・秘境ハンター 鬼頭丈二』にて登場。主人公・鬼頭丈二が旅先で知り合い、新たな旅仲間となった人物の一人。少ないながら主人公を務める回もありその場合は鬼頭が相方となる。


一見すると若く美しい女性だが、本項タイトルの男性名通り生物学上は男性。所謂トランス女性である。


本職はトランスバーのママで、お客との会話のネタ作りのためによく海外旅行をしては各国の奇抜な文化を実体験してきたらしく、現在では話題のためではなく、そうした奇習や奇祭への純粋な興味が強くなり、自己紹介時の鬼頭の名乗った「奇食ハンター」に肖り「奇習LOVER(ラヴァー)」と自称している。


因みに本職での源氏名は「アリス」で、作中では基本的にコチラの名前を優先して名乗っている。


容姿編集

髪は毛先がピンク色のブロンドでエアリーボブ。瞳の色はダークブルー。

口元のホクロ、八重歯が印象的で、外見的にはかなりの美女。実際、鬼頭も性別に気付いた際には「なんなら割りと好みだった」と評したり、行く先々で知り合った男性たちからも良く見惚れられたりしている。女装時にパッドを当てている某極道ヒットマンとは異なり美容整形をしているようで、胸はかなりの巨乳で、衣装から谷間を覗かせている。


服装は白いチューブトップと黒いレザーのミニスカート。その上に黒いレザージャケット、ハイヒールを着用し、首には土星を象ったようなネックレスを下げている。また、鬼頭とバーで再会した際には肩・背中・谷間を大胆に露出した薄紫色のドレスを纏っていた。


性格編集

外見通り一人称は「私」で基本女性口調だが、怒るときは稀に荒っぽい男性口調を用いることも。

バーの経営者ということもありコミュ力がかなり高く、当初の鬼頭との交流も偶然居合わせたレストランにて率先して彼に声をかけ、席を移って談話したのが切っ掛けになっている。さりげないボディタッチも含め、気に入った男性には積極的に距離を詰めるアプローチの他、男女問わず相手に対する細やかな気配りも各所で見せている。


また、普段は落ち着きはらった言動を見せる一方、各所では動きづらそうな衣装でジャングルに入ったり櫓によじ登ったりとアグレッシブに動き回り、こうした行動で被った怪我についても「ネタになる」とポジティブに捉える、奇祭を邪魔するチンピラに毅然として立ち向かうなど、精神的な逞しさを持つ。奇習に対する敬愛も厚く、その習慣が誕生した経緯には様々な感想を持ちつつも、文化そのものを否定することはない。


その他、なにかと複雑な自身の性別についての話題には柔軟に対応しており、本名や生物学上の性別についても当初からあっけらかんと明かし、以後も鬼頭が性別の指摘や「文太」と呼ぶことにも多少ツッコミは挟みつつ、コミュニケーションの一環として収めている。


その特殊なキャラクター性から、基本豪胆で周囲(佐竹博文飛田新治らの旅仲間たち)を振り回すことの多い鬼頭が逆に彼女のペースに合わせるという珍しい場面も増え、モノローグ内でもよくアリスを指すときに「彼…いや彼女」「アリス…いや有馬文太」といった形で表現を迷う描写もよく見られる。ただ、性別はどうあれアリスの持つ優しさや機転の良さは認めており、砂漠で一時酔っ払って昏倒した際には、飲水を持ってきてくれた彼女を天使のように幻視していた。


活躍編集

※動画リンク隣のカッコ内のキャラ名は物語のナレーション担当。


初登場。バヌアツの地元食堂で「角コウモリ」を食していたところに鬼頭が来店。同じ料理を注文し悪戦苦闘しながら食べる姿に興味を持って声をかけ交流。同じ日本人、同じ料理を食したよしみで食事代を御馳走してもらったお返しに、辺境の集落で行われるバンジージャンプの元祖である成人式を見学しようと誘った。

現地の青年を応援するために櫓のてっぺんまで昇るも、その青年が飛び降りた際に命綱に足を取られ落下し地面に激突、命に別状はなかったがしばらく入院する羽目に。


バヌアツでの交流時にコッソリ渡していた連絡先を元に鬼頭が経営するバーに来店。この際、アメリカ・ネバダ州で開催される奇祭「バーニングマン」に行ってみたい話に乗った鬼頭から旅費の援助を受け、共にブラックロック砂漠に赴いた。


初のアリス視点の回。東アフリカのエチオピアの旅に再び鬼頭を誘い、男たちが棒をぶつけ合う奇祭を見学しに出かけた。


インドで行われている異種結婚を見学しに出かけた。

道中で出会ったアラダという名の少女に誘われ、その父親が火で焼いたコダイ(トカゲの一種)の肉を食べた。着火剤に牛糞を使っていたせいで糞の臭いが少し移ってしまったのが玉に瑕だが、味自体は絶品だった模様。

その後、異種結婚の様子を見に行ったのだが、先ほど出会った少女 アラダはなんとバナナの木と結婚する羽目になっていた。アラダにとってバナナの木と結婚することは到底受け入れられる話ではなく、その場から逃げ出してしまった。そんな彼女に対して、アリスは自身の友人の娘が経験した異種結婚の話をし、アラダの気分を落ち着かせた。


これで一件落着。

…に思えたが、なんとその場にいた高齢のシャーマンがアリスに対して「お前は美しすぎる。呪いにかかっているので、呪いを回避するために理論上犬と結婚しなければならない」と言い出して追いかけてきたので、鬼頭と共に逃げるようにして会場を後にしたのであった。


実年齢より40歳若く見える民族を見るため、ボリビアを訪れる。

本題の前にまずは腹ごしらえ、ということでアルパカ肉を堪能した。ちなみに調理時の着火剤はアルパカの糞。アリスは「食事中に排泄話なんて… ノンデリカシー」とツッコんだが、鬼頭は「料理自体がウンコのこともあった!」と特に気にしていなかった。

その後、件の民族(チマネ族)の元を訪れたが、そこに現れた大男がチマネ族の長老に対して外国人から観光料を取るよう脅し始める。その様子を見た鬼頭が居ても立っても居られず論争に割って入ったところ、流れでティンクと呼ばれる伝統的な方法(純粋な殴り合い)で論争に決着をつけることに。なんやかんやで最終的に鬼頭はティンクで勝利し、チマネ族を利用した金儲けを辞めさせることに成功し、今回の旅は終わった。


フロリダで開催される害虫早食い大会を見に行く

…だけのはずだったが、鬼頭がエントリーする際に勝手にアリスもセットでエントリーしていたため、なし崩し的に大会に参加する羽目になった。

大会では1回戦目にミミズ、2回戦目にヤスデを食べたが、アリスは耐えきれずに途中で嘔吐したため、決勝戦は観客席から鬼頭を応援することになった。ちなみに、鬼頭は決勝戦でゴキブリを72匹食べて優勝したが、直後に対戦相手が嘔吐し、それにつられる形で鬼頭も気絶したので、鬼頭の付き添いとして病院で彼の回復を待った後に帰国した。


アマゾンの奥地に住むヤノマミ族の部族長 ミゲルの案内でアナコンダを捕獲し食べることとなったのだが、アナコンダを捕獲する際にアリスは船から水中に落下し、危うくアナコンダに殺されかけてしまう。ただ、ミゲルがアナコンダにトドメを刺すのが早かったことで幸いにもアリスは無傷で済んだ。


とある動物の糞を用いて作られる酒、トンスルを求めて韓国を訪れる。

普段から鬼頭の無茶ぶりに付き合わされているからか、今回はアリスの方から「ねぇ、丈二ちゃん。今から韓国来ない?」と近所に呼び出すような口調で鬼頭を韓国に誘い出した。

道中に寄った店でタコの踊り食い、続いてアメフラシを堪能した。その際、タコには谷間にダイブされ、アメフラシに関しては紫色の体液を吹きかけられてしまうというハプニングも。

その後、トンスルを飲みに田舎の研究施設を訪れた。だが、アリスはトンスルが人糞酒であるとは思っていなかったらしく、そのことを教えられて「人糞なんて嘘でしょ? 人のウンチってこと!!」と思わずアホみたいな質問してしまった。

人糞酒ということもありかなり拒否反応を示していたが、覚悟を決めて飲んでみると意外とおいしかった模様(アリス曰く、高級ブランデーのような風味)。

もっとも、帰国時には人糞酒を飲んだことで誰もキスしてくれなくなるかもしれないと少し嘆いていたが。


8月15日付けの動画の続編で登場。トンスルのダメージが尾を引いている状態の中で口直しで食事をする事になった。鬼頭が目に付けたのはカエル料理専門の店であり、食べたのは姿煮やチュロスを混ぜた料理と寄食に振り回されるのだった。前者は土臭さで不快感いっぱいだったが、後者は美味しく食べる事ができた。


食後に店主から韓国では「偽葬式」が流行っている事を聞かされ興味津津となって鬼頭と共に開催される会場に足を運ぶ。想像以上に感情移入や臨死に近い体験ができたのもあって有意義な体験をする事が叶った。体験しなければいけない奇習があると前向きになりながら帰路につくのだった。


偽葬式の中で遺書をしたためた際は、母にトランスジェンダーとなった事を中心に書いており、その公表も突飛なシチュエーションで会った事が示唆された。


余談編集

声優編集

アリスの声は、兄弟チャンネルである『ヒューマンバグ大学』で主要キャラクターを演じている男性声優の小柴大始氏が担当している。特に彼女の登場と同じ頃には羽王戦争編の浅倉潤EL戦争編の鶴城史之舞など、主人公サイドに多大な被害を生んだシリアス路線の強敵を演じており、ギャグパートの多い鬼頭シリーズ、ましてやトランス女性という個性の強いキャラとのギャップに驚いた視聴者も多かった(なお、鶴城については後に主人公の瓜生龍臣と和解し、以降は周囲のギャグに参加したりとコミカルな描写も増え始めた)。


因みに、同じくヒューマンバグ大学には京極組の構成員・高砂明夫、黒焉街のゲイバーのママ・鷺沼徹二エルペタス世良班の殺し屋・サイといった、女性口調の男性キャラクターも登場しており、前者二人は鬼頭と同じヤシロこーいち氏が担当している。

(他にも香月紫苑相良颯誠流川隆雄なども一部で女性口調を用いているが、コチラは演技なので割愛)


血縁者編集

2023年10月23日付の状況整理回にて鬼頭の口からアリスにはがいることが明かされた。ヴィジュアルはまだ公開されていないが、佐竹は「なんとなくイケメンな気がする」という趣旨のコメントしていた。


関連タグ編集

漆黒のジェイル/バグアカデミア ドリームハンター・鬼頭丈二

美女 トランスジェンダー バー ママ


作中の似ている人物編集

鷺沼徹二ヒューマンバグ大学伊集院シリーズに登場する黒焉街の住人。コチラはオネエだが、アリスと同じくバーを経営し、シモの話題に明るく男性にもグイグイいく姿勢と、その裏にある懐の広い人情味など、共通点が非常に多い。巨大淡水ナマズ・ウェールズとの攻防の中で「元野球部部長」を名乗ったアリスだが、鷺沼も元球児でありこの回の動画ではバッティングセンターで堂に入ったフォームで軽快に投球を打ち返す姿が描かれた。

因みに、バグ大の登場人物では他にも伊集院茂夫一条康明紅林二郎部南忠志など、元球児であった人物が意外と多い。鬼頭シリーズでも大谷翔平の話題が何度か触れられたり野球関連のネタが多い。


香月紫苑:同じくバグ大の小峠シリーズに登場する天羽組構成員。女性と見紛う程の凄まじい美貌の持ち主で、組織の女装ヒットマンとして活動している。コチラの中の人は女性声優の末次由布子氏が担当している。


佐伯・ゼッターランド・博子:長らくバグアカデミアでシリーズ主人公を務めたフリーアナウンサー(現在は完結)で、アリスと異なり実性別・認識共に明確に女性のキャラクター。鬼頭と海外での偶然の出会い以降、よく奇食旅に同行する羽目になっている。また元のシリーズでも何度か番組企画として奇食や奇祭を体験していたりする。また最近はアリス同様、冒頭で鬼頭に次の旅先について提案をする場面が増えた(コチラは彼女個人のジャーナリストやミステリーハンターなど新たな路線模索が主な理由)。ちなみに彼女の中の人も末次氏である。

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