「俺の名前は北岡隆太。修羅道に必死で食らいつくド下っ端のヤクザです」
CV:ヤシロこーいち
公式サイトでの解説
敵の指と爪の間に躊躇なく串を刺す…
「串の北岡」の異名を持つ若手構成員。
天京戦争にて殉職。
概要
「指から串生やすか コラ!」
「ダメだ テメエは極道を舐めた」
『ヒューマンバグ大学』のシリーズ作品『アラサー中堅極道・小峠華太』に登場していたヤクザ。初登場は2021年9月29日付の動画『【漫画】本職の拷問「五指串刺し」。竹串が指を貫通する…世界一の激痛。』である。
小峠華太が所属している武闘派のヤクザ天羽組の若手構成員。組では小峠の舎弟として活動しており、彼に敬意を払っていた。組内では上納金の回収やカチコミの他に、アリバイ会社の経営にも携わっていた。
カチコミの際の武器は串であり、相手の爪の間や目玉に竹串を刺して痛め付ける様子から、「串の北岡」の異名を持つ。狂人兄貴達と同様に天羽組の狂人枠として登場したが彼は舎弟の狂人枠とでも言うべき存在だった。
人物
容姿
紺色の五分分けの髪型と紫のワイシャツ、銀色のピアスが特徴。
性格
一見生真面目な性格に見えるが、血の気の多い部分も多く、暴対法を持ち出してアガリの上納を断った風俗店の店員の指に串を刺そうとする等、カタギの人間に食って掛かる事も少なくなかった(当然、小峠に止められて未遂に終わるが)。
笑いながら指に串を指す拷問を楽しんだりと狂人兄貴に負け劣らないサディスティックさを持っていた。
しかし、未だヤクザとしては初々しさが残っているのか、カチコミの際に兄貴分である野田一の脅しを受けた際には、「殺される……」と内心恐怖を感じている場面も有った。また、小峠からは狂人と呼ばれ戦慄されている一方、彼の方もまた小峠を狂人と呼んで恐れている。それでもガッツがあり小林幸真に銃を習いスパルタ教育にも適応していた。地頭は良い(後述)が教養は低いようでポルトガル語や英語が話せなかったり、サンバに「女がケツ出して踊ってる」と下ネタな解釈をしていた。
人間関係
肝が据わる前の小峠同様武闘派狂人兄貴達にはビビっているが、特に小林が怖いようで「関わりたくない兄貴No1」と称するほど恐れていた。ただし、小林からはガッツのある男と評されていた。
狂人兄貴達(主に野田)から無茶ぶりをされているが小峠同様に尊敬と信頼の関係性を築いており小峠以外の兄貴達からも度々お付を任されている他、天羽桂司からは大きなシノギを任されるようになったり一条康明から速水泰輝を逃がす為に漢を見せたりとしている。
そんな彼を害され天羽組がブチギレないわけがなかった。
能力
狂人兄貴達と比べると見劣りする。しかし一条康明との戦闘では即死せずに攻撃を即死しない範囲で回避し速水を逃がす回避能力と根性を見せた。武器は串の他銃も持っている。
カチコミや拷問の際には残忍な性格となり、相手の爪の間や目玉に竹串を刺して痛め付け、痛みに悶える様子を見て楽しむ様子も見られた。小峠が武闘派の一角としてカチコミの主力を務める事が多くなると、かつて彼が担当していた死体の処理を任される描写も増えた。
頭の回る部分も有り、天羽組の新たなシノギとして先述のアリバイ会社を提案した事も有る。また言葉の壁がある相手にも熱意とノリで交渉を進め目的自体な達成するなど交渉能力も高いが言葉の壁を越えられなかったことでとんでもない冤罪をかけられることとなり・・・
活躍
初登場。兄貴分にあたる小峠と共に資金繰りに勤しんでいた。その際に、守り代の支払いを断ったバーの店員に「もうミカジメなんて払う時代じゃない ヤクザ辞めなよ」と文句を言われ、怒って食って掛かっていた(小峠が制止した為暴力沙汰には起こらなかった)。
組事務所に帰った後は、シノギの話し合いで、新たなシノギとしてアリバイ会社(水商売などの社会的に信用を得にくい職業の女性に対し、架空の会社でOLであるという立場を保証する仕事を行う会社)を提案する。そして、そのビジネスは苦肉の策では有ったが、隣町の人間まで利用しに来る程の盛況振りを見せた。
会社の盛況後は、会社の社会的信用を得る為に、組傘下の闇金で借金漬けとなった人物を社長に据えたり、電話応対の仕事を行う等、アリバイ会社の運営を行っていた。
その最中、名義を貸したピンク嬢が、借りていたアパートから失踪するという事件が起こる。しかし、彼女は小峠の調査により、組を保証人としてアパート内で違法風俗を行っていると突き止められた為、共犯者の男諸共小峠に殴られ、廃工場へと拉致される。
拷問の際には、北岡は小峠の指示により、共犯者の男の手の指全てに竹串を刺して痛め付けた。その際に、男の手から長い爪が生えた様な様子から「ハハハハ!バルログじゃねえか!」と嘲笑っていた。
その後、北岡は男の目にも串を刺そうとしたが、その前に男が気絶した為結局刺さなかった。そして、女の方は小峠から男と同じ拷問を受けるか、天羽組の運営する風俗店で働いて5000万円を返すかの選択を迫られ、後者を選んだ模様。
「あの…自分ひとつアイデアあります」
「ギャンブル狂の借金まみれが社長なんて…ね」
「じゃあ 今すぐ全額返すか?コラ…」
組長の天羽を痛め付けたナイジェリア系半グレとの抗争後に登場し、小峠と共に外国人グループの居るシマに睨みを利かせていた。
小峠と祖父江に対し、当時幹部格だった尾崎隆雄が会食後の隙に河内組に撃たれた事を報告していた。
その後、とある事件で祖父江をマシンガンで銃殺した尾崎が絶縁された後は、小峠と共にミカジメ料の徴収を行っていた。しかし、バーの女性店員からは「何よ!アンタらの組トラブルでも守ってくれないじゃん」と文句を言われており、シノギに苦戦している様子が覗える。
「河内組の若いヤツに尾崎の兄貴が…撃たれました」
天羽組での葬儀中に不意討ちを仕掛てきた根岸組へのカチコミに同行している。
その際、野田から「小峠ぇ 北岡ぁ さっさと(根岸を)運び出せ…チンタラしたら殺すから」と脅しを受けた際には、内心「(殺される…)」と恐怖を感じていた(尚、小峠は兄貴達の脅しには既に慣れ切っていたので、特に恐れる様子は見せなかった)。
小峠と共に風俗店「Butterfly」の守り代を取ろうとしていた。しかし、店長に暴対法を持ち出されて支払いを拒否された為、「指から串生やすか コラ!」と脅しを掛けていた(警察の目を気にした小峠に止められ、未遂に終わったが)。
「店長 ここで商売するなら天羽組に一言ないと…ねぇ」
「ああん…なんじゃあテメエは?」
冒頭にて登場しており、小峠に組の縄張りで勝手に薬物を売っていた売人から奪い取った資金を見せていた。
地方風俗の新規開拓を巡り、小峠と共に地元ヤクザである無頼組の組員と激しく争っていた。
「(無頼組組員の「ここは昔から無頼組のシマじゃあ…消えろボケども」というセリフに対して)それはニッポン昔話ですかぁ?」
(劇中内で)10月に組長・天羽の家に窃盗犯が押し入った事で組が慌ただしくなった為か、事務所内で息を切らしながら仕事を行っていた。その後、窃盗の犯人である繁華街の半グレのアジトへのカチコミにも同行し、串を指の間に携えながら突入していた。なおこの半グレは工藤清志により殲滅された。
舎弟頭の南田と共に行動することが多かったようで、南田と同期の喜多川が新たな本部長に就任したことに不満を抱く南田の腹いせに暴行を受けることが多くなり、生傷の絶えない姿で登場していた。
- 2021年12月3日の動画(状況整理)
初の主人公として活躍し、各々のメンバーの紹介をした。また兄貴分である小峠などに戦慄していることが分かる。北岡は普段、小峠から狂人と呼ばれているが、北岡に言わせると小峠の方こそ狂人らしい。北岡によると
・和中蒼一郎と京極組の人斬り吉岡が激突、吉岡が卑劣な手を使った。
・小林が伝説のヤクザ「人食い伊能」から「龍王刀紫蘭」を受け取った。
・野田一が紅林二郎をタイマンで天羽組に勧誘した。
とのこと。
天羽組を絶縁になり拡大自殺を図った橘を粛清しに、橘が騒動を起こしたライブ会場に野田と共に現れた。橘が野田の手で粛清された後、橘の顔面が陥没している事に気づき、驚愕する。
冒頭部分で小峠と共に空龍街を荒らす半グレの粛清に小峠と共に乗り出したが、小峠と違い戦闘シーンは描写されなかった。
また、コリアンマフィア「罵覇無鵜斗」と八隅が交渉を行う際、その付き添いとして参加。直後の戦闘に参加した描写はなかったが、八隅が瀕死の重傷を負ってしまった際は大急ぎで闇医者氷室の元に運び込んで処置を施されるも、現実は非情。臓器の損傷が激しかったため、八隅は助からなかった(氷室曰く、運び込まれた時にはもう手遅れだった)。八隅の亡骸を前にして、北岡は子供の様に号泣していた。このシーンは過去に小峠が若かった頃、小峠の兄貴分でリスペクトしていた江藤が殺された時のシーンに似ている。その後、罵覇無鵜斗が集まっている貴凛町のクラブに小峠と共に乗り出している。
「兄貴ぃいいぃぃ! あのクソがアァ!!」
「兄貴……! 兄貴ぃいイィいいいいいッ!!」
再び主人公として活躍し過去に行われた戦闘や、紅林と久我の戦闘などについて語られた。この動画は、拷問ソムリエの見習いである流川隆雄と一緒に出演した。また、この動画では紹介している時に口が動くアニメーションが付いていた。
北岡によると
・和中と京極組の袈裟斬りの吉岡が一騎打ちになり、吉岡が和中に袈裟を仕留められ吉岡は逝った。
・紅林二郎と久我虎徹が本気でやり合い、学生時代とは比べ物にならない命を燃やす闘いになった。
・紅林と野田が衝突した理由が、スカウトだった。
とのこと。
- 2022年1月14日の動画(状況整理)
京極組の久我の兄貴分である、一条と激突した予告動画が上がっている。声から察するに、一条に北岡がやられてしまったと思われる。また、彼は今まで狂人兄貴(小峠含む)の舎弟として登場することが多かったが、速水からは北岡の兄貴と呼ばれていることから、主な登場人物の中でようやく舎弟が出来たと思われる。
野田に命じられ煙草を買いに行った。というチョイ役で登場。
「はい!喜んで!」
- 2022年2月8日の動画(状況整理)
約1か月ぶりに主人公として登場。自分をとりまく環境の情報整理はもとより、敵対組織の羅威刃、愛天雄、河内組などの解説もした。
そして、
・須永と久我が対峙した
・野田とジェイクが対峙した
・小林と佐竹が対峙した
ことが判明した。また、いずれも「この話はまたいずれ」と言っていることからそれぞれに登場するものと推測され、一条との戦いを生き延びたと思われた…
キャストの紹介をすると共にスカウト料を受け取っていた。
「マスター、スカウト代金って言ってくれ」
この回には登場しなかったものの、その最後の部分で遂に一条と衝突した動画が投稿されるとのこと。しかし、ここ最近全く北岡が出演していなかったため、視聴者の中では殺されたのではないか、死亡は免れたものの長期治療を行っているのではという声も上がっている。
一条「路地裏に 鼻垂れ小僧 即死かな」
「ウガアアア! 死んどけェ! 一条ォォォォォ!」
天羽組の若手、京極組最高戦力に挑んだ結末
そしてついに、上述の内容の詳細が語られた。
北岡は天羽からの直々の指示により、ブラジル系のマフィアから最新の武器を調達するシノギを任されて、オンラインで相手と交渉をしていた。天羽は若手の有望株である北岡に商談交渉の経験を積ませて成長させるために、この重要な仕事をあえて北岡に任せていた。しかし、北岡は相手の言葉をよく理解できないまま交渉していたため、「空龍街以外で薬物を売りたい」という要求にもうっかり「イエス」と答えてしまう。これを許可ととったブラジル系のマフィアは、北岡との取引に応じる一方、京極組の領域である黒焉街で薬物を売っていたところ、久我と一条に見つかり捕まった。しかしこの時、彼らは「自分達は天羽組の傘下であり、北岡の指示で行っている」と事実と異なる言い訳をしてしまう。これに(ほかの組員が想像もしていなかった理由で)怒った京極組組長の日下は、一条に北岡の粛清を命じた。
日下「ウチのシマでそんなことは許さんぞ……これは宣戦布告だ……一条! 粛清してこい!」
一条「了解しました。シマ荒らしは死んで当然ですから」
このような背景を知らなかった北岡は、舎弟の速水から取引成功の祝いに「黒焉街のバーで酒を飲もう」と誘われる。北岡はその店が黒焉街の老舗であることに違和感を覚えたが、思い過ごしだと考えてこれを快諾。しかし店に着くと速水が酒に酔った勢いで北岡や天羽組に関する情報を店内で喋り出してしまい、これを聞いた店長がこっそり一条に電話連絡した(そもそもこの店は40年にわたって京極組にミカジメ料を払っており、京極組とは普段から懇意の関係だった)。
飲み終えた北岡と速水がバーを出た時……
???「ウチのシマで随分とチャレンジャーだねぇ。天羽組さんよ」
北岡「い……いち……! なんで!?」
一条「お前らブラジルマフィアと手組んだらしいじゃないの。人のシマ荒らして楽しい?」
そこには日本刀を構えた京極組の最高戦力である一条康明が待ち構えていた。
北岡「ちょっと待ってくれ! シマ荒らしってなんだ!? 天羽組はシマ荒らしなんてしていない!」
一条「ハッキリ言えよ。黒焉街を狙ってるんだろ。あのブラジル人どもは全員お前らの組、そしてお前の名前を口にした」
北岡「ちょっと待ってくれ! サポートはしたがシマ荒らしなんて……証拠でも……!」
「シマ荒らし」と一方的に決めつけられた北岡は必死に弁解しようとするが……
一条「おいおい北岡少年。極道に証拠なんていらねぇんだよ。とりあえず言い訳は地獄の閻魔に言ってくれ……」
一条は聞き入れず戦闘になってしまった。
一条「路地裏に~ 鼻垂れ小僧 即死かな~」
北岡「ウガアアア! 死んどけぇ! 一条ぉぉぉぉぉ!」
そして一条は死の575を唱え、北岡はまず銃をとって戦う。距離は中間であったため、拳銃が圧倒的有利であったが……
一条「甘いなぁー甘い。目線……殺気……いったい何? 俺にわざと避けさせてる?」
北岡「グウウウウウウ!!(コイツバケモノだ! 当たらねぇ! 兄貴達みたいに全然当たらねぇよ!)」
相手は京極組の最高戦力。潜ってきた修羅場の数と才能の差は歴然。いとも簡単に全て回避されてしまう。直後に一条の落雷の如く凄まじい斬撃が降り注ぐ……
一条「黒焉街に害悪をバラまいた男……死んで当然地獄行き……まっぷたーつ!! 分裂しとけぇええ!」
北岡「グウウウウウ!!」
北岡は必死に後ろに飛び、中心部を回避することに成功したが……
北岡「ぐああああ! 目がああああ!(眼球を斬られた!)」
先の斬撃が左目を掠めてしまい視界を失う。直後一条は電光石火のような凄まじい踏み込みで詰め寄る。
一条「じゃあね。地獄で仁義学んでこい」
北岡「はえええ! 視界がない……やられる!」
一条「スッ!」
北岡「グウウウウウウウ!!」
速水「兄貴いいいいいいい!!」
そして続く斬撃をまともに食らってしまい、胴を薙ぎ払われて致命傷を負い、倒れてしまった。
一条「また半身引いたか……流石の反応だ。浅いが致命傷だ」
北岡「く……あ……あ……」
一条「ガキ。次はテメェだ。天羽組に入った自分を恨むんだな」
そして一条は標的を速水に変え、北岡に続き地獄へと送ろうとするが……
北岡「待てぇ……逃げろ! 速水いいいい!」
一条「痛ぇなコラ。死に損ない」
北岡は最後の力を振り絞って、手持ちの串で後ろから一条の大腿部を刺し、逃げるように指示をする。無論速水は戸惑うが……
北岡「これは命令だぁ! 俺の言うこと聞くんだろ!? 振り向かずに真っ直ぐ逃げろおおお!!」
速水「うわあああああああ!!」
速水にとにかくその場から逃げるよう指示し、直後速水は叫びながらその場を離れた。
北岡「(そうだ……それでいい……全員死ぬこたぁねぇ……)」
一条「後輩守ってカッコいいねえ。どうせ死ぬなら天国行きたいってか?」
北岡「へっ……極道やってて天国に行けるかよ……」
そして北岡は速水を逃がせたことに安心し……
「天羽組の兄貴達はすげぇんだ! テメェもすぐこっちに来る! 地獄で待ってるぜぇえええ!!」
「ウギャアアアアアア!!」
直後、路地裏には斬撃と共に彼の断末魔が響き渡った。
速水「北岡の兄貴は俺を守って……京極組の一条に……」
野田「北岡……」
小峠「一条……必ずブチ殺す……」
命からがら逃げ延びた速水が組に戻り、北岡が一条に殺されたことを伝えると、烈火の如く怒った天羽から日下を殺す命令が下される。
天羽「知っての通り北岡が京極組にやられた……天羽組は全存在をかけて報復する……京極組の親分日下のタマ、取ってこい!!」
野田「はい……便所コオロギ以下の男は一那由多回刺して焼却します……」
小林「はい……ひき肉にして海に撒きまぁす……」
和中「怒髪衝天……奴を細切れにすることをお約束いたします……」
小峠「分かりました……天羽組と喧嘩することを地獄の底で後悔させてやろうと思います……」
狂人兄貴達も思い思いの表現方法で復讐を誓った。それは天羽組と京極組の間で全面戦争が起こることを意味していた。
こうして天羽組と京極組の戦争である「天京戦争」の火蓋が切られた。
冒頭にて遺影のみ登場。小峠、速水、天羽の三名が見守る中、葬儀が行われていた。
これにより、北岡は一条によって殺害された事が断定された(小峠の姿で隠れているが、木製の棺らしき物も確認出来る)。
この葬儀において小峠は、赤く泣きはらした目で「仇は取ってやるからな」と伝えて北岡を弔うと共に、改めて京極組へと報復する決意を固めた。
小林からチャカの使い方を教えられていたことが判明し、小林からは大切に思われていた。
「小林の兄貴!おかげさまでチャカ上手くなってきました!」
小林(全然下手だぁ。それまだ5点だわぁ)
「前回2点って言ってました!」
同時に小林が小峠ら天羽組の面々に黙って単独調査をしていく中で、命を落とした真相が明らかとなった。
そもそもこの戦争は自身がかつてブラジリアンマフィアとの交渉でヘマを犯し、結果として黒焉街でブラジリアンマフィアが薬物の取引を始める様になったのが原因である。
これだけならば北岡自身が原因とも思えなくはないが、真相は違った。
京極組組長の日下が碌に下調べも何もせずに即断即決で北岡の殺害を指示したのには裏があった。
日下は京極組のシマである黒焉街で、メキシカンマフィアであり世界的な麻薬カルテルでもある「マッド・カルテル」に麻薬の販売を独占させ、その見返りとして巨額の賄賂を受け取っていた事、しかもその事を構成員達に一切知らせず「シマ荒らしから黒焉街を守る」と言う大義名分を掲げて、マッド・カルテルの悪行を知らず知らずのうちに手助けさせていた事、そして知る由も無いまま日下のドス黒いシノギを邪魔したために私怨や逆恨みで粛清対象になっていた。
つまり北岡は「京極組のシマである黒焉街を知らず知らずの内に荒らしてしまった。」と言うよりも「京極組組長の日下が秘密裏に行っている重大なシノギの邪魔をされた逆恨みで一条を始めとする部下達をけしかけた事で命を狙われ殺害された。」と言う比重が大きく、一条と言うよりも日下によって殺されたと言うのが真実である。(尤も前述の通り黒焉街を荒らす要因を作ってしまったことにはかわりないため、たとえ日下の目論見がなくとも京極組から相応の報復が飛んでくる可能性は十分ある)
そしてその日下も自らを目にかけてくれた小林の強さと信念によって天誅を下される事となった。
一方、小林が隠密行動を持って日下の足取りを掴み恐ろしくも完璧な暗殺をしたものの、京極組は日下が秘密裏に行っていたマッド・カルテルとのシノギや内容、部下の誰にも隠匿先を知らせなかったのもあって事の発端を知らないままになってしまった状態で進んでしまったのは皮肉な話である。
(遅かれ早かれ、もしも京極組が日下の麻薬組織と秘密裏に行ったシノギを知れば天羽組との戦争に大きな波紋を呼び起こす可能性が極めて高い。)
回想にて、小峠華太と談笑しながら牛丼に舌鼓を打っていた。今でも小峠には同じ釜の飯を食らい血塗られた戦争を共にしていた日々を想起してしまうほど、厚い信頼を受けていたことが覗える。
回想にて、小峠華太と冨樫宗司と共にカツ丼に舌鼓を打っていた。
冨樫と共に一年ぶりに回想シーンで登場。小峠によってバーに誘われ、飲み明かした。余談として彼の再登場を喜ぶ声がこの動画のコメント欄で散見されることから根強い人気が覗える。
余談
小峠の所属している天羽組は武闘派揃いの組であり、これまでに多くの狂人兄貴が登場していたが、小峠の部下である狂人枠の人物は彼が初となる(時を同じくして、北岡を含めるために武闘派狂人極道という単語ができた)。
彼の串拷問を受けた男に「バルログじゃねえか」と爆笑していたがバルログは手甲鉤を装備しており指から直接長い爪が生えているわけではないためこちらが近い。また京極組には本当にバルログのような殺戮者がいる。
2022年3月23日の動画はジェイクVS野田だが、この戦闘は時系列的に北岡が死んだ後であるにもかかわらず、なぜか北岡がこの戦闘を知っているという矛盾が生じている。これに関してはジェイクと野田が衝突したのは天京戦争が始まる大分前であると推測されている。
2022年12月4日付の動画にて追悼として冨樫と共にアクリルスタンドが販売されることが決定した。
一条にトドメを刺された際や葬式の際にも北岡の遺体に関しては一切描写が無かったが、これは恐らく一条の日本刀によって真っ二つに切断されたり袈裟斬りにされるなどして遺体の損傷が激しい為あえて描写していないと推測される。
考察
一条にトドメを刺された際、直接死亡した描写の無いまま場面がフェードアウトしたため、一部視聴者からは奇跡的生還を願う声もあったが、2022年4月3日付の動画で一条本人も北岡を殺した事実を認めている事、先述の通り2022年4月13日付の動画で北岡の葬儀が行われた事、公式Twitterや後に設立された公式サイトでも北岡を故人として扱っている事から、彼の死亡は確定した。現在でも視聴者からは北岡の死を憂いている声が上がっている他、殺した一条を恨むようなコメントも見受けられる。しかし一条は上の命令に従っただけであり、また北岡も言葉が分からず前述の交渉を飲んでしまったこともあるため、北岡にも原因があると考えられるが、一番の戦犯は虚偽の情報を流布したことで戦争のきっかけを作ったブラジル系マフィアである。
また、小峠が海外マフィアとの取引を担当した際は野田の命令により (野田のお情けで数ヶ月間の猶予を与えられて)文字通り「死ぬ気」で英語を勉強した。しかし、この時は北岡にブラジルの公用語であるポルトガル語を勉強する時間を与えずに指令を出し、経過を確認しなかった組長の天羽及び取引の時には同席してある程度の翻訳・指導するべき立場にもかかわらず安心しきって北岡一人に取引を任せた結果、ブラジル系マフィアの跳梁を許した小峠の監督不行き届きが原因と思われていたが、真相は違った・・・
その後京極組のカシラの五十嵐幸光から日下の真相を知り手打ちを申し込んだのち、エンコ詰めと切腹(切腹は小峠が刺す寸前で止めた)する覚悟を見た天羽は詫び料3億と空龍街と朱雀町では永久にシノギを禁止することを条件に手打ちにした。(この詫び料は、現在も返済中との事。)結果的に北岡の仇を取ることはできなかったが、天羽組はこの判断に異論を唱える者はいなかったため、天京戦争は終了した。そして京極組は直後に強敵・羅威刃や戒炎との戦争に突入し、一条もこの間で4回重体となったが、全てで生き延びた。北岡の魂が浮かばれるのは随分と先の未来になるだろう。
天京戦争終結から約11か月ほど経過し、「一条は天羽組に対してどう思うのか」という質問に、「ただただ申し訳ないと思っている。天羽組のために何かしたいと彼は思っている」と回答されており、一方の天羽組も一条を恨んでおらず、小林が日下を殺害した時に発した「相良も一条も組織のためにやったんだろうが……」という言葉に凝縮されているとのことである。
一方で24年1月22日の特別回にて、現在天羽組が一条についてどう思っているのかが明かされ、内心ではやはり複雑な想いを抱いているらしく、小峠と飯豊は『事情は分かるが、一条に顔を見せられない』、『心情的には厳しい。心を尽くす彼には申し訳ないが、二度と会うことはないだろう』と語っている(実際、国生の葬儀の際に、五十嵐と久我は野田と小峠に会いに行っているが、一緒に来ていた一条のみその場に居合わせていなかった事からも、天羽組が一条と合うつもりはない事がうかがえる)。
関連項目
伊達政宗 - 串の構え方が彼の剣の構えと酷似している。
黄泉喜一郎 - 髪型と髪色が酷似している。こちらも北岡と同様、狂人である。
Mr.ダリウス - シリーズの主人公(伊集院茂夫)の仕事仲間であり串で相手を拷問するという共通点がある。
狂人であること、口調や暴走しがちな性格、舎弟に理不尽なパワハラを殆ど行わない(あくまで描かれている範囲での話ではあるが)逆に野田を筆頭とした兄貴陣による理不尽なパワハラを受けていたりなど、意外にも性格面での共通点が多い。
宇佐美純平 - 北岡と入れ代わりで登場した小峠の舎弟。天城戦争で戦死。
野島翔 - シリーズの主人公(久我虎徹)の舎弟であり武闘派狂人という共通点がある。京炎戦争で戦死。
鷹橋修也 - 野島同様シリーズの主人公(久我虎徹)の舎弟であり武闘派狂人という共通点があり、その他に青髪という共通点がある。京羅戦争で戦死したが北岡・野島・宇佐美と同様に兄貴達を尊敬した遺言を残して命を落としたという共通点がある。
上堂新一 - 天羽組とは敵対組織といっていい半グレ戒炎の構成員。彼とは「地獄で待ってるぞ」という意味の遺言と「我妻さんはモノが違う」という北岡が発した「兄貴達は凄い」と意味合いが共通する遺言を残して死亡したという共通点がある(ちなみに鷹橋も同じ遺言を残している)。
根岸千恵 - 同じく作中で死亡した別シリーズのレギュラーキャラ。ただしこちらは遠い未来の話であり、こちらは刺殺による死亡。