「お客様の顔面を炙りマァース。炙り〆鯖攻撃ィ!」
「恋バナつまらん奴にはガスバーナー! 1000℃の頭蓋骨を作りまァーす!」
CV:ベルべる☆
公式サイトでの解説
改良ガスバーナーで敵を炙る狂人兄貴。
14歳の時、路頭に迷っているところを姐さんに拾われ、天羽組で育てられた「天羽組の申し子」。
ドス・チャカを高いレベルで使いこなす高次元の戦闘者。
敵への粛清が激しすぎて、舎弟からは非常に恐れられている。
概要
| 住所 | 天羽組 |
|---|---|
| 電話・メール | 家族以外には教えない |
| 身長 | 181cm |
| 誕生日 | 7月26日(獅子座) |
| 血液型 | A型 |
| 性格 | 幼い頃はやんちゃ |
| 通り名 | ガスバーナーの永瀬 |
| 好きな食べ物 | 辛口カレー |
| 趣味 | 人体の焼ける匂いや音を聞く |
YouTubeチャンネル「ヒューマンバグ大学」のシリーズもの「華の天羽組」の登場人物。
天羽組に所属する武闘派狂人の1人で改造ガスバーナーを得物にしている。
1000℃にもなる火炎を発射するガスバーナーで敵を炙り殺すことから「ガスバーナーの永瀬」の異名を取る。14歳の頃に天羽組に拾われてから生え抜きとして修行を重ねてきた事から「天羽組の申し子」とも言われている。
主な業務は組の要人にして自身の養母である天羽京子の防衛と書類仕事の監査。京子護衛がない場合はカチコミにも参加する。身長は181センチ、血液型はA型、誕生日は動画内では12月23日とあるがこれは本家側のミスであり正しくは7月26日であることが公式Twitterで明かされている。
上記の通り好きな食べ物は辛口カレーで、本人はマニアを自称している。
人物
容姿
天羽夫妻に拾われた時点で14歳で、そこから20年以上修行していたことから推定30代半ばとみられ他の組織では(35歳である)京極組の六車謙信あたりと同世代と思われる。状況整理回で京極組の各々のメンツの年齢順が公開された後に天羽組も年齢順と思わしき写真があり、その写真では南雲梗平と和中蒼一郎の間に永瀬がいたものの、和中と同期である事が判明した。(※ただし、永瀬よりも誕生日が遅い和中の方が序列が先に来るため、同期ではあるが同い年ではない(和中の方が年上)可能性が考えられる)
毛先に向かって赤くなるグラデーションがかった黒髪と浅黒い肌が特徴。赤地の豹柄シャツを着用し、金のネックレスと左腕に金のブレスレットを付けている（基本靴は長ズボンの時はスニーカーっぽい黒靴だが、2023/05/24の動画では七分丈だからかサンダルを着用していた）。
天羽夫妻に引き取られた頃は髪を金色に染めていた。
経歴
京極組の久我虎徹と似た幼少期をしており、シングルマザーの母親は彼が4歳の時に男と蒸発、それから10年間は天涯孤独の身となって孤児院暮らしを強いられた。その様な境遇の為、グレにグレて不良になっていた。のちに登場した獅子王組の阿蒜寛太と同様、喧嘩に明け暮れ感情なく人をとにかく殴りに殴る荒んだ生活を送る。14歳の時に天羽桂司の妻であり姐さんである京子に拾われ天羽夫妻の養子として育てられている。なお天羽夫妻から食事を出された際は涙を流すほど喜んでいた。特に京子には母親同然に慕うと言うよりも、実の母と信じて疑っていない程であり、組長である天羽も実の父と信じて疑っていない。同時に天羽夫妻からは本当の我が子のように大切にされている。
養子でありながら「天羽」の性でないのは、いずれ大人になって独立する彼の将来を考えて、彼を極道の世界に巻き込ませまいとする桂司と京子の想いであったが、「養父母」の想いを汲み、それでも恩義に報いたいと「永瀬」の性で天羽組に入ったものと思われる。現状天羽は他の組員は苗字呼びであるが、彼に対しては唯一「光一」と名前で呼んでいる。他にも永瀬を下の名前で呼んでいるのは、天羽組でも最古参の一人であり、昔からドスの手解きをしていた工藤清志くらいである。
性格
天羽組の武闘派の例に漏れず狂人で、人間を焼殺してケラケラと笑っていられるという残忍な性格。人体が焼ける臭いが大好きで、それだけで白飯6杯イケるという常軌を逸した嗜好の持ち主。更には人間が焼ける時の音にはヒーリング効果があると断言する程狂っている。火炎放射の際は料理……と言うよりも、料理屋を意識したようなセリフを発する。特に寿司屋絡みのネタが多く敵を炙りトロサーモンにすると脅す。
一方で上記の経歴から天羽組や天羽夫妻への忠誠心は人一倍強く、京子を傷つけた半グレに対しては明らかにヤバい空気と共に凄まじい殺意を見せていた。敵対する組織や相手には過激極まりない報復をしていく一方、ミスした後輩や部下にはすぐさま容赦ない振る舞いをしたり恐い冗談を言う事もあったりと、小峠華太にも「小林の次に怖い」と言わしめているほど苛烈な性格であり、若い部類だが狂人兄貴の一人である香月も未だに恐れている。「男ってな女に金使うもんなんだよ」と言い切る辺り、本気で好意を向けた女性にしか興味を示さない恋愛観を持っている模様。
反面、どこぞのバカボンとは違って養父の権威を振りかざす行為はしておらず(天羽や妻の京子に対する呼び方も他の組員と変わらない)、それどころか自身を一介の組員と考えている為、他の組員達との関係は悪くないものの、他の狂人兄貴に比べると過激な制裁をしている場面をSNSにアップロードしようかと言い出したりと、舎弟への接し方は悪ノリ染みている。それでも、強敵と遭遇した際は舎弟の命を守るために強い言い方ながらも撤退を進言する、鉄火場でピンチになっている後輩を助けるために乱入する辺り、下の者を守ろうとする気概や責任感は持っている。
天羽組の上級幹部であった工藤の事も養子として迎えられた後、狂人兄貴達の中でも長く深く世話になっており、戦い方や生き方だけでなく、未来を不安に思っていた時は真摯に励まされた事もあった。そのため、本当の兄のように慕っており、彼の訃報を知った際は普段の恐ろしさの裏に秘めた情愛や敬慕の気持ちを号泣しながら晒していた。後に工藤の実子である工藤亘清が登場し天羽組の組員になった頃は世話になった恩人の息子と言うのもあってか、行動を共にしたりする機会が他の舎弟達よりも多めである。但し、呼び方は苗字の呼び捨てである。
最も世話になった兄貴分である工藤清志の教えもあってか、羽王戦争終盤辺りから「極限」と言う言葉をよく使うようになっている。
因みに激辛のカレーを食べても苦い顔をしつつも食べ進めていた事から、辛い物が好きもしくは耐性があったりする。狂人兄貴達の中でも事務や財政面でも気を配っており、事務的な仕事の大体は几帳面な方の小峠と共に担っている。雑な資料や組の財政に関する書類作成(もしくは帳尻合わせ)を間違えた事のある小峠や飯豊朔太郎・速水泰輝にガスバーナーで脅しをかけた事もある。視聴者の中では「姐さんの負担を少しでも減らすため」と推測されている。
戦闘
能力
1000℃の炎を発射する改造ガスバーナーを武器としており、動けない敵を改造ガスバーナーで炙り、想像を絶する苦痛を味わわせて惨殺する。また、香月紫苑顔負けの演技派で、残忍な本性や煮え滾る殺意を隠しつつ人当たりのいい店員を装ってターゲットに近づき、暗殺めいて不意打ちをブチかましたこともある。ガスバーナーだけでなく、南田や南雲のように火炎瓶を駆使するが永瀬はさらにオイルを交えて広範囲攻撃を仕掛ける等、炎に関する道具の扱いや戦術に長けている。
天羽組に拾われてから約20年間生え抜きとして鍛え上げられており、ドスや徒手格闘の接近戦、拳銃による早撃ち、相手の背後に約10cmまで近づいても気付かせない隠密スキル等、身体能力や戦闘能力も凄まじく高い。ドスは工藤、拳銃は今は亡き兄貴分であり早撃ちの達人であった八隅に叩き込まれた。
戦いにおいては手榴弾による奇襲や舎弟に逃げるように指示した裏で援護射撃させ、周りのモノを利用しながら危険物を攻撃手段に使う狡猾さや敵と味方の状況を織り込んで作戦を遂行していく頭のキレも持っている。長い事天羽夫妻を始めとする要人警護を務めた経験もあって、大人数の雑踏の中でも不審者を的確に見付け対処して見せる洞察力や対応力も優れている。狂人兄貴の一人にして長年師事していた工藤から徹底的に戦闘術を仕込まれており、『相手の強みを潰して自分が優位に立つ』ための引き出しを多く持っている。
長い事武闘派組織で轟かせる天羽組で質の高い訓練を受け続けた事による強さ、銃弾の飛び交う修羅場を生き抜いたキャリア、組への忠誠心から来る執念を含めれば、数いる狂人兄貴の中でもトップレベルに位置しても不思議ではない強さとセンスを備えた実力者である。
使用した武器、道具
- ガスバーナー
永瀬のメインウェポン。市販されているガスバーナーを改造して1000℃の火力が出るようにしている。直接炙るだけでなく、オイルを交えて広範囲攻撃に応用する事も可能にしている。
- ドス
天羽組でも長く世話になった工藤から徹底的に仕込まれており、ドス同士での斬り合いも相当強い。
- 拳銃(チャカ)
天羽組の標準装備。 腕前も天羽組きってのガンマンであり早撃ちに優れた八隅に叩き込まれただけあってその技量はかなり高く、同じく師事されていた弟分にも劣らず、敵対組織のセンスが非常に優れた剣豪からも脅威と感じているほどである。
- 体術
貫手や目突き等の素手による攻撃手段。貫手は相手の喉仏を後出しであっても一瞬かつ正確に突けるレベルであり、高速で走るバイクに乗りながらやって見せた事もある。
殲滅戦で使用する。かつては天羽組で舎弟頭を務めたが最終的には自業自得で破滅した男による仕込みかは現時点で不明。
- 濃硫酸
広範囲攻撃で仕掛けるもしくは視界がはっきりしていない際に使用する。人間の身体に少しでもかかれば、凄まじい火傷を負わせる事ができる。
- 手持ち花火
戦闘には向かないが、人が浴びれば当然火傷なので主に拷問で使われる。
- 手榴弾
爆発による攻撃だけでなく、爆音によって相手の聴覚を奪うために使用される。
- 閃光手榴弾
強烈な光と音を発するボトル状の爆発物。目晦ましに使用される。
活躍
初登場。シングルマザーだった母親の蒸発で孤児となり、その境遇にグレて不良になっていたところを天羽夫妻に拾われたという経歴が描かれた。また、養父である天羽を狙い、養母である京子に重傷を負わせた半グレ集団「KING孤舞羅(キングコブラ)」への粛清に小峠と香月と共に駆り出され、天羽組によって貸切状態の居酒屋で殺戮を繰り広げた(ちなみにKING孤舞羅への怒りは相当なものであった)。その後、小峠の手で天羽組事務所の地下室に連れ込まれたKING孤舞羅のリーダーの頭蓋骨を1000℃に熱して惨殺した。
地下室に連れ込んだKING孤舞羅のリーダーに恋バナを聞いてみたいと言うおかしな要求をさせた挙句に「恋バナつまらん奴にはガスバーナー」と結局どう転んでも絶望な展開のような形で制裁を行っていた。小峠もその恋バナを聞いた際はモノローグで「ゲスが」と呟いていた事から、姐さんに危害が及んでいた事や凄まじい殺意を抱いていた事を考慮すれば最終的には始末するつもりなのは明らかだが。
「殺す殺す殺す殺す……」
(半グレに今日のオススメはと問われ)「今日は、いい炙りがありますよ!」
(半グレ「炙りって何の炙りだよ? サーモンか? エンガワ?」)
「オカシラです……」
(半グレ「オカシラ? だから何の!?」)
「半グレのオカシラだよォ!」
- 6月1日付の動画(状況整理)
久々に登場。天京戦争の最中、天羽京子を殺そうとした白武利光を迎撃に出ることが発覚。同時に京子のことを警護していたことが判明。
京子を誘拐しようとした白武の背後に不意打ちのように現れる。直後に白武に殴り掛かられるも貫手で喉仏を潰し、残っていた片目をガスバーナーで炙ったうえで、頭に鉛玉をブチ込み殺害した。
「もしもぉーし、京極組の人ですかぁ? 何でウチの姐さん見てますかぁ?」
「お前、京極組の白武って片目のやつだよなぁ? ところでお前、朝食食った? 俺はまだなのよ」
「目玉炙りまァーす! これがホントの目玉焼き! ヒャハハハ!」
- 9月25日付の動画(状況整理)
京子が田舎に避難するため羽王戦争では京子の守備ではなく攻撃に出ると判明。舎弟からは小林の次に恐れられているらしい。
なんと戦争中にバイクに乗ってる何者かを掴んで燃やすと叫ぶというよく分からない行動に出たとのこと。
活躍(本格参戦以降)
- 9月29日付の動画(小峠華太)
この回より永瀬が本筋に絡んでくるようになる。
過去がより詳細に発覚、ドスは工藤、チャカは八隅から直々に教わった。
京子が田舎に避難したあと天王寺組から空龍街を守るために本格的に前線へ出る事となった。まず見づらい資料を作った速水にガスバーナーで金玉を炙った。その後飯豊から教えられたカレーを食べに行ったがマグマカレーという激辛カレーだった。因みにその後飯豊は殺害予告を出された。
天王寺組の沼田が雇った情報屋が天羽の車のナンバーを撮ろうとした所を貫手で卒倒させて拉致、まず耳の中を焼いて心をへし折り尋問をして沼田のヤサを炙り出し飯豊を連れてカチコミを仕掛ける。末端ながら鍛えられた沼田と交戦するが、沼田から天王寺組がなんの脈絡もなく天羽組に喧嘩を売った理不尽極まりない理由を聞いてブチギレ、沼田の腹をドスで掻っ捌き戦闘不能にして、トドメに沼田の目玉を焼いて抹殺した。
余談だが、最初に初登場回で過去の回想を描かれた際に京子が出た際は手持無沙汰だったのに対しこの動画で描かれた回想で出てきた京子は買い物袋を手にぶら下げていた。
「おう華太、その傷、ガスバーナーで焼いて塞いでやろうか?」
(天羽から頼むぞと言われ)「はい。天羽組に害を成す人間は、炙って皮パチパチ言わせながら地獄へ送ります」
「速水ィ……お前の敵情報まとめ資料見にくいじゃん? わかんないの……?」
(速水「ヒィィィィィ!」)
(速水「HOT! HOT!」)
「飯豊、何で人を炙るか知ってるか？」
(飯豊「え? 恐怖を与えるためでしょうか?」)
「違えよ。パチパチいう音にはヒーリング効果があるんだよ……」
(飯豊「(狂っておられる……)」)
「あーぶりだ、あぶりだ、あぶりだ…… 祭りと炙りの季節でぇ～す」
(沼田が城戸と浅倉を相手にしたら終わりとほざいたのに対し)「え、何? 武闘派のメイドとボンクラ?」
(沼田の戯言を聞き、銃をぶっ放し)「私利私欲に塗れた下衆侵略者が…… ガキの頃から育ててくれた天羽組は俺の家族だ。親父さんは俺の父親、姐さんは俺の母親だ。天羽組は空龍街で必要とされて長い間よろしくやってんだよ。それを奪おうとする奴らがいるならば、この永瀬光一がァ、確実に全員殺す!」
「なにわ頭蓋骨を1000℃のたこ焼きにしまァーす! 飯豊撮れェ! バズるぞ、これは!」
(飯豊「えっ!?(ど、どこでアップロードする気だ?)」)
- 10月16日付の動画(小峠華太)
天王寺組との戦争中の中でも天羽組の事務や財政面にも目を光らせており、決算書作成で数字を間違えた飯豊を罰の意味を込めて、先の速水みたいに金玉をガスバーナーで炙った。
「飯豊ォ、ここ計算間違えてんじゃん…… 仕事を舐めてんの?」
(飯豊「え? 神様ァァァァ! この悪魔から私を救い給えェェェェ!」)
「ダメー! タマを焼きタマえー!! 1000℃の鉄球作りまァーす!」
(飯豊「バズるゥゥゥゥゥ!」)
- 12月17日付の動画(状況整理)
恩師である工藤の仇、城戸丈一郎と激突したことが発覚。
天羽組 最凶の生え抜き VS 天王寺組 怒りの武人 狂気と戦場が燃え盛る
- 2022年12月21日の動画(飯豊朔太郎)
工藤を殺した城戸を討つため、飯豊と共に行動を開始する。
「これから一生かけてその恩を返していくつもりだったのによぉ‥」
「家族だったんだよ 工藤の兄貴は‥」
「辛えよクソったれ 絶対に許せねえ」
自分が14歳の頃に天羽組に拾われた頃から目に掛けられ、戦い方から生き方まで沢山教えてくれた工藤を実の家族のように慕っていた事が明かされた。そのため工藤には一生をかけても返せないほどの恩を抱き、その訃報を知った際には普段の恐ろしさの裏に秘めた想いを飯豊に涙ながらにぶつけていた。
そこから狂気を爆発させて飯豊と共に城戸派傘下の半グレを粛清し始め、半グレ達を尋問（拷問）して城戸の居場所を探り出そうと暴れまわるのだった。だが城戸は既に地下に潜伏しており、永瀬の行動も掌握済みだった。天羽組が半グレ狩りをするのは計画通りであり、わざと傘下の半グレ達をあちこちに配置する事で天羽組の武闘派兄貴達を分散させて、そこに奇襲を仕掛けて個別撃破するのが城戸の狙いだった。
永瀬が廃工場に潜んでいた半グレ集団を火炎瓶で殲滅する中、城戸は部下の仁志と一緒に現れようとする。だが頭脳戦に長けた永瀬は城戸の企みを見抜いており、暴走しているかのように闇雲に暴れていたのは城戸を誘い出すのが目的だった。同行していた飯豊が廃工場の入り口に小型カメラを仕掛け絶えず見張っていたのもあって、事前に来ていた事を把握していた。
城戸と仁志が入ってきた所に不意打ちで手榴弾を浴びせて奇襲をかける。
しかし、城戸は仁志が咄嗟に庇った事で最小限のダメージで済んでいた。
そして永瀬と城戸、永瀬のガスバーナーとオイルによる合わせ技を仕掛け城戸がジャケットを脱いで盾にした事がきっかけでそれぞれが大切にし抜いた人をやられた怒りに燃える二人の死闘が始まる。
素の戦闘能力では城戸に分があったものの、永瀬は飯豊に撤退するよう指示する裏で隠れさせ、不意打ちの援護射撃で流れを引き込もうとする。完璧なタイミングで永瀬はドスを突き出す・・・
しかし、城戸は左手を躊躇なく差し出した事で止められ返しの斬撃を受けてしまう。
それでも永瀬は工藤の仇を討つまで諦めない決意で立ち向かい、今度は消火器を銃で撃ち抜いて漏れた白煙を煙幕代わりにした上で濃硫酸を浴びせる作戦に出る。城戸の左腕を焼け爛れさせるも、止めるには至らず逆に左脚を撃たれてしまう。
劣勢になる中で火災を知った消防車が到着してしまい、飯豊に時間が無い事を聞かされるも、城戸を斃すまで退かない決意で再び突進して斬り合いになるも、やはり押されてしまう。そこで起死回生の目突きを放つも、紙一重で躱されてしまう。万事休すの永瀬、王手をかける城戸に思わぬ事態が舞い込む。
消防車の放水が城戸と永瀬に当たるのだった。
一見すると偶然に見えるが、実際は飯豊が永瀬と城戸がいる現場に放水されるように永瀬が残したオイルライターと火を使って意図的に起こしたものだった。
永瀬は飯豊によって強引に現場から連れ出された事で逃走に成功し、城戸も現場を離れるのだった。
後に飯豊によって闇医者に運ばれた事で一命を取り留めたものの、城戸に深手を負わす事も叶わないまま戦線離脱になってしまった。
- 2022年12月23日の動画(飯豊朔太郎)
天羽の意向で工藤の葬儀を極秘裏に開催される事となった。
先の城戸との死闘で受けた重傷を押して、松葉杖を突きながら葬儀に参列した。
飯豊に自分はまだ負けてない事と工藤の仇に更に燃える決意を伝えるのだった。
葬儀では涙ながらに城戸を斃す事を誓うのだった。
「工藤の兄貴の葬式に出ねえくらいだったら人間やめるわ」
「飯豊、俺は負けてねえ。工藤の兄貴に比べりゃなこんなもの怪我のうちに入らねえ」
「城戸は必ず地獄へ落とす」
・・・後に城戸は和中と小林の両名によって屠られるのだった。
- 2023年3月13日付の動画(小峠華太)
城戸との死闘で受けた傷が回復し、天羽の発案した大花見大会に参加する。横槍を入れようとする半グレ2名の写真を速水に撮らせて裏を取るや否や、天羽夫妻も参加している時間を穢したとしてガスバーナーで頭を燃やし花丸型の焼き印を入れた。一時的に戻ってきている京子から酒を注がれた際、遠慮しつつも親子だと告げられて号泣し絆を再確認できた。
花見で集合写真を撮影した際は京子の隣にいた。
- 2023年4月29日付の動画(小峠華太)
天王寺組との抗争の中で会合に向かう天羽がふと見つけた女の子である吉田美代子を保護しようとした際、共に付いていた飯豊に警戒を強めるように言いつつも山椒カレーが食べたいと呟いた。
天羽の家で美代子を保護した後は京子お手製のハンバーグを一緒に食べていた。但し、京子はほぼ便乗する形で食べていた永瀬に少し呆れていたが、二人分用意していたので、振舞うつもりだったのは見て取れるが。
障害者差別を目的とした極右集団｢護国蒼天会｣がリハビリ施設である宮下診療所にカチコミして中にいる人々を鏖殺した事件で息子を失った女性(今回の依頼人)が極右共に暴行された現場に工藤亘清と共に遭遇、極右共が言いがかりをつけてきたため反撃で目玉を焼き尽くし女性を伍代の元に案内した。
伊集院が会長である佐郷を始末した後は須永と共に改めてカチコミを仕掛け極右共を皆殺しにした。
(言及こそされていないが、)天羽組の組長にして養父である天羽からよく聞かされているのか、伊集院を「鬼より遥かに鬼だ」と評している。また、天羽組内でも小峠や小林、野田以外にも裏社会の情報屋である伍代と個人的な接点を持っている事が明かされた（ちなみに歳が近いのか、伍代に対しては「伍代ちゃん」と呼ぶ）。
「あー(伊集院茂夫は)悪人には容赦ねえぞ 鬼より遥かに鬼だ」
度重なる被害と犠牲を出し、殺気立つ状況が続く中、毎年恒例の空龍街の大花火大会が開催される時期となり、天羽の方針で花火大会と空龍市の市長である岡島の護衛を受ける事になった。
花火大会当日、小峠は野田と工藤亘清らで影武者の準備を整え、和中と共に夏祭り客に紛れて警護に入る事となった。張り込みを始めてしばらくして、長年の要人警護の経験を担ってきた勘でフードを被った不審者を見つけて尋問と苛烈な拷問を試みた結果、岡島のライバル議員である田崎の差し金である事が発覚した。天王寺組の手先ではなかったものの、空龍街の祭りを台無しにしようとした刺客に永瀬は過激な制裁を与えるのだった。後に小峠を奇襲したもう一人の刺客も田崎の差し金であったがこれも野田のお陰で問題なく対処した。
「もしもーしあなた何してますかぁ?」
「毎年誰も死なずに見てえもんだな」
天羽組 最凶の生え抜き VS 天王寺組 能面の暗殺者 夜闇の死闘
抗争中でもシノギをしていく天羽組に半グレが暴れている情報が入り、その地区の担当を担う永瀬が工藤恒晴を連れて対処に向かう。終えて帰路につく中、一人の男が現れる。
天王寺組の剣豪にして、先日和中と斬り合った馬渕春斗だった。
天羽組のシマで半グレが暴れれば武闘派兄貴が誰かしら現れると踏んだ大嶽が監視を行い、近くにいた馬渕に始末を頼んだため、鉢合わせてしまったのだった。
馬渕は数少ない灯の街路を苦無で破壊し、永瀬は拳銃で応戦するも、暗闇での戦闘は馬渕の本領発揮できるシチュエーションであり、劣勢になってしまう。永瀬は恒晴を逃がし自分も撤退しようとするが、灯のある場所まで誘き寄せ、馬渕は同じ方法で視界を奪う戦法に出る。
それは永瀬が馬渕の居場所を炙り出すための一手であり、苦無の軌道から居場所を見切りガスバーナーを投げつける。馬渕は躱すも、炎の明かりで見つけて銃撃する。馬渕は少なからぬダメージを受けヒートアップしかけるが、警察が駆け付けた事で中断してしまう。
モノローグで和中を呼び捨てで言っている事から、天羽組内でも同期である事が判明した。
- 2023年8月11日の動画(小峠華太)
大嶽のヤサを小林らによって割り出し、戦闘部隊の精鋭の一人として乗り込む。突入直前に作戦の再確認をした後、須永と共に行動を開始する。拳銃で正面の門を攻撃する事で守衛2名を斃しつつ、陽動に打って出るのだった。戸狩や渋谷に遠く及ばないながら鍛え抜かれた構成員の相手に苦労する中、須永が「殿を務めるから中へ行け」と命じられる。流石の永瀬も兄貴分である須永の言い分に反論するが、最終的には受け入れ中に潜入する。
天羽組 最凶の生え抜き 火炎地獄の決闘で死す!?
- 9月16日の動画(速水泰輝)
小林が渋谷と馬渕相手に大苦戦する中畳を投げつけ部屋を散らかし距離を取ったスキに速水と逃走したタイミングと完全同時に助太刀に入る。小林と入れ違いで鶴の間に入った永瀬が2対1になり部屋を間違えたと逃げようとするが渋谷が｢小林をフリーにしたら大嶽を狙いに行く｣と気が付き一目散に鶴の間から脱出、馬渕とタイマンになる。
永瀬は前回馬渕が闇の中でも正確に動いたことから夜目が効くか耳が異様に良いと仮説を立てた永瀬は馬渕が闇に紛れられないように周囲を焼き尽くす…のだが今度は馬渕が黒煙に紛れて来たため作戦が裏目に出てしまい斬られる。この動きで後者と気がついた永瀬だが分かっていてどうにかなるものではなく今度は深く斬られる。自身も接近戦に持ち込んだと見せ掛けゼロ距離に手榴弾を転がし馬渕の耳を一時的に破壊した上でダメージを与えることに成功、畳で自身は大したダメージを負わなかった永瀬は続いて閃光弾で視力を奪うも視力0まではいかず銃撃を回避される。
馬渕のこの強さから永瀬は工藤の教え｢自分と得意距離が被っても相手の得意距離を取らせず嫌な距離で戦い泥仕合に持ち込む｣を思い出し日本刀では対応出来ないゼロ距離に持ち込み腹をドスで刺すことに成功する。しかし能面モードに入った馬渕に至近距離用の苦無で永瀬にカウンターを決め日本刀の距離にまで離した上で斬られドスで何とか防ぎ追撃も根本を脇腹で受けることで辛うじて防ぐ。続いて永瀬は発砲し馬渕の意識を上に送り意識の切れた脚にドスを突き刺すもこれもカウンターを決められ銃を飛ばされ頬を斬られる。再び距離を詰めたところ馬渕に腕を掴まれるも馬渕のベルトを掴んでやり返しゼロ距離の刺し合いになりここで両者出血過多の限界になる…が、ここでも工藤の教えが発動。
限界の先の極限を引き出した永瀬は生還への渇望を燃やした馬渕と再び刺し合いになるがこれは両者力が入っておらず浅くしか刺さらない。ドスも握れない程弱った永瀬は最後の最後、怒りの貫手を馬渕の喉を突き刺し馬渕を打ち破った。
- 2023年9月29日の動画(速水泰輝)
ボロボロで動けない中、野田と合流し這いつくばって逃げようとする馬渕を撃ち殺そうとした瞬間に天王寺組の舎弟らが乱入してくる。この状況を見た野田は「馬渕を助けてやる代わりに永瀬を天王寺組お抱えのヤミ医者に連れていけ」と提案される。馬渕の舎弟である似鳥正男はこれを飲んでヤミ医者に運んでもらえる事になった。
羽王戦争が終結し、深手が完治して復帰した後に天羽組の宴席に参加する。
宴席が盛り上がる中で新しく天羽組に加入した茂木功志郎にイッキ飲みさせる小峠を見て「中堅だからって油断すんじゃねぇぞ」と下記のセリフと共に陽気な振る舞いでイッキさせた。
「天羽組で酒を避けれん！なんちゃってぇ！」
- 2023年12月18日の動画(小峠華太)
シマの見回りに勤しむ中、立ちんぼ女子が悪質なホストにツケが貯まっている事をネタに脅迫されている所に遭遇する。そのホストを凄まじいプレッシャーで威嚇して退散させ、女性には下記のセリフを告げて窘めた。
「男ってな女に金使うもんなんだよ お前逆になってんぞ」
- 2023年12月20日付けの動画(伊集院茂夫)
空龍街にあるアメミヤカレー社長宅の襲撃などのシマ荒らしを散々働いた門田一味の粛清に駆り出された。そこで伊集院と鉢合わせ、残る門田の捕縛の前にアップの意味で炙った後に身柄を譲る流れになった。後に門田は伊集院の凄絶な拷問によって壮絶死を遂げた。因みに「アメミヤカレー」は永瀬も懇意にしているカレー屋であり、門田ら半グレ組織の粛清に動いていた事から守代をもらっていたと思われる。
余談だが、永瀬が伊集院シリーズに出て来るのは2回目であり、天羽組メンバーが2回以上出ているのは小峠と須永、天羽に続き4人目である。一度目は出演こそしているが直接邂逅してはいなかったが、二度目を持って伊集院と対面する事になった。
「お前、名前なぁに?」
(半グレ「あ、有田だコラァ!」)
「コレがホントの有田焼ィィッ! ヒャハァァァッ!!」
「頭皮をすっぺがすガスバーナー!」
- 2024年3月29日付けの動画(小峠華太)
空龍街で餃子屋を営んでいる「クーリュー餃子」の店主が主催する運動会に舎弟である小峠と茂木、同期である和中を誘って参加する。
自身が司令塔となって役回りを決め、小峠と二人三脚に参加する。天羽から「武闘派が一般人に負けるなど許されない」とプレッシャーをかけられているので集中して臨むも、小峠の気合いが空回りし過ぎて後れを取りかけるも、機転を利かせて一位を取る。
茂木が借り物競争で「尊敬している人」を選ぶのに悩む中、一位を取りたい思いで自ら飛び出し解決した。
尚、茂木の事も何だかんだ可愛がっている事も明かされた。
余談
正式にフルネームを紹介された組員でありながら、初登場話である2022年1月9日付の動画以降数ヶ月以上にわたって出場の機会が与えられず、総集編などの動画でも一切言及されたことがなかった。このため彼の状況に疑問を持つファンは少なくなく、公式twitter内でも永瀬に関する話題が高頻度で上がっていた。同年6月になるまで公式からの反応は全く無かったが、遂に6月4日の動画にて再登場を果たした。
なお、彼が登場するまでは、炎を操るヤクザは任侠のない邪悪な仁義外れの極道ばかりであった。
一部の視聴者からは「永瀬の人気がないのは武器がダサいから」という身も蓋もない意見が上がっており、別の視聴者からは「今のようなスプレー缶式の小型ガスバーナーでなく、もっと大型の強力な火炎放射器を装備させれば、永瀬の人気はもっと上がるのでは?」という意見も上がっていた。このような視聴者の意見に対し、永瀬が長らく前線に出なかったのは養母である京子の警護に専念していたためとする趣旨が公式に説明された。そして、京子の安全を確保するためにガラを交わした事で警護する必要が無くなり、羽王戦争に本格参戦する運びとなり、それに伴って出演頻度がかなり増えた。城戸派が中心で進行してきた際は飯豊、戸狩派が侵攻してきた際は亘晴と行動する機会が増えている。
パワハラ
天羽組の武闘派狂人の例に漏れず、脅しやヤキなどのパワハラを結構行っている。尤も永瀬の場合、組長夫妻への忠誠心が高いためか組の資金や敵のアジトに関する事が多い。これまで永瀬にヤキや脅しをかけられた名前ありの組員は以下のメンバーである。
小峠華太 脅し2回、ヤキ1回。
計算間違いを京子に指摘された際(この時、野田一も睨み付けていた)。小峠が韮澤戦負傷の手当てをしていた際。ヤキは懇意にしている飲食店主催の運動会で二人三脚に参加した際、気合いだけ空回りする小峠にヘッドロックを浴びせた。
飯豊朔太郎 脅し2回、ヤキ1回
天王寺組城戸派のヤサ探しをしていた際。アガリの計算を間違えた際(この際、永瀬に書類を焼かれただけでなく股間を炙られてしまった)、勧めたマグマカレーが思ったより辛かった際。
速水泰輝 ヤキ1回
速水が作成した天王寺組のまとめ資料が見にくかったため(資料を燃やされた上、飯豊の様に股間を炙られてしまった)。
こうしてみると速水、飯豊に関しては組へ忠誠心が高い永瀬らしい制裁と言える。しかし、小峠の一回に関しては組というより只の脅しとしか見れない。実際小峠も「過去を顧みるとやりかねない」と発言している。
関連タグ
日下晋平:組長の息子つながり(こちらは実子であり組には所属していない)。しかし永瀬とは違い親の威光を振りかざしシマ荒らし同然の行いを繰り返してきたため組員からは蛇蝎のごとく嫌われている。最終的に知らず知らずのうちに河内組に喧嘩を売って京極組を危機に晒し、その落とし前として久我から見捨てられ、河内組の龍本雅幸に始末された。
工藤亘清:同組の兄貴分であり特に世話になった工藤清志の実子。自分は養子であるものの、亘清も同じく仮入門を経て一構成員として正式入門している。親の威光を振りかざそうとせず邁進している点が共通している。羽王戦争で戸狩派が侵攻してきた際は、行動する機会が増えている。
ガソリン兄弟:京極組の炎を操る極道。こちらは二人組で、永瀬以上に残虐非道な焼殺マニア。最終的にやりすぎて京極組から追い出され、伊集院茂夫に叩きのめされても懲りずに悪事を続けていたところ、永瀬と中の人が同じメロンパンマンに二人揃って焼き殺された。
火炎瓶の南田:炎を操る天羽組関係者。永瀬同様残忍で苛烈な性格ではあるものの、暴力で後輩に当たり散らすなど狭量な性格である外道なため組を離脱する前から後輩からも嫌われていた(永瀬も脅すことはすれど少なくとも不条理な八つ当たりで後輩を痛めつける描写はなかった)
久我虎徹:京極組の若手エース。同じく幼い頃に母親に捨てられてしまった所や組に拾われた経緯で共通している。組に入る(もしくは内縁になる)年代については、久我は20歳に対し永瀬は14歳である。
バーナーマン:同じくバーナーを得物とするキャラ。
仙石薫:久我の兄貴分の一人。兄弟シリーズの主人公を担当する声優が担当している事、組織でもトップクラスの腕利き、そして組織でもトップクラスの狂人である事が共通している。
室屋柊斗:天王寺組戸狩派の構成員。上の立場の人間に対しては深く尊敬している反面、舎弟に対しては非常に厳しく苛烈な面があるところが共通。一方、室屋は必要以上に舎弟に辛く当たったり鉄火場で重傷を負っても放置していると愛情に欠けるのが目立つ一方、永瀬は態度はキツイながらも舎弟の命を守るために逃げる事を進言したり乱入してまで助けに入るところが大きな違いである。
