妹尾「みんなアンタが強い強い言うてなぁ……聞いててイライラするんや。後なぁ、俺何でも体感せんとわからんタイプやねんッ!」
東雲「石田、西……俺らはマフィアだ。綺麗事は言わねぇがな……テメェらは下衆過ぎんだよ」
「そんなに優秀なのか。ならば、私に斬り掛かってみるといい」
「何処が優秀なんだ?」
「流川ぁ、止血して吊るせ」
「剣ってのはこう振るんだよ」
流川「バッチイです! 何が優秀な遺伝子だ! こんなもの、ミキサーしてやる!」
「貴様如きを失って損など出るか。人類を舐めるな」
「お前、前3ミリ一旦削れとけよ」
「もう3ミリ削れとけよ」
「随分真っ直ぐになったけど、お前、本当に優秀?」
松風「わだじは劣性でずぅ…… だがらたすけでぇええ……」
「助けてだと? 俺の斬撃は最高なんだ。お前も本能では喜んでるんだろ?」
松風「そんなこと……なぁあい……」
「さぁ、まだ背中からいける。限界まで薄くなろう」
標的
己を世界で最も優秀だと思い上がり、「人類の為」と称して約500人ものパートナーがいる女性を攫っては陵辱して自らの子種を植え付けまくった挙句にパートナーを殺害し、女性や産まれた子供を売り飛ばしてきた起業家にして連続強姦鬼畜ナルシスト「松風正隆」に執行。
概要
本シリーズでも度々行われてきた凌遅刑のアレンジ版。今回は罪人の居城で、罪人が保有するロングソードを利用して行った。
まず手始めに罪人を去勢してそのブツをミキサーにかけ、その後は罪人を前後から3mmずつ縦にスライスしていく。
経過
西田ママから紹介された依頼人から事の次第を聞き、憎悪を託された伊集院は、今回の罪人が手下として引き連れていたチンピラが「羅威刃」と名乗った事を手がかりに、流川を引き連れ羅威刃のアジトに殴り込んだ。
相手が相手だった為、大将の東雲と副将の秋元は青褪めていたが、伊集院から説明を求められると東雲は潔く「ウチの下っ端が独断でやらかした事だ申し訳ない。そいつらは我々が始末する」と言った。しかし伊集院は「その程度では到底許せない」と「統制が取れていないのなら解散しろ」と東雲に圧をかけた。東雲は当然それを拒否し、今回の罪人である松風の情報を伝えた。
するとそこに最近新たに入った妹尾が登場。伊集院に手合わせを申し込み、伊集院は了承。妹尾は猛然と伊集院に襲い掛かるが、一切有効打を与えられず、逆に強烈なバックドロップをぶちかまされて戦闘不能になった(しかしながら気合いで何とか白目を剥きながら立ち上がった)。
松風の情報を手に入れた伊集院達は東雲を伴って松風の元に殴り込みをかけた。羅威刃の下衆下っ端は東雲が粛清し、あとは任せるとそのまま退出。松風は壁に備え付けていたロングソードを抜いて威勢よく構え、同じくロングソードを構えた伊集院に斬り掛かるがその実力は雲泥の差。剣を持つ右腕を肩口から斬り飛ばされた。
伊集院達は松風が行った鬼畜の所業故に一切尋問せずそのまま現地で拷問を実行する事にし、流川に命じて止血と吊り下げを行った。吊るしたと同時に伊集院はロングソードで松風の股間を一閃して汚いブツを切除し、それを流川が手際よく用意していたミキサーでミンチにした。その行いを目の当たりにした松風は流石にドン引きしつつも「私の優秀な遺伝子を破壊するなど人類の損失」とほざいたが、伊集院は「テメェ如きがいなくなっても損失など出るか。人類舐めんな」と一蹴。すると松風はブチギレ、「私の遺伝子は最高のもので女も喜んでいた」「そんな人類の至宝を台無しにした馬鹿者は今すぐ腹を掻っ捌け」と自己中心的かつナルシスト丸出しな常軌を逸した妄言をほざき散らした。苛ついた伊集院は即座にロングソードで松風の前面3mmを削り飛ばした。
暫く前面を3mmずつ削られ続けた松風に、伊集院は「お前優秀なの?」と問うた。すると松風は「私は劣性だから助けて」と厚顔無恥な命乞いをした。だが伊集院の答えは疾うに決まっており、「俺の斬撃は最高なんだ。喰らう事が出来て本能的に嬉しいだろ?」「まだ背中からいけるだろ? 限界まで薄くなろうな」と言う意趣返しだった。これを聞いて完全に絶望した松風に伊集院は刑を続行。最終的に松風はベニヤ板めいて薄くなり、内臓を前後からブチ撒けて壮絶死した。
今回の登場人物
- 松風正隆(まつかぜ まさたか)
今回の断罪対象。優秀な大学の出でビジネス界隈でも大成功し、巨万の富を築き上げた実業家。
「私は才能の塊だ。その遺伝子には至高の価値がある」と信じている狂気的な自己愛の持ち主。自身を最高の存在と断言して憚らず、他者を徹底的に見下しており、劣性と見做した相手の体液を浴びると「汚染された」と凄まじく取り乱す正真正銘の異常者(その証拠に慎之助に対し学歴などで醜悪なマウントを取っていた)。
学歴や経営能力が優れているのは勿論、素人ですら達人とわかる程の剣術の技量を持ち、その上羅威刃の下っ端も引き入れていたという、外道ではなければ容姿と羅威刃との関わりがあるという点以外は非常にハイスペックな人物。
自分の遺伝子は最高だとほざいているが、その実態は劣性遺伝子だと見下す男性の目の前で恋人の女性を陵辱して絶望感を与えて殺害する事で優越感に浸り快楽を貪る変態殺人鬼。自分の優性遺伝子で子供を産ませる事が人類への貢献になると自己正当化しているが、実際は女性や子供の面倒も見ないで放逐する文字通りのケダモノ。これならメスの面倒を見る分、ゾウアザラシなど野生動物の方がまだマシである。
伊集院にロングソードで斬り掛かるも、一瞬で右腕や股間の小汚いブツを切断され、ブツは流川によってミキサーでミンチになった。それでも尚「自分の遺伝子は最高、孕んだ女も本能では喜んでいる」と意味不明な戯言をほざき散らした挙句、「今すぐ腹を切れ」と自害を要求してきたため(当然ながら伊集院から「何言ってんだコイツ」と唾棄された)、伊集院の至高の剣術を表裏で存分に味わわされた。
最後は自分が劣性である事を認め助命を求めてきたが、当然ながら伊集院から意趣返しを叩き付けられベニヤ板めいて薄くなって死んだ。
- 石田(いしだ)、西(にし)
羅威刃の下っ端。東雲達首脳陣に何も言わず、独断で松風の下衆の所業に加担していた外道半グレども。
最終的にボスである東雲直々に「下衆過ぎる」と粛清された。
因みにこの愚行は東雲にはバレてないと思っていたのか(実際はとっくの昔にバレていた上にアジトも把握されており、粛清まで秒読み段階だった模様)、伊集院と流川と共に東雲が乗り込んできた時は東雲に粛清されるまでの間一切抵抗せずただただ慌てふためいていた。
- 井浦保奈美(いうら ほなみ)
今回の被害者その1かつ依頼人。
結婚6年目だが子宝に恵まれず、慎之助に支えられながら不妊治療を続けていた。
治療を終えた帰り道に松風が雇った羅威刃の下っ端に新之助共々拉致され、ベットで拘束され松風に妊娠するまで筆舌に尽くしがたい陵辱を受けた。慎之助が拘束を解いて最後の力を振り絞って逃がしてくれたおかげで、逃げることができた(松風が目つぶしに使われた慎之助の血を拭い取りたさで保奈美に関心が向いておらず石田と西が松風が保奈美に気にも止めていない様子に呆気に取られていたのが幸運となった)。
路地裏で倒れ込んでいたところを西田ママに発見され、病院に担ぎ込まれた後事情を話し、伊集院を紹介された。依頼完了後は、子供を出産しDNA鑑定でお腹に宿っていた子供は慎之助との子供だったことに安堵し涙を流した。
- 井浦慎之助(いうら しんのすけ)
今回の被害者その2。
不妊に悩む保奈美を明るい笑顔で支える会社員。「幸せに生きればいい」をモットーにベストを尽くしている立派な旦那で保奈美にとって太陽のような存在だった。
松風に拘束されてこの世の地獄を味わうが、伸びた爪で縄の繊維を切る事を決行し、爪が剥がれても半分まで切り、強引に引きちぎった。
続けて保奈美の拘束をナイフで断ち切るが、松風のロングソードで叩き斬られて深手を負ってしまう。だが、最期の力で血の目くらましを浴びせ、屈託の無い笑顔を保奈美に遺して息を引き取った。
今回のゲストその1。実力派半グレ集団「羅威刃」の3代目トップ。大斧を太刀めいて軽々と振り回す事から「斧の東雲」の異名を取る武闘派。
下っ端である石田と西の下衆の行いの責任を取るべく、伊集院に情報を提供し自身は石田と西を粛清した。
なお、前回の時とは違い、伊集院に対して敬語を使っており、落ち着いて接している。
今回のゲストその2。「羅威刃」の副将。戦闘において自由に「ゾーン」に入り、相手の動きを容易く見切って的確な攻撃を叩き込む事から「真のモンスター」などと称される。
今回は戦闘描写は皆無で、血気に逸る妹尾に「あのミドル(伊集院)は鬼強だからやめとけ」と、かつて伊集院に手も足も出ずに叩きのめされた者として忠告した。
今回のゲストその3。かつて天王寺組とやりあっていた「真燐破」のトップで「羅威刃」の新参幹部。伊集院に対し「皆が強い強い言っているが、如何程のものか試してやる」と手合わせを申し込み、得物のヌンチャクで伊集院に襲い掛かりかすり傷こそ負わせたものの、攻撃を完全に見切られ、バックドロップで大ダメージを喰らって戦闘不能になった。しかし直前に腕で頭を守り(腕で頭を庇っていなければ確実に頭蓋骨粉砕で死亡していたとの事)、気合いで何とか立ち上がり池乃めだかばりのセリフを吐いた(但し白目を剥いており、全身がガクブルと笑っていたが)。
獅子王組のシマである花宝町に位置する「snackララバイ」のママ。
チンピラの会話を耳に挟み不審に思って路地裏に行き、保奈美が倒れているところを発見して保奈美を病院に担ぎ込んだ。保奈美の事情を聴き、夫の敵討ちを望む彼女を伊集院のもとに連れて行った。
余談
作中では罪人の右腕を肩口からバッサリと伊集院は斬り落としたが、罪人を吊るし上げるシーンでは腕が再生している。
流川隆雄が止血の際、即座に繋ぎ直したのだろうか? だとしたら闇医者の氷室一真もビックリの縫合技術である(過去に外道の耳と鼻を縫い合わせたことはあったが)。
伊集院が裏社会組織のボスに位置する人間に直接クレームを入れる描写が含まれるのはこれが初である。少なくとも天羽桂司と五十嵐幸光は標的が被ったら伊集院に協力か譲ることを構成員に厳命しており、守若冬史郎のように迷惑をかけた構成員がいた場合は問題を起こした構成員を叱り飛ばした後に詫びの電話を入れたりなどする為、伊集院は基本直接クレームを入れることはなかった。
また、縦にスライスする都合上、罪人の腰蓑もスライスしており、最終的に全裸になった罪人が映ってしまった。股間のブツは(既に切除されて)見えない状況だったとは言え、youtubeの問題にならないか心配である。
更に言えば、サムネがある程度ぼやかされているとはいえ絶対に検索してはいけない言葉で有名な海外アニメもビックリな十分グロい仕様になっている為、この回に限ったことではないとはいえ規制もかけられそうではある。
他にも羅威刃の本拠地に殴り込みを掛けた際、流川がいつものドア蹴り破りを行っているが、引き戸だったので普通に開けてから蹴り破りの動作を行っている。というより、正確には作者の怠慢と言った方が良いだろう(背景は既存の素材であり、尚且つ蹴り開けの効果音が鳴っている為)。
今まで武闘派マフィアが伊集院シリーズで共演する事は数あれど、現時点で伊集院シリーズに二度以上出てきたのは東雲と秋元の2名である。
東雲が直接登場したのは地獄の寄生虫拷問以来であり、当時の東雲は「断罪対象の居場所を教える代わりにオレとどつき合え」と伊集院に戦いを挑んで来たり、伊集院に情報を告げた後、「次こそお前に勝つ」と、性格や口調が荒っぽかったが、今回は伊集院に対して敬語で話したり、石田達が迷惑をかけたお詫びとして松風の情報の提供や石田達を粛清する等、前回と比べて成長した様子が描かれている。
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蓮見紀次による二重昆虫拷問、伊集院茂夫による歯髄責め:前者は東雲、後者は秋元がゲスト出演した回。
伊集院茂夫によるマヒャド:城ヶ崎賢志政権時代の羅威刃幹部だった小湊圭一が始末された回。
伊集院茂夫による人間ダルマ落とし:伊集院が剣で外道の体を少しずつ切断する拷問回。此方はキュウリの輪切りの様に横スライスされた。
伊集院茂夫による灼熱ユダのゆりかごと腐れ乳移植刑:「依頼人は妊婦であり、内容は夫の敵討ち」「断罪対象の肉を削ぎ落とす」という展開が共通している。こちらは断罪対象が依頼人の乳房を切断し、ミンチにしている。
苅込一輝:負け方が完全に一致。しかも相手が悪すぎたという点まで類似している。
ロッド・レイス:凌遅刑を受けている時の松風の顔が巨人化した彼に似ている。