『自らの欲の為だけに、前途ある女性の未来を閉ざす外道……』
「我欲の為だけに罪なき者の生を絶ったのだ。貴様の未来が続くなど、この伊集院が認めない」
『司法の沙汰から逃れるのなら、私が阿修羅となり、地獄の裁きをくれてやる!』
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「これが敗北者へのペナルティだ。高い挑戦料になったな」
「いつまで眠っている? いい加減起きろ」
「親に頼るか? その頼みの綱も、この通り逮捕されたぞ」
「流川ぁ……準備しろ……」
流川「はい! この人間は死んで当然と感じました! スイッチオン!」
「どうだ? 両肩が一気に外れるのは中々オツなものだろう」
「よし、もう一回だ。次は少し落下のスピードを上げよう」
「すまん、今俺達はエンジョイしているんだ。邪魔して欲しくないよなぁ、流川くん?」
流川「はい! 最高潮にエンジョイです!」
流川「と、言うわけで! 50キロの錘を持ってきました!」
「ほう。今度はそれをつけてエンジョイダイヴといこう」
「120キロの錘に耐えた者が居ると、記録ではあったのだがな……」
流川「あの肥満体では無理でした!」
標的
女性に殺戮を行うことに性的快楽を見出し依頼者の恋人も含めて6人を殺害し悪徳金融の父親の力で揉み消し続けた女性専門殺人鬼の戸塚に執行。
概要
発祥はイタリア。
宙吊りにした罪人をバンジージャンプのように急降下させ地面に当たるスレスレで寸止めするという行為を繰り返し行い全身の関節を破壊する刑罰。あまりの苦痛に罪人が泣き叫ぶことからイタリア語で叫び声を意味する「ウルロ」とも呼ばれる。これを数度繰り返せば関節がグチャグチャになる。
過程
護衛である藪沢は伊集院に無力化され、流川にバットで両脚を破壊されて拷問部屋に連れ込まれた戸塚に対し、例の如く伊集院は反省の意を求めるが、戸塚は「こちとらエンジョイしてるのに、それの何が悪い。女を殺すと下半身が燃える」という身勝手な理論を喚く始末。結局、「生きる価値なし」と断じられた戸塚は、ウルロに掛けられる事になった。
何度か繰り返した後に戸塚は口だけの反省の弁を述べたが、伊集院は戸塚の理論を「拷問をエンジョイしてるから邪魔するな」と丸々叩き返して拷問を続行。今度は50kgの鉄製の錘を括り付けた状態で吊り落としを行い、下半身を粉々にする形で戸塚を処刑した。
今回の罪人は女性を殺害することを楽しむ外道だったが金的の付加刑は行われていない。戸塚の父親も犯人隠避の情報を社会にリークされ逮捕された(本来なら隠蔽した側にも等しく拷問で報いを与える事が多い伊集院が父親を裁く手段に拷問と言う手段が使わなかった理由は、おそらく一刻も早く戸塚を始末しないと次の犠牲者が出てしまいかねないと言う時間の問題があったからだと思われる)。
加害者
- 戸塚 ×
女性専門で連続殺人を働く醜男。肉膨れのような容姿に違わず伊集院と流川の想定通り、50kgの錘をつけただけの状態でウルロされ、ぐしゃぐしゃに潰れた。
- 戸塚の父
戸塚の連続殺人及び性犯罪を隠蔽し続けた悪徳金融屋。伊集院達に悪事を全てリークされて逮捕された。
戸塚を護衛していた殺し屋。伊集院に脚を固定された上に両手を切断され敗北。餓死したか救助が来たかは不明だが殺し屋生命は絶たれたと考えて良い。
- 須藤の近隣住民
須藤を犯人呼ばわりし、冤罪をでっち上げた邪悪。恐らく独身、もしくはDVが多くその中でも一際目立っていたためか、密かに須藤の事を妬んでいたとされる。
- 須藤を誤認逮捕した無能刑事
被害者と依頼人が軽い口喧嘩をしただけで依頼人を逮捕するという本作及び黒焉街でもそうそうない程の冤罪事件を起こした無能。
モデル
犯行の手口からして罪人のモデルは「江東マンション神隠し殺人事件」の犯人と思われる。
性奴隷目的という動機の酷さはもちろん、死刑求刑から無期懲役に減刑されていることもモデルに選ばれた理由なのだろう。あえて徹底的に違う点を挙げるなら殺害人数が一人だけだったこと、一応自らの罪を悔いていた事、戸塚が闇金融のドラ息子だったのに対し、父親から虐待を受けていたこと等である。
余談
このような案件は後の寄生虫拷問回においても似たような矛盾及び疑問が見られている(ただこちらは父親を裁くのに拷問を使わなかった理由をある程度察する事は出来る描写は描かれている)。
関連タグ
佐竹博文:これの数日前に殺人犯の汚名を着せられ誤認逮捕された人物。依頼者は人格否定されたのに関わらず、ロボットのようなテンプレ回答だったのに対し、こちらは途中で取り調べを行う人間が暴力刑事に変わったことからか無罪だと分かった時には警官は誠意を持って謝罪していた。
流川の敵討ち、断腸草:同じく加害者多数の事件。特に断腸草回は同じくサツの不祥事及び悲劇のリア充な依頼者を描いたこの回の派生版とも言える事件。