『私欲の為に、罪も無い女性を凌辱し、更には、死後も穢すとは』
「簡単に死ぬことなど決して許さん。万死とは何か、この伊集院が教えてやる」
『貴様が奪った命の重みを思い知るがいい。さあ、断罪の時間だ』
「邪魔をするなら……全員殺す……」
「警察から逃げ回っている貴様が言えた義理か」
「ならば何故自首しなかった? 罪の意識があれば償おうとするだろ」
「悔恨の念があると言うなら聞こう。お前が殺した女性の名は?」
阿久田「あ・・・う・・・えっと、霧島!霧島理恵だ!」(正解は「三浦美代子」)
「全く違う、誰だそれは。テメェ、他にも殺ってるな……?」
「我々を謀ろうとはふざけた奴め! その浅知恵を後悔させてやる! 流川ッ!!」
「胃が強烈な電流で過剰反応しているのだろう」
「被害者の命乞いを無視したお前が、助けてもらえるわけがないだろう」
「とにかく死ねよ…… あぁ……お前、名前なんだっけ?」
「いつかは私も奪った命の報いを 受けねばならないだろう…」
対象
会社をクビになった腹癒せに依頼人夫婦の娘である同僚の三浦美代子を強姦した上で殺害し、死体をバラバラに切り刻んだ挙句、山中に埋めた件を風俗店で武勇伝として語った風俗狂いの半グレ阿久田博光に執行。
概要
1954年から始まったアルジェリア戦争において、捕虜及びフランス軍を悪く書いたジャーナリストに対してフランス政府が行った拷問で、右耳と左手の中指に電極を接続し、高圧電流を流して苦痛を味わわせるというもの。
本来の拷問は電気椅子の形で行われていたが、伊集院は電極を接続した針を右耳の穴に直接刺し入れ、もう片方は左手中指の先端から根本まで貫通する形で刺し込んで電流を流しあらゆる箇所に地獄の苦痛を与えている。
過程
依頼を受けた伊集院は、阿久田が席を置く半グレ集団にカチコミし、ボスの根室を伊集院が無力化。阿久田は流川が顔面ピカソにして捕縛した。
拷問室に繋いだ阿久田を伊集院は塩熱湯で叩き起こし、悔恨の念を問うた。すると外道には珍しく反省の言葉を紡ぎ、「初犯だったから怖くて逃げた」と言った。しかし、直後の誘導尋問で今回の被害者の名前を聞かれても見当違いな名前を言うばかり。結局阿久田は伊集院から「コイツは今回だけじゃない。今まで何人も殺している」と見抜かれ、挙句の果てに「女の事なんてアソコの具合以外覚えていない」とほざいた為、激怒した伊集院と流川に上述の通り「ブッ刺される」と言う形で電極を接続される事となり、更にそれだけでは足りないと、頬や腹などに電極針をブッ刺されていく事になった。
電流による筋肉の痙攣、嘔吐と失禁ですっかり参ってしまった阿久田は命乞いをしたが、「被害者達の命乞いを無視したお前が、助けて貰える訳が無いだろう。兎に角死ねよ。あぁ……お前、名前何だっけ?」と自らの行いを丸ごと返す形で伊集院に吐き捨てられ因果応報を知らしめられ、最大レベルの電流を流され、数分間死の舞踏を踊った後に息絶えた。
モデル
犯行の手口からして、事件のモデルは「岡山元同僚女性バラバラ殺人事件」と思われる。
犯人は「目的のためなら殺人は是認される」、「犯罪者は皆死刑にすべきだが、自分は特別だと思っている」などの暴言を吐き散らしたが、最終的には死刑になってこの世から消え失せた。
余談
この回が2022年最後の両親がちゃんと揃った依頼者の回であり、そして最後に登場した両親がちゃんと揃った依頼者の回でもある。
これ以降の回は子孫の敵討ち案件、もしくは夫または妻の7割が病死、2割が外道に惨殺、1割が事故による死亡と、全て何らかの不可解な死を遂げており、更には依頼者とは関係のないバグ大ヴィランにまで被害が及んでいる。