概要
「一条っ!?テメェは殺す!」
「そのスカした態度には虫唾が奔るんだよ」
「ふざけんなぁ!いつもいつも平然と俺の先を行きやがって!」
「あそこは初めて俺をまっすぐ認めてくれた!俺はそこでてっぺんを取りたかったんだ!!」
ヒューマンバグ大学の「京極組の武闘派・久我虎徹」に登場する京極組の元構成員にして一条康明や海瀬将悟、藤宮の同期。かつては京極組に所属していたがカタギに暴行を加える、兄貴分に噛みつく等の問題行動を起こして破門された。
人物
容姿
一条や藤宮の同期であることから、推定20代後半とみられる。紫のメッシュが入った青髪のツーブロック(前髪の長さは左右異なる)に黒いTシャツの上からオレンジ色のワイシャツを羽織り(現役時代はワイシャツを着用し、ボタンを閉じていた)、黒いスラックスを穿いている。首にネックレスをつけている。
性格
中学時代から人間の後頭部を金属バットでフルスイングできる狂人で気に食わなければカタギだろうとなんにでも噛みつく。どのような幼少期を送ったかは不明だが言動を察するに親の愛に恵まれなかったことは確かである。
能力
一条には及ばないが腕っぷしや実力はかなりのもので彼にこめかみを蹴られたり痛めつけられてもなお立ち上がるほどのタフネスとメンタルの持ち主である。また窃盗団を結成しそれなりの利益を上げ、巨額の盗みに成功したことから高いカリスマ性を持っていることが窺える。
活躍
少年院と娑婆を往復する人生を送っていた札付きのワルだったが、四代目組長に拾われて極道になったあとは五十嵐幸光のお付きの舎弟となりその腕っ節から活躍が見込まれたが、運悪く同期に一条という超天才がいたため出世競争で先を越され、勝手に嫉妬を募らせ元の狂暴性を抑えきれなくなりカタギへの暴行を働くようになり、さらにそんな態度を咎めた五十嵐に噛みついた結果ボコボコに殴られて破門にされてしまった。上下関係が絶対の極道社会で、兄貴分でありしかも当時すでに幹部であったろう五十嵐に盾突くなど殺されても仕方ない掟破りだったが、先代組長の最後の情けで破門で許される事となり、永久追放である絶縁にならなかったのは木村が改心する事に僅かでも期待した先代組長と五十嵐の親心でもあった。だが木村はそんな二人の厚意を全く汲み取ろうともせず、窃盗団を結成してチンケな空き巣を繰り返すようになり、数年後に宝石強盗を働き大々的に報道される事となる。この事件のニュースで「元京極組」と報道されていたため京極組の信用を落とす事態にまで発展。さらにこのままでは警察から裏で糸を引いていると疑われてガサ入れを受けかねないと危惧した久我は、自分達で木村を捕まえて警察に突き出せば信用回復できると提案し、五十嵐の許可を受けて一条と共に木村のアジトのカチコミを仕掛ける事となった。木村は一条に、本当は社会から爪弾きにされていた自分を唯一受け入れてくれた京極組を大事な居場所だと思っており天辺を目指したかったのに一条がいたせいでそれが出来なかったと恨みを吐露し、嫉妬の拳を何発も浴びせたが一条は耐えきり一条パンチで木村を戦闘不能にしてサツに突き出した。
台詞集
「一条っ!?テメェは殺す!」
「頭蓋骨をホームラン!!」
「テメェ 俺を舐めてんじゃねぇぞ!!」
「あぁ 指図すんな!やんのかコラァ!?」
「ケッ!こんなクソみてぇな場所 コッチから願い下げだ!!」
「久しぶりだな 一条 相変わらずムカつくツラしてやがるぜ」
「そのスカした態度には虫唾が奔るんだよ 殺したかったぜ、昔っからなぁ!」
「く…がぁ!?なめんなぁ!一条!」
「ふざけんなぁ!いつもいつも平然と俺の先を行きやがって!」
「クソがあああ!テメェはそんなに偉いのかぁ!認められて当然みたいなのツラしやがって!ふざけんなぁ!!」
「あそこは初めて俺をまっすぐ認めてくれた!俺はそこでてっぺんを取りたかったんだ!!」
「俺は無能でテメェが天才だとでも言うのか!?」
「テメェさえいなければ、俺はァァァァァッ!!!」
余談
容姿はかつて一条が葬った天羽組構成員・北岡隆太に似ているが全くの他人である。
危険人物なのは確かだがなかなかのイケメンであるため一部のファンからは高い人気がある。また上述したように言動から親(または周囲)の愛に飢えていた可能性が窺い知れる。もし育ちが良ければ久我の良き兄貴分、一条の良き戦友になれたかもしれない。
関連タグ
ヤクザ 少年院 不良 狂人 残念なイケメン 危険人物 鋼メンタル
哀しき悪役:ある意味では言えなくもない。
泉屋 - 木村と同じくカタギに手を出す等の問題行動が原因で破門された仁義外れの(元)構成員。ただし泉屋は半グレから押収したヤクを勝手に売り捌くという愚行を働き、本来なら組の御法度を破ったケジメとして粛清されるはずだったが、その前に警察に逮捕され刑務所に入れられた。出所後は(天王寺組の後ろ盾もあり)京極組に復讐を企てるも最終的には天王寺組に見限られ(おまけにクズ呼ばわりされている)久我、一条に始末された。
村迫丈二 - 木村と同じく、上層部に評価された組員に対して嫉妬し、それが原因で組を抜けて同期が粛清したという共通点がある元組員。こちらは射殺事件を犯しており罪状は木村よりも重い。