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賊が紛れ込んだと聞いていたが、伊集院。貴様だったのか

下民など我ら貴族にとって家畜も同然!使い潰して何が悪い!!伊集院の者らしい愚かしさよ!だからこそ貴様等は消え失せたのだ!

CV:ヤシロこーいち

概要

ヒューマンバグ大学の「拷問ソムリエ_伊集院茂夫」「佐竹博文の数奇な人生」「華の天羽組」の3シリーズに登場した政治家。

出自が旧華族というのも相まって極めて傲慢かつ強欲な性格をしている。病的な選民思想を持ちプライドが異様に高く、少しでも汚点になりそうな事を握っている相手は積極的に殺しで処理する度が過ぎた潔癖症、癇癪持ちとも言える悪辣な人物。

一応愛国心があるように見えるものの、それを利権のために悪用するなどバグ大に登場した政治家の中では「御前」こと御堂鋼作は別格にしてもお仲間の大鳥と並んで現在でもトップクラスに位置する悪徳政治家と言える。

それゆえに敵が多い人物だが特に因縁深い伊集院茂夫を始め流川隆雄工藤清志小峠華太須永陽咲也からはその所業に対し、怒りの矛先を向けられていた。

自らの家族含めて他者のことを自分の手駒としかみなしていない腐れ外道で、数々の悪事に手を染めている上に悪事をしている自覚もしくは罪悪感がない。その上常軌を逸した厚顔無恥であり、ヤクザを異常に毛嫌いする潔癖な性格にもかかわらず、自分は同じく裏社会の人間である半グレを使った殺しを日常的に行う(本人の選民思想丸出しの戯言から察するに、ヤクザは反社会存在というゴミでありながら流儀や美学と言った身分不相応な高尚なものを有していて言う事を聞かず、反面半グレは反社会のゴミらしく金さえ払えば嬉々として服従するからだと思われる。どのみち下衆の理論であるが)。

良心や義侠心などとは全く無縁どころか唾棄して生きてきた人間であり(道を外した理由があった)日下孝次郎城ヶ崎賢志銀田栄角黒澤航太郎大嶽徳史我妻京也ら過去の戦争シリーズの悪役達以上に絶対悪と言える存在である。

佐竹・伊集院・小峠シリーズでそれぞれの作画が違うため、同一人物ながら動画間で外見の印象が大きく異なっているが、口髭の悪人面である点は共通。

また伊集院回では紅林二郎、小峠回では久我虎徹や(回想シーンのみ)が登場しているためこの3部作では当時のシリーズ主人公が五人も登場している。

作中での登場

初登場回。全ての発端となった廣島夫妻殺害事件の回。とある商業施設に来ていた佐竹はそこで出会ったある極道から赤ん坊を見ていないか聞かれた後すぐ、ゴミ箱に捨てられていた赤ん坊を成り行きで保護する事となる。

救急車を呼ぼうと携帯電話をかけた次の瞬間、そこに火炎放射器で武装した男にカチコミを仕掛けられ、男は佐竹ごと赤ん坊を焼き殺すために商業施設の各所への延焼もお構いなしに炎をまき散らす。佐竹はその放火魔から身を隠すが、赤ん坊が防犯ブザーを鳴らしてしまい放火魔に居場所がバレて逃走、赤ん坊を抱えて必死で逃げ惑う佐竹は先ほど出くわした「件の極道(=工藤)」と再会し、工藤から赤ん坊に起きた事件の経緯を聞かされる。

例の放火魔は堂馬が元天羽組構成員の廣島と駆け落ちした実の娘を「一族の恥」として、娘家族諸共に始末しようと送り込んだ殺し屋であった。

赤子は工藤と佐竹によって守られ、放火魔は工藤によって粛清されたものの、廣島夫妻は放火魔によって焼殺されてしまった。

こうして堂馬は実の娘となんの罪もない男をプライド私利私欲のためだけに手にかけたのだった。

先述の佐竹シリーズの別ルートで堂馬が伊集院に裁かれる原因となった、馬場博光財務次官謀殺事件の回。

堂馬は元々自身の利権のために破格の値段で国有地を買い上げたものの、その汚職が露呈しそうになったため、口封じのために部下の馬場を(恐らく金で雇った半グレに)暗殺させ、さらに馬場に自身の汚職の濡れ衣まで着せた。

その後、事件の真相を知った馬場夫人が汚職の真実を世間に公表しようとしていることを知り、ヒットマンを向かわせ馬場夫人を暗殺させようとしたが、彼女は間一髪赤髪の若者(=紅林)に助けられた為未遂に終わった。

その後、馬場夫人は「凄い記者」と呼ばれている男性の紹介で伊集院の元に赴き、彼女からの復讐依頼があり、かねてから堂馬の所業を憎んでいた伊集院は抹殺に動くことになる。

伊集院は馬場夫人から渡された馬場の手帳を盟友の伍代千隼に託した事により、全国の情報屋を通してSNSなどで堂馬のさまざまな悪事がリークされ、堂馬はスキャンダルに晒される事になる。この時、伍代は先述の娘夫婦を殺害した報復として天羽組からも狙われている事を伊集院に明かしている。

堂馬邸は既に報道陣で混乱しており、伊集院と流川はこの混乱に乗じて侵入。先客として堂馬の粛清に駆り出されていた須永がいたが、伊集院は須永に堂馬の身柄を渡すように圧を掛けると「堂間に地獄を見せるなら」と承諾。

邸内の半グレ退治を須永に任せた伊集院と流川は堂馬の身柄を確保すべく執務室に侵入し、伊集院は元地下格闘チャンプの護衛を一瞬でK.Oし堂馬を捕獲する。

そして捕らえられた堂馬はK国で行われているという冷凍拷問を受けることになる。もっとも、いつものように今回も伊集院による改良が加えられており、彼の場合は凍傷にかかった身体にムチで打撃を与えられ、裂傷と其処から滲み出た血が凍り付くという、より苦しいものを受ける羽目になった。

最初こそ伊集院を罵倒した堂馬だったが、最後には「不都合なものがバレたくないから殺した」という馬場の口封じをした時に使った言い訳を伊集院から皮肉を込めて言い返され、さらに35発のむち打ちを食らい、凍傷や低体温症で死亡した。

しかもほぼ最後の最後まで今回の拷問は「伊集院による家族皆殺しに対する復讐」と思い込んだままであり、伊集院からは「貴様如きに私怨などない」「復讐するつもりならばとっくの昔に殺している」「そんなもん(家族を皆殺しにされた件)、どうでもいいんだよ」と吐き捨てられていた。

こちらでは娘夫婦が工藤に助けを求めてきたこと、組長の天羽桂司がかつて堂馬に土地関連で煮え湯を飲まされていたことなどが描かれている。

なお、この回では佐竹・伊集院回で登場しなかった阿久津敏朗が堂馬抹殺と廣島一家救援の指揮を取り、速水泰輝が工藤と行動を共にしている。また序盤には天京戦争京羅戦争の回想シーンがあり冨樫宗司北岡隆太飯豊朔太郎相良颯誠一条康明そして久我も登場していることなど佐竹・伊集院回とは描かれ方がかなり異なる。

こちらは堂馬の仲間である大鳥とその息子を処刑した回。

伊集院の父と大鳥の過去の因縁が描かれた回でもあるが、堂馬も政財界の重鎮たちと共に伊集院家抹殺の会議に出席しているシーンでカメオ出演した。

伊集院が拷問ソムリエを志した回想回。御前や大鳥と共にカメオ出演した。

関係者

家族

  • 堂馬の令嬢(仮称) ×

下衆の堂馬とは似ても似つかない、真っすぐで芯の強そうな女性。動画毎に描き方は異なるが、茶髪にカチューシャなのは共通。

後述した元天羽組構成員の廣島と恋仲になるも、父である堂馬利信に結婚を反対されていた。

しかし、それでも離れたくない二人は妊娠を機に廣島と駆け落ちを決行する。

ところが、この行為で堂馬が癇癪を起こし殺し屋に命を狙われてしまう。廣島の助けもあって子どもを隠すことには成功したものの、本人ら夫婦は殺し屋から逃げきれずに命を落としてしまった。

  • 赤ん坊(仮称)

廣島と堂馬の娘の間に生まれた子どもであり、(一応)堂馬の孫。

まだ生まれて間もない赤ん坊だが、祖父の利信に命を狙われる。結果的に両親を失ってしまったものの、佐竹が必死で守ってくれたおかげで生き延びることができた。

事件後は天羽組に引き取られ、工藤らの手で大切に育てられている模様。

天羽組

  • 廣島 ×

元構成員。小峠の元舎弟分だがおそらく北岡と速水の間だったと思われる。

堂馬の令嬢と恋仲になるも中々結婚を承諾してもらえず、ついには堂馬の娘とともに駆け落ちした。しかし、その行為が堂馬の逆鱗に触れたことで派遣された殺し屋から妻と子を守るために時間を稼ぐも、結果的には妻共々焼殺されてしまう。

天羽組が誇る武闘派極道。ドスで敵の腹を掻ッ捌く元プロボクサーの生ける伝説。

堂馬本人と対面したわけではないが、廣島夫婦の子どもを救うために堂馬が派遣した殺し屋と対峙し、殺し屋の腹を掻ッ捌いて絶命させた。ちなみに赤ん坊をあやすのが上手だったが、死後に息子の亘清がいたことが判明する。

いずれも天羽組の誇る武闘派極道。堂馬を粛清するため屋敷に侵入するも、途中で伊集院と出くわし、急遽堂馬が雇った半グレにターゲットを変更した。もちろん半グレたちは全員粛清された。

裏社会関係者

裏社会で恐れられている拷問ソムリエ

堂馬や大鳥らが関与した伊集院一族暗殺事件唯一の生存者であり、個人的に堂馬や大鳥を恨んでいるものの、自身のポリシーに従ってあえて復讐せず放置していた。

しかし、馬場財務次官暗殺事件の関係者からの依頼を受けて堂馬の抹殺に乗り出し、彼に冷凍拷問で苦痛を与えながら絶命させた。のち大鳥も別件で始末し、元凶である御堂の命も狙っている。

堂馬が廣島夫婦とその子どもを暗殺するために送り込んだ刺客。目的だった廣島夫婦の暗殺には成功したが、佐竹と工藤によって赤ん坊の暗殺には失敗し、最期は工藤に腹を掻ッ捌かれて絶命した。

  • 堂馬に雇われた半グレたち ×(全員)

堂馬と手を組んでいた半グレ。堂馬邸に侵入した小峠・須永を殺そうと襲い掛かるも、全員粛清された。

堂馬の所業を把握した上で尻尾を振る仁義外れなので、当然小峠と須永にはキレられている。

カタギ

佐竹は廣島夫婦の息子を工藤と共に放火魔から身を挺して守り、紅林は馬場夫人を堂馬の刺客から守っている。

政財界

伊集院一族暗殺事件の黒幕とされる「御前」と呼ばれる人物で御堂グループのトップ。瓜生龍臣曰く「政財界の禁忌」とも言える権力者であり、お抱えの暗殺組織であるCODE-ELを使い邪魔者を暗殺させていた。ただし自身も元ELトップだった櫻田重信を筆頭に周防律冬馬辰之進などの優秀なアサシンを配下しており、EL戦争後はエルペタスを新たなお抱え組織にした。その意向を受けたエルペタスは毛利公平株式会社モーリーのメンバーやその協力者(鶴城史之舞呉兄弟元雲嵐)たちと抗争してものの謀反を起こしたため現在てはモーリーともエルペタスとも敵対関係になっている。御堂と因縁深い伊集院は自身のスタンスもあり対御前戦への参戦にはまだ消極的であるものの、御堂の性格からして伊集院を狙う可能性は高いと見られている。

なお、堂馬は御堂が関与していた伊集院一族暗殺に加担したものの、彼の顔と名前は知らなかった模様。

堂馬と同じく旧華族系の大物政治家だが思想的にも堂馬と同じでテレビ出演しては愛国心を声高に主張していた。しかし、その正体は何の罪もない人間(大鳥曰く愚民)を誘拐しては殺し合いをさせて楽しんでいた悪徳政治家。更に娘が良識的であった堂馬とは違ってこちらの息子は半グレで、その性根は父親同様に腐敗しているため(被害者の被害状況もあり)堂馬よりもタチが悪い存在と言えるであろう。

政治家になる前は実業家だったが伊集院の父に才覚は及ばず嫉妬心から伊集院一族暗殺事件にも一枚噛んでおり、堂馬からの要請に応じて伊集院家暗殺のための多額の資金提供をしたり、暗殺事件を闇に葬り去るために唯一生存した伊集院茂夫に対して何度も殺し屋を差し向けたりしていた。

  • 馬場博光 ×

財務次官だった真面目な政治家だが、堂馬の汚職を隠ぺいするために殺害され、挙句には汚職の罪まで擦り付けられてしまう。かなりのメモ魔で日頃から手帳に記載する癖があった事から数々の汚職を記載した手帳を書斎に保管していた。そしてその手帳は夫人から伊集院の手に渡った。

  • 馬場の妻

馬場博光の妻。堂馬の汚職を世間に公表しようと動いていたところヒットマン(首にタトゥーがある者)に殺されかけるが、紅林に助けられる。その後、凄腕の記者経由で伊集院の存在を知り、彼に夫の復讐を依頼した。

モデル

「不正経理の口封じで無実の人間が死ぬこととなった」「不正経理の内容が土地の価格に関わるもの」「被害者の手記からことの次第が発覚した」「冤罪で遺族にマスゴミカチコミ同然の不当な追求を得意げに行った」ことから森友学園、そこから被害者のモデルは赤木俊夫氏と考えられる。

余談

彼以外にも多くの腐敗した政治家や高官が登場しており、サツの腐敗が著しいヒューマンバグ世界だが政治家の腐敗も深刻であると指摘されている。

なお、櫻田の後のELトップだった銀田栄角の兄・銀田栄山が当主を務める銀田家、秋月義一のち秋月秀一が当主を務め三門一郎太の旧主でもある秋月家も旧華族である。

関連タグ

ヒューマンバグ大学

佐竹博文の数奇な人生

拷問ソムリエ_伊集院茂夫

華の天羽組

伊集院茂夫による冷凍拷問

御堂グループ

癇癪 政治家 毒親 無能

伊集院茂夫による断腸草…お仲間の大鳥が息子共々断罪された回

護国蒼天会…伊集院シリーズに登場した極右テロリスト集団。トップの佐郷は堂馬と同じく選民思想に凝り固まっている。ちなみに伊集院茂夫と流川流雄による腕ゼリーと麝香牛金的刑に登場した罪人の佐郷利男との関係性は不明。

銀田栄山秋月義一秋月秀一瓜生シリーズモーリー・エルペタス戦争に登場した堂馬や大鳥と同じ華族出身の政治家。

園部青林隆雄…バグ大に登場した人物の中では堂馬と共に最低扱いされる絶対悪の人間。

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