『罪なき女性達を餌に、暴利を稼ぐ外道と、色欲のまま、それを貪る外道ども……』
「その醜い下半身……この伊集院が、徹底的に破壊してやろう」
『高みから人々を見下して増長した自尊心を、私が地の底に叩き込んでやる』
「何がチャカを持てば最強だ。スロー過ぎて呆れたよ」
「遊びは終わりだ。地獄の閻魔がお前達を待っている」
「黙れ。貴様らの品性はサル以下だろ」→流川「赤いパンツが似合います!」
「よぉくわかった。とりあえず、両腕をゼリーにするわ」
「自慢の銃は二度と持てんぞ……フンッ!」
「ダメに決まってんだろ。俺は外道の股間は物理的に潰せばいいと思ってんだよ」
「あと、下等生物のお前は、彼らの玩具だ。壊れるまで遊んでくれるから、感謝しろよ」
対象
拉致した女性に著名人が強姦殺人を働く施設を運営していたクズ政治家「佐郷利男」と、拉致担当の半グレ「成田」に執行。
概要
腕ゼリーとは、南米の麻薬カルテルやマフィアなどの裏組織が行う私刑。その名の通り、受刑者の腕をゼリーのようになるまで鈍器で叩き潰す。
劇中では更に、性犯罪関連の外道を誅殺した拷問と同じように、女性の性を弄んだ罪人達の汚いブツを破壊すべく、ジャコウウシに突撃させた。ジャコウウシは北米の寒帯やグリーンランドに生息する大型の偶蹄類で、繁殖期になると、オス同士が頭突きで決闘する。ジャコウウシのオスは体重400kgの上、時速60kmで頭突きを行うので、これを喰らえば人体など容易く破壊される。しかも伊集院達はジャコウウシが突撃しやすいよう、罪人二人にジャコウウシのメスのフェロモンとオスの匂いを染み込ませた赤いパンツを履かせた。これにより罪人共は金的によるブツの破壊のみならず、元々被害者にやろうとしていた四肢破壊の苦痛を自身が味わうことになった。それだけでなく罪人どもの体を拘束する紐の遠心力で元の位置に戻させ、ジャコウウシの体当たりを連続で喰らわせた。
経過
ある日、伊集院茂夫はハーレーダビットソンらしきバイクで趣味のツーリングを楽しんでいたところ、通りかかった路肩の近くからおびただしい量の血だまりに横たわる瀕死の女性を発見する。
伊集院の救命行動と闇医者・氷室の適切な処置によって命を取り留めた女性は、自らをビーチバレー選手の豊島明美と名乗り、友人の白河氏と共に裏施設にさらわれていたこと、佐郷利男という名の議員の主導のもと、日々権力者どもの慰み者にされていたこと、そして決死の逃走の過程で白河氏を喪ったことを涙ながらに語った。豊島氏の魂の慟哭を聞いた伊集院はこれを依頼と受け取り、助手の流川隆雄と共に早速行動を開始した。
情報屋の伍代千隼から、佐郷達のアジトを聞いた伊集院と流川は早速カチコミをかけ、罪人の片割れである成田を一瞬で制圧、そして佐郷とともに確保した。
何をせずとも起きた二人に伊集院は罪の意識を問うたが、成田は「女など使い潰せばいい」、佐郷は「下級国民どもは我々上級国民のおもちゃでしかないから、寧ろ使われた事に感謝しろ」と、耳が穢れるような戯言を撒き散らすのみ。これ以上は何を訊いても時間の無駄と判断した伊集院と流川によって、容赦無く刑が執行された。
両腕と下半身がグチャグチャになった罪人二人は命乞いをするが、最初の告解の時点で「救いようがない外道」と伊集院は認識していたらしく、反省の弁を述べさせることすらせず、「俺はお前らの股間は潰せばいいと思ってんだよ。あとお前(佐郷)みたいな下等生物は彼ら(ジャコウウシ)のおもちゃとして使われて死ね」と意趣返しを兼ねて罪人二人の命乞いを一蹴。結果、罪人二人は首から下を完全に破壊されて惨死した。
なお、その直後に今度は興奮したジャコウウシ同士が喧嘩を始めてしまい、それを止める事の方が骨が折れたそうな。
その後、佐郷の施設を利用していた外道どもは、伊集院が回収していた顧客リストを伍代経由でリークされた事によって、全員が社会的に粛清された。
登場人物
- 佐郷利男(さごう としお)
今回の断罪対象その1。
拉致した女性を著名人が強姦殺人するという最悪の施設を運営していた政治家で、自身の権力を用いて施設に警察の手が届かないよう手を回していた悪辣な外道。自身も顧客と同様歪んだ性癖を露にしており、被害者の1人である今回の依頼人に「こんがりママー」などと意味不明なことを言いながら襲いかかっていた。
最期は多くの女性の尊厳を踏みにじった色ボケ耄碌ジジイに相応しく、ジャコウウシに散々なまでに弄ばれ、首から下、特に股間を重点的に破壊されて惨死した。
奇しくも以前伊集院に断罪された外道と同姓だが関係性は不明。気持ち悪い顔のインパクトと「コンガリママぁ」という迷言である意味ネタにされている。
- 成田(なりた)
今回の断罪対象その2。佐郷と組んで「施設」のお得意様のニーズを満たす女性を度々さらっていた半グレ集団のリーダー。
銃の腕が自慢らしく、ワンハンドで瞬時に狙った部位にピンポイントで銃撃を当てるくらいの腕はあるが、それを小馬鹿にするように伊集院は水鉄砲で対抗。それでも伊集院の敵になるはずがなく、成田が放った銃弾は難なくかわされ、逆に伊集院の水鉄砲から放たれたハバネロ入りの液体を目にぶち込まれ捕獲された。最期は佐郷と同じ末路を辿った。こちらも伊集院と因縁ある元京極組の仁義外れの構成員であるガソリン兄弟の成田と同姓だがやはり関係性は不明。
- その他著名人
歌舞伎俳優、大企業社長、有名俳優等々、佐郷の施設を利用していた、いわゆる「一味違う刺激」を求めていた変態達で、自分の性癖に合う女性を度々リクエストして、拉致させていた模様。
拷問こそ免れたものの、伊集院がリークした顧客リストによって罪状が明るみに出たことで、全員が逮捕及び失脚と相なった。
- 豊島明美(とよしま あけみ)
今回の被害者かつ依頼人。日に焼けた褐色肌とミディアムヘアの茶髪の女性で、ビーチバレー選手。15年来の幼馴染である白河とコンビネーションで日本3位まで上り詰めていたが、成田たちに誘拐され、白河共々上記の佐郷や著名人たちの慰み者にされていた。しかし、白河の提案で客である著名人を盾に逃がすよう脅したものの、失敗して撃たれたが白河が庇ったおかげで命までは何とか繋ぎ止めたが遺体処理用のトラックで意識を取り戻すも白河はすでに絶命しており、白河の仇を討つと誓いながらも高速道路に飛び出して逃げたことで、伊集院に命を救われた。依頼完遂後は、白河の墓参りで報告をした。
- 白河(しらかわ)
今回の被害者、日に焼けた褐色肌で黄色かかった茶髪に髪を結んだ女性。豊島の幼馴染で彼女からは「シラちゃん」と呼ばれていた。姉御肌の勝気な女性で彼女の精神的支柱のような存在でもあり、誘拐され慰み者にされていた後も「このままではだめだ」と脱走を提案した。しかし、食事用のフォークで脅したものの成田の発言で戸惑いを見せてしまったことで人質だった客に逃げられ撃たれてしまう。遺体運送用のトラックで豊島が目覚めたときには時すでに遅く、息を引き取っていた。
事件のモデル
拉致された女性が偉い人による強姦殺人の被害を受けたことから、今回のモデルは某国の慰安婦問題と思われる。また、かつて日本で起きた「プチエンジェル事件」にも、「政治家や権力者が顧客にいたのではないか」という噂があった。
余談
伊集院が椅子に足を組んで座るシーンが通例の冒頭のアバンだが、今回は趣味のバイクに乗って伊集院がツーリングと洒落込むシーンという、これまでにない毛色で始まった。
冒頭で被害者女性である豊島が瀕死の状態で発見された際、周囲に人が数人いたものの、救急を呼ぼうかどうか躊躇っていたうえに伊集院が所持ていた医療キットで応急処置している様子を見て、丸投げして去って行く傍観者論理を見せていた。救急や警察を呼んだら対応する手間が増える事を考慮しても、伊集院シリーズに出て来るモブキャラ達の民度の低さが改めて露呈する事になった(手当した伊集院も瀕死の女性が目の前にいるにもかかわらず傍観者気取りでいる様子を内心嘆いていた)。
伊集院シリーズの警察はちゃんと機能しなかったり無能を晒す事が殆どであるものの、今回は最終的には伊集院のリークで誠実な対応を以て、悪徳著名人達は逮捕に至った(成田も被害者女性に「権力者がいっぱいいるから警察も味方しない」と脅しており、多くの権力者が結託すれば現実にそうなってる可能性は極めて高かった)。
また、ジャコウウシは劇中で牛と何度も言われているがジャコウウシ自体はウシ科でこそあれど ウシ亜族とは大きく離れたヤギ亜族の動物であり、正確な分類的には羊に近い。
なお、この回以降から拷問ソムリエシリーズは18時30分の公開が廃止され、このシリーズのみ40~50分辺りに動画が出るようになった。
関連タグ
パワーアップ版エクセター公の娘→人間ゼリーの刑→汚ぇレトルトハンバーグ
堂馬利信・大鳥・蛭谷:佐郷同様、伊集院に成敗された極悪政治家繋がり
冷凍拷問、極悪政治家の毒殺、フルボッコ…同じく、断罪対象が悪徳政治家。
護国蒼天会…障がい者ばかりを狙った極右テロリスト集団で会長の佐郷は伊集院に断罪され会は天羽組に殲滅された。今回の罪人も苗字が同じ佐郷であり、視聴者からは人を見下す点が共通していることから、二人は血縁関係ではないかと疑う声もあがっている。