『確かに、痴漢は女性にとって恐怖だろう。だが、男性にとっても、冤罪は人生を壊す脅威なのだ』
「それを我欲の為に、無実の人間に被せて、一人の人間を破滅に追い込むとは……!」
『この外道には、地獄すら生温い!!』
「お前の罪を清算する、閻魔だよ」
「その警察を騙しておいて、戯言を言うな」
「ふざけんな……よっ!!」
「やってんじゃねぇか……よっ!!」
「決まっているだろう。腐った外道を焼却滅菌するんだよ」
「頭がおかしいだと? ああ、おかしいかもな…… お前みたいな外道は、焼いてもいいと思っているからな」
「くたばりやがれ……男の敵が」
標的
脅迫した女性を使って依頼人の息子に痴漢の冤罪を着せ多額の慰謝料を要求して自殺に追い込んだ借金取りの男に執行。
概要
古代から近世までの世界各地でメジャーな処刑方であった火炙りの刑の一種で、ガリアやブリタニアなどのケルト語圏で行われた。本来のウィッカーマンは巨大な編み細工の人形状の檻に大勢の人間や家畜をぎゅうぎゅう詰めにして焼き殺す処刑法(※正確には生贄の儀式)で、通気性が良いため罪人は一酸化中毒にならず、檻全体に火が回るまで生かしたまま処刑できると言われている。
過程
馴染みのバーから出てきた罪人を伊集院が絞め落として確保。拷問室に叩き込まれた罪人は何をせずとも飛び起き、「これは犯罪だろ!」と喚き散らした。
伊集院はそれを無視して悔恨の念を問うたが、罪人は「証拠見せろ」とほざいた。伊集院は依頼人から託されたIDレコーダーを起動し証拠を提示。「証拠あんだろが」と詰め寄るも、罪人は「そんなもんフェイクだ」と言い逃れを続ける始末。キレた伊集院は罪人の睾丸をスレッジハンマーで破壊し、本番に移った。
全身を焼き焦がされる苦痛に耐えかね、命乞いをする罪人。しかし伊集院は「男の敵は死ね」とそれを容赦無く切り捨てた。最終的に罪人は黒焦げになって地獄に堕ちた。
加害者
- 痴漢冤罪の男 ×
今回の主犯。痴漢冤罪ビジネスを借金取り被害者の女性にやらせていた。
- 痴漢被害者役の女
痴漢されたフリをする担当。主犯に借金をしているらしくそれをエサにこの最低なシノギに加担させられ更には強姦もされていることが示唆されている。依頼人も同情したのか法の裁きで十分と考えている。
今回の痴漢冤罪事件にて依頼人の息子の話を一切聞かず冤罪を起こした無能警官2名。醜女と後から来た男で視聴者からは蛇蝎の如く嫌われている。
- 悪徳弁護士
主犯に雇われた弁護士。極めて高圧的な態度で依頼人を恫喝しこの冤罪事件に間違った判決を下す一因となった。
あとがき
痴漢の法定刑は6か月以下の懲役または50万円以下の罰金である。
余談
元祖「サツの不祥事」
なお、実行犯である女の方は借金を理由に男から脅されていた立場であり、本人も少なからず罪の意識があったことから、依頼人も女の方は法の裁き(おそらく懲役数年程度)で十分と語っており拷問の対象にはならなかった。また男の口車に乗せられて被害者男性に無実の罪を着せた警察官2名も同じく依頼人が糾弾しなかった為拷問の対象にはならなかった。
実際、警察が加害者側になる事自体は珍しくない伊集院シリーズでも罪人が起こした事件の冤罪を着せられるという過去最悪レベルの被害を受けた依頼者はこの事件の依頼者母子と吊り落とし回の須藤氏と断腸草回の宮内氏くらいなものである。
その他の痴漢冤罪ネタ
後の2021年10月3日に上がった「紅鬼伝説_元ヤン紅林二郎」の動画の冒頭にて依頼者の息子と同じ目に遭いそうになった中年のサラリーマン及び紅林二郎に悪事を目撃され撃退される犯人の半グレカップルと言う描写が描かれており、
これらはまさに紅林がもしこの事件に立ち会ってたらこうなっていた(依頼者の息子も救われていた)と言うIFと見れる。
そして、更に後年の2023年3月1日の「華の天羽組」にて、なんとよりにもよって天羽組の狂人兄貴の一人で現若頭の野田一に痴漢冤罪を吹っかけた運の悪すぎる(ある意味では幸運とも言える)犯罪者男女が登場した。勿論、あの野田にそんな事をしてタダで済むはずはなく、女は顔面を殴られ、指示をした主犯の男は両脚を野田名人の滅多刺しで粛清されていた。とは言え、一応はカタギの人間なので、殺されなかっただけまだマシな方なのだろう。
そしてこちらもサツを呼ばれる前に野田自身が自力で潔白を証明した事もあり依頼者の息子の二の舞と言う後味の悪い結末には至らなかった。
あとがきでは珍しく拷問に関する裏話ではなく、現在の法律についての話に触れている。
関連タグ
ヒューマンバグ大学 伊集院の拷問纏め 伊集院茂夫 火刑 生贄
室屋柊斗:天王寺組の武闘派極道。依頼者の息子と同様に、痴漢冤罪の汚名を着せられ、(冤罪とは関係ないものの)その命を散らしてしまった人物。しかもこちらはネットに虚偽の情報を載せられると依頼者の息子よりタチが悪く死んでも未来永劫消えない傷跡を受けている。