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豊田商事会長刺殺事件
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豊田商事会長刺殺事件

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とよたしょうじかいちょうしさつじけん

豊田商事会長刺殺事件とは、日本の事件(殺人事件)の一つ。1985年に大阪府にて発生したもので、テレビでの生放送中に発生するという衝撃的な展開など、様々な面で話題を呼んだ事件でもある。

概要

時は1980年代、大阪市北区を中心に高齢者を標的にした詐欺事件が発生し、世間の耳目を集めていた。

悪事を働いていたのは、「葬式代までふんだくれ」をモットーに暗躍していた豊田商事というグループであり、CMまで作って犯罪集団とバレない様にカムフラージュしていたために騙されてしまう被害が多発し、中には財産をすべて奪われ自殺にまで追い込まれてしまった被害者もいた。

某有名自動車会社の名を使いあたかもそのグループであるかのように思わせるが、全く関係のない会社である。


だがそんな悪行が長続きするはずもなく、豊田商事の悪事が表沙汰となった末に会長の永野一男も逮捕される運びとなったのだが・・・正に逮捕が行われると見られていた1985年6月18日に、この凄惨な事件が発生することとなったのである。


公開処刑

永野の逮捕の瞬間を撮ろうとマスコミ等の報道陣が、当時大阪市北区天神橋にあった永野の自宅に押し寄せる中、突然二人組の男性が乱入したのは16:30頃のことであった。報道陣の中に割り込むように入った二人のうちの一人はその際、

「もう金はええ。永野をぶっ殺してくれと頼まれたんや」

と嘯いているが、報道陣は戯言だと判断したのか、少なくともこの時点ではあまり大事として捉えてはいなかった。


椅子を永野宅のドアに向けて叩き付ける行為を皮切りに、報道陣も流石に慌て始めたものの時既に遅く、二人組のうちの一人が鉄格子に覆われた大きな窓の存在に気付くと「そんなもん取ってまえ!」と叫び蹴りで力づくに破壊し、周囲の制止も聞かずに部屋へ押し入った。

直後、部屋の中では物が散乱する音や永野の「ギャー!」という悲鳴が響き渡り、「助けてくれ!」と永野が叫ぶも周囲は助けようとせず(もっとも、この時点で犯人が刃物を所持していることは既に判っていたため、そういった方面では素人の取材陣に、警察を呼ぶ以外に何か出来たかと言われると厳しいとも言える)、「今大変なことが起きております!」と撮影を続けるのみであった。

その間にも、二人組のうちの一人が「お前は死刑や」と永野の頭を切り付け、寝室まで追いつめると「死ね!」と叫び腹部を一突き、永野は「ギャッ」と断末魔の叫びをあげると遂に沈黙した。暫くして返り血で血まみれとなった二人が割った窓から出てくるや、「コイツを撮ったれ!」と叫び、もう一人も「おーい警察呼べはよ!俺が犯人や!」と自らが永野を手に掛けたことを宣言、二人は現行犯で逮捕された。


襲撃された永野は救急車で搬送されたものの、頭部や腹部への刺突が致命傷となり間もなく死亡した。


その後

豊田商事事件の主犯であった永野の殺害は、一連の事件における金の流れなどの真相判明が限りなく困難になったことを意味するものでもあり、結果事件はそのまま迷宮入りしてしまい、被害者への被害金の返済は一時絶望視されたこともあった(※)。このことから本事件は、関係者の誰かが口封じを企図して実行犯の2人に、永野の殺害を依頼したものではないかと疑う声も根強く残されている。


犯人の2人は大阪地裁でそれぞれ懲役10年、懲役8年の刑が言い渡されたが控訴し1989年、1990年に刑が確定した。


備考

生放送中に発生してしまった殺人という衝撃的な事件であり、NHKのアナウンサーは「子供には見せないでください!」と慌てて叫んだという。


殺害の瞬間こそ映像には残されていないものの、当時発売された雑誌には主犯の二人によって瀕死となった永野を引き摺りされた様子の写真が掲載されたことがある。検索するとその写真も出ない訳ではないものの、誇張抜きで凄惨な光景であるため、検索は自己責任で行うよう十分に留意されたい。


後に中坊公平らの尽力により、絶望視されていた被害金の返済は10%ほどはなされたという。10%だけと思われるかもしれないが、そもそもこの手の詐欺事件では全額返金そのものが難しく、10%だけでも十分いい方なのが実情である。

奇しくも後年、同様に報道陣の眼前で村井秀夫(オウム真理教幹部の一人)が刺殺されるという本事件を思わせる事件も発生しているが、その村井は1989年に発生した坂本弁護士一家殺人事件にも深く関与していたと見られており、その被害者の一人である坂本堤も本事件における管財人弁護士団に参加していたことで知られている。


本事件発生の翌年には、滝田洋二郎がメガホンを取った映画『コミック雑誌なんかいらない!』が封切られているが、制作当時現実に発生した数々の事件・事故を取り扱った同作において、本事件(および豊田商事事件)もまた題材の一つとして取り上げられており、殺害犯の片割れをビートたけしが演じている。


漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』第53巻に収録の「銘菓ゴキブリくんの巻」では、悪徳商法を咎められた主人公が、「銃剣を頭に刺した会長の商法に比べれば可愛いもんだ」と名前こそ出してないものの、本事件を引き合いに出して開き直っている。流石に不謹慎過ぎる為か、重版以降は台詞が修正された。


関連タグ

殺人事件 放送事故 公開処刑 詐欺 私刑


豊田商事


外部リンク

豊田商事会長刺殺事件 - Wikipedia


関連動画

概要

時は1980年代、大阪市北区を中心に高齢者を標的にした詐欺事件が発生し、世間の耳目を集めていた。

悪事を働いていたのは、「葬式代までふんだくれ」をモットーに暗躍していた豊田商事というグループであり、CMまで作って犯罪集団とバレない様にカムフラージュしていたために騙されてしまう被害が多発し、中には財産をすべて奪われ自殺にまで追い込まれてしまった被害者もいた。

某有名自動車会社の名を使いあたかもそのグループであるかのように思わせるが、全く関係のない会社である。


だがそんな悪行が長続きするはずもなく、豊田商事の悪事が表沙汰となった末に会長の永野一男も逮捕される運びとなったのだが・・・正に逮捕が行われると見られていた1985年6月18日に、この凄惨な事件が発生することとなったのである。


公開処刑

永野の逮捕の瞬間を撮ろうとマスコミ等の報道陣が、当時大阪市北区天神橋にあった永野の自宅に押し寄せる中、突然二人組の男性が乱入したのは16:30頃のことであった。報道陣の中に割り込むように入った二人のうちの一人はその際、

「もう金はええ。永野をぶっ殺してくれと頼まれたんや」

と嘯いているが、報道陣は戯言だと判断したのか、少なくともこの時点ではあまり大事として捉えてはいなかった。


椅子を永野宅のドアに向けて叩き付ける行為を皮切りに、報道陣も流石に慌て始めたものの時既に遅く、二人組のうちの一人が鉄格子に覆われた大きな窓の存在に気付くと「そんなもん取ってまえ!」と叫び蹴りで力づくに破壊し、周囲の制止も聞かずに部屋へ押し入った。

直後、部屋の中では物が散乱する音や永野の「ギャー!」という悲鳴が響き渡り、「助けてくれ!」と永野が叫ぶも周囲は助けようとせず(もっとも、この時点で犯人が刃物を所持していることは既に判っていたため、そういった方面では素人の取材陣に、警察を呼ぶ以外に何か出来たかと言われると厳しいとも言える)、「今大変なことが起きております!」と撮影を続けるのみであった。

その間にも、二人組のうちの一人が「お前は死刑や」と永野の頭を切り付け、寝室まで追いつめると「死ね!」と叫び腹部を一突き、永野は「ギャッ」と断末魔の叫びをあげると遂に沈黙した。暫くして返り血で血まみれとなった二人が割った窓から出てくるや、「コイツを撮ったれ!」と叫び、もう一人も「おーい警察呼べはよ!俺が犯人や!」と自らが永野を手に掛けたことを宣言、二人は現行犯で逮捕された。


襲撃された永野は救急車で搬送されたものの、頭部や腹部への刺突が致命傷となり間もなく死亡した。


その後

豊田商事事件の主犯であった永野の殺害は、一連の事件における金の流れなどの真相判明が限りなく困難になったことを意味するものでもあり、結果事件はそのまま迷宮入りしてしまい、被害者への被害金の返済は一時絶望視されたこともあった(※)。このことから本事件は、関係者の誰かが口封じを企図して実行犯の2人に、永野の殺害を依頼したものではないかと疑う声も根強く残されている。


犯人の2人は大阪地裁でそれぞれ懲役10年、懲役8年の刑が言い渡されたが控訴し1989年、1990年に刑が確定した。


備考

生放送中に発生してしまった殺人という衝撃的な事件であり、NHKのアナウンサーは「子供には見せないでください!」と慌てて叫んだという。


殺害の瞬間こそ映像には残されていないものの、当時発売された雑誌には主犯の二人によって瀕死となった永野を引き摺りされた様子の写真が掲載されたことがある。検索するとその写真も出ない訳ではないものの、誇張抜きで凄惨な光景であるため、検索は自己責任で行うよう十分に留意されたい。


後に中坊公平らの尽力により、絶望視されていた被害金の返済は10%ほどはなされたという。10%だけと思われるかもしれないが、そもそもこの手の詐欺事件では全額返金そのものが難しく、10%だけでも十分いい方なのが実情である。

奇しくも後年、同様に報道陣の眼前で村井秀夫(オウム真理教幹部の一人)が刺殺されるという本事件を思わせる事件も発生しているが、その村井は1989年に発生した坂本弁護士一家殺人事件にも深く関与していたと見られており、その被害者の一人である坂本堤も本事件における管財人弁護士団に参加していたことで知られている。


本事件発生の翌年には、滝田洋二郎がメガホンを取った映画『コミック雑誌なんかいらない!』が封切られているが、制作当時現実に発生した数々の事件・事故を取り扱った同作において、本事件(および豊田商事事件)もまた題材の一つとして取り上げられており、殺害犯の片割れをビートたけしが演じている。


漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』第53巻に収録の「銘菓ゴキブリくんの巻」では、悪徳商法を咎められた主人公が、「銃剣を頭に刺した会長の商法に比べれば可愛いもんだ」と名前こそ出してないものの、本事件を引き合いに出して開き直っている。流石に不謹慎過ぎる為か、重版以降は台詞が修正された。


外部リンク

豊田商事会長刺殺事件 - Wikipedia


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