概要
殆どの場合で殺害後に切断されることが多い。その理由として、犯行の隠ぺいや被害者の身元を分からなくするなどの他に、被害者に対する憎悪から行うこともある。また欧米では、精神異常者による快楽殺人とされることが多い。
バラバラ殺人のタイプ
バラバラ殺人には大きく分けて三つのタイプに分類される。
隠ぺい・遺棄
この場合死体が発見されなければ事件は発覚せず、被害者が発見されない限り警察は行方不明として扱うため殺人事件の発覚を遅らせることが可能である。また、切断する事によって運搬しやすくなったり隠しやすくすることが出来る。他にも、山林に遺棄することで野生動物に食べさせることで隠ぺいしたり、首や指などを切断することにより身元確認を遅らせるといった方法もある。
挑戦・公開
この場合は主に警察などの捜査当局への挑戦や、死体の一部を人目の付きやすい場所にあえて遺棄することで事件の異常性を際立たせるために行う。また、精神異常者が死体から別のものを作る加工・展示がある。
見せしめ・制裁
暴力団やマフィアが自分たちの邪魔になる人物や裏切り者への制裁や、復讐相手に制裁を下したことアピールする場合。
日本におけるバラバラ殺人
日本の刑法では死体を分割するのは死体損壊罪にあたるため、殺人事件とともに死体損壊事件であるため、警察による発表の際は「殺人・死体損壊事件」になる。因みに「バラバラ殺人」という言葉が世に浸透するきっかけになったのは、1932年に現在の東京都墨田区で発生した玉の井バラバラ殺人事件で、当時の東京朝日新聞(現朝日新聞)が記事でバラバラ殺人と表現したことにより、以降死体を切断した事件のことを指す言葉として定着するようになった。