わかった。戸狩玄弥くん。君イッコ昇進。
CV:畑耕平
公式サイトでの解説
関西系組織 天王寺組の組長。
関西圏では非常に顔が広く、様々な組織のトップに頼られる存在。
組長直属の武闘派組織を抱え、関西では「三國を狙うことは死を意味する」とまで言われる。
概要
ヒューマンバグ大学にて登場する天王寺組の組長。2022年11月16日付の動画でシルエットのみ登場、その後戸狩伝説において(明言はされていないものの)当時の若頭として容姿が明かされたうえで、2023年7月8日付の動画にて正式に登場した。
他組織の組長たちと同じく妻帯者であり、妻の三國弥生は羽王戦争終結後に始まった「天王寺組です」シリーズにて登場した。
人物
容姿
銀髪の七三分けヘアーに薄めの青い色の眼、上唇と顎に薄っすらと髭を生やし、ダンディーな雰囲気も感じさせる風貌が特徴的な壮年の男性。
紺色のスーツに青系のシャツを着用している。
性格
大規模組織の組長だけあって、天羽組の武闘派にして女装の達人である香月紫苑でさえ威圧感を感じさせるが、基本的には気さくで気の良さを感じさせる人柄である。
直属の部下である陣内賢斗が潜入した香月を訝しんで連れ出そうとした際は場の雰囲気を壊さない配慮を込めて優しく諫める等、社交性も高い。
加えて、抗争に対しても「敵味方ともに最小限の被害で事を収めたい」というスタンスであり、比較的平和主義的な性格だと思われる。
組長クラスの間では「組のトップに相応しい道理をわきまえた人物」として知られており、事実、天羽桂司が「今回の関東侵攻計画が本当に三國の意志によるものなのか?」という疑問を抱くほど人格面は高く評価されている模様。
能力
大規模組織をまとめるだけあって手腕に優れ、多くの政治家ともコネクションを持っていたりと裏社会だけでなく表社会の人脈も相当広い。
また、若い頃は大嶽徳史とともに武闘派として前線で戦っており、戦闘力も決して低くはないと思われる。ただし、戦闘シーンがほとんど描かれていないので、正確な実力は不明。
ただ数々の戦闘を潜ってきたからか、バイトに扮した小林幸真を一目で見抜く眼力を持つ。
活躍
武闘派時代
- 2023年7月28日付の動画(大嶽徳史)
宴会のシーンでは舎弟の大嶽や上司に当たる大嶽の祖父と仲良くたこ焼きを食べていたほか、組を挙げた麻薬組織の粛正では作戦立案時に大嶽の知恵に頼っていた。
しかし、麻薬組織の粛正完了後に大嶽と共に事務所に戻ったところ、組長や大嶽の祖父を含めた多数の組員の亡骸で埋め尽くされた現場を見てしまい、事務所に待機していた関東極道をその場で全員殺害した。
「いい戦いっぷりや。ポイント1点。」
大嶽「それは貯めたら何になりますねん。」
若頭時代
戸狩伝説にて当時の幹部であった大嶽を傷一つつけずに守り切った戸狩を昇進させ、3ポイント?を与えた。明言はされていないが、容姿が酷似していることから当時の天王寺組若頭は彼だと思われる。
組長時代
動画終盤に登場。幹部の高見沢斗真が天羽組に暗殺されたとの情報を受けて初めて姿を現し(とはいえ影のかかった後ろ姿のみであったため顔までは判明していないが)、好きで関東侵攻を始めた大嶽を咎めていた。
「大嶽ぇ……お前が好きでやった関東侵攻エラい被害出てるやん。どないすんの?」
- 2023年7月8日の動画(小峠華太)
本格的に初登場。
自身や多くの政治家が参加されるパーティに参加しており、東京侵攻の大変さと傘下に入れた北大路組の組長らがヤクに手を出している事に頭を痛めている事を零す。潜入していた香月を訝しみ強引に連れ出そうとする陣内を優しく窘めた。
「表の政治と裏の政治 両輪回ってこの世は気持ちよう動く」
- 2023年7月29日の動画(小峠華太)
屋形船での宴会中、潜入していた天羽組の小林と接触する。
羽王戦争に対する自身の立場について問われた際、「大嶽の考えについて全肯定も全否定もできないため現時点では黙認しているが、トップとして大嶽に一任したケツは拭く」というスタンスであることを明らかにした。
- 2023年8月7日の動画(小峠華太)
羽王戦争の最終決戦前夜といえる回。
大嶽に電話で連絡を入れ、「大阪に帰ってこないか?」というニュアンスの話をするも、大嶽が不退転の決意を改めて示したことにより、彼の覚悟を再認識することになる。
一方で、大嶽には死んでほしくないという想いもあり、複雑な心境であることも明かされた。
- 2023年11月20日の動画(小峠華太)
羽王戦争の最終回。
関西極道の親分たちが一堂に会する会合に出席していたところ、独断で潜入していた小林と再会、彼に「この戦争についてどう落とし前をつけるか?」と問われた際に、大嶽のスピーチを聞いてからでも遅くないだろうと返したところで会合が始まった。
ただ、流石の三國も会合で大嶽が自爆することまでは想定しておらず、自分の非を認めたうえで全責任を取るため手榴弾で自爆するという意志を聞かされた際には驚愕の表情を浮かべていた。しかし、仮にも組長という立場、すぐに精神を立て直し、大嶽が自爆した後に自ら頭を下げたうえで次のセリフを述べた。
ウチのカシラの命を懸けた訴えです!どうか皆さん汲んでやってください!
大嶽と三國の本気度を認識した他組織の親分衆は、誰一人反論することなく全員が大嶽の意志を汲んで頭を下げたのであった。
ちなみに三國と別れた小林は現在の裏神の母体になったマッド・カルテル日本支部の息が掛かった(と思われる)丸高会の構成員を始末している。
- 2023年11月27日の動画(小峠華太)
羽王戦争編の(天羽組サイドの)アフターストーリー。
大嶽の告別式にて、約30年にもわたる弟分との付き合いを思い出し、悲しみの涙を浮かべていた。
しかし、感傷に浸っている中、五条組の若頭である佐久間義景が来たことで状況は一変する。佐久間は大嶽の最期を皮肉るような発言をしていたため、渋谷らと一触即発になる。三國も不快に思ったが冷静に注意したうえで遠回しに帰るよう仕向けた。
- 2023年12月08日の動画(戸狩玄弥・渋谷大智・似鳥正男)
陣内の代わりの戸狩と椎名に護衛されていた。途中、襲撃されるも椎名が襲撃者を始末した。
- 2024年1月17日の動画(伊集院茂夫)
天王寺組のシマで女を不当に攫う外道がおり、側近の陣内が怒りを隠せずにいた。
そのことに関して、天王寺組の怖さを見せつけるために陣内に粛清を命じた。
その際は2022年以来見せてなかった組長としてのドスの聞いた声と貫禄をみせている。
「あぁ、舐められたもんや。サツも鼻薬嗅がされて動かん。お前が行って天王寺組の恐ろしさ思い知らせぇ」
- 2024年03月13日の動画(戸狩玄弥)
ある意味ここまでが羽王戦争アフターストーリー。
大嶽の墓参りをしている戸狩の後ろから大嶽の声真似をして驚かす。どうやら戸狩に何度も仕掛けている模様。その後、戸狩と共に大嶽との思い出を振り返りつつ彼に大阪城で花見をすることを知らせる。
大花見大会では乾杯の発声をボケと金言を挟みつつ行なった。
戸狩の口から実は大嶽の死後(野田一の若頭就任後か?)に陣内と共に天羽組へ謝罪に行ったことが判明している。天羽に対して憎しみの連鎖を作らないよう関西圏に広めることを約束した。
無事だったことを驚く戸狩に大嶽を殺さなかったから自分も殺されるわけないと答えている。
会もひとしきり盛り上がったところで中締めを頼まれた戸狩がぶっ飛んだ中締めの言葉を言った為、「マイナス3ポイント」と告げた。
「アホ 何回騙されんねん 俺や」
「みんなのアイドル大嶽がおらんなって酷い大嶽ロスに苦しんどるやろ」
陣内「親父…福山ロスみたいに言うてる」馬渕「なんかちゃいますよね」
椎名「いいえ 俺は同意します」
「せやけどなぁ大阪弁しか喋られへん諸君…」
周り「親父もです」
「進まないなら退きなさい 退かないなら進みなさい」
「大嶽の残したもんを背負って俺等は進んで行かなアカン」
「天羽親分は大嶽生かしたんや 俺を殺そうとするわけあらへんがな」
「関西一円この三國が責任を持って伝え続けるよう尽力します」
「今のスピーチ マイナス3ポイント!」
渋谷「親父そのポイント何に使えますの!」
余談
戸狩伝説
戸狩玄弥の過去回で彼が新人時代に若く見える三國らしき人物がいた事から、大嶽の前任の若頭は三國と思われる。
ポイント制度
三國は優秀な組員に対して働きに応じた「ポイント」を与えているが、そのポイントが何に使えるかに関しては現状全く説明がない。そのため、渋谷大智を筆頭に、制度の詳細がわからないままポイントだけが貯まっている状態の組員も少なくない模様。そもそも入門当時からの付き合いである大嶽でさえも死ぬまで理解出来なかったために戸狩や渋谷たちが理解出来ないのも当然とも言える。また、このポイントは組員のみならず宿などの無生物にも付与できることが判明している。
なお、多くの構成員からポイントの使い道について質問されているにもかかわらず、何故か頑なに制度の詳細を語ろうとしない。
組長直属部隊
三國は組内の諸派閥とは別に、自身が直接指揮できる直属部隊も保有している。この部隊には陣内や椎名和海に若かりし頃の戸狩など、天王寺組の中でも別格クラスの猛者たちが所属しており、それゆえに関西では「三國を狙うことは死を意味する」とまで言われている模様。
関連タグ
天羽桂司 - 敵対組織である天羽組の組長。率いている組織の規模こそ異なるが、三國と天羽は威厳がありつつも根は温厚で人脈の広い組長という共通点がある。
日下孝次郎 - 前回の関東侵攻で敵対した京極組の先代組長。若頭より後に登場した大規模組織を束ねる組長という点が共通している。
五十嵐幸光 - 京極組の先代若頭で現組長。
天王寺組キャラクタータグ
戸狩派: 戸狩玄弥 渋谷大智 室屋柊斗 岸本隆太郎 馬渕春斗 似鳥正男 高槻