想いを託されたなら国生がお前を助けてよかったと思えるように “任侠に生きる“のがテメエに出来る唯一の事だろうが!
概要
京極組は4代目組長が亡くなり日下孝次郎が5代目組長に就任してから、良識派の構成員と、仁義外れの構成員に分かれた。良識派は汚いシノギでは無く店の用心棒やシマ荒らしへのカチコミを主なシノギとしている他、仁義外れたちへの内部粛清を行った。
バラバラだった状態の京極組を纏めあげようとしていた久我虎徹を始めとする良識派達は立場を問わず仲間意識と正義感が強くチームでカチコミをしたり様々な情報を共有するシーンが多い。更に黒焉街のサツは汚職と横暴が横行しているためカタギはサツよりも彼等を頼りにしている。
ただし無能暗君のせいで「親の命令は絶対」という極道の掟に完全に足を引っ張られ、彼かの私用や采配ミスの数々には従わざるを得ない状態にあった。さらに仁義外れな行為も強要されるが故に同じく任侠であるはずの天羽組からは(内部抗争を知った上で)一緒くたに敵対視されていた。
ちなみに良識派と仁義外れの内部抗争は京極組内部以外では小峠華太のようにヤクザ事情に余程詳しい者にしか知られていない。小峠は舎弟の速水泰輝や飯豊朔太郎にはこのことを教えているようだがどれくらいこの内部抗争が知れ渡っているかは不明。久我の学生時代のライバルで狂人ヤクザの噂をよく聞く紅林二郎ですら京極組の内部抗争を知った時には驚愕していた。
後に日下が暗殺され、そして真相を知った若頭である五十嵐幸光の魂のケジメ取りを天羽組に見せた事で、馬鹿にならない代償と引き換えに戦争を終結した。
後に五十嵐が6代目の組長を襲名し、これまた因縁深い半グレ集団「羅威刃」との決着へ本腰を入れる事となった。一方で羅威刃の関係者以外に元構成員の起こした悪質な事件や悪徳刑事の起こした振る舞いが原因で、シマとしている黒焉街やそこに住む人達の間にある信用関係に傷を受けては回復に努める場面も増え始めた。また、組内が良識派の構成員で固まってきたのもあり、団結力や絆は一層強く深いものとなった。
そして、京羅戦争で京極組陣営は3人の犠牲者(国生・西園寺・鷹橋)を出し多くの怪我人や傷を残しながらも羅威刃のリーダーである城ヶ崎賢志を討ち取った事で勝利と言う形で終結するに至った。
余談だが、現時点で生存している良識派の構成員、とりわけ戦闘の主力となる面々は20代~30代の者ばかりであり、また組長の五十嵐も46歳前後であり、若頭は35歳前後の六車が務めているので天羽組と比べて全体的に若い人間が多いのが目立つ。獅子王組も同様に若い世代が多いのだが、あちらには古株に柳楽和光がいる。(後に眉済の体制後は若頭代理に龍本が就任したことが判明。)その為、敵対組織との戦争で五十嵐もしくは六車辺りが命を落とすと最悪、京極組が瓦解してしまう可能性を孕んでいる。
現在の良識のある構成員
下記構成員のうち、守若、佐古、花沢は良識派の中では問題児扱いされている。こちらについては京極組仁義外れの構成員にも合わせて記載している。
主人公
- 久我虎徹(くが こてつ)
CV:伊藤タカユキ
紅林二郎シリーズにて初登場し、公式Twitterにて名前が判明。そして、2021年12月8日から京極組シリーズの主人公となった。「天羽組に最強の敵、現る」とも言われている。異名は「京極組の久我」。9月1日生まれ。
天京戦争開始時点で生き残っていた組員の中で上から16番目の年齢。
「俺が日本一の極道になる……。」
- 佐古大和(さこ やまと)
CV:ヤシロこーいち
京極組に入って二年目(初登場時)の若手組員で情報収集を主とした裏方を担当している。普段はお調子者の性格であるが、得体の知れない上にやたらと構ってくる守若に対しては苦手意識を抱いている。久我でも知らない情報を知ったりしている情報通。久我が獅子王組に出向したり、戦闘不能に陥った際、代役として主人公を担当している。
カタギには優しく応対し、傷付いた仲間を見舞う際無事が解ると安堵し感涙するなど心根は優しい為、基本的には良識派として扱われる。しかしその一方で、「合コンに行くために上の立場の者の命令をすぐに聞かない」「軽い気持ちで兄貴分の地雷に触れる」「傷ついた仲間の目の前で、その様子を差し置いて私事の解禁を喜ぶ」など、良識ある極道にあるまじき軽薄な態度だと評価される言動をたびたび見せている。そのせいで調子に乗りすぎた挙句、久我などの先輩構成員から制裁されることもしばしば。とは言え鉄刀兄弟など論外の組員と比べればずっと真面目に職務に取り組んでいる。
そして後に裏切り者となった鉄刀兄弟へのケジメとなる決戦を経て覚醒し、一人前の極道へと着実に歩み始めている。
天京戦争開始時点で生き残っていた組員の中で21番目の年齢。
「この辺は悪い奴いますから、お困りでしたら何かお力になりましょうか?」
「京極組をなめんなぁ!こんな程度、かすり傷だろうがぁああ!」
上層部
- 五十嵐幸光(いがらし ゆきみつ)
CV:ヤシロこーいち
京極組の若頭。20歳の頃の久我を極道にスカウトした人物で、久我の才能には期待をかけており、久我も彼の指示には忠実に従っている。5代目組長だった日下が天羽組との戦争で死んだ後、2022年6月12日付の動画で6代目組長を襲名した。
なお、ファンの間では長い間、違法に売られていた京極組の若頭の名刺に記載されていた「名無権三」が彼の名前だと思われていたが、公式Twitterにて「名無権三」は本名ではないことが明かされた。
若頭になる以前はバリバリの武闘派として最前線で戦っており、現役時代は河内組(当時)の龍本雅幸とも互角に渡り合える程の強者だった。ちなみに妻の「梢」がいる。
天京戦争時点で生き残っていた組員の中で上から3番目の年齢。
「久我、お前は将来デカイ男になる器だ。ウチで男を磨かねえか?」
- 六車謙信(むぐるま けんしん)
CV:ヤシロこーいち
狂人その23。異名は「阿修羅の六車」もしくは「二刀流の六車」。西園寺と国生が亡くなった後の京極組幹部そして若頭代理となった。
京極組のバトルモンスターで一条と同じく組最強格。10年の時を得て刑務所から出所した35歳の男。先代の時の切込み隊長であり、我流の双剣術で闘う白兵戦最強の鬼。
天京戦争時点で生き残っていた組員の中で上から6番目の年齢。
「後悔先立たず。死ね……仁義外れ……」
構成員(狂人)
- 近藤新平太(こんどう しんぺいた)
CV:ヤシロこーいち
狂人その17。異名は「メリケンサックの近藤」。御法度を破った構成員を処罰或いは処刑する執行人の様な人物。ナックルダスターを装着した拳による強烈なパンチで敵を殴り倒す。普段は良識ある好人物だが、戦闘モードになると恐るべき狂人と化す。
天京戦争時点で生き残っていた組員の中で上から7番目の年齢。
「オタマジャクシをぅ、殺せば世界平和ァァァゥ!!」
- 二階堂将平(にかいどう しょうへい)
CV:ヤシロこーいち
狂人その14。異名は「アームナイフの二階堂」。
腕に装着したアームナイフで敵を斬りつける元仁義外れの構成員。海瀬と同じく、紅林二郎シリーズにて初登場。京炎戦争終了後は事務方のトップとして五十嵐と六車を支える。
紅林に成敗されて以降、長らく再登場していなかったが、京羅戦争にて兄貴分の国生に更生することを誓って良識派へと改心した。
天京戦争時点で生き残っていた組員の中で上から8番目の年齢。
「舎弟を守る役割……俺にも手伝わせてくれませんか?」
- 高砂明夫(たかさご あきお)
CV:ヤシロこーいち
狂人その25。通称「京極組の心」。10月22日生まれ。オネエ系のヤクザ。武闘派でダガーナイフと拳銃を得手とする他、えげつない格闘で人体を破壊する。後輩に対して面倒見のいい性格の持ち主であり、久我も若手時代は世話になっている。4代目組長に拾われて仁義を学んだ生え抜きの良識派組員だが、それゆえに若手を使い捨てにする日下の暴挙に黙っていられず苦言を呈した為に、逆ギレした日下の不興を買ってしまい地方の漁師町に左遷されていた。
天京戦争時点で生き残っていた組員の中で上から9番目の年齢。
「だァれがバケモンGOよ! ボウヤ、イッちゃってイイわよ!」
- 一条康明(いちじょう こうめい)
CV:ヤシロこーいち
狂人その9。異名は「俳句の一条」。2月14日生まれ。京極組の中で久我と共に行動することが多い兄貴分。任侠を重んじ、非常に人望が厚い極道であるが、死刑宣告代わりに意味不明な俳句を詠む武闘派で、京極組最強と目されている。
天京戦争開始時点で生き残っていた組員の中で上から12番目の年齢。
「夕暮れに 半グレ殺す 一瞬で〜」
- 仙石薫(せんごく かおる)
CV:猫絵十兵衛
狂人その26。異名は「メリケンナイフの仙石」。11月13日生まれ。高砂と同じく日下から左遷されていた武闘派。本人曰く日下の顔を見ただけで殺意が止まらなくなる程の不仲だったらしい。「センス」や「美顔」をよく口にするナルシストな美青年だが、義理人情や仁義に篤い人格者である。
得物のメリケンナイフは殴ると斬るを両立させた改造武器であらゆる戦闘や拷問に使用可能。それを用いて苛烈な攻撃の数々を繰り出す。組内でも屈指の頭脳派であり、用意周到な作戦を好む。
天京戦争開始時点で生き残っていた組員の中で上から13番目の年齢。
「幸せな奴らですねぇ。美顔の俺に殺されるんですから」
- 守若冬史郎(もりわか とうしろう)
CV:畑耕平
狂人その24にして、現時点で京極組最凶クラスの組1番の狂人。異名は「刺身包丁の守若」。1月21日生まれ。
薄汚い欲に走って仁義外れのシノギに手を染めたりはしていないものの、半グレと軽く揉めただけで刺身にしたり、舎弟をおもちゃにした挙げ句勢い余ってカタギにも迷惑をかけるなど良識派とは言い難い行動が目立つ。
しかし、回を重ねるにつれ、困っていたり襲われている人がいたら助けるといった仁義を持っていたり、仲間がピンチのときは助けに入ったりする等、良識派としての側面も見られるようになってきた。
天京戦争開始時点で生き残っていた組員の中で上から14番目の年齢。
「お前何おばさんを騙してんだ? 刺身にするぞコラァ」
- 新城杏太郎(しんじょう きょうたろう)
- ルーク黒羽根(ルーク くろばね)
CV:ヤシロこーいち
狂人その7。異名は「手甲鉤のルーク」または「京極組史上最悪の殺戮兵器」。
普段は紳士的で寡黙な男だが、仮面をつけると別人のように変貌し、得物の手甲鉤で敵をズタズタに引き裂く。
かつてはクレーンゲームのアームを調整するというしょぼい詐欺に手を染めていた仁義外れの構成員であった。のちにそのようなシノギとは決別した、組からは干されている状態であったため、五十嵐に許して貰おうと裏で黒焉街の治安を守り、伊集院茂夫の悪人成敗に協力したこともある。後に組に復帰した。
「正義の行いで私は京極組に返り咲くのです!」
天京戦争開始時点で生き残っていた組員の中で上から15番目の年齢。
- 犬飼鷹四郎(いぬかい ようしろう)
CV:ヤシロこーいち
狂人その18。異名は「スレッジハンマーの犬飼」。京極組の圧倒的な実力を誇る新人で、その名の通りスレッジハンマーを得物とする凄まじいパワーの元半グレ。
天京戦争開始時点で生き残っていた組員の中で上から17番目の年齢。
「おらぁ! 粉々に砕けとけぇ!!」
構成員(狂人以外)
- 田中
2021年12月8日付の動画内の過去回想に少しだけ登場した人物。先代組長のボディーガードを務めており、怪我をして泣いている女の子に飴玉をあげたり、先代組長が襲われたときに身を盾にしてかばったりするなど、「任侠に生きろ」という先代組長の教えを忠実に守っていた組員の一人である。現在の生死は不明なため一応ここに記載する。
- 花沢伊織(はなざわ いおり)
CV:遠山春
京極組に守代を払っていた商社「花沢商事」の御曹司で3男。会社が事業に失敗し、寺に預けようとしたがそこでも断られた為、京極組のお世話になることになった。兄貴に対する敬意がなっていなかったり、カチコミに同行した際に敵を殺める覚悟が無くドスを握りながらも失禁するという失態を犯したりなどをするが、半グレの鬼畜の所業に関しては明確に許せないと判断する程の正義感も併せ持ち、カチコミ初日で死に直面する壮絶な体験を味わいながらも次の日には持ち前の明るさを取り戻し、海瀬の言葉をありがたく思い飲みに誘ってもっと話を聞こうとするなど純粋な後輩としての一面も見られる。このように一見チャラいが意外と図太く打たれ強い側面を見た久我からも実は「大物なのでは」「いいハートをしている」など早速期待されているようだ。
天京戦争開始時点では京極組に在籍していなかったが、天京戦争、京羅戦争で戦死した構成員も含めると、下から1番目(上からだと22番目)の年齢である。
「俺と飲むと楽しいっすよお、久我の兄貴」
- 赤坂祥太郎(あかさか しょうたろう)
元戒炎の末端構成員だが、曲がったことが大嫌いだったため、戒炎を裏切って京極組に入門した。
- 宮戸龍樹(みやと たつき)
元舞乱呼の構成員で、舞乱呼が戒炎に反乱を起こした際、我妻の護衛と戦闘し、勝利を収めた。その後、守若vs我妻を見て京極組で男を磨きたくなったため京極組に入門した。
在籍のまま退場した良識のある構成員
- 先代組長 ×
CV:ヤシロこーいち
京極組の四代目組長。名前は不明。仁義を重んじる任侠といった天羽組とも共通するような精神を持っていた人物で、組員達からは「先代」と呼ばれている。しかし、彼は多くの組員達から慕われる人格者であった一方、メキシコ系マフィアとの繋がりで極秘に違法薬物の取引をしていた日下の本性を見抜く(正確には大切なモノを守るには金や力が絶対に必要であると言う確固たる考え)ことができず、多額の上納金を調達して京極組の財政難を何度も救ったという大きな理由があったとは言え、(小西の件を境に)仁義外れの権化と化した日下をナンバー2の若頭に任命してしまった。いくら組の存続を支える事に大きく貢献した要素を加味してもこの間違った人選が、彼の死後に日下の権力を増長させ、京極組の腐敗に繋がった点を鑑みると、彼自身はそのつもりはなかったとはいえ、日下政権における京極組の腐敗には彼も少なからず関与していたと言わざるを得ない。なお、日下の死後における京極組では、五代目組長だった日下も一応「先代」とは呼ばれるが、基本的には五十嵐が六代目組長に就任した後も組員達は相変わらず四代目組長を「先代」と呼んでいる。
- 菱山(ひしやま) ×
CV:ヤシロこーいち
狂人その19。異名は「泣きの菱山」。2022年1月20日付の動画に登場。殺しの際は様々な理由で涙を流しつつ、標的を迅速に仕留める、京極組屈指の暗殺者であり拳銃の達人。かつてカチコミした際にヘマをやらかして警察に逮捕され、刑務所に10年間も服役しており、最近出所してきた。典型的なムショ帰りで、ムショ暮らしだった頃の習慣が抜けきっておらず、ぼんやりとしていたが……。
「お前らみたいな若く優秀な人間を守れるなら本望じゃねえか。」
- 相良颯誠(さがら そうせい) ×
CV:ヤシロこーいち
狂人その5。異名は「特殊警棒の相良」。紅林二郎シリーズにて初登場した京極組の武闘派組員。武闘派揃いの京極組の中でも武闘派中の武闘派で一二を争う残忍な極道。特殊警棒の使い手で、その実力は指折りの達人の域。元は仁義外れのシノギを行うなど外道構成員だったが、複数回にわたる久我との戦闘を経てその後は良識派の構成員になった。
冨樫宗司を殺害した事で天羽組に狙われ、仇討ちに向かった飯豊朔太郎との戦いで死亡した。
天京戦争開始時点で生き残っていた組員の中で上から10番目の年齢。
「舐めんなよガキが。金で極道のメンツは買えねぇんだよ!!」
- 鷹橋修也(たかはし しゅうや) ×
CV:遠山春
かつて久我と共に地元で暴れていた同じ高校の後輩。元鳶職で久我にスカウトされ、京極組良識派の構成員になる。久我をして「中々のモンスター」と称される程に喧嘩が強く、カチコミの現場でも即戦力として活躍していた。
京羅戦争で羅威刃のトップ城ヶ崎賢志と交戦するも、圧倒的な力の前に一方的に蹂躙され、惨死した。
天京戦争時点で生き残っていた組員の中で上から19番目の年齢。
「オラア! 皆殺しじゃあ! ザコは何人いてもザコ!」
- 西園寺健吾(さいおんじ けんご) ×
CV:ヤシロこーいち
狂人その21。異名は「パワーボムの西園寺」。京極組の幹部で元プロレスラーの武闘派。190cmの長身に屈強な肉体を持つ超人ハルクめいた体格の持ち主。京極組の中では数少ない世帯持ちで一人娘の由美子を溺愛していた。
天京戦争開始時点で生き残っていた組員の中で上から5番目の年齢。
京羅戦争で羅威刃のトップ城ヶ崎賢志・設楽紀明と下っ端と交戦するも、人数不利で設楽から心臓を一突きにされてしまい、六車などの舎弟たちに京極組を託し死亡。
「喧嘩の後の一服はうめえよなぁ」
- 国生英明(こくしょう ひであき) ×
CV:ヤシロこーいち
一応狂人その15。異名は「マチェットナイフの国生」。中堅組員の中で頭角を現している幹部にして武闘派の1人。
天京戦争開始時点で生き残っていた組員の中で上から4番目の年齢。
マチェーテを得物に組に仇なす者を無慈悲に斬り裂く武闘派な一方、人情深い性格の良識派で日下体制を快く思っておらず、久我も彼をリスペクトしていた。またその性格故、極道を張るには心優しすぎるとの評価もあるが、それ故に下の者からは慕われている。
中堅且つ良識派という点から、天羽組の小峠に近い立場と言えるかもしれない。また野田一とは組は違えど同期である。
「ゲスが。次に生まれる時は真っ当に生きるんだな!」
- 樫木(かしき) ×
CV:伊藤タカユキ
五十嵐を送迎する際の車の運転手を務めている1年目の新人舎弟。
海瀬に冷やかされたりと組内でも愛されキャラであった。
(久我曰く「組内で愛されている将来有望で可愛い奴だ」。)
京羅戦争の最中、五十嵐を自宅へ送る際に高城蓮太郎と秋元詩郎に襲撃されてしまい、送迎車ごと蜂の巣にされ、車の下へ手榴弾を投げられてしまう。助手席に座っていた海瀬が必死にフォローしたが、銃撃された際にタイヤがパンクしておりハンドルが利かず電柱に衝突してしまう。
海瀬は手榴弾が爆発することを察して五十嵐と脱出し、樫木も脱出させようとするが、そのさなかに高城が車内に樫木がいる状態で更に再び手榴弾を投げ込み、この爆発によって命を落とした。
- 浪岡常吉(なみおか つねきち) ×
CV:猫絵十兵衛
後述の佐古と同じく京極組に入って二年目の若手組員で、主に諜報を担当。京極組の中では数少ない頭脳派で佐古と同等かそれすら下回るほど戦闘力は低いが、情報整理に長けているらしく、独自に作ったコンピューターのシステムを用いて羅威刃や周辺の半グレの動向を日々追跡している模様。
「理論プリンス」を自称しており、座右の銘は「ペンは剣よりも強し」とのこと。
なお、彼の座右の銘を聞いた佐古は「極道に向いてないのでは?」とツッコんでいたが、実際の極道組織においては暴対法の影響で高い知能が要求されるシノギが増えているため、このような事情を考慮すれば、戦闘力面での不安はさておき、今後の京極組に必要とされている人材だといえる。
しかし、天京戦争開始時点で生き残っていた組員の中で上から20番目の年齢という若いながらも京炎戦争突入後にシマ荒らし粛清をすべくキャバクラ店に行った際、戒炎の我妻、緋田から襲撃を受けてしまい、同行していた野島を守るために自らが盾となって犠牲になった。
- 大園銀次(おおぞの ぎんじ) ×
CV:ヤシロこーいち
京極組の幹部で、主に後任育成を担当する教育係の様な存在。後に五十嵐が6代目組長に就任した際に彼が若頭就任となった。愛称は「ゾノさん」。久我からは深く尊敬され慕われており、大園も久我を「お前はトップになる男だ」と高く評価している。
天京戦争開始時点で生き残っていた組員の中で上から2番目の年齢。
京炎戦争で近隣極道と提携を行っている所を榊原周に見つけられてしまい、奇襲をかけられてしまい、最後はかつての舎弟の五十嵐が組長まで成り上がったことと自分の教育で多くの構成員が成長していったことを誇りに思い、その人生を終えた。
「久我、お前は上に駆け上がる男だ。代紋を軽んじちゃあいけねえ」
- 海瀬将悟(うみせ しょうご) ×
CV:ヤシロこーいち
狂人その8。異名は「金砕棒の海瀬」。紅林二郎シリーズにて初登場。車で轢かれたり崖から転落してもピンピンしている超人的な耐久力と優れた戦闘能力を持つ脅威の実力者。かつては仁義外れの構成員であり、元は病院を利用した狂気のシノギをやらされていたが、久我との喧嘩以降の何処かでそのようなシノギと決別した。良識派になって以降は久我と共にすることが多い極道。
天京戦争開始時点で生き残っていた組員の中で上から11番目の年齢。
京炎戦争で上堂新一を撃破し深手を負うも、持ち前のタフネスぶりで浪岡と大園の葬儀の時に戦線復帰。姐さんである五十嵐梢を護衛している最中、我妻と麻生成凪の襲撃を受ける。麻生の拳銃を破壊し久我と梢は逃げ延びたが自身は我妻との一騎討ちに敗れ命を落とした。
「ボケがァ! 滑落如きで死ぬかァ! 気合いでなんとかなるに決まってるだろうが!」
- 野島翔(のじま かける) ×
CV:伊藤タカユキ
狂人その10。異名は「斧の野島」、義足装着以降は「義足斧の野島」。5月19日生まれ。久我の舎弟で、油風呂の拷問の段取りが上手いと言われる。戦闘では斧を用いる純度100%の狂人でもあり、大斧の振り下ろしで人体を真っ二つにする。京羅戦争で足を切断されて以降は、義足を付けて活躍している。
天京戦争開始時点で生き残っていた組員の中で上から18番目の年齢。
京炎戦争で大切にしていた舎弟や自身を大切に育ててくれていた大園や海瀬が次々に死んだことで、戒炎に対する怒りが限界を超えてリミッターが外れてしまう。そして久我にさえ反抗的な態度を取るようになってしまっていた。
そんな矢先、友山組の会合の帰りに戒炎の襲撃を受ける。一時やられた傷で気絶していたが、途中で目覚めて戒炎探しに行く。その道中でトップの我妻に出会い襲い掛かるも、力の差は歴然で一瞬で追い詰められる。そんな中でも諦めることなく立ち上がるが、我妻に頸動脈を斬られたことで致命傷を負う。
心の中で今まで勝手な行動をしたことを久我に謝りながらその命を散らした。
「どうも金太郎です。マサカリで殺します!」
かつて在籍していた良識構成員
- 葛木
CV:伊藤タカユキ
相良の教育を受けていた20歳の若手組員。学生時代は幼馴染の菰田と共に暴れ回っており、自身が京極組に入り菰田が会社に務めるようになってからも付き合いを続けていた。しかし菰田が自身との付き合いを理由に暴力団との密接交際者と見なされて会社をクビになった(不当解雇である)ことに落ち込み、さらに親兄弟に迷惑をかけるわけには行かないとして極道から足を洗う決断をする。相良からはボコボコに殴られ、さらにニッパーで指を詰められかけるも久我の尽力で指が無事なまま除籍処分として組を抜けることができた。
改心前の相良についていたため外道なシノギに付き合わされた可能性もあるが家族や友人を思って除籍を申し出る性質からこちらに記載した。
- 別府 ×
CV:ヤシロこーいち
2022年2月26日付の動画に登場。四代目組長の時代からの組の重鎮で、カシラの五十嵐からも「さん」付けで呼ばれるほど組の中では尊敬され、五代目組長の日下からも重く見られていた模様。腕っぷしは勿論、鉄火場でも入門して日の浅い久我を必死で庇いながら修羅場を生き抜き、日常でも町の行事などに協力していたため組員だけでなくシマの住民から慕われていた。
「この町に腐った薬はいらねえ」
- 小西 ×
CV:ヤシロこーいち
2022年6月5日付の動画に登場。先代組長が現役、日下が任侠を重んじる極道であった時の日下の舎弟であり特に目にかけていた。暴対法によりまともなシノギが出来なくなり生活が困窮し、このままでは家族を養えないからと小西は組を抜け、極道から足を洗いカタギとなって結婚した妻と過ごしたが、恨みを持つ組織の人物から襲撃を受け、無惨にも殺されてしまった。彼の死によって、日下は舎弟を守る事が出来なかった己の不甲斐なさと、仁義や任侠の無力さに絶望し、結果として金と力だけに固執する仁義外れな考えになってしまった。
なお、敵対組織の天羽組にも小西という構成員がいるが、関係性は不明である。
元良識派、外道に堕ちた構成員
- 日下孝次郎 ×
CV:ヤシロこーいち
先代である5代目の組長。かつては五十嵐も憧れるほど義理人情に厚く舎弟たちからは慕われ、シノギに関しても右に出る者はいないので先々代からも「頭がキレる」と評されるほど有望な人間であったが、暴対法による極道組織の弱体化、そして可愛がっていた舎弟を失ったことが原因で仁義や任侠という言葉を否定し完全に外道に堕ちていった。組長に就任してからは、麻薬を始めとする汚いシノギを構成員に推奨させて自分は悠々とした生活を送ったり、息子の晋平の暴挙を許容してしまう等の悪虐非道の限りを尽くしたが、最終的に自身の短慮さが原因で発展してしまった天京戦争にて彼をターゲットに絞って狙っていた小林幸真に見つかり暗殺されてしまった。
天京戦争開始時点で生き残っていた組員の中で上から1番目の年齢。
「仁義? 任侠? それで飯食えんのかよ……それで組員守れんのかよ……ッ!!」
余談
ちなみに天羽組とは違い京極組に御三家兄貴は決まっていないが、「一条(天羽組における野田ポジ)、守若(天羽組における小林)、六車(天羽組における和中)」の3人が御三家という声が多い。
一方で20代後半である一条・海瀬が同期であることが確定しており、相良も海瀬に呼び捨てされていたことから相良も同期なのではないかという声が上がっている(相良が海瀬や一条をどう呼んでいたのかが判明していない以上確定ではないが)。この説を推している者からは「一条、海瀬、相良」が京極組における御三家という声も少なからず上がっている。
また、「たとえ一時期でも仁義外れだった者は御三家として相応しくない」という観点から「一条、六車、仙石」が御三家という説もある。またごく稀に「京極組幹部兼武闘派の3名」として「六車、国生、西園寺」という説もあるが定着はしていない。