「太刀筋が甘い 型を反復し基礎を固めなさい」
CV:ヤシロこーいち
待っていたぞ……招かれざる“概要“たちよ
次期人間国宝と言われる刀鍛冶。刀匠の傍ら、古流剣術の師範も務めており、警察まで剣術の指導に来ていた。
その一方で、一般人を巻き藁がわりに斬殺する殺人鬼であり、今回の依頼者である深町も宮沢によって夫を切り殺された(なお、深町は宮沢が一般人を惨殺した場面を目撃して警察に訴えたものの、上記の功績から退けられてしまった)。
彼は剣を「人斬り包丁」、剣術を「殺人業」と考えており、そもそも、人斬り自体が刀匠として高みに至る為の道具にすぎず、寧ろ犠牲者への罪悪感を抱くどころか自らの作品の礎になって本望だと思っている。一言で表わすならば「達成欲の為に他者を練習台の感覚で命を奪い取る通り魔の殺人鬼」にして、悪の人間国宝。
“経歴“は人斬り包丁……そして経歴は殺人業……人を斬らずしてそれを極めることは出来んわなぁ
至高とまで言われた伝説の刀鍛冶...無惨な最期
辻斬り行為を依頼者である深町の旦那に対して行ったことで、伊集院にターゲット依頼をかけられてしまう。
しかし彼はそれを読んでおり、復讐心を抱いている深町を利用して伊集院茂夫と流川隆雄をおびき寄せる作戦を立てる。そして依頼を受け取ったと見ると用済みと言わんばかりに深町を背中から斬り付けて死に追いやった。
その後読み通りに彼らが宮沢の屋敷に乗り込んでくると、すぐに戦闘に発展。だが、伊集院が鞘が収まったままの日本刀を構えると激昂して斬りかかったが、得意としている足薙ぎで両足を一撃で破壊され、確保された。
いつもの拷問室に連行されると、熱湯入りの水鉄砲をかけられ、伊集院から例の質問を問われても「犠牲者は皆、私が刀匠として高みに登るための礎」という罪悪感もないたわ言を抜かした事から伊集院に「そんなモノの礎に誰がなりたいというのだ」と唾棄されてしまう。
そして釜茹でによって全身の火傷、呼吸器を損傷してしまうと伊集院にカネを対価に拷問中止を要求するが、「この拷問は初めてでな……お前は練習台なんだよ。俺が高みに達する犠牲になれるんだ。喜んでいいぞ」と自分の論理を返されてしまい、さらに数分も煮込まれて死亡した。
そこの“余談“は気配の消し方が甘い。師匠なら解説を積ませるがいい
宮沢に執行された拷問である釜茹では石川五右衛門の処刑として馴染みが深く、ヒューマンバグ大学も2020年4月24日付の動画で取り上げられており、最期の生き様の場面は2021年末までのエンドカードとして採用された。
彼と伊集院が対決したときに伊集院が発した言葉「遅ぉい!」は普段の伊集院の声からは想像もつかないような声質であり、多くの視聴者の腹筋を崩壊させた。
それと同時に宮沢も動画内で発したインパクトのあるセリフの数々や外道ながら伊集院に攻撃をあてる(現在でもこれが出来ているのは和中蒼一郎・元雲嵐・小湊圭一・山田康生・金鳳智・世良蓮二郎・新城杏太郎・鳳崎桔平・岸辺克治ぐらいしかおらず呉兄弟・東雲竜政・渋谷大智・秋元詩郎・智也でさえも当てられなかった)ほどの強さを持つこともあってか一部の視聴者からは謎の人気があり、SNS上ではネタ動画が散々あがっている他にもセリフが語録のように使われている。
一部では1話しか登場していないゲストキャラであるにもかかわらず佐竹博文や佐古大和と並ぶほどのネタキャラという声もあるほど。宮沢絡みの様々なネタ動画がYouTubeには投稿されており、その中には宮沢が尋常ではない強化がされているものもある。
そのネタは宮沢の声を担当したヤシロこーいち氏にも届いており、2023年元旦でのヒューマンバグ大学のツイートに挙げられた画像に絶対この中に宮沢入れる奴いるとコメントしていた。
その後「宮沢は再登場するのか」というファンの質問に対し「実は生きていた! ってなるかーい。」と見事なまでの回答をしており、公式からもネタとなるという、ある意味伝説のキャラクターとなった。
朝鮮語版のヒューマンバグ大学でも晴れて登場しており、その事から視聴者は盛り上がりを見せていた。釜茹でされる場面が修正された他、伊集院の例の叫びも本家と比べて大人しめになっている。
警察を頼れぬあの“セリフまとめ“が腕の立つ編集者を連れてくると踏んで一覧を作らせたのよ
いいえ、私の腕などまだまだ未熟……精進あるのみです(評論家に刀を見せて出来の良さを称えられた際の台詞)
太刀筋が甘い。型を反復し基礎を固めなさい(剣道選手と一戦交えた後の台詞)
ちょっとそこの人……危ないですよ(ちょっと酔っている普通のカタギに向けて発した死刑宣告)
今日の木偶はなかなか手ごたえがあった。剣は人斬り包丁、そして剣術は殺人業。人を斬らずしてそれを極めることは出来んわなぁ(上記のカタギを辻斬りした後の台詞)
ようこそ、待っていたぞ。招かれざる客人達よ(伊集院、流川が宮沢と邂逅した際の台詞)
そこの若造は気配の消し方が甘い。師匠なら鍛錬を積ませるがいい(伊集院に流川の未熟さを指摘する台詞)
あの女を泳がせた甲斐があった。腕の立つ輩を二人も呼び寄せたのだからな(深町氏への冒瀆)
警察を頼れぬあの女が、腕の立つ刺客を連れてくると踏んで利用したのよ(伊集院を呼び出した理由を話す際の台詞)
ほう……貴様も刀を修めた身か(伊集院と刀を交える前の台詞)
何のつもりだ? 何故抜こうとせん!?(鞘を修めた状態で戦闘する伊集院に対する疑問)
阿保が! その増上慢、貴様だけでなく……弟子の命を差し出しても贖えんぞ!(伊集院の煽りにキレた宮沢)
我が流派は実戦に即した剣。剣道とは違うのだ(伊集院のズボンをかすめた直後の台詞)
まだ抜く気はないか?(伊集院に対し、剣を抜けと促す宮沢)
ほざけェ!! ならば三味線を弾いたまま死ぬがいい!!(遅ぉぉぉぉぉぉぉぉい!!!)
な...なんのつもりだ貴様!? 私は次期人間国宝だぞ!!(拘束された状態で目覚めた直後の台詞)
あれは私が刀匠として高みに至るために必要な犠牲だ! 人を斬らねば刀の真価は分からん! 私の作品の礎になるのだ! 犠牲者も本望だろう!!(悔恨の念を問われた際に飛び出た戯言)
あぢぃ! あぢぃっ!! だずげでぇぇぇぇぇっ!!(外道の叫び声)
ゆ……ゆるしてください! お金……あげますから……(命乞い)
我が流派は実践に即した剣……“考察“とは違うのだ
宮沢との戦闘で伊集院は日本刀を用いたのだが、一切抜刀せずに鞘に収まったまま使った。以前、日本刀を使ったのは天羽組の和中との戦闘だが、その時は即座に鞘から抜いた。よって、和中と比べて腕は数段劣ると考えられる。ただ和中が桁外れと言うべきかもしれないし、かの伝説のヤクザが言うように「誰かの為に振るう剣には魂が篭る」というものだろう。
さらに言うと、鞘に収まったままの日本刀で両足を砕かれて苦痛に悶えた宮沢に対し、誘拐した子供の人身売買をシノギとしたタイマフィアとの抗争で数発銃撃された上に背中を斬られた和中は弱音ひとつ吐く事なく戦闘を続行、拉致された子供を守り抜いていた。そういう意味では別の方面も差を視聴者に見せつけたのであった。
一方で、「その剣の道を良い方向に持っていけば真の意味での人間国宝になれた」という声も存在していた。それが出来なかったからこそ天罰覿面の末路を辿ったのだろう。
彼が使う古流剣術は明らかになっていないが「脛を薙ぎ払う」という技を得手としていることから、「脛薙ぎ」という体勢を落として相手の脛を薙ぎ払う技を極意とする「柳剛流」ではないかと思われる。
ほざけ!ならば“関連タグ“を紹介したまま死ぬがいい!!
小湊圭一…宮沢の完全上位互換版。『京極の轍』に登場する半グレにして隻腕の殺し屋。理由は違えど、彼も日本刀を用いて罪の無い一般人を辻斬りして楽しむ快楽殺人鬼であり、最終的に伊集院と交戦の後に捕縛され、拷問で惨死して事も共通している。また(京羅戦争終結までの期間では)羅威刃幹部で唯一伊集院と交戦している。更に、中の人も同じ。
和泉錦之助…こちらも宮沢の完全上位互換版。『華の天羽組』に登場する剣豪で、天城戦争にて横浜の極道組織・神城組と協力関係にある。