『下らん達成欲の為に、他者を練習台にし、その命まで奪うとは』
「貴様のような外道は、剣を語る資格も……まともに死ぬ資格もない!」
『自慢の血塗られた凶刃、その命ごと、拷問ソムリエがへし折ってやる』
「何故この世には、人の痛みをわからない人間が存在するのか…… 流川ぁ、その外道は徹底的に追い込む…… 段取りミスるんじゃねぇぞ……」
「奇襲が奥の手の流派など、恐るるに足らん。さあ、そのドブネズミのように臭う腐った剣技を、もう一度見せてみろ……」
宮沢「ほざけェェェッ! ならば三味線を弾いたまま死ぬがいいッ!!」
「遅ぉぉぉぉい!!! フウウウウン!!!」
「鞘があって良かったな」
宮沢「あ、足が…… 私の足がァ……」
「ただの頭がイカれた犯罪者だろ」
「テメェはゴミだ。熱湯消毒だ。流川、準備はぁ?」
「この拷問は初めてでな……お前は練習台なんだよ」
「俺が高みに達する犠牲になれるんだ。喜んでいいぞ」
対象
依頼人とその夫を始め何人も斬り殺した剣客気取りの辻斬り「宮沢永徳」に執行。
概要
沸騰した湯または油を満たした大きな釜に罪人を入れて煮殺すという石川五右衛門の処刑としてお馴染みの処刑方。古代中国にも「烹煮」と呼ばれる同様の刑罰が存在する。
経過
依頼人を斬殺された事で怒り心頭の伊集院と流川は、宮沢の邸宅に侵入。しかし、宮沢は曲がりなりにも腕利きの剣士であり、流川の気配遮断が未熟だと読み取り、臨戦体勢で待ち構えていた。
傍にあった日本刀を抜刀して襲いかかる宮沢に、伊集院も日本刀を取って応戦。しかし、伊集院は抜刀せずに戦闘。舐めた行いにキレて襲いかかってきた宮沢の両脚を、鞘に納められたままの日本刀で殴り壊し、捕縛した。
拷問室に叩き込んだ宮沢を、伊集院は熱湯の水鉄砲で叩き起こし、例の如く罪の意識を問うた。案の定、宮沢にそんなものはかけらもなく、その口から出たのはまさに戯言。「自分という名工の叩き台になれた事を誇りに思うがいい」と腐り果てた答えをほざき散らし、これにキレた伊集院は容赦無く拷問を開始した。
その後、やはり宮沢は拷問に耐えきれず命乞いを始めたが、(本心かどうかはさておき)今までの罪人のように反省の意を表したのではなく、なんと「お金あげます」と金を対価に拷問の中止を要求。当然ながら、そんな外道の戯れ言など聞き入れられるはずもなく、伊集院からは「お前は拷問士としてスキルアップする為の犠牲だ。誇れ」とお決まりの意趣返しを突きつけられ、そのまま数分間茹で上げられて絶命した。
余談
依頼人死亡について
今回の依頼人は夫を殺され伊集院に依頼をしたのだが罪人が伊集院と戦うために泳がされたあと殺されたという初のケースとなった(尚、依頼人が殺害されたのはこれが三回目、事務所を訪れた者のみに絞ると二回目である)。
今回の事態の再発を危惧したのかは不明だが、後の事例では依頼人をドヤ街の長老の所に避難させている。この事からして、以降は依頼人の命に危険が及ぶ案件と判断した依頼だった場合は当人達を緊急避難させる等の措置を取っている可能性もある。そのお陰か、この回以降エルペタスとの初遭遇回を迎えるまで暫く(少なくとも動画内の描写では)依頼人は殺害されておらず、2023年からは外道粛清後、殆どの回にて墓石に手を合わせる依頼人の姿が描かれるようになった。
しかし、2023年(特に前期)からは半グレを雇う等して伊集院の元に訪れる(事になる)前の依頼者を直接手にかけようとする者が続出しており、前年以上に片目や片手を欠損するなど既に負傷した状態で事務所に訪れる者が増えている。果てには瀕死の重傷を負い、依頼者自身が身動きが取れない状態だった為、止む無く伊集院の方から依頼者の下に赴く事になった回もある他、依頼人が伊集院の下を訪れた後にその動きを察知した外道に依頼人が拉致された例もある。いずれも依頼人は殺されずに済んだが、伊集院と流川の仕事並びに、エマや長老の役割、天羽組や獅子王組に他組織との戦争真っ最中の京極組や株式会社モーリーの手間が増えるのは必至だろう……
異例事態
伊集院シリーズの罪人といえば、バグ大でもトップクラスの外道である堂馬利信・蛇咬・護国蒼天会とかのようにあまりの罪の重さや邪悪さからネタにすらされず視聴者から嫌われるケースが大半なのだが、今回の罪人である宮沢はネタキャラとして視聴者や動画投稿者に愛される事態が発生。詳しい経緯やネタの詳細は本人の記事参照。