曖昧さ回避
- 「取って置き」もしもの時、出すべき時のために、大事にしまっておくこと、またそのもの。
- ポケットモンスターシリーズに登場する技の一つ。当記事で解説。
データ
初出 | 第4世代 |
---|---|
いりょく | 130(第4世代)→140(第5世代~) |
めいちゅう | 100 |
PP | 5 |
タイプ | ノーマル |
わざ分類 | 物理 |
攻撃範囲 | 単体 |
直接攻撃 | ○ |
備考 | 自身の習得している残りの技を全て1回使用しないと失敗する |
概要
第4世代から存在する技。
威力140と、「すてみタックル」を超えるノーマル物理屈指の大技。
…なのだが、そんな技にデメリットが無いわけが無い。
他に覚えている技を全て使わないと失敗するのである。
つまり手を全部バラさなければならず、この技の使用率は低い……
と言うとそうでもなかったりする。
この他の技と言うのは、別に3つ揃える必要は無い。
つまり技を「とっておき」ともう一つにしておけば2ターン目から撃てるようになるのである。
もう一つの技は「まもる」や「ねこだまし」等にすることが多い。
出すタイミングも考えるなら「かたきうち」も相性が良いだろう。
その分搦め手が皆無になってしまうが、狙う浪漫は十分あるといえる。
他の技をZワザに変えると技を使った扱いになるが、ダイマックスわざに変えると技を使った扱いにならない。第8世代で使用する際は注意。
特性「きもったま」のポケモンに覚えさせれば、ゴーストタイプのポケモンにスカされる心配がなくなる。現状可能なのはムーランドとガルーラ(剣盾以降)。
第6世代ではニンフィアの「フェアリースキン」対象なので、これと組み合わせると威力182×1.5のフェアリー攻撃と言うドラゴン&かくとう殺戮兵器と化す。ニンフィアは攻撃さほど高く無いが。
とか言っていたら遂に初手から「とっておき」を使用できるポケモンが第7世代で現れた。
ネッコアラである。
ネッコアラの技を「ねごと」とこれだけにすると、「ねごと」を使用するだけで「とっておき」が選択され、更に「ねごと」は使った扱いになる為しっかり「とっておき」も成功する。
まさに「ぜったいねむり」だからこそできる技だと言えるだろう。
第8世代ではガルーラが習得者に名を連ねる。
これにより、「きもったま」持ちでは唯一の「ねこだまし」→「とっておき」のコンボを決められるポケモンになった。
ポケダンでは自分の技の中でPPが0になっている技が多いほど威力が上がる。
一応PPが0になってなくてもダメージは与えられるが威力はしょぼい。
ポケモンGOでは、コミュニティ・デイに出現するイーブイおよびその進化系のみがこの技を覚えることができる(コミュニティ・デイ後に実装されたニンフィアも、実装当初からすごいわざマシンスペシャルで習得可能)。
基本的には一致技を覚えさせた方が火力が出るので、レイドやジム戦では活用のしどころがあまりない。
この技が真価を発揮するのはトレーナーバトルである。本作におけるイーブイの進化系は、この「とっておき」以外にタイプ不一致技を覚えないため、一致技で弱点を突けない時の緊急手段として使える他、タイプ一致技を繰り出すように見せかけてこの「とっておき」をフェイントとして使い、相手にシールドを消費させるという心理的な駆け引きにも極めて有効。
はっきり言うと、これを覚えているか否かでブイズの汎用性は大きく変わってくるといっても決して過言ではなく、対戦に投入することを考えるのであれば、この技の習得はほぼ必須であると言える。
一方ポケモンカードゲームでは、可愛い感じのポケモンに何度か搭載されている。
そして可愛い感じのポケモンに何度か搭載されるタイプのワザのご多分に洩れず、低威力の単純ダメージワザとして実装されている。しかもコインを投げてウラが出ると失敗する。
ちなみにどれくらいの低威力かと言うと、最大でもチラチーノ(XY世代)の60。あんまりである。
関連タグ
きりふだ:混同されやすいが、効果は全くの別物