データ
初出 | 第6世代 |
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タイプ | ほのお |
分類 | 特殊 |
威力 | 65(第6世代)→75(第7世代~) |
命中 | 100 |
PP | 10 |
範囲 | 1匹選択 |
直接攻撃 | × |
効果 | 100%の確率で相手の「とくこう」を1段階下げる |
英語名 | Mystical Fire |
概要
第6世代から存在する技。
幻想的な炎で相手を攻撃する技。
当初はマフォクシーの専用技だったが、『ORAS』からはムウマージも習得できるようになった。ちなみに、この技が登場する前に出ていた『ポケモンレンジャー』シリーズではムウマージが紫色の炎を放射する技を使っており、『BW』ではポケモンドリームワールド限定で「れんごく」を覚えていた。
習得者両方にぴったりな名前の技。
(マフォクシーは魔女的外見・ムウマージは「マジカル」ポケモン)
散々技の名前が8文字だとしてネタとされたパラボラチャージと同じく8文字。
音節で見ればパラボラチャージは7音だったが、こちらは音節ですら8音である。
攻撃命中時に相手の特攻を下げることができる。
ただしPPと威力はいずれも「かえんほうしゃ」に劣るため、主力にするにはあまり向かない。マフォクシーは他のほのお技も数多く習得できるので、威力不足のこの技は採用しにくい。
対してムウマージにとっては貴重なほのお技であり、ムウマージの高い特防のおかげで特殊受けにする場合採用しやすい。
第7世代からは威力が75に上昇し「かえんほうしゃ」との差別化がはっきりした。
第8世代からのわざマシン化により、一部のエスパー、フェアリータイプを中心として習得可能なポケモンが一気に増加。「かえんほうしゃ」を覚えないポケモンが代用で使う事が増えたが尤も、元来の習得者だった上記2種は登場しないが……
一方でほのおタイプだからといって必ず習得できるわけではないようで、エースバーンなどには与えられられず、リザードンやブースターには与えられた。
本作では「めざめるパワー」が無くなったことで多くのポケモンがサブウェポンを失った中、ニンフィア・サーナイト・ブリムオン・ラティオスなどの「めざパ炎」が有用と言えるポケモンがこの技を獲得したことで、主にはがねタイプ相手に役割破壊を行うことができるようになった。
ダイマックスにより日差しを強くする「ダイバーン」を使用できるのもかなりの追い風。
なおカプ・テテフは覚えられない。バランス調整のためだろうか。
第9世代ではわざマシンが無くなるが、タマゴ技はものまねハーブによる横遺伝が可能となった。
どちらもとくこうが高いポケモン達であり、特にハバタクカミはフェアリー複合かつにほんばれで特性「こだいかっせい」を起動する作戦ならそのまま組み込めるため採用されやすい。
過去作から引き続き覚えるポケモン達も本作のテラレイドバトルで「命中不安のないバークアウト」として使えるのが利点。総じて通信プレイで見る機会が増えたわざであろう。
余談
技の説明文には「口から吐き出す特別熱い炎で攻撃」と記載されており、実のところ炎自体はマジカルでもなんでもなく単に熱いだけでごく普通の炎と思われる。
XYにてゲーム内のテレビ番組で紹介された際も「どのあたりがマジカルなんですか?」と突っ込まれている(返答は追加効果の説明)。
裏付けるように、これといって超常的な要素やエスパータイプとの縁もない普通の炎タイプながら習得しているリザードン・ブースター・マルヤクデの3種には、発生させる高温について図鑑で言及されているという共通点がある。マジカルな方法であろうがなかろうが、とにかく高温の炎さえ用意できるなら同じ結果が得られるといったところだろうか。
ちなみに「口から吐き出す」わりには口のないポケモンも覚えられるが…それはまあいつものことである。
関連項目
マジックガード マジックミラー マジシャン……「魔法」繋がり、ただしこれらは全て特性
バークアウト・むしのていこう・はいよるいちげき・ソウルクラッシュ…確定特攻デバフ
ヨガフレイム……口から吐き出す謎の炎