概要
スポーツやゲーム、試合等において『そのまま無条件で勝負しては対戦者や競技者の実力差が開き過ぎているが故に、すぐに決着がついてしまう(いわゆる負け確or勝ち確である)から』ということで、その実力差を調整するために勝負前に設けられる設定やルールのこと。
ただし、実力差の開き具合によってはハンデがあれば、勝負が拮抗するとは限らないのも事実である。
主なハンデとして
- 勝負開始の時点で片方に『持ち点やチームの人数を相手より大きく増やす』、『勝利条件を相手より緩くする』)等のアドバンテージを与えるもの
- 勝負開始の時点で片方に『○○禁止』『勝利条件を対戦相手より厳しくする』等の制約を課すもの
の2種類がある。
スポーツやゲームにおけるハンデ
他にもご存知の方は追記をお願いします
競馬
競馬においては、馬の能力や実績に合わせて、斤量(騎手やゼッケンの重さ)を増やしたりするレースもある。『ハンデ戦』と呼ばれる。
また、その他のレースでも馬の年齢(馬齢)や、馬の性別(牡馬・牝馬)、騎手の実績など(減量騎手)によって、斤量を変えている。
オートレース
オートレースでは、選手の実力によって10m単位でスタート地点に差をつけるハンデ戦がある。
将棋
将棋においては、実力のある上手(うわて)が、下手(したて)に対して、使わない駒を盤面から外した状態から対局する『駒落ち』がある。
香落ち・角落ち・飛車落ち・二枚落ち(飛車と角)などがある。
駒落ちで対局する場合は、上手が先に指すことになっている。
余談
また、純粋な遊びや競技だけではなく、戦闘要素のある創作作品においても『自分が抱える負傷や病、相手より状態や質の悪い装備品等といった確実に戦闘で不利に働く要素をハンデと呼ぶ』というケースも見られる。
関連タグ
俺ルール:実力に大きな開きがないにも拘らず、自分にだけ有利な条件を相手に強いるとこちらに分類される。
自分ルール:前述の俺ルールとは逆に、『自分に制約を課す』と言う形で相手にハンデを与える場合はこちらに分類される。
私立華武高等学校:『MR.FULLSWING』に登場する高校。主人公チームとの野球試合では『華武側が守備の時、ストライクゾーンを5×5の25マスに分け、四隅以外はボールとして扱い、外野手も守備に参加しない』『二軍チームが戦う(ただしこちらは試合途中で一軍チームに全メンバー交代という形でなくなった)』といったハンデ以外の何物でもない『半減野球』という特殊ルールを自分達に敷いて試合を行った。