データ
初出 | SV |
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効果 | 持たせたポケモンの特性は変更されたり無くなったりせず、無視されない。 |
英語名 | Ability Shield |
概要
9世代で新登場した、盾の形をした道具。
これを持ったポケモンはスキルスワップで特性を入れ替えたりなやみのタネで特性を変えられたりかがくへんかガスで特性を無効化されることがなくなる。
ガチグマ(アカツキ)のように特性に大きく依存した戦術を取らざるを得ないポケモンに持たせると効果的だが、他の持ち物を差し置いて採用するかと言われるとかなり微妙。特にシングルだと上記のわざや特性を見る機会は少ないだろう。
ちなみにいえきについては同様に防御できるが、バトンタッチすると後続の特性が無効化されてしまうので注意(ただ、これを逆に利用してケッキングのなまけや、レジギガスのスロースタートを消したりもできる)。
この道具には説明に書いていないやや隠し効果気味の効果があり、それが対戦において一番活用しやすい効果になる。実はかたやぶりなどの特性を無視する効果も無効化することができるのである。
ただしこの効果を活用できるのは「ピンポイントメタをする価値のあるかたやぶり持ちに対して、特性で対策できる場合」に限られるため、実用的な範囲で使われる場面は多くない。
オーガポンが解禁されて以降は、ほのおオーガポンのかたやぶり対策にヒードランやソウブレイズが持つケースが出てきており、シーズン11ではヒードランは採用率20%弱、ソウブレイズも採用率14%弱のいずれも2位と割と高い採用率を誇る。
他の例としては、世代初期の変化技限定で行われた26人規模の仲間大会で対「かたやぶり」デカヌチャン兵器としてサーフゴーにこれを持たせたパーティがレート2位を記録したこともある。
今のところこの2例くらいだが、例えばドリュウズがトップメタになるような環境であれば、彼の対策にふゆうやどしょくもちのポケモンが持ち始めたりするかもしれない。
悪名高きばけのかわのミミッキュに持たせて「かたやぶり」からの貫通を防ぐという使い方もあるが、あくまで防げるのは特性による効果だけで「特性を無視する性質の技」は防げない(これも採用率が高くない要因)上に「ばけのかわ」対策には同時にタスキ潰しが行える連続技を使う場合の方が多いため、わざわざそこまでするくらいなら素直に別の道具を持たせた方がよっぽど有意義だったりする。
また、テラレイドバトルの敵が使うことがある「1ターン限定のとくせいなし状態付与」も防げる。そのため、自身と相手の組み合わせ次第では採用する価値のある道具となっている。
尚、この道具を持たせたポケモンに対しても、戦闘中以外にとくせいカプセル・とくせいパッチで特性を変えることはできる。