データ
初出 | 第7世代 |
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威力 | 20 |
命中率 | 100 |
タイプ | あく |
わざ分類 | 物理 |
PP | 10 |
攻撃範囲 | 単体 |
直接攻撃 | ○ |
効果 | 自分の能力ランクが1上がる毎に威力が20上がる |
※能力ランクは最大6なので、最大威力は140(一致で210)相当。なお能力は1段階上昇につき1.5倍で、6段階まで上げると4倍となる
概要
第7世代から登場したあくタイプ版アシストパワー。
そのため能力が上がる毎に比例して威力も上昇するのが真価である。
習得者は少なく、自力習得出来るのはワルビアルのみ。他はタマゴ技としてオコリザル系統とゴロンダ系統が習得出来るに留まっている。
USUMよりエンペルト系統とガオガエン系統も習得したが、やはりどちらもタマゴ技である。
ポケモン剣盾ではタイプ不一致ながらココガラが早い段階で覚え、初めてこの技の存在を知った人もいるかもしれない。
ポケモンSVではサボネア系統とザングースがレベルアップ習得出来るようになった。SVからの新ポケモンオトシドリもタマゴ技で習得する。
アシストパワーとの違いは、あちらがエスパータイプの非接触特殊技であるのに対しこちらはあくタイプの接触判定ありの物理技であること。
とい言え効果自体は同じでも他が根底から違うため余り気にしなくても良いであろう。
物理技なのでビルドアップとの相性は良好だが、ゴロンダはつるぎのまいを使った方が効果的だろう。
さらにワルビアルの場合は特性がじしんかじょうやいかりのつぼであるため、これを活用して威力を引き上げるのも良い。じしんかじょうは相手を倒す度に攻撃力が上がるので、自信がつきまくった状態で放つこれはまさに「つけあがる」。
いかりのつぼは急所に当たると攻撃が最大までアップするので、味方に使って貰って一気に爆発力を上げよう。
ただ、習得者の耐久に一抹の不安が残るのは無視出来ない。
ワルビアルの場合、いかくが優秀なので他特性の優先度が高くない。
高威力を叩き出すまでに時間がかかる事もあり、最初からかみくだくやはたきおとすを使った方が安定する。現実は非情である。
アーマーガアの場合はタイプが優秀かつ物理耐久に優れており、特殊耐久もタラプのみで補え、さらにミラーアーマーで能力ダウンを相手に跳ね返せるのでつけあがるを活かすなら特性はミラーアーマー一択であろう。さらにSVではあくテラスタルで弱点消しとタイプ一致化も兼ねられるので強力な武器となる。
不安定ではあるものの、ムラっけの特性にからをやぶると両立可能なドーブルにこれを覚えさせてアタッカーとする育成論も僅かながら見られた(剣盾ではドーブルがいないので出来ない)。
いずれにせよアシストパワー同様、ロマンを求めるタイプの技であることに変わりないであろう。
余談
実はこれ、ポケモンカードゲームより逆輸入された技。
初登場はBWシリーズのワルビアルで、効果は「自分が既にとったサイドの枚数×40ダメージ」というもの。
USUM環境においては理論上最大威力が出る技で、有志によりバグ技等を含めて計算されたその最大ダメージは「413億2146万4968」。1番HPが高いハピナスで最大714なので、末尾968だけでも余裕でオーバーキルである。
しかも、その威力で放てるのがあのピカチュウということまで発覚したというから何がなんだか。