概要
ポケットモンスタースカーレット・バイオレットの登場キャラクター。
容姿と人物像
性格はマイペースで天然。故にゆっくりと間延びした喋り方をする。研究には熱心で、没頭するあまり我を忘れるほどらしい。
癖のついた紫色の髪、ポケットいっぱいに本を詰めた白衣、よれよれの服、足元はサンダルと、服装には無頓着な様子がうかがえる。六角形の眼鏡が特徴的。
学校に来る前は研究員をしており、クラベル校長も同じ施設で研究していたらしい。レホール先生の歴史学の授業の中で、クラベル校長がかつてオーリム博士/フトゥー博士の研究チームに所属していたことが語られており、恐らく彼もそこに所属していたものと推測されるが、作中では明言されていない。
研究員時代はよくクラベルから叱られていたらしく、現在でもその関係に変化はないようで、作中はだらしなさを叱られているシーンが何度か見られる。
現在でもポケモンの生態系に注目しているらしく、エンディング後から発生するようになったテラレイドバトルにおける事故を主人公が調査する際は、そのデータを解析している。
また、主人公が先生方に無断で黒い結晶のレイドバトルを行い、結晶内のポケモンを倒した際は「今さっき黒い結晶のテラスタル反応がなくなったんですが」と発言していたので、主人公のバトルデータのみならずパルデアのエネルギー分布も調べている様子。
ちなみに、この会話イベントはキタカミの里のレイドを進めていても発生することから、パルデアだけでなくキタカミの里のデータもしっかり収集していた模様(ゲームの都合という面もあるのだろうが)。
クラベル校長を含め、先生達には絆イベントがあるものの、彼だけは絆イベントが存在しない。
その代わり、捕まえた数が指定された数以上になる毎に話しかけると会話イベントが発生し、図鑑報酬とは別にごほうびが貰える。
また、DLC前編の「碧の仮面」でもキタカミの里を訪れ、スイリョクタウンから少し離れた場所に常駐している。本人曰く「キタカミの里の生態調査のため」とのこと。また、初めて会った際のイベントでは彼からシンオウ御三家のうちのどれか1匹をランダムで貰うことができる。
授業内容
スケジュール
回 | 授業内容 | 開始時期 |
---|---|---|
1 | ポケモンと一緒に歩く | 最初から |
2 | 大事なタマゴ | 1を受けた後 |
3 | ポケモンを捕まえる | ジムバッジ2個入手後 |
試験 | 中間テスト | 3を受けた後 |
4 | ポケモンの進化 | ジムバッジ5個入手後 |
5 | 色違いのポケモン | 4を受けた後 |
6 | ポケモンのフォルム | ジムバッジ7個入手後 |
試験 | 期末テスト | 6を受けた後 |
教師としては生物の授業を担当する。
ポケモンの生態に詳しく、スマホロトムのポケモン図鑑アプリの開発もしている。そのため、今作における図鑑完成度の評価を行う人物でもある。
授業では連れ歩きやタマゴ孵化の方法といった基本的なことから、フォルムチェンジや色違いの確率まで、正しく「ポケモン生態学」といっても過言ではない授業が行われる。特に色違いの授業では国際孵化やひかるおまもりのことまで言及される。
また、彼の中間テストには図鑑アプリの使い心地についての質問が入っている。本人が書いている通りにただのアンケートであり、点数には関係しない。
使用ポケモン
学校最強大会にも参戦。初回は2戦目に必ず、2回目以降は1~3戦目のどこかで(出ないこともあるが)戦うことができる。肩書は「ゆるやか系男子」(但し、表示されるのは2周目から)。
使用するポケモンは生息地もバラけているバランス型のパーティ。タイプ一致以外の攻撃技を覚えている(例えばくさタイプへの対抗打として「かえんほうしゃ」を使うヤドラン)ため、相性有利であっても注意が必要である。
なお、普段は常に間の抜けたにこやかな表情を浮かべている彼だが、バトル開始時とテラスタルオーブを使用する際、一瞬だがキリッとした凛々しい表情に変化する描写がある。
ちなみに、レホール先生ほどではないが、彼も金策ニンフィアキラーとしての一面を持つ。一番の敗因は、「ハイパーボイス」で倒せない彼のウインディに「フレアドライブ」を急所で食らい、更にやけどを負うというものである。また、マルノームも警戒が必要で、こちらもフェアリー技の通りが悪いために一発では仕留めきれず、さらに運悪く「れいとうパンチ」でこおり状態にされてしまうと身動きが取れなくなったところを滅多打ちにされてやられてしまう可能性がある。
藍の円盤 クリア後
他媒体
ポケモンマスターズ
2024年3月31日に実装。
ジニア&リキキリン
エスパータイプのテクニカルロールで、EXロールはサポート。
切り札にして曲者なシンクロ技プロトアシストパワーは、自身の能力アップ状態が合計10段階以上積み上がっていると封印が解除され使用可能になるが、デメリットとしてその時点までに上がっている能力を全て消費してしまう。もちろん急所バフも例外ではなくきっちり全部消えるという、屈指のトリッキーな性能を持つ。それ故に単純な火力砲台として使えるような性能ではなくテクニカルな運用が求められる、けっこう玄人向けな設計。
技
ツインビーム |
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2回連続で攻撃する |
ラムのみ |
味方の状態異常を解除する |
シンクロわざ:プロトアシストパワー |
【解放条件】自分のあがっている能力が合計10段階以上のとき |
【封印条件】自分のあがっている能力が合計9段階以下のとき |
攻撃が必ず命中する。特定の場合を除き攻撃が命中したときに急所に当たる。自分の能力があがっているほど威力が上がる。自分のあがっている能力をすべて消費する |
注ぎこみまあす |
自分のあがっている能力をさらに2倍にあげる。自分を回復付帯状態にする。自分を次回抜群威力上昇状態にする |
バディーズ技
マイペースな生物教師のツインビーム |
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自分の能力があがっているほど威力があがる |
★6EX+EXロール解放後: 初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる |
パッシブスキル
ジニア先生の授業 |
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技での攻撃が成功したときに効果タグにきのみを持つ自分の技の回数を1減らして自分の特攻と特防を2段階あげる |
B技後きのみ回数回復3 |
バディーズわざをつかったあと効果タグにきのみを持つ自分の技の回数を3回復する |
命中時能力2アップ9 |
技での攻撃が命中したときに自分の攻撃と防御と特攻と特防と素早さと命中率と回避率の中からどれかひとつを2段階あげる。 |
効果タグに連続を持つ技のときは攻撃が命中するたびに自分の攻撃と防御と特攻と特防と素早さと命中率と回避率の中からどれかひとつを2段階あげる |
登場時命中率アップ2 |
専用Pクッキー1ポテンシャルで解放。登場したときに自分の命中率を2段階あげる |
アニポケ・第8シリーズ
CV:畠中祐
『テラスタルデビュー』編、第46話『ドキドキ! オレンジアカデミー』にて初登場。テラスタル研修のカリキュラムに必要な情報をまとめたアプリをリコロイドットに配り、野生のポケモンについてのレポートの課題を出す。
第55話『対決! パルデア四天王』にも登場している。
ポケットモンスターSPECIAL
第16章に登場。
余談
- 名前の由来はヒャクニチソウの学名「ジニア」と思われる。また英語で「天才」の意味である「ジーニアス」ともかけているのかもしれない。
- SV発売前の2022年9月28日に特設サイト「世界ポケモン生態学会」(現在は閲覧不能)にて特別講演を行うはずであったが、フィールドワークに夢中になって戻れなくなり、残された映像とメモを頼りに助手が代わりに講演を行った。講演でパルデア地方の自然とポケモンの生態、そして新ポケモン「ウミディグダ」を世界に向けて発表した。
- 同じくSV発売前の2022年11月5日にはポケモンGOに謎の新ポケモンが登場した際にウィロー博士との通信で登場。カギとなる古いコインに何か思い当たるフシがあるようであった。翌11月6日には新ポケモン「コレクレー」が発表され、ウィロー博士と動画内で情報共有し「はこフォルム」の命名を行った。
- 一応は学校の先生という立ち位置だが、ポケモン図鑑へ関与、世界レベルの学会で新ポケモンを発表、他の地方の博士とも親交がある等、その活動はポケモン博士の域に入っていると言って良いかもしれない。ゲーム中においても図鑑の完成度報告を行うのは彼であるため、御三家を渡してくれるクラベル校長と従来の博士キャラの役割を折衷していると言える。
- リーグ部に特別講師として呼ばれた際のハイダイとの特殊会話によると大の辛党とのこと。また、クラベルとの特殊会話では格好のラフさを注意されており、クラベルにしてみれば想像を絶するほどのズボラさであるようである。交換してくれるポケモンはゴクリンなのだが、ゴクリン系統はSVではバイオレット限定なので通信交換をしないスカーレット勢には地味に嬉しいだろう
また、番外編で彼が担任をしている生徒のネモが追加されたが、特に特殊会話は存在しない。
関連イラスト
関連タグ
ジニア ジニア(ポケモンSV):表記揺れ
ヒガナ…英語版での名前が「Zinnia」である。このためかジニアの英語名は、ヒャクニチソウの命名者のニコラウス・フォン・ジャカンから取ったとみられる「Jacq」となっている。