基礎データ
全国図鑑 | No.0317 |
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ホウエン図鑑 | No.096 |
セントラルカロス図鑑 | No.099 |
パルデア図鑑 | No.140 |
ローマ字表記 | Marunoom |
ぶんるい | どくぶくろポケモン |
タイプ | どく |
たかさ | 1.7m |
おもさ | 80.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | ヘドロえき/ねんちゃく/くいしんぼう(隠れ特性) |
おとしもの | ゴクリンのねんえき |
タマゴグループ | ふていけい |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | マルノーム | 丸飲み |
英語・スペイン語・イタリア語・ポーランド語 | Swalot | swallow(飲み込む)+lot(たくさん) |
ドイツ語 | Schlukwech | |
フランス語 | Avaltout | |
韓国語 | 꿀꺽몬 | 꿀꺽(ごくりと) |
中国語 | 吞食兽 |
進化
ゴクリン → マルノーム(Lv.26)
概要
第3世代『ルビー・サファイア』で登場したゴクリンの進化系。シーツを頭から被ったオバケみたいな外見になり、体の色も毒々しい紫色に変わった。 相変わらず顔文字で表せそうなトボけた顔と、ちょろりと生えたナマズ髭がチャームポイント。
( ω ´ 3` ) → ( ~゜3゜~)
ポケスペの2代目作画担当、山本サトシ先生の自画像でお馴染み。
強力無比な胃酸を分泌でき、マルノーム自身の胃袋以外ならばなんでも消化できるらしい。特性を消す「いえき」という技があるが、そんなものをかけられたらただでは済まないだろう。
しかし、それでもはがねにどくタイプのようかいえきは無効である。
ところでカビゴンも何でも消化できる胃袋を持つというが、果たしてどちらの胃酸がより強力なのだろうか……。
そしてポケモンSVでは、「あんたが掃除の対象か……?」「悪い 人違いだ 何も言わずに立ち去りな」などと明らかにヤバい裏稼業に従事していそうな台詞を吐くNPCがマルノームを使用していることで、『この世界では殺害した人間の死体をマルノームに消化させて証拠隠滅を図るのがメジャーな殺人のトリックなのでは?』という怖いとかいうレベルを超えた都市伝説が生まれてしまった。
奇しくもこの話はある意味生態が近い後発のポケモンにまつわる一連のストーリーの前例もある。
他にも毛穴から猛毒の体液を吹き出すことが可能で、これを敵に浴びせかけて攻撃し、弱ったところを丸呑みにする。毛穴があるということは、どうやら見掛けによらずコイツの体表には毛が生えているらしい。
名前の由来は「丸呑み」の変形。
歯が無いので、その名の通り何でも丸呑みにする。
ポケパルレでもポフレを一口で食べてしまう。
口の形状も丸呑みに特化しており、おちょぼ口かと思いきやカオナシもかくやという異常な大口を隠し持っている。
自動車のタイヤがすっぽり入ってしまうサイズの口をいきなりガパッと開くので、トレーナーはかなり恐怖を感じるかもしれない。
ゲームでの特徴
- 第4世代『HGSS』では『ソウルシルバー』のみゴクリンが3ばんどうろで大量発生、第9世代『スカーレット・バイオレット』では『バイオレット』限定だったりと、意外と片バージョンしか登場しない場合がある。
- ストーリーにおいては、SVクリア後の学校最強大会において2回戦で戦うジニア先生の手持ちで登場する。ちなみにDLC『碧の仮面』でのキタカミの里でのピクニックイベントでは、テーブルにゴクリンがいたりする…彼の手持ちだろうか?
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
100 | 73 | 83 | 73 | 83 | 55 | 467 |
- HPが高い以外はどうもパッとしないステータスで、他の単どくタイプの面々と比べるとやや見劣りするかもしれない。しかし技に目を向けると長所が見えてくる。
- 「とける」「ドわすれ」「たくわえる」など耐久面の能力を上昇させる技が豊富で、これらを駆使すれば数値よりもかなり硬くなる。防御と特防が同値なので、物理・特殊どちらをメインで受けるか自由に選択できるのも嬉しい。その他の補助技も「アンコール」や「あくび」など有用なものが多い。
- ベトベトンなどと比べると攻撃性能自体は控えめだが、「れいとうビーム」をはじめ「じしん」「タネばくだん」「カウンター」といった、単どくタイプとしては比較的珍しい技を数多く習得する。変わったところでは「みずのはどう」まで覚えてしまう。こんな風に存外かなり技範囲が広めで、器用なので侮れない。
- メインの毒技も充実しており、「ダストシュート」や火力補助の「アシッドボム」も完備。特性が「くいしんぼう」ならばイメージピッタリの「ゲップ」を使わせてみるのも面白い。ただしやはり火力は低いので過信は禁物。どちらかといえば補助をからめて戦う耐久タイプといえよう。また、特性からはたきおとすは常に1.5倍ダメージを受ける事が多いので注意。
- 第9世代ではタマゴ技でほおばるを習得。これにより防御を上げつつ能動的にきのみを消費してゲップへと繫げられるようになった。ヨクバリスやパフュートンでも可能ではあるが、タイプ一致かつ特攻の高さから最も相性が良い。同時にクリアスモッグも習得。積み技の起点にされがちだった部分も解消できるようになった。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
- トンペイ(AG122話)
- トモノ(AG127話)
- レイジ
漫画版
- フレア団したっぱ(ポケスペ)
番外作品
『ポケモン不思議のダンジョン』
- 『空の探検隊』にて、特定のダンジョンの特定の床を乗る・通常攻撃すると現れるひみつのかいだんの先の「ひみつのバザー」でふくぶくろ店を行っている。100ポケ払うと購入することができ、ふくぶくろの中にはどうぐが1個だけ入っている。
『Newポケモンスナップ』
- 発売後の無料アップデートで追加された荒野エリアに登場し、紹介PVで先行紹介された1匹でもある。どくタイプらしく毒沼に生息しており、吹き上がる毒ガス(当然有毒なもの)を吸い込んで喜んだり、眠っている間も付近に生息しているドガースを吸い込んでしまったりする様子が観察できる。シリーズ本編でも見られた♂♀の違いもしっかりと描写はされている。
『ポケモンスリープ』
- どくタイプのスキルとくいのポケモン。ワカクサ本島からウノハナ雪原まで広範囲に出現し、進化前のゴクリンが低エナジーから出現するため、厳選&アメの入手がしやすい。
- メインスキルは「ゆめのかけらゲットS(ランダム)」。ゆめのかけらはゲーム開始時こそ余らしがちになるが、ゲームが進むとレベル30以上のポケモンのアメでのレベル上げ、鍋の拡張、アメブーストイベント等で大量消費し枯渇しがちになるため、かけら稼ぎ要員として活躍できる。入手できる期待値も同系統スキルを持つポケモンの中では高い。
- 一方でゆめのかけらゲット系の能力はカビゴンのエナジー稼ぎに全く貢献しないことや、持ってくるカゴのみが好物に設定されているフィールドが無い(2024年10月時点)、素のおてつだい時間が進化後にしては長めといった欠点もあるが、カビゴンのエナジーを稼がずにポケモンを厳選する「絶食厳選プレイ」においては長所となる。絶食厳選はゆめのかけらが稼ぎにくくなるのでむしろマルノームは必須級ともいえるだろう。通常プレイでもカビゴンが十分にエナジーを稼いだ後である土日だけメンバーに入れるという人も。
- 寝顔を出すためのエナジーが比較的低く、特にワカクサ本島ではカビゴンがまだ小さいうちから「おなかのうえ寝」を出せるため、腹全体を覆い尽くすように寝ているマルノームを見ることもしばしば。寝相によってはカビゴンが窒息しかねないポジショニングである。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- トンペイのマルノーム
- トモノのマルノーム
- AG127話にて、サトシが予選トーナメント第1回戦で対戦したトモノのポケモンで登場。多彩な技と高い攻撃力、そしてやわらかい体で相手の攻撃を吸収する防御力を持つ。サトシのヘイガニを「でんげきは」を連続でくらわせ、「のしかかり」「シャドーボール」で追い詰めるが、「でんげきは」を物ともせずに捨て身の突進を仕掛けたヘイガニに投げ飛ばされ、最後は口の中に直接「バブルこうせん」を叩き込まれて敗北する。
- DP33話
- ベトベターなりきっていたが、結果は〇1つだった。
- 再現度は司会のユウカ曰く「似てるのか似てないのか微妙な所」との事。
- レイジのマルノーム
- 新無印47話
- 大食い大会に参加していたポケモンで登場。お笑い芸人「3時のヒロイン」のゆめっちが声優を務めた。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 6章にて、バトルフロンティアの開会セレモニーで行われたデモンストレーションバトルでコンピューターで選ばれたポケモンとして登場し、アザミのハブネークを「あくび」からの「はかいこうせん」で一時は追い詰めるも敗北した。
- 12章ではフレア団のしたっぱが使用している。
- また、作画担当・山本サトシ氏の自画像もマルノームである。
関連イラスト
関連タグ
0316.ゴクリン→0317.マルノーム→0318.キバニア