✖︎しっぽぎり
◯しっぽきり
データ
初登場 | 第9世代 |
---|---|
威力 | - |
命中率 | - |
PP | |
タイプ | |
分類 | 変化 |
効果範囲 | 自身 |
直接攻撃 | × |
備考 | 自身の最大HPの1/2を使って身代わりを作り出し、手持ちのポケモンと入れ替わる。 |
英語名 | Shed Tail |
概要
第9世代から存在する技。
自切した尻尾でみがわりを作りつつ、別の控えに交代する技。
習得できるポケモンはモトトカゲとミミズズのみ…だったが後に追加コンテンツ藍の円盤によって追加されたジュカインとドーブルも使用可能。
本体のHPが満タンの状態でみがわり状態になれるため、交代先にマルチスケイルやテラスシェル持ちを選ぶとみがわりの耐久力が実質倍になる。
但し、単純なみがわりの上位互換ではなく、消費HPは最大HPの1/2となっている。
また「ビックリヘッド」や「てっていこうせん」同様端数切上げであり、HPが足りない場合は失敗する為、何らかの回復を挟まない限り1戦につき1回しか使用できない。
みがわり同様の端数切捨てではないので要注意。
みがわりの体力は使用したポケモンの最大HPの1/4である事には変化なし(もちろん後から繰り出したポケモンのHPの1/4でもない)。
起点作成としてはこの上なく優秀な技。
中でもモトトカゲ、ミミズズは弱点タイプの多くが無効化手段のあるタイプであるため、そういったポケモンに交代すれば有利に立ち回ることが出来るだろう。
またモトトカゲやジュカインとミミズズはスペックが全くの別物である為、しっぽきりの使用感も異なっており、それぞれ別の強みを持っている
- モトトカゲ・ジュカイン
- ミミズズ
- 素早さが遅いため後攻で決めやすく、みがわり付きで後続に繋げやすい
- 物理耐久が高いため物理対面なら攻撃されても成功しやすい
- 特殊型対面や「ちょうはつ」持ちに弱い
ちなみにこの技、ヤドンは覚えない。
まあヤドンは自発的に尻尾を切るわけではない為正しくはあるが、一番の理由はヤドンが普通にレベルアップで進化するのが(ガラルヤドンでなければ)ヤドランだということだろう。
ヤドランは皆ご存じヤドンの尻尾にシェルダーが嚙みついた姿である。その状態でしっぽきりを使ったら……退化?どう考えてもシュールすぎるために覚えないのだろう。
メタ的な面で言えば、鈍足高耐久で耐性もそれなりにある上に特性にさいせいりょくがあるため、相性が良すぎる。最悪の場合環境独占か、そうでなくてもモトトカゲの面子を潰す可能性が考えられるためだろう。
また、ドーブルはこのわざを覚えるのだが、犬モチーフである彼がすると痛い上に再生しないので、なわばりをアピールするというアイデンティティを失うことになりそうなのだが、スケッチの宿命か覚えてしまう。
余談
元ネタは自切と思われる。
モトトカゲやジュカインとミミズズの元ネタであるトカゲ・ミミズのどちらも行う行動(反応)。特にトカゲのそれに関しては蜥蜴の尻尾切りという諺で有名。